難病の患者に対する医療等に関する法律関連通知の正誤について

 )
) (地m286
(介 163
平成27年3月 3 日
都道府県医師会
担当 理事
殿
日本医師会常任理事
鈴
木
邦
彦
難病の患者に対する医療等に関する法律関連通知の正誤について
時下ますます ご清祥のこととお慶び申し上げます。
いわゆる難病法の施行に伴い介護給付費請求書等の記載要領等が改正される旨につきまし
8
)「「介護給付費請求書等の記載要領について等の−
1
7
)(地m25
ては、 本年1月 20 日付(介1
部改正について」 及び 「難病の患者に対する医療等に関する法律施行令及び難病の患者に対
する医療等に関する法律施行規則の公布について」 の送付について」 にて ご連絡申 し上げた
ところですが、 その際お送りした別添の新旧対照表に誤りがあったため修正し、 修正後の内
容を本年1月 1日より適用する旨、 厚生労働省より本会に連絡があり、 各都道府県介護保険
主管部局宛てに通知が発出されましたのでご連絡申し上げます。
修正内容といたしましては、 修正前は、 難病法における医療費助成を受けている患者につ
いては保険料滞納による介護給付等の額の減額分について公費負担をしないこととされてお
りま したが、 この記載 が誤りであり、 修正後は、 公費負担とすることと されております。
つきましては、 貴会におかれましても本件について ご了知いただき、 貴会管内の郡市区医
師会に対する周知方、 ご高配のほどよろしくお願い申し上げます。
(添付資料)
・難病の患者に対する医療等に関する法律関連通知の正誤について
(平27
.23 老介発0223第1号、 老老発 0223第1号
.2
人保健課長通知)
・【参考】 訂正内容のイメ ージ図
厚 生労働省老健局介護保険計画課長、 老
老介発0 2 2 3第1号
老老発0 2 2 3第1号
平成27年2月 2 3 日
各都道府県介護保険主管部 (局) 長 殿
厚生労働省老健局介護保険計画課長
(公 印 省 略)
老人保健課長
(公 印 省 略)
難病の患者に対する医療等に関する法律関連通知の正誤について
日頃より、 介護保険制度の推進 に ご尽力賜り厚く御礼申 し上げます。
さて、 平成 26 年 12月 24 日付けで通知しました
「介護給付費請求書等の記載要領
について等の一 部改正につ いて(平成26年12月 24 日 老 介 発 1224第 2 号・老 老 発1224
第1号) 」 について、 別添の新1
日対照表 に誤りがあっ たため、 別紙のとおり修正 し、
修正後の内容を平成27年1月 1日から適用することと しますので、 御 了 知の上、 管
内市町村、 関係団体、 関係機関等にその周 知徹底を図るとともに、 その取扱いにあた
っ ては遺漏なきようお願いいた します。
こ の 修 正 に伴 い、 平成 26 年 12月 24 日付けの通知によっ て改正 された 「介護給付
費請求書等の記載要領について (平成13年11月 16日老老発第31号)」 に則 っ て難
病の患者に対する医療等に関する法律 (平成2
6年法律第5
0号) に規定する特定医療
費を請求した場合、 給付額減額等の記載を受けた利用者の請求は請求誤りとなるため、
修正後の内容に則 っ て再度請求 していただく必要があることに ご留意下さい。
なお、 本通知については、 健康局疾病対策課とも協議済みであることを念のため申
し添えます。
明−
j添】
・ 「介護保険料滞納者に対する難病の医療費助成に関する取扱いについて」
(平成27年2月 23 日事務連絡 厚生労働省健康局疾病対策課)
別紙
多正後) の正誤表
介護給付費請求書等の記載要領について (平成1
3:
年1
1月1
6日老老発第3
1号) 別表2 (修
誤
正
侮り表2)
(略)
1 (略)
l
5
促q表2)
(略)
(略
)
略
(略)
(略)
(略)
難病の患者に対
特定
特定
5
4
する医療等に関
の疾
の疾
受給
者証
者
証
する法律 (平成
悪の
悪の
利用者本人
み
26 年法律第 5
0
(略
)
略
1
0
0
(略)
介護保険優
介護保険
優 訪問看護、 介護予防訪
先
号) 「特定医療」
)
(略
略
(略)
(略)
(略)
(略)
5
難病の患者に対
5
4
する医療等に関
特定
の疾
(略)
(略)
受給 1
0
0
者証
都証
(略)
する法律 (平成
患の
利用者本人
負担額があ
間看護
問看護、 医療機関の訪
ー ショ
問 リ ハ ビリ テ ーシ
間リハビリテ
ン、 医療機関の介護予
5
26 年法律第
0
年法律第5
み
負担額があ
問 リ ハ ビリ テ ー ショ
間リハビリテーシ
ン、 医療機関の介護予
る
防訪問リハビリテーシ
号) 「特定医療」
る
防訪問リハ ビリテーシ
防訪問リハビリテーシ
」還L
」
還L
ヨ ン、 居宅療養管理指
ョ
導、 介護予防居宅療養
居 宅療養管理指
ョン、 居宅療養管理指
導、 介護予防居宅療養
管理指導及び介護療養
管
理指導及び介護療養
管理指導及び介護療養
管
理指導及び介護療養
癒設サービス
癒
設サービス
施設サービス
施設サービ
ス
(略
)
(略)
(略)
(略)
(略)
(略)
(略)
(略)
介護保険俵
優 訪問看護、 介護予防訪
介護保険
間看護
問看護、 医療機関の訪
先
(略)
(略)
(略)
(略)
(略)
(略)
(略)
(略)
(略)
)
(略
(略)
3年11月16日老老発第31号)(抄)(修正後)
介護給付費請求書等の記 載要領について(平成1
別表2 保険優先公費の一覧 (適用優先度順)
項番
制度
給付対象
結核に関する治療・
検査等省令で定める
l
感染症の予防及び感染症
の患者に対する医療に関
0年法律
する法律(平成1
第11
4号) 「一般患者に
対する医療」
法別
番号
資格
証明等
公費の
給付率
負担割合
介護保険と関連する給付対象
介護保険を優
医療機関の短期入所療養介護、医
療機関の介護予防短期入所療養
介護及び介護療養施畝ジービス
にかかる特定診療費並びに介護
老人保健施設の短期入所療養介
護、介護老人保健施設の介護予防
短期入所療養介護及び介護保健
施設サー ビスにかかる特別療養
先し9
5%まで
を公費で負担
する
もの
lo
患者票
95
費
2
障害者の日常生活及び社
会生活を総合的に支援す
7年
るための法律(平成1
法律第1
2
3号) 「通院医
療」
通院による精神障害
の医療
障害者の日常生活及び社
会生活を総合的に支援す
るための法律「更生医療」
身体障害者に対する
更生医療 (リハビリ
21
5
健康保険と同様 (医
原子爆弾被爆者に対する
援護に関する法律(平成6 療全般)
年法律第1
1
7号) 「一般
疾病医療費の給付」
難病の患者に対する医療 特定の疾患のみ
等に関する法律 (平成26
0号) 「特定医
年法律第5
療」
被爆体験者精神影響等調
査研究事業の実施につい
4年4月1日鰹
て(平成1
7号)
4
0
1
0
0
発第0
6
7
8
被爆体験による精神
的要因に基づく健康
影響に関連する特定
の精神疾患又は関連
する身体化症状・心
身症のみ
特定疾患治療研究事業に 特定の疾患のみ
7
8年4月1
ついて(昭和4
2号厚生省公
4
日衛発第2
衆衛生局長通知) 「治療
研究に係る医療の給付」
先天性血液凝固因子障害
等治療研究事業について
(平成元年7月 24日健医
6号厚生省保健医
発第89
療局長通知) 「治療研究
に係る医療の給付」
受給者証
100
利用者本人負
担
掛額がある
介護保険優先
利用者本人負
担額がある
テ ー ショ ン)
3
4
介護保険優先
15
受給者証
19
被爆者手
帳
100
100
介護保険優先
残りを全額公
費 (※)
介護保険優先
利用者本人負
担額がある
54
受給者証
100
介護保険優先
残りを全額公
費 (※)
86
51
受給者証
受給者証
100
51
受給者証
100
訪問看護、介護予防訪問石壷、医
療機関の訪問リハビリテーショ
ン、医療機関の介護予防訪問リハ
ビリテーション、医療機関の通所
リハ ビリテーション、医療機関の
介護予防通所リハビリテーショ
ン及び介護療養施設サービス
介護老人保健施設サービス含め
医療系サー ビス(介護予防サー ビ
スを含む) の全て
−‐言護、介護 湾仏多=言護、 医
療機関の訪問リハ ビリテーショ
ン、医療機関の介護予防訪問リハ
ビリテーション、居宅療養管理指
導、介護予防居宅療養管理指導及
び介護療養施設サービス
訪問看護、 介護予防訪問看護、 訪
問リハビリテーション、介護予防
訪問リハビリテーション、居宅療
養管理指導、介護予防居宅療養管
理指導、 通所リハビリテーショ
ン、介護予防通所リハビリテーシ
ョン、 短期入所療養介護、介護予
防短期入所療養介護、介護保健施
設サー ビス及び介護療養施設サ
ービスの医療系サービスの全て
同上
カ効問石磯、 医
訪問看護、介護デー
療機関の訪問リハビリテーショ
ン、医療機関の介護予防訪問リハ
ビリテーション、居宅療養管理指
導、介護予防居宅療養管理指導及
び介護療養施設サービス
介護保険優先
同上
100
同上
訪問看護、 介護予防訪問看護
利用者本人負
担額がある
(※)
「水俣病総合対策費の国
庫補助について」 (平成
0日環保業発第
4年4月3
22
7号環境事務次官通知)
「療養費及び研究治療費
の支給」
9
水俣病発生地域にお
いて過去に通常の レ
ベルを超えるメチル
水銀の曝露を受けた
可能性のある者にお
ける水俣病にもみら
れる症状に関する医
88
医療手
帳、
被害者手
帳
介護保険優先
残りを全額公
費 (※)
施設サービス含め
介護老人保健施設サービス
aめ
医療系サービス(介護予防サー ビ
スを含む) の全て (ただし、 介護
老人保健施設サー ビスにおいて
は所定疾患施設療養費等に限る)
介護保険優先
介護老人保健施設リービス含め
医療系サー ビス(介護予防サービ
スを含む) の全て (ただし、 介護
老人保健施設サー ビスにおいて
は所定疾患施設療養費等に限る)
100
療
lo
11
12
13
14
「メチル水銀の健康影響 メチル水銀の曝露に
に係る調査研究事業につ 起因するものでない
いて」 (平成1
7年5月 24 ことが明らかなもの
5
0
1 を除く疾病等の医療
5
0
240
日環保企発第0
号環境事務次官通知)「研
究治療費の支給」
「茨城県神栖町における 茨城県神栖町におけ
る ジフ ェ ニノレアノレシ
有機ヒ素化合物による環
境汚染及び健康被害に係 ン酸の曝露に起因す
る緊急措置事業要綱」 に る疾病等の医療
5年6月 6
ついて(平成1
6
06
00
4
3
0
日環保企発第0
号環境事務次官通知)「医
療費の支給」
石綿による健康被害の救 指定疾病に係る医療
8
済に関する法律 (平成1
年法律第4号) 「指定疾
病に係る医療」
特別対策 (障害者施策)
「全額免除」
障害者施策利用者へ
の支援措置
原爆被爆者の訪問介護利
用者負担に対する助成事
2年3
業について(平成1
5号厚
月 17日健医発第4
7
生省保健医療局長通知)
「介護の給付」
原爆被爆者の介護保険等
利用者負担に対する助成
2年
事業について(平成1
3月 17日健医発第4
7
6号
厚生省保健医療局長通
知) 「介護の給付」
低所得者の被爆者に
対する訪問介護、 介
護予防訪問介護
15
被爆者に対する介護
福祉施設サー ビス
等、 地域密着型介護
老人福祉施設サービ
ス、 通所介護、 介護
予防通所介護、 短期
入所生活介護、 介護
予防短期入所生活介
護、 認知症対応型通
所介護、 介護予防認
知症対応型通所介
護、 小規模多機能型
居宅介護、 介護予防
小規模多機能型居宅
介護、 定期巡回・随
時対応型訪問介護看
護及び複合型サービ
88
医療手帳
100
残りを全額公
費 (※)
介護保険優先
残りを全額公
費 (※)
リー ビス含め
介護老人保峻施設‐
医療系サービス{介護予防サー ビ
スを含む) の全て (ただし、 介護
老人保健施設サービスにおいて
は所定疾患施設療養費等に限る)
介護保険優先
残りを全額公
介護老人保健施設リービス含め
医療系サービス(介護予防サービ
スを含む) の全て (ただし、 介護
老人保健施設サービスにおいて
は所定疾患施設療養費等に限る)
100
87
医療手帳
66
石綿健康
被害医療
手帳
100
58
受給者証
100
費
介護保険優先
残りを全額公
訪問介護、介護予防訪問介護、夜
間対応型訪問介護
費
81
被爆者
健康手帳
loo
介護保険優先
残りを全額公
費 (※)
介護保険優先
残りを全額公
費 (※)
81
被爆者
健康手帳
100
訪問ゑ満、 介護予防訪問介護
型介護老人福祉施設サービス、通
所介護、介護予防通所介護、短期
入所生活介護、介護予防短期入所
生活介護、 認知症対応型通所介
護、介護予防認知症対応型通所介
護、′
i
・規模多機能型居宅介護、 介
護予防小規模多機能型居宅介護、
定期巡回・随時対応型訪問介護看
護及び複合型サービス
ス
16
17
中国残留邦人等の円滑な
帰国の促進並びに永住帰
国した中国残留邦人等及
び特定配偶者の自立の支
援に関する法律 (平成六
年法律第三十号) 「介護
支援給付」
生活保護法の「介護扶助」
介護保険の給付対象
サービス
介護保険の給付対象
サービス
25
介護券
100
12
介護券
100
介護保険優先
利用者本人負
担額がある
介護保険の給付対象と同様
介護保険優先
利用者本人負
担額がある
介護保険の給同対象と同様
※ただし、 保険料滞納による介護給付等の額の減額分については公費負担しない。
事
務
連
絡
平成27年2月2 3日
各 都道府県難病対策担当課 御中
厚生労働省健康局疾病対策課
介護保険料滞納者に対する難病の医療費助成に関する取扱いについて
難病対策の推進につきましては、平素より格別の御協力をいただき厚く御礼申し上げ
ます。
さて、 介護給付費請 求書等の記載については、 平 成27年1月1日から難病の患者に
対する医療等に関する法律 (平成2 6年法律第50号。 以下 「難病法」 という。) の施
行に伴い、「介護給付費請求 書等の記載要領につ いて等の一部改正について (平成 26年
)」 によ
12月24日老介発1224第2号・老老発1224第1号。 以下 「改正通知」 という。
1号)
り、 「介護給付費 請求書等の記載要領につ いて (平成13年11月16日老老発第3
を改正 し、 これに 基 づき実施されて きたところです。
改正通知では、難病法における医療費助成を受けている患者については保険料滞納に
よる介護給付等の額の減額分について公費負担をしないこととしておりましたが、当該
記載 が 誤りであっ たため、これを修正 し、別添のとおり、公費負担とすることと します。
ついて は、 御了 知の上、 その周 知を図るとともに、 その運用に遺漏のないように お願
い致します。
なお、 今回の取扱いについては、 老健局と協議済であることを申し添えます。
【別添1
・「難病の患者に対する医療等に関する法律関連通知の正誤について」
7年2月 23 日 老介発0223第1号・老老発 0223第1号)
(平成2
訂 正内容 をイ メ ー ジ 図 で示 すと、 以下の とおりです。
(厳密には所得に応じて本人負 担額があり、 それは公費請求分の枠内に含まれる。)
(通常の受給者) 難病法公費給付率:100%
4
保 険:給 付 率90 %
4
難 病 公 費:給 付 率100 %
図
1−1
−
給付制限を受ける前の保険請求及び公費請求の割合
(給付制限時:訂正前)
保険料滞納による介護 給付等の額の減額分については公費負 担しない
(給付制限時の難病法公費 給付率:80%)
・
保 険:給 付 率70 %
国司
公 費
請求分
4
難 病 公 費:給 付 率 80 %
20 %
自 己 負担 分
−
−
2 給付制限を受けた場合の保険請求、公費請求、及び自己負担の割合(訂正前)
図1
(給付制限時:訂 正後)
保険料滞納による介護給付等の額の減額分については公費負担する
(給付制 限時の難病法公費給付率:100%)
‐
0%
保険給付率7
誓言
請求分
4
難 病 公 費:給 付 率100 %
−
−
−
2 給付制限を受けた場合の保険請求、公費請求、及び自己負担の割合(訂正後)
図1
‐ 1−