平野星矢選手レースレポート(サンシャインカップ第2戦)

Cyprus Sunshine Cup #2 – Amathous 2015
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM 平野 星矢
結果 23位
開催日 3月8日(日)
開催地 キプロス Amathous
天候
晴れ
コースプロフィール / コンディション
地中海側特有のガレた白い岩と石の路面と、シングル率が多いコース。
スタート・ループでポディションを前にとっておく事が重要と思われる、抜かし所の少ないコース。
周回数は5周回+スタートループ1周。
レポート
先週のステージ・レースから身体が回復しているのかが今回気になるところ。
アップからの感覚は鈍いものの、鈍い方が反って調子が良い事はよくある事。
スタートはそこそこのポディションで走って行く。今回のレースは前回よりも選手層が薄いので、スタ
ートはやや牽制が入っているように感じる。
自分も今回はそんなに自信がなかったので、集団の中盤に位置取ってオフロードへ入って行く。
オフロードへ入た途端に路面から弾かれてしまい、上手く路面を処理できず少しずつ後退。身体の
キレも無い。
本コースに入り、そのままズルズルと後退・減速。身体が思う様に動かない。
乳酸が出たり、呼吸が苦しいという状況ではない。単純にパワーが入らない状態だ。
いわゆる筋疲労。
2 周目に入り、周りには特に競う相手もいなければ、身体の力も入らない。
一人いろいろと考え事をしながら走って行く。
今回身体が動かない原因は、筋疲労が抜けてないオーバーワーク的な要素だろうか?
もしくは手術前後の長期休養による単純な練習不足によるものだろうか?
色々な事を身体に問いただしながらレースを走って行く。
頭に十分な酸素が行き渡ってしまっている。身体を追い込めていない証だ。
いろいろな考えは浮かぶが、決定的な答えを出せないままレースは進んで行く。
結局最後に導き出した答えは、全体の流れが今のところ全て悪い方向に進んでしまっている事が敗
1
因・原因であり、何か特定の一つの問題が原因では無いという結論。
悪い要因が積み重なって出来た、大きい負の流れに過ぎず、一つのもの事を解決したからといって、
全体の流れがそう簡単に元のスパイラルに戻る訳ではない。
革命の起きない大貧民みたいなもで、大富豪になる道は険しいと思われる。
レースは静かに進んで行く。少しでも楽に走れる様に工夫しながら走っていく。
3周目で気が付いた事は、このハードなゴツゴツ路面を走るコツは、路面を確りと捉えるように舐めて
走るよりも、あえて石の上を跳ねるように 岩の表面だけを走った方が走り易いという事。
なかなか悪く無い。ただもっとスピードを乗せる為の体力的余裕が欲しい所…。まあ仕方がない。
その後、何かの拍子にまたリズムを崩しはじめ、そこからはまた一層進まなくなる。
もう脚が動かない。ため息は出るが、しかしレースは終わらない。
ある程度は割り切ってレースはこなすものの、頭に余裕のあるレースはやはり精神的にきつい。
ただ、しかし。今はコンディションが上がってくるその時を、静かに待たなくてはいけない。
その為の準備を怠らず、焦らずにただ坦々と先へ進む。タイミングだけは逃さないように。
それを怠ると事態は一層悪い方向へ行くように感じる。今は焦らずに今やれる事をしっかりと捉えて行
こうと思う。常に一歩先を見据えて
次のレースはアメリカへと移り、USカップ2戦へと続く。
今回の遠征では、あらかじめアメリカへ向けコンディションを上げて行く積もりで考えていたので、次に
向けてチャンスを生かして行きたい。
使用機材
バイク
ANCHOR XR9(S サイズ)
コンポーネンツ SHIMANO XTR
ホイール
SHIMANO XTR
フォーク
SR SUNTOUR AXON 100mm(サンツアー) 75bal
ハンドル
ステム
シートポスト
ケミカル
SHIMANO PRO XCR カーボンワイド・660mm バックスイープ 9°
SHIMANO PRO XCR ステム 110mm -5°
SHIMANO タルシス
ホルメンコール
2
サングラス
アディダス イーブルアイ・ハーフリムプロ
ヘルメット
KABUTO(OGK)ゼナード
グローブ
KABUTO (OGK) EXG-3
シューズ
SHIMANO SH-XC90L
ウエア
サプリメント
Wave One ワンピース半袖タイプ・靴下(赤/白)
SAVAS(明治製菓)
SAVAS ウォーター
ピットインゼリーバー
ボトル2本
1本
3