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(今日の学習のめあて)
江戸時代に差別されていた人々の生活は、
明治時代になって どのようになったのだろうか。
★「解放令」を、人々はどのような思いをもって受けとめたでしょう。
「百姓や
百姓や町人とは
町人とは ことなる身分
ことなる身分」
身分」と
された人々
された人々
町人や
町人や百姓
解
放
令
★ 今日の授業の感想を書きましょう。
<資料1>
喜びで迎えられた「解放令」
明治4年、「解放令」が出された時のことです。百姓や町人とはことなる
身分とされた人々の村の庄屋、清五郎のところへ、「明日の朝 10 時に村の役所へ来るように。」
という連絡が入り、あくる日、清五郎は、村の役所でもある高取城へ急ぎました。
お城へ着くと、これまでは絶対にくぐらせてもらえなかった大門が開かれ
ていて、そこから入れと言われました。「みょうなこともあるな…。」と思いつつ、清五郎は門を
くぐりました。土間にしいた、むしろの上にひざまずき、頭を下げていた清五郎は、部屋の奥から、
「これからは、身分も職業も平民と同じである。」という「解放令」を読み上げる役人の声を聞き
ました。清五郎は思わず、はいつくばり、「ありがとうございます。ありがとうございます。」と
涙声でさけびました。
清五郎は、帰り道を急ぎましたが、土の上を走っているようには思えません。夢の中で走ってい
るような感じだったのです。
家に帰り着くと、村の人たちを集めて、「解放令」を伝えました。それを聞いたみんなは、男も
女も大人も子どもも、だき合って喜び合いました。
<資料2>
「五万日の日のべ」
ところが、今度はとなり村の庄屋から呼び出され、「じつは清五郎。『身分も職業
も同じにする』という、おとといの“おふれ(「解放令」)”は、五万日の日のべに
なるらしい。よって、今までと何も変わらないので、村の者にそう伝えよ。」という
のです。
「えっ!五万日でございますか。」清五郎はおどろいて聞き直しました。
「さよう。」と庄屋は、落ち着きはらって答えました。この庄屋はまわりの村の庄
屋と相談して、うそを言ったのです。
※日のべ・・・延期すること
「博多の近くに住んでいた老人の日記」
近ごろ、百姓や町人とはことなる身分とされた人々を平民にするということになっ
た。
そこで、彼らはまず、風呂屋に客として堂々と来るようになった。そのせいで、そ
れらの店は他の客がいやがり困っている。また、今までの仕事をやめるとか、やとう
時には、食事やあつかいをよくしてほしいと言うようになった。
昨日、近所の酒屋へ、百姓や町人とはことなる身分とされた人々が、ふたり来て、
酒を飲ませてほしいと言った。酒屋の主人は、何とか断ろうとしていたところへ、ほ
かの客が来て彼らを追い出した。その後、百姓や町人とはことなる身分とされた人々
の仲間もやってきて争いになった。