H-27 科 理 15 : 00∼ 解 ④ の 上 答 17:00 注 意 1.試 験開始 の合図があるまで, この問題紙 を開いてはな らない。 2.問 題紙 は 45ペ ー ジある。 この うち,「 物理」は 2∼ 7ペ ー ジ,「 化学」は 8∼ 19ペ ー ジ,「 生物」は 20∼ 37ペ ー ジ,「 地学」は 38∼ 45ペ ー ジである。 3.「 物理」,「 化学」,「 生物」,「 地学」のうちか ら,あ らか じめ届 け出た 2科 目について解答せよ。各学部・ 系・ 群・学科・専攻 の必須科 目(◎ 印)と 選 択科 目(○ 印)は 下表 のとお りである。 試 学 部 試 産 医 科 学 学 部 部 作業療 法学 専 攻 学 理学 療 法 学 専 攻 健 入 部 検査技術科学専攻 放射 線技 術 科 学専 攻 保 看 護 学 専 攻 医 学 科 総合 科学選抜 群 生 物 重 点 選抜 群 化学 重 点 選 抜 群 物 理重 点 選抜 群 目 別 学 医 水 系 獣 入 歯 学 部 合 理 数学 重点 選抜群 学部 ・ 系・ 群・ 学科 ・ 専攻 科 総 物 理 ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 化 学 ○ ○ ◎ O ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ 生 物 ○ ○ O ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 地 学 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 4.受 験す る科 目のす べ ての解答用紙 には,受 験番号および座席番号 (上 下 2箇 所)を ,監 督者 の指示 に従 って ,指 定された箇所 に必ず記入せよ。 5.解 答はす べて解答用紙 の指定 された欄 に記入せよ。 なお ,選 択問題 がある科 目については,問 題文 の指示 に従 う こと。 6.必 要以外 の ことを解答用紙 に書 いてはな らない。 7.問 題紙の余白は下書きに使用 してもさしつかえない。 8.下 書 き用紙 は 回収 しない。 1 ◇ Mll(188-101) ど当 」 「 化 解答はす べ て各問題の指示 に したが って解答用紙 の該 当欄 に記入せよ。必要があ れば次の数値 を用 いよ。 原子量 :H=1.0,C=12.0,0=16.0,Cu=64,Au=197 気体定数 :8.3× 103 Pa.L/(K・ mol) フアラデー定数 :9.6× 104c/mol l molの 理想気体の標準状態での体積 :22.4L アボガ ドロ定数 :6.02× 1023/mol 1水 吸蔵 の 電 気 分解 に よ り発 生 させ た水 素 を,水 素 吸蔵 物 質 で あ る固体 物質 Mに +さ せ る実験 を行 つた。 実験 に用 いた 装置 を図 1に 示す。ただ し,陽 イオ ン 交換膜は陽イオ ンだ けを透過 させ るもの とす る。次の (吸 蔵 I, Ⅱに答えよ。 ホ =気 体が固体内部 に取 り込 まれること) 大 気 圧 :1.O X 106Pa CaC12 1, ´陽イオン交換膜 圧 力計 付 の 書轟 = (内 ●● 1.OL) 試 料 暮彗 L) 〈 肉 "1■ 固体物■M 希薄NaOH水 溶液 ■■ IPH}i+ 白金電極 A ○ ∼○ は開閉コック 図 1 白金電極 B 電気分解装置 水 素発 生お よび 固体 物 質 Mの 水 素 吸蔵 量測 定 の 装 置 8 ◇ Mll(188-108) I 希薄な水酸化ナ トリウム水溶液 の電気分解 で白金電極 Aか ら水素を発生 させ た。次の問 1∼ 問 5に 答えよ。 問 1 この電気分解 に電池 を用 いた場合 ,電 池の正極 を図 1の A, Bど ち らの 電極 に接続すれ ばよ いか,記 号で答えよ。 問 2 電極 Bか ら発生す る気体 を分子式で答えよ。 問 3 この電気分解で電極 Aで 起 こる反応 について ,電 子 を含むイオン反応式 を記せ。ただ し,電 子 は e で 記 せ。 間 4 希薄な水酸化ナ トリウム水溶液 の代わ りに希硫酸 を用 いた場合 ,陽 極お よび陰極で起 こる反応 につ いて,電 子 を含むイオ ン反応式 をそれぞれ記 せ。 問 5 問 4の よ うに希硫酸 を用 いて電気分解 による反応 を進めた とき,電 極 B 側の溶液中 にお ける硫酸イ オンにつ いて ,正 しい記述 を次の (あ )∼ (か )か ら二 つ選び,記 号で記せ。 )硫 酸イ オ ンの濃度 は変化 しな い。 (い )硫 酸イオ ンの濃度は低 くなる。 (う )硫 酸イ オ ンの濃度 は高 くな る。 (え )硫 酸イオ ンの物質量は変化 しない。 (お )硫 酸イオ ンの物質量は減 る。 (か )硫 酸イ オ ンの物質量は増える。 (あ 9 ◇ Mll(188-109) Ⅱ 固体物質 Mは 水素だけをその内部 に閉 じ込めることができる。次の実験(1), 順 に行 い,こ の物質 Mが 吸蔵す る ことのでき る水 素 の量 を調 べ た。次 の (2)を 間 6∼ 問 9に 答えよ。ただし,気 体はすべて理想気体 とし,図 1の ④ ∼◎ は流 量調節ができる開閉コックで, これ らの コ ックと配管の内容積および物質 Mの 体積は無視できるものとする。また,試 料容器 と圧 力計付きの容器 の内容積は ともに 1.OLで 操作にともなう温度変化はな いものとする。 実験(1)図 1の ◎ と電気分解装置の間を大気圧 (1.0× 105 Pa)の 水素で満た し,③ を閉じた。次に,物 質Mを 試料容器に入れ,② を閉じたまま⑮ と ◎を開けて試料容器と圧力計付きの容器の中にある気体を取り除いて真 空にしたあとに,⑥ と◎を閉じた。このとき圧力計は O Paを 示した。 次に,装 置全体 を 300Kに 保ち,電 極Aか ら水素を発生させなが ら , を調節 して 開き,水 素 を大気圧 (1.0× 105 Pa)の まま 1 あた り (1 2.49× 10-4Lの 一 定の流量で圧 力計付 きの容 器 に入れ る ことができる よユ1こ 電極A, B間 に電流を流した。このとき,電 極Aで 発生させた水 素は,混 入 した 0 を取 り除 くため塩 化 カル シ ウム (CaC12)管 を 通 して圧 力計付 きの容器 に導入 した。圧 力計が 0か ら 8.3× 104 Paを (ii 示すまで反応を進めたあと電流を切り,③ を閉じた。 実験(2)装 置全体の温度を 300Kに したまま⑮を開いた。十分長 い時間が経 つ た後,圧 力計が一定値 8.3× 103 Paを 示した。 問 6 実験(1)の 問 7 実験(1)の 下線部(1)の 流量で水素を圧 力計付きの容器 に入れ るためには 電極 A, レ) にあてはまる適切な物質名を答えよ。 , B間 に何 A(ア ンペ ア)の 電流 を流せばよいか,有 効数字 2桁 で答 えよ。なお,流 れた電流のす べてが水の電気分解 に使われた もの とす る。 -10- ◇ Mll(188-110) 問 8 実験(1)の 下線部(1)の 条件で反応 を止めるまでに何 C(ク ー ロン)の 電気量 を必要 としたか ,有 効数字 2桁 で答 えよ。 問 9 実験(2)の 結果 か ら,300Kで 物質 Mが 吸蔵 した水素は何 gか ,有 効 数字 2桁 で答えよ。 -11- ◇ Mll(188-111) り‘ I, Ⅱに答 えよ。 1 11族 元素の単体 に関す る次 の文章を読み ,問 1∼ 問 6に 答えよ。 11族 元素である金 Au,銀 Agお よび銅 Cuは ,い ずれ も工業的 に広 く用 い られる重要な金属元素である。 これ らは同族元素であるものの,化 学的性質に 違 いが見 られる。た とえば, これ らの金属元素の単体を熱濃硫酸 に入れると , Agお よび Cuは 溶 けるのに対 し,Auは 溶 けな い。 一 方 ,そ れ らの金 属 を湿 つ (1) た空気中 に保持す ると,Cuの 表面 には緑 青が生 じるのに対 し,Auや Agは 目 立 った 変化 を示 さな い。 しか し,湿 つた空 気 中 に硫 化 水 素 H2Sが 存在 す る と,Agも 表面 に黒 色 の 0 を生成する。Auは 化学的安定性が極めて 高 いが ,酸 化 力の非常に強 い王水 には溶 ける。 ( ) 三種類 の金属の化学的性質 は上述 のように異なるものの,類 似 した特徴 も多 い。例えば,い ずれの金属 も室温で面心立方格子の結晶構造をもち,そ れぞれ m m― 2金 属原子がよく混ざり合つた合金をつくる。また,い ずれの金属も比較的柔 らか く,電 気 をよ く通 し,熱 をよ く伝 える。特 に 展性 ・ 延性 に富み 問 1 , (う ) (│つ は金属 の 中で最 も は金属の 中で電気や熱 を最 もよ く通す。 下線部(1)に つ いて ,Cuが 熱濃硫酸 に溶 けるときの化学反応式 を記 せ。 ヽ/ 0 間 2 問 3 に入る適切な化学式 を記せ。 下線部(11)に ついて ,王 水 は 2つ の酸 の混合物である。その 2つ の酸 の組 み合わせ を次の (ア )∼ (ウ )か ら選び,記 号で答えよ。 また,王 水 はそれ ら の酸を何対何の体積比で混合 した溶液か答えよ。 なお ,体 積比の解答順序 は,選 択 した記号 にある酸 の順序 に対応 させよ。 )濃 硫酸 と濃塩酸 (イ )濃 塩酸 と濃硝酸 (ウ )濃 硝酸 と濃硫酸 (ア -12- ◇Mll(188-112) 間 4 下線部ω について,面 心立方格子の単位格子 中に含まれる Agの 質量が 7.20× 10 22gで あるとき,Ag原 子 1個 の質量 〔 り を有効数字 3桁 で答え よ。また,Agの 原子量を有効数字 3桁 で答えよ。 問 5 下線部 性質 を利用 し,Auと Agや Cuを 混ぜ 合わせ た合 金が様 々 ")の な 分 野 で 利 用 され て い る。例 え ば,質 量 百 分 率 が 75%の Auと 25% の Cuか らな る合 金 は,一 般 的 に「18金 」とよ ばれ て い る。 この 18金 に %〕 (全 原 子 数 に 占め る Au原 子 数 の 含 まれ る Au原 子 の 原 子 数 百 分 率 〔 %〕 )を 有効数字 2桁 で答えよ。 割合 〔 問 6 (レ う および (う ) に入 る適切な元素を,元 素記号 で記せ。 -13- ◇ Mll(188-113) Ⅱ 次 の問 1∼ 問 3に 答えよ。 問 1 次 の (a)∼ (d)に 最もよ く関連す る現象や状態を,以 下 の (ア )∼ (キ )か ら一つずつ選び,そ の記号を答えよ。 (a)ゲ ル (b)チ ンダル現象 (c)凝 析 (d)透 析 (ア )朝 もやに太陽の光がさしこんだときにその光の道筋が見 える。 (イ )粘 土のコロイ ド溶液 にミョウバ ンを加えると粘土が沈殿する。 (ウ )銅 (Ⅱ )イ オンの水溶液にアンモニ ア水を少量入れると沈殿するが , 多量 に入れると深青色 の透 明な溶液 になる。 )豆 乳にニガ リを加えて豆腐をつ くる。 (オ )水 中の コロイ ド粒子が,溶 媒 との衝突によ り不規則に動 いて いる。 (力 )半 透膜でできた細 い管 の東 に血液 を通 して老廃物を除去する。 (キ )含 水量 の少な い酢酸は温度が下がると容易に凝固する。 (工 問 2 次の文章 を読み,(1)∼ (4)に 答 えよ。 ヨウ化カ リウム水溶液 と硝酸銀水溶液 を A極 B極 混ぜ 合わせ る こ とで ,ヨ ウ化 銀 AgIか ら なる コロイ ド溶液が得 られた。 この溶液 を 図 1の よ うに U字 管 に いれ ,A極 と B極 蒸留 水 の二 つの電極 を差 し込み ,電 極間に直流電 圧 をかけた。 ヨウ化 カ リウム水溶液 に少量 コロイ ド 溶液 の硝酸銀水溶液 を加 えた ときに生成 す るコ ロイ ド粒子 は A極 側 に移 動 した。 これ は ド■ 1 溶液 中のヨウ化物イオ ンが コロイ ド粒子表 面 に結合 し,コ ロイ ド粒子が帯電 して いるた めである。 一方 ,硝 酸銀水溶 液 に少量の ヨウ化カ リウム水溶液 を加えた場合 には,コ ロイ ド粒子表面 に 銀イオ ンが結合す るため,コ ロイ ド粒子 は B極 側 に移動 した。 (1)電 荷 を帯びた コロイ ド粒子が ,一 方 の電極側 に向か つて移動す る現 象 を何 とよぶか答えよ。 -14- ◇Mll(188-114) (2)A極 は陽極 あるいは陰極 の どち らかを答えよ。 (3)ヨ ウ化 カ リウム水溶液 に少量の硝酸銀水溶液 を加 える ことで得 られ た コロイ ド溶液 に,イ オ ンを含む水溶液 を加 えて コロイ ド粒子 を沈殿 させた。 この とき,最 も少な い添加量 で コロイ ド粒子 を沈殿 させたイ オ ンはどれか。 (サ )∼ (ソ 加 える水溶液 中 の (サ )∼ )の 中か ら一つ選 び,記 号で答 えよ。なお (ソ )の , イオ ンのモル濃度 はす べ て 同 じとす る。 (ス )A13+ )K+ (シ )Mg2+ (セ )S042(ソ )P043(4)水 との親和力が小さく,少 量の電解質を加 えることで沈殿するコロ (サ イ ドを何 とよぶか,以 下 の (夕 )∼ (ツ )の 中か ら一つ選び,記 号で答え よ。 (夕 間 3 )保 護 コロィ ド (チ )疎 水 コロィ ド (ッ )親 水 コロイ ド 次 の文章 を読み,間 に答えよ。 沸騰 した蒸 留水 に 0.40 mo1/Lの 塩化鉄 (Ⅲ )水 溶液 5.O mLを 加 え,全 量 50 mLの 水酸化鉄 (Ⅲ )の コ ロイ ド溶液 を得 た。 この溶液 をセ ロフ ァ ン 袋 に入れ,十 分な量の蒸留水 に長時間浸 してセ ロフアン袋内 の塩化物イ オ ンを除去 した後 ,コ ロイ ド溶液 の量 を 100 mLと した。 この コ ロイ ド溶 液 の浸透圧 は 27℃ で 24.9 Paで あ った。 一つのコ ロイ ド粒子 には平均す る と,何 個 の鉄原子 が含 まれると考 え られ るか。有効数字 2桁 で答えよ。加 えた塩化鉄 (Ⅲ )の 鉄原子 はす べて コロイ ドを形成 して いるもの とする。な Pa〕 お ,浸 透圧 π 〔 温度 T〔 K〕 ,溶 液 の体 積 /〔 D,コ ,気 体定数 R〔 Pa・ L/(K・ mol)〕 mol〕 ロイ ド粒子 の 物質 量 ″〔 , の間 には,以 下 の関係 が成立す る。 f77=π RT -15- ◇ Mll(188-115) ●● I, Ⅱに答えよ。なお ,構 造式は記入例 にな らつて記せ。 OH (記 入例) H3C CH │ CH C― / r ヽ / C CH2 CH3 H /′ υ I 次 の文章を読 み ,問 1∼ 問 5に 答えよ。 化合物 A, B.cは 原油の分留 によって得 られるナフサ (粗 製ガソ リン)の 熱 分解 によって得 られ,化 学工業 原料 として広 く用 い られて いる。化合物 Aを 塩 化 パ ラジウム (■ )と 塩化銅 (■ )を 触媒 として ,酸 素 と反応 させ ることで化合物 Dを 得た。 Dは ,ェ タ ノールにニ ク ロム酸カ リウムの硫酸酸性 水溶液 を加 え , 加熱す ることによ って も合成 される。化合物 Aを 適切な触媒存在下 ,塩 素 と反 ヽ 、 応 させ ると化合物 Eと な り, これを熱分解す ることで化合物 Fを 得た。 また , Fは アセチ レンに塩化水銀触媒 存在下 ,塩 化水素を反応 させることによ って も 合成 され る。化 合物 Bと ベ ンゼ ンを酸触 媒存在下反応 させ る と分 子 式 C9H12 である化合物 Gと な り, これ を酸素 と反応 させた後 ,得 られた過酸 化物 を硫酸 で分解 す ることで化合物 Hと │を 得 た。 │の 分子式 は,C6H60で ある。化合 物 Cに 濃硫酸 と濃 硝酸の混合物 を作用 させ ると, Cの ベ ンゼ ン環 の水素原子 一 つが ニ トロ基で置換 された化合物 Jを 得た。Jに は,二 種類の異性 体 が存在す る可能性がある。 -16- ◇ Mll(188-116) 問 1 化合物 Aに ついて あてはま らな い ものを次 の (ア )∼ (オ )の 中か ら二つ選 び記号で記せ。 (ア )エ タ ノー ル を濃硫酸存在下 ,160∼ 170℃ に加熱す る ことで得 られ る。 )幾 何異性体が存在す る。 (ウ )白 金や ニ ッケル触媒存在下 ,水 素 を反応 させ る と付加反応が起 こ (イ る。 )炭 化 カル シウムに水 を作用 させ ることで合成 される。 (オ )臭 素水 に通す と臭素水の褐色が消えて無色 になる。 (工 間 2 化合物 Fの 適切な化合物名 を記せ。 問 3 化合物 Gの 構造式を記 せ。 問 4 化合物 Hに ついて あてはま らな い ものを次 の (力 )∼ (コ )の 中か ら二つ選 び記号で記せ。 (力 )酢 酸カル シウムの乾留によつて合成される。 (キ )2-ブ タノールの酸化 によつて合成される。 )芳 香のある液体であり,水 とよく混 じりあう。 (ケ )カ ルボニル化合物 とよばれる。 (コ )フ ェー リング液 に加えて加熱すると,赤 色沈殿が生 じる。 (ク 問 5 化合物 Cの 適切な化合物名を次 の (サ )∼ (サ )ο (シ (ソ )の 中か ら選び記号で記せ。 キシレン )″ ―キシレン (ス )ゴ ■キシレン )エ チルベ ンゼン (ソ )ト ルエ ン (セ -17- ◇ Mll(188-117) Ⅱ 次 の文章を読み,問 1∼ 問 4に 答 えよ。 油脂 に水酸化ナ トリウム水溶液 を加えて加熱す ると, 1分 子 の a と (i 3分 子 の高級脂肪酸 のナ トリウム塩ができる。 この反応 を b といい , 高級脂肪酸 のナ トリウム塩 をセ ッケンとい う。セ ッケンのように,分 子内 に疎 水基 と をあわせもつことにより,水 の C d を下げる性質を示 す化合物 を界面活性剤 という。 また,油 脂の性質は,構 成脂肪酸の化学構造 に よ って 決定 され,常 温 で固体 の ものを脂肪 といい,液 体 の ものを脂肪油 とい う。不飽和脂肪酸で構成 され る脂肪油 の炭素―炭素二 重結合 に触 媒 を用 いて 水 ) ( 素を付加 させ ると融点が 問 a 1 なる。 e e にあてはまる語 句を下 の (あ )∼ (す )か ら選び記 号で記せ。 )エ タノール (い (え )け ん化 (お (き )親 水基 (く (こ )フ アンデルワールスカ (し )高 く (す (あ ) グリセ リン (う ) エステル化 (か ) 酸 化 ) 親油基 (│す ) 表面張力 (さ 電子親和力 ) 問 2 低 ) ) グリシン く 界面活性剤 に関す る文章 (ア )∼ (工 )の 中か らあてはまらな い ものを二つ 選び記号で記せ。 (ア )界 面活性剤 の一種であるセ ッケ ンは,Ca2+や Mg2+を 多 く含む硬 水 中では塩析効果がはた らき,泡 立ちが増す。 )界 面活性剤が形成す る球状の コロイ ド粒子 をミセル とい う。 (ウ )界 面活性剤 による洗浄 は,汚 れ を包み込んで水中へ 分散 させる こと (イ によ り行われる。 この作用 を界面活性剤の浸透作用 という。 (工 )ア ルキル ベ ンゼ ンスルホ ン酸ナ トリウムは合成洗剤の一種であ り , その水溶液 は中性である。 -18- ◇ Mll(188-118) 問 3 油脂 である化合物 Aを 下線部(1)の よ うに処理す ると, リノール酸 のナ ト リウム塩 とリル ン酸 のナ トリウム塩 ,な らびに a が生成 した。 化合物 Aに は,何 種類 の構造異性体 が存在する可能性があるか示せ。ただ し,幾 何異性体 につ いては考慮 しな いものとする。 間 4 不飽和脂肪酸で構成される油脂 B(分 子式 C57H10006)1・ 00gに 下線部(1) D の操作で水素 H2を 付加 させた。消費 された水素 の標準状態 での体積 〔 を有効数字 3桁 で求めよ。ただ し,油 脂 Bは 環状構造 を持たず ,反 応は完 全に進行す るものとする。 - 19 - ◇ Mll(188-119)
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