プレスリリース 平成 27 年 3 月 16 日 松竹株式会社 大阪府立金岡高等学校 新教育課程「探究(笑育) 」の授業で初の通年実施のお知らせ 松竹グループの松竹芸能株式会社(大阪市中央区 代表取締役社長:井上 貴弘)は、子ども達が表 現力やコミュニケーション力を「お笑い」を通して楽しみながら身に付けることができる「笑育」の 取り組みを大阪府立金岡高等学校(堺市北区 校長:和栗 隆史)の平成 27 年度入学生より、総合的 な学習の時間を活用した新教育課程「探究(笑育) 」の授業で、1 年間実施することを決定致しました。 1 年を通して「笑育」授業を実施するのは今回が全国初の取り組みとなります。 大阪府立金岡高等学校では、学習指導要領に則り、教育目標として“21 世紀型スキル(創造力、論 理的思考力、情報編集力、コミュニケーション能力、共同問題解決力、表現力など)の育成”とその 土台となる“ (日本語の)言語技術の徹底マスター”を揚げ、それを実現するための教育課程や教育内 容の研究・開発・実践にチャレンジしています。 コンテンツとしての「お笑い」には、これらの要素が凝縮していることから、漫才をはじめとする さまざまな「お笑い」を、生徒が主体的に協同して制作、発表するというプロセスの中で、21 世紀型 の新しい能力や資質の獲得をめざします。同時に、教員側のファシリテーション能力の向上も意図し ています。身近で取り組みやすい「お笑い」というテーマに絞り、この目標に独自にアプローチする のが今回の取組みです。 < 和栗 隆史校長コメント > OECD のキー・コンピテンシー(世界標準学力)においては,協同的に問題解決を図る力の育成 が強く提言されています。またそのキー・コンピテンシーを基盤にした学習指導要領では、 「横断的・ 総合的な学習や探究的な学習を通して自ら、課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、 よりよく問題を解決する資質や能力を育成するとともに、学び方やものの考え方を身に付け、問題の 解決や探究活動に主体的、創造的、協同的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができ るようにする」という目標が掲げられています。本校の「探究(笑育) 」では、手順を踏んで「お笑 い」をつくり上げていく作業の中に、21 世紀に求められているそうした探究的・問題解決的なプロ セスのすべてが含まれていることに着目し、これを新しい教育課程として開発・実践していきます。 また、そのほかキャリア教育の要素なども授業に取り組んでいく予定です。例えば、興味ある仕事 を題材にして漫才をつくる過程で、 「仕事」そのものを学んだり、お笑いには必須である短時間で相手 の心をつかむ術を磨くことで、大学入試や就職活動の面接に活かすなど、大阪府立金岡高等学校で実 施する新教育課程「探究(笑育) 」では、こうした実践的な能力の開発や技術の習得も意識しながら、 さまざまなアプローチで展開していきます。 -----------------------------------------------------------------------------------------------本件に関するお問合せ先 松竹芸能株式会社 広報担当 TEL:06-7898-9010 FAX:06-7898-9015 松竹株式会社 経営企画部 広報室 TEL: 03-5550-1526 プレスリリース 平成 27 年 3 月 16 日 松竹株式会社 1. 「笑育」とは 松竹芸能は、2012 年から「笑育」活動に取り組んでいます。 「笑育」とは、お笑いの構成作家とプ ロの漫才師による出前授業などの取り組みで、 「笑い」の仕組みを学び、漫才師による「漫才」の実演 を見た後、子ども達が漫才の台本を考えみんなの前で発表するというものです。 漫才をつくるには、面白いことをたくさん考え(発想力/想像力) 、どの順番で話すと良いのかを吟 味する(文章の構成力)など、論理的な仕組みがあります。それらについて子ども達に説明をします。 日常生活を円滑に、そしてこれからの社会を生き抜くためにはコミュニケーション力、課題解決力 /リーダーシップなどの能力が必要です。特にコミュニケーション力には、相手の気持ちを理解しつ つ、 自分の気持ちも伝えることが必要で 「自分の考えをきちんと表明する力 (プレゼンテーション力) 」 があって初めて相手との会話が成立します。これらは子どもの頃からチャレンジすることで習得でき ると考えます。 「笑育」は、誰もが親しんでいる「お笑い」を通じて、現代社会では習得が難しくなっている能力 を楽しみながら身に付けることができます。既に実施した学校では、 「笑育」を受けた児童が“積極的 に発言するようになった” 、 “些細なことから喧嘩に発展することが無くなった” 、 “日直の発表が漫才 になった”などの事例報告があります。 これまでに、子どもたちが読んだ本を漫才形式で書評する「ビブリオ漫才」や、 「笑育」を通して 食の大切さを学ぶ「食育」活動なども実施して参りました。 1. 笑育公式 facebook http://www.facebook.com/waraiku 笑育公式 twitter https://twitter.com/shochikuwaraiku 概要 ☐対象 大阪府立金岡高等学校平成 27 年度入学制より ☐内容 新教育課程「探究(笑育)」 (自分史、読書体験、教科横断的な学習内容などを「漫才」 にして発表する) ☐ねらい ☐実施期間 「探究(笑育) 」を通して、楽しみながら“21 世紀型スキル”の習得をめざす 2015 年 4 月~2016 年 3 月 (大阪府下の小・中学校で “笑育”を実施した際の写真) -----------------------------------------------------------------------------------------------本件に関するお問合せ先 松竹芸能株式会社 広報担当 TEL:06-7898-9010 FAX:06-7898-9015 松竹株式会社 経営企画部 広報室 TEL: 03-5550-1526
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