At-A-Glance Cisco IOS XE ソフト ウェア リリース 3.13 搭載 Cisco Cloud Services Router 1000V 迅速な導入と柔軟性により、クラウドでエンタープライズクラス のネットワークを実現 使用例 Cisco CSR 1000 V は、企業やクラウド プロバイダーが、プロバイダーホスト型クラ ウド(図 1)内に仮想マシンとして導入できるソフトウェア ルータです。 Cisco® Cloud Services Router 1000V(CSR 1000V)は、仮想 フォーム ファクタのルータ兼ネッ トワーク サービス プラットフォー ムで、クラウドや仮想データ セ ンターに導入することを想定し ています。シングルテナントまた はマルチテナントの WAN ゲー トウェイとして動作するように最 適化されています。CSR 1000V は、実績ある先進の Cisco IOS® XE のネットワーク 機能とセキュリティ機能を備え ているため、企業は WAN を外 部プロバイダーがホストするクラ ウドやクラウド プロバイダーに 透過的に拡張し、エンタープライ ズクラスのネットワーク サービ スをテナントに提供できます。 高度にセキュアな VPN ゲートウェイ:ルートベースの IP Security(IPsec)VPN、 Dynamic Multipoint VPN(DMVPN)、Easy VPN、セキュア ソケット レイヤ (SSL)VPN、FlexVPN、に加え、Cisco IOS Zone-Based ファイアウォールとア クセス コントロールを提供します。これにより、企業は分散されたサイトをクラウ ド環境に直接接続することができます。 MPLS の拡張:この MPLS はカスタマー エッジまたはプロバイダー エッジの ルータです。これにより、サービス プロバイダーは、エンドツーエンドのマネージ ド コネクティビティを顧客に提供できます。また、MPLS WAN をクラウドの奥深く まで拡張することにより、プロバイダーはテナント数を増加させることができます。 IP モビリティおよび仮想マシンの移行:Locator/ID Separation Protocol(LISP) により、企業はアプリケーションをクラウドに移動する際に、アドレス割り当ての 一貫性を維持できます。Overlay Transport Virtualization(OTV)により、企業 はレイヤ 2 VLAN をデータセンターからクラウドに拡張できます。 トラフィックのコントロールとリダイレクト:Cisco CSR 1000V は、Cisco Virtual Wide Area Application Services(vWAAS)にトラフィックをリダイレクトできます。 また、ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)および Cisco Application Visibility and Control(AVC)などのネットワーク サービスにより、クラウドのテ ナントは包括的なネットワーク エクスペリエンスを享受できるようになります。 Virtual Extensible LAN(VXLAN)ゲートウェイ:802.1q VLANS ではなく、 VXLAN の分離を使用してネットワークのスケーラビリティを拡大できます。 ネットワーク機能の仮想化(NFV):CSR 1000V では、有線ネットワークや固定 ワイヤレス ネットワーク用にルート リフレクタとゲートウェイを仮想環境で導入で きます。 © 2015 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. At-A-Glance ce 利点 図 1. マルチテナント クラウドに WAN ゲートウェイとして配置する Cisco CSR 1000V 迅速な導入とサービスの自動化:仮 想フォーム ファクタにより、導入期 間を短縮し、全設備のアップグレー ドや返品許可(RMA)などのハード ウェア コストを削減します。 シングルテナントの使用:この機能 により、クラウド サービス プロバイ ダーは、テナントごとにルーティング インスタンスをプロビジョニングし、 サービス提供とテナント管理をシン プル化できます。また、プロバイ ダーは VLAN スケールの制限を克 服し、テナント数を増加させることが できます。 企業ネットワークをクラウドに拡張: この機能により、企業は分散したサ イトをクラウド ホスティング型アプリ ケーションに高度にセキュアな方法 で直接接続し、アプリケーションの 応答時間とユーザ エクスペリエン スを向上できます。 ネットワークの一貫性:この機能 は、使いやすいエンタープライズク ラスの Cisco IOS ソフトウェア機能 を使用してオフィスとクラウド間で ネットワーク運用の一貫性を維持 し、企業がクラウドをネットワーク内 の新たなノードの 1 つとしてとらえ られるようにします。 機能 パス ファースト(OSPF)、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol (EIGRP)、ポリシーベース ルーティング、IPv6、Virtual Route Forwarding Lite (VRF-Lite)、マルチキャスト、LISP、総称ルーティング カプセル化(GRE) ネットワーク機能の統合:複数の ルート リフレクタとネットワーク ゲー トウェイを単一のサーバ ハードウェ アに統合することで、物理ネット ワークに伴う施設の要件や複雑性 を排除します。 アドレス割り当て:Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)、ドメイン ネーム システム(DNS)、ネットワーク アドレス変換(NAT)、802.1Q VLAN、 Ethernet Virtual Connection(EVC)、VXLAN VPN:IPsec VPN、DMVPN、Easy VPN、SSL VPN、FlexVPN MPLS:MPLS VPN、VRF、Bidirectional Forwarding Detection(BFD) セキュリティ:Cisco IOS Zone-Based ファイアウォール、アクセス コントロール リスト(ACL)、認証、許可、アカウンティング(AAA)、RADIUS、TACACS+ 高可用性:HSRP、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)、ゲートウェイ ロード バ ランシング プロトコル(GLBP) トラフィック リダイレクト:AppNav(Cisco WAAS にリダイレクト)、Web Cache Communication Protocol(WCCP)アプリケーションの可視性、パフォーマンス ネットワークのスケーラビリティ: VXLAN ネットワークを構築する、ま たはレイヤ 3 ルーティングをクラウ ド環境の奥深くまで拡張することに より、802.1q VLAN タギングの制 限を超えた拡大を実現します。 ルーティング:ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)、オープン ショーテスト モニタリング、制御:QoS、AVC、IP SLA ハイブリッド クラウド接続:OTV、Virtual Private LAN Service(VPLS)、 Ethernet over MPLS(EoMPLS) 管理:コマンドライン インターフェイス(CLI)、セキュア シェル(SSH)プロトコル、 NetFlow、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)、組み込みイベント マネー ジャ(EEM)、RESTful アプリケーション プログラミング インターフェイス(API) NFV:仮想ルート リフレクタ(vRR)、仮想ブロードバンド ネットワーク ゲートウェ イ(vBNG)、仮想インテリジェント サービス ゲートウェイ(vISG) CSR 1000V は、Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)サーバだけで なく、VMware ESXi、Citrix XenServer、Microsoft Hyper-V、Red Hat KVM をサ ポートするトップ ベンダーのサーバ上で、さらに Amazon Web Services クラウド上 で動作します。 © 2015 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. ©2015 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。 本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0809R) この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 お問い合わせ先 シスコシステムズ合同会社 C45-733405-00JA15.03 〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間 : 平日10:00~12:00、13:00~17:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/
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