大阪大学 大学院情報科学研究科 平成27年度「一日体験教室」へのお誘い 大阪大学大学院情報科学研究科(http://www.ist.osaka-u.ac.jp/japanese/index.html)は、大阪大学に おいて情報科学技術に関する先進的で専門性の高い教育・研究を実施するために設立された大学院であり、 本学の基礎工学部情報科学科・工学部電子情報工学科・工学部応用自然科学科・理学部数学科における情報 教育を担当すると共に、博士前期・後期課程の大学院学生を対象にした教育・研究指導を行っています。 情報科学研究科では、コンピュータやネットワークに関する基礎知識を得て、情報科学に関する理解を深め てもらう機会として、「一日体験教室」を実施します。この一日体験教室では、高校生、高専生及び大学生 とその保護者の方々を対象に、講義と体験学習を行います。講義では、情報科学研究科で進めている興味深 いテーマについてわかりやすく紹介します。体験学習では、いくつかの研究室において、実際の装置などを 使いながら、大学での情報科学の授業や研究がどのようなものかを体験していただきます。大学生や大学院 生と懇談することもでき、情報系学科での大学生活の雰囲気も味わっていただけると思います。また、研究 室開放では、情報科学研究科の各専攻における最新の研究内容などもご覧いただけます。多くの方々のご参 加をお待ちしております。 日 時:平成27年5月2日(土) 13:00∼17:00(受付開始11:00) 場 所:大阪大学 吹田キャンパス 大学院情報科学研究科(吹田市山田丘 1-5)※情報基礎数学専攻を除く プログラム: 11:00 受付開始(情報科学研究科A棟 1階ホール) 11:00∼13:00 研究室開放(自由散策)・女子学生なんでも相談コーナー開設 13:00∼14:00 参加ガイダンス、講義「身近な画像データの“たくみ”」 14:00∼14:45 現役女子学生、OG によるパネルディスカッション 「情報科学の魅力について」 14:00∼17:00 体験学習 17:00 解散 研究室開放(受付後、参加ガイダンスまでの間は自由に訪問していただけます。) 1. 触れてみよう情報数学(情報基礎数学専攻) 情報科学の基礎を担う数学や、数学の応用についての研究を行っています。一日体験教室では、専攻に 所属する教員の研究内容や数学で利用するソフトウェアを紹介します。 (注)情報基礎数学専攻の体験教室は、豊中キャンパス理学部棟で行います。詳細は、情報基礎数学専攻ホームページをご覧下さい。 2. 数理最適化による現実問題のモデリング(情報数理学専攻) システム数理学講座では、数理最適化やデータ解析などの数理科学的アプローチにより、現実問題を効 率良く解決するシステムの実現とその応用を研究しています。 数理最適化を用いた現実問題のモデル化を中心に最新の研究成果を紹介します。 3. 並列計算∼ソフトウェア高速化の鍵(コンピュータサイエンス専攻) より高速に計算するためのソフトウェア技術の理論や応用を研究しています。 スパコンや家庭用パソコンにおける並列計算のいくつかの応用例についてデモやパネルを用いて紹介しま す。 4. 集積システムや人体の異常を探る診断技術(情報システム工学専攻) 情報を処理する様々なシステムについて研究しています。このうち、主に画像を用いてVLSI(超大規模 半導体集積回路)や人間の体の診断を行うシステム技術等について、最新の研究内容を紹介します。 5. 情報セントリックネットワーキング(情報ネットワーク学専攻) 情報を中心としたネットワークである情報セントリックネットワーキング、第 4 世代携帯電話網である Long Term Evolution、モノがインターネットに繋がる Internet of Things の研究を通して、省電 力なネットワークや大規模化に耐えうるネットワークの実現を目指しています。この中から最新の研究 成果を紹介します。 6. 情報伝送で大事なことは?(マルチメディア工学専攻) 「情報を守る」と「情報の表現方法を究める」ための理論・技術の研究を行っています.「情報を守 る」研究は何からどうやって情報を守るのか、「情報の表現方法を究める」研究ではデータを何のため にどういう形で表すかをそれぞれ考えます。これらの中から最新の研究成果をいくつか紹介します。 7. 人を感じる・感じさせるインタフェース(バイオ情報工学専攻) 言葉ではなく直観的に感覚や動きを互いに伝えるためにヒトの五感や運動に直接働きかけるインタフェ ースを研究しています。今回は様々な人間の錯覚を利用した五感伝送のための要素技術をデモ体験を交 えて紹介します。 体験学習の内容(いくつかのテーマを選んで体験していただきます。) 1. 組合せ最適化超入門(情報数理学専攻) 現実社会の多くの問題は組合せ数学を用いてモデル化できることが知られています。グラフ理論を中心 に組合せ数学の基本から最近の話題までを講義形式で紹介します。 2. 人間コンピュータで学ぶ並列計算(コンピュータサイエンス専攻) 複数のプロセッサで1つのプログラムを処理する並列計算は、スパコンの性能を最大限発揮するために 必要不可欠な技術です。並列計算の基本的な仕組みと効力について、グループワークを通じて体験しま す。 3. 見透かされる?あなたの顔の表情(情報システム工学専攻) カメラで撮影された画像をコンピュータで解析することで、製品の検査や人の診断は自動化・効率化が 進んでいます。体験学習では、顔の表情の変化をカメラで撮影して、そのビデオ画像を解析することで どういう情報が読み取れるかを実験します。 4. ネットワーク品質体験(情報ネットワーク学専攻) ネットワークの品質劣化のデモを通して、将来ネットワークアーキテクチャーの1つとして期待されて いる情報セントリックネットワークと現行のネットワークとの違いを体験します。 5. パケットを覗いてみよう(マルチメディア工学専攻) 暗号化などセキュリティ対策をとっていない通信は極めて危険です。体験学習ではインターネット通信 におけるパケット(伝送されている情報の小包)を覗いて実際にどのようなことがわかるかを体験して もらいます。 6. 人とコンピュータの境界を考える(バイオ情報工学専攻) バーチャル・リアリティやヒューマン・インタフェース の紹介や体験を通じて、人間情報工学の基礎を体験し、 情報科学がひらく人と人のコミュニケーションの可能性 を学びます。 対 象:高校生、高専生及び大学生と保護者 (保護者の方の参加も歓迎です。) 定 員:100 名 参加費:無料 申し込み方法:一日体験教室参加希望者の氏名(ふりが な)、性別、年齢、郵便番号、自宅住所、自宅電話 番号、学校名、学年、学校住所を下記の E-mail か らお送りいただくか、あるいは、FAX でお送りく ださい。 参加していただく方には参加証と案内図をお送りし 吹田キャンパス ますので、当日はそれをお持ちください。 ● 大阪モノレール (1) E-mail で申し込まれる場合は、 「万博記念公園駅」で彩都線に乗り換え、「阪大病院前 Mail の表題を「一日体験教室参加申込み」として 駅」下車、徒歩約 12 分 ください。 ● 阪急バス 千里中央発「阪大本部前行」または「茨木美穂ヶ丘行」 (2) FAX での申し込み(参加申込書に必要事項を記入の ● 近鉄バス うえ、下記宛にお送り下さい。) 阪急茨木市駅発「阪大本部前行」(JR 茨木駅経由) 大阪大学 大学院情報科学研究科 大学院係 いずれも、「阪大本部前」下車、徒歩約 5 分 ファックス (06)6879-4570 申込締切:平成27年4月20日(月) 問い合わせ先:大阪大学大学院情報科学研究科 大学院係 〒565-0871 吹田市山田丘 1 番 5 号 (06)6879-4508・4509 E-mail: [email protected] (注)頂いた個人情報は、一日体験教室の統計調査以外には使用いたしません。
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