2015 年 3 月 17 日 アジア地域での「自動車事故防止支援サービス」の提供開始 【SJNK-RM】自動車事故防止支援サービス web-system を開発 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社(本社:東京都新宿区、以下「損保ジャパン 日本興亜リスク」、代表取締役社長:角 秀洋)は、クラウド型のサービスのプラットフォーム である「【SJNK-RM】自動車事故防止支援サービス web-system」(以下「本 web-system」)を 開発し、アジア地域の現地企業および一般の自動車運転者に対し、3 月 20 日から、本 web-system などを利用した「自動車事故防止支援サービス」を、4 か国語対応(日本語、英語、中国語、 タイ語)で提供を開始します。 1. 背景 損保ジャパン日本興亜リスクでは、自動車事故を防止することで損失を未然に防ぐ自動車事故 防止支援サービスをこれまで損害保険ジャパン日本興亜株式会社を通じて日本国内の企業および 一般の自動車運転者に対して提供してまいりました。 一方で、現在、アジア地域では自動車市場の拡大に伴い交通事故死亡者数も増加しており、交通 事故防止に関するニーズが年々高まっています。 このような背景を踏まえて、損保ジャパン日本興亜リスクではこれまで日本で培ってきた自動 車事故防止支援のノウハウを活かしてサービスを開発し、アジア地域で提供することとしました。 2. 提供サービスの概要 今後の自動車事故防止サービスの多言語展開やコンテンツ追加を見据え、クラウド型のサービス のプラットフォームである「本web-system」を開発し、第1弾コンテンツとしてアンケート式 運転適性診断「ドライバーチェック」のwebサービスをご提供します。 また、運転操作検査器(ハンドル、ペダル)を使った機械式運転適性診断「アクセスチェッカー」 をご提供します。 両サービスともに、損保ジャパン日本興亜グループの海外現地法人を通じてご提供します(詳細 は【別紙】参照) 。 3. お申し込み方法・費用 (1)お申し込み方法 損保ジャパン日本興亜リスクの下記「サービス内容に関するお問い合わせ先」までお問い合わ せください。 (2)費用 当面は無料で提供します。 4. 今後の展開 損保ジャパン日本興亜リスクは、本 web-system へのコンテンツの追加、多言語化を推進していき、 日本国内・海外を問わず本 web-system を活用したサービス領域の拡充・提供地域の拡大を迅速に 1 行っていくとともに、日本国内で展開している自動車事故防止支援サービスも並行して本 web-system に移行していく予定です。本 web-system を活用したサービスを通じて、企業の自動車リスクマネジ メント体制強化および一般の自動車運転者の安全運転技術の向上を支援し、世界の各国・地域 の皆さまの安全活動に貢献してまいります。 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントについて 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社は、損保ジャパン日本興亜グループのリスクコンサルティン グ会社です。全社的リスクマネジメント(ERM) 、事業継続(BCM・BCP) 、火災・爆発事故、自然災害、CSR・ 環境、セキュリティ、製造物責任(PL)、労働災害、医療・介護安全および自動車事故防止などに関するコンサ ルティング・サービスを提供しています。詳しくは、損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントのウェブサイト (http://www.sjnk-rm.co.jp/)をご覧ください。 サービス内容に関するお問い合わせ先 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社 自動車リスクコンサルティング本部 企画開発部[担当:宮崎] 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル TEL:03-3349-5436(直通) 報道機関の方からのお問い合わせ先 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社 経営企画部[担当:田所] 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル TEL:03-3349-3500(直通) 以上 2 【別紙】 1. 「 【SJNK-RM】自動車事故防止支援サービス web-system」について クラウド上に構成されており、今後追加されるコンテンツや言語などのプラットフォームに なるシステムです。現在は、アジア地域での展開を想定し、クラウドを構成していますが、今後、 世界のどこからアクセスしても、円滑に稼働することができるようにクラウドのリージョン 拡張性(*1)も高めています。 *1 クラウドへのアクセスポイントを増やすことができること (1)内容(主な機能) ・サービス使用申請受付・承認機能 ・サービス実施状況確認機能 ・企業単位、結果集約機能 等 (2)特長 ・Web 上で展開するサービスコンテンツを、一括管理することができます。 ・今後、各コンテンツを追加することを考慮し、データの管理機能を搭載しています(損保 ジャパン日本興亜リスクが蓄積したデータを今後の定量分析などに活用し、交通安全にかか わる独自のモデル作成の検討に使用します) 。 2. 「ドライバーチェック」について 「ドライバーチェック」は、運転者の方々に運転に関するアンケートにご回答いただき、その 内容をもとに運転者の(心理的)運転特性を分析・評価し、安全運転に向けたアドバイスを行う 安全運転診断サービスです。日本国内では紙媒体を用い既に多くのお客さまにご利用いただいて おり、今回、アジア地域で提供するにあたり、Web 化し、 「【SJNK-RM】自動車事故防止支援 サービス web-system」の第 1 弾のコンテンツとして提供することとしました。 (1)内容(主な機能) ・運転適性診断機能 ・受診企業単位の進捗管理一覧表作成機能 ・受診企業単位の受診結果一覧表作成機能 ・診断結果レポート作成機能 等 <ドライバーチェック(質問項目と診断結果のイメージ)> 3 (2)特長 ・受診者に web 上で 71 問の質問にお答えいただき、4 つの項目( 「安全環境適応度」 、 「安全 態度」 、 「情緒安定度」、 「衝動抑制度」 )に基づいて診断します。 ・受診するとその場ですぐに診断され、受診者個人の安全運転診断結果は PDF で提供され ます。 ・受診企業単位の進捗管理一覧表作成機能により、受診企業は、自社内で簡単に対象者の 受診の進捗を管理することができます。 ・受診結果一覧表作成機能により、受診企業は、個々の運転者に対する安全運転指導の基礎 資料として活用することが可能です。 ・診断結果レポート作成機能により、受診企業単位の受診結果の分布を、その国の他の受診 企業の結果分布と比較・分析することができるようにもなっており、受診企業は、自社の 状況を同一地域の状況と比較しながら受診者に指導を行うことが可能です。 (3)対応言語 4 か国語(日本語、英語、中国語、タイ語) (4)提供を開始する海外現地法人(予定) ・日本財産保険(中国)有限公司 ・Tenet Sompo Insurance Pte. Ltd. ・Sompo Japan Nipponkoa Insurance (Thailand) Plc. 3. 「アクセスチェッカー」について 「アクセスチェッカー」は、受診者に、運転操作検査器(ハンドル、ペダル)を使ってパソコン 上で運転のシミュレーションをしていただき、その内容をもとに運転者の方々の(身体的)運転 特性を分析・評価し、安全運転に向けたアドバイスを行う安全運転診断サービスです。日本国内 で既に多くのお客さまにご利用いただいており、今回、アジア地域で提供するにあたり、お客さま ニーズが高いことから、英語版を提供することとしました(ご利用に必要な運転操作検査器は 海外現地法人を通じてお貸し出しいたします)。 (1)内容(検査項目) 最大で以下 4 項目を検査することが可能です。 ・単純反応検査 速度が一定の直線コースでランダムな時間間隔をおいて、画面中央に表示される単一の 刺激に対する反応時間を測定します。 ・選択反応検査 速度が一定の直線コースで赤、黄、緑のマークがランダムな時間間隔をおいてランダム な順番で画面中央に表示されます。それぞれに対して異なる反応課題(例えば、赤のマーク が表示されたら、ブレーキを踏む等の課題)を定め、刺激に対する反応時間および誤り率 を測定します。 ・ハンドル操作検査 連続的に左右に曲がった波状コースをなるべく正確にハンドル操作をするテストです。 ・注意配分・複数作業検査 連続的に左右に曲がった波状コースをなるべく正確にハンドル操作をしながら、視野の 側方 4 箇所のどこかに円形の色付きマーク(赤、黄、緑がランダムな順で出現)が提示 4 されたら、それぞれに対して定められた反応課題に従って運転操作をしていただきます。 刺激に対する反応時間および誤り率、コースに対する追従誤差を測定します。 <アクセスチェッカー(機材および運転シミュレーション画面のイメージ)> (2)特長 ・自動車の運転に大きな影響を及ぼす加齢に伴う身体機能の低下、実際の運転行動のなかで 視覚的な刺激に対する反応能力およびハンドル操作の正確さを数値的に計測することができ ます。 ・受診者ごとの診断表の印字や検査結果データの蓄積・保管が可能です。 ・運転操作検査器を使用するため、運転シミュレータ感覚で検査を行うことができます。 ・英語での受診が可能です。 (3)対応言語 2 か国語(日本語、英語) (4)提供を開始する海外現地法人(予定) ・Tenet Sompo Insurance Pte. Ltd. 5
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