頑張る工業高校生 旭工ブランドの定着を目指して ∼工業クラブ活動の取り組み∼ 北海道旭川工業高等学校長 岡本 義則 はじめに 回は入賞を逃したが、平成 本校は、日本最北の工業科単置校として、旭山 全国第 動物園で有名な旭川市に位置し、周囲は旭川医科 大学や専門学校、小・中学校等が隣接する文教地 区である。昭和 年の開校以来、北海道内はもち 全日制は、工業化学科、建築科、土木科、情報 定時制は電気科、建築・土木科( 築科、土木科)の ∼ 位を受賞している。 ( )若年者ものづくり競技大会 北海道予選 を経て、自動 車整備部門と ろん全国に多くの工業技術者を輩出している。 技術科、電気科、電子機械科、自動車科の 学科、 学年は建 電子回路組立 て部門におい て全国へ進ん だ。電子回路 学科が設置されている。 工業クラブ活動 組立て部門で 本校全日制は、学習活動・部活動を両輪に教育 は全国第 活動を行っている。野球部が甲子園出場 年度は化学分析部門 回、放 送局が地域発デジタルコンテンツ総務大臣奨励賞 を受賞するなど大きな成果をあげている。また、 工業系部活動は、専門性の深化を目指し、工業ク ラブ組織を作り、様々な取り組みを行っている。 すべての教育活動の積み重ねが、地域から信頼 される旭工に結びつき、「旭工ブランド」となるこ 位 を受賞し、受賞生徒は、その技能が認められ、旭 川市から若手優秀技能者として表彰を受けた。 ( )ロボット競技・ロボット相撲 両競技共に北海道大会を制し、 会へ出場した。ロボット競技は ロボット相撲は 台が 台ずつ全国大 台とも予選敗退、 回戦敗退、 台がベスト であった。全国大会出場常連校として、近い将 来の入賞が期待されている。 とを目指している。 ( )北海道産業教育フェア 工業クラブ活動を紹介する。 札幌駅前地下歩行空間で開かれ、PR ビデオと ( ) 高校生ものづくりコンテスト 全 種目に 学科が 種 無料配布品をとおして参加した。無料配布品は、 工業化学科が重曹やクエン酸等を使った入浴剤、 目ずつ取り組 電子機械科が MC と み、今年度は、 ーホルダー、自動車科が手仕上げによる文鎮であ 自動車整備部 る。来場者からは、大変好評であった。 門と化学分析 D プリンターで作ったキ おわりに 部門において 今後も、校訓「信頼される人になれ」のもと、生 北海道大会の 徒たちの活躍を常に発信し、「旭工ブランド」の定 最優秀賞を受賞し、全国大会出場を果たした。今 着・高レベル化を図っていきたい。
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