（）年（平成年）月日広島県医師会速報（第医師を中心とした禁煙キャンペーンのあり方（号）昭和年月日　第種郵便物承認）東京都包括受動喫煙防止法案の制定を速やかに実現すること（その）広島市立安佐市民病院名誉院長　岩森　茂兵庫県受動喫煙の防止等に関する条例これは兵庫県で禁煙運動に積極的に携わっておられる薗夫妻（神戸市）より、その都度情報を入手していた。残念ながら神奈川県よりも内容表現はやわらかくなっているが、特定すべき点はあまりないことをあらかじめ断っておく。本条令の発効は平成年月である。まず前文では、P．S防止等について事業者などへの周知を行うとともに県民運動と連携した普及啓発活動を県内各地で展開し、P．S防止等に関する推進を図ってきた。しかしながら依然として多くの県民がP．Sにあっており、とりわけ喫煙習慣のない県民が健康で快適に生活することが妨げられている。このため、たばこの煙が健康に悪影響を及ぼすことについて関心および理解を深め、P．Sの防止等に取り組むことが必要である。このような認識に基づきP．Sを防止するための措置等を定め、県民の健康および快適な生活の維持を図ることを目的としてこの条例を制定する。第一章総則…定義についてはP．S防止等とはその対象施設、たばこの定義などが述べられているが省略。第条、第条…神奈川方式と大差なし。第条～第条…神奈川方式と変わらず。第条…P．S防止等について吸い殻入れ設置を禁ずる条文は同じ。第条…区域分煙措置についてであるが、当分の間喫煙室（もっぱら喫煙のために利用され SがP ．S防ることを目的とする室）をいい、○ 止区域に直接排出されることがない構造または設備として規則で定めるもの、すなわち喫煙室で喫煙することができる。前項の施設管理者は同項の規定により、喫煙区域に未成年者を立ち入らせないよう努めなければならない…など進展のない文言となっており、特に喫煙区域の表示などの問題は以前より行われてきていることでもあり、「当分の間」という表現は行政用語の逃げ道でもあり、制限、期間をはっきり決めたものが欲しい。第条…別表第のからまでは掲げる対象施設（これは（その）でまとめる）の施設管理者は、第条第項の規定にかかわらず、当分の間、受動喫煙防止区域の一部を喫煙区域とすることができる（註：ここでも「当分の間」が用いられている）。前項の規定による喫煙区域は、次に掲げる方 Sが喫煙区域以外のP ．S防止区域法により、○ に直接排出されることがないように設けなければならない。以下は神奈川方式では省略したが、今後のこともあるので、正確に転記しておく。第条…宿泊施設の管理者は利用者の状況、その他の状況を考慮し、その客室の一部を禁煙客室とするよう努めるべき…。第条…観覧場屋外の観客席・遊園地の遊戯設備など未成年が多く集まる区域について、P． S防止に関する必要な措置を講じること。第条、第条…施設管理者はP．S防止区域において喫煙しているものに厳しく注意、退出させ、必要な時は知事が助言することができる。第条…立入検査の項略。第条…羅列であるが、虚偽の報告などには万円以下、資料の提出、立入検査の忌避は万円以下の罰金に処する。その他万円以下過料など定められている。以上、簡易化したが、本条例は平成年月日より施行、第条罰則については同年月日より施行することになった。註：官庁用語が羅列するため、詳細は省略した。われわれ禁煙運動関係者の中にはこの法例が生ぬるいため、今後の各自治体の法例決定に影響を及ぼすとの危惧を強く持つ人も少なくなかった（以下、次号）。