平成２７年３月２０日関係各位学校法人大阪薬科大学学校法人大阪薬科大学と学校法人大阪医科大学の合併契約の締結について学校法人大阪薬科大学と学校法人大阪医科大学は、このたび、法人合併契約を締結しました。今後は両学校法人で合併推進会議を設置し法人合併に向けた準備作業を進め、平成２８年４月に「学校法人大阪医科薬科大学」として新たなスタートを切ることを目指します。法人合併に至る経緯等は次のとおりです。１８歳人口の急激な減少、即ち「２０１８年問題」への対応は、単科大学である大阪薬科大学、大阪医科大学にとっては重大な問題であり、将来を見据えた、抜本的な改革を行わない限り大学の永続的な存在は困難となるとの判断から、両学校法人の理事長は、平成１９年２月頃から両大学の連携について模索してきました。平成２１年１月には、「大阪医科大学と大阪薬科大学との連携強化」について覚書を交わし、平成２２年度に入ってからは「より実効ある連携を図るには法人統合も選択肢の一つ」とし、「法人統合も見据えた大学連携」について理事長打合せを重ね、平成２３年１１月に法人合併基本合意書を取り交わして法人合併に向けた協議に入ることを学内外に公表しました。その後は「法人合併協議会」を設置して法人合併に向けた協議を進めてきました。この間、学校法人大阪医科大学と学校法人高槻高等学校との法人合併等もあって協議が長引きましたが、平成２６年４月からは協議を本格化し、このたび法人合併契約を締結するに至ったものです。この法人合併は、医学・薬学・看護学の連携による特色ある大学作りをすることを目的とし、その目指すところは、医学、薬学、看護学の連携によるチーム医療を見据えた総合医療教育です。また、将来的には大学の統合も視野に入れており、不断の改革、改善によって受験生や社会にとって魅力ある大学にすることで優秀な学生の確保に繋げ、もって経営基盤の強化を図ろうとするものです。教学面での実効ある連携の具体化については、合併契約締結後に設置される合併推進会議の下に教学部会を設けて協議することとしています。なお、合併契約の概要については別紙（法人合併の概要）のとおりです。学校法人大阪医科大学と学校法人大阪薬科大学の法人合併の概要１．合併の目的我が国の人口構造と社会情勢の変化を見据え、次世代を担う良質の医療人の養成、並びに医薬看が連携・融和する先進的医療体制の構築・提供を目指し、特色ある学際的教育・研究と新たなチーム医療教育を推進するとともに、魅力ある学校作りを行い、もって学校法人の運営と経営の基盤を強化することを目的として合併する。２．合併の方法この合併は、学校法人大阪医科大学を存続法人とし、学校法人大阪薬科大学が解散する吸収合併であるが、その実質は両学校法人対等の合併である。なお、合併後の法人の名称は、「学校法人大阪医科薬科大学」に改める。３．合併の期日文部科学省に認可申請する合併期日は、平成２８年４月１日とする。４．理事理事の総数は、１７名（学校法人大阪医科大学理事１１名に、学校法人大阪薬科大学から理事６名が合併後の法人に加わる。）とする。但し、合併から２年間は学校法人大阪薬科大学から加わる理事１名を増員し、１８名とする。５．理事長及び副理事長学校法人大阪医科大学理事長は、合併後の法人の理事長となり、学校法人大阪薬科大学理事長は、合併後の法人の副理事長となる。６．常務理事合併時に常務理事２名を置き、理事長及び副理事長を補佐させるとともに法人の業務を分掌させる。７．監事合併時の監事は、３名とする。（学校法人大阪医科大学監事２名に、学校法人大阪薬科大学監事のうち、１名が合併後の法人に加わる。）８．評議員合併時の評議員の総数は、３７名とする。（学校法人大阪医科大学評議員２３名に、学校法人大阪薬科大学評議員のうちから、理事長、学長ほか１２名（教職員から４名、同窓会から４名、学識経験者等から４名）が合併後の法人に加わる。）９．役員・評議員の任期役員（理事及び監事）、評議員の任期は４年 10．新法人が設置する学校大阪薬科大学は、合併後の法人が学則等の内容を変更することなく承継して運営する。（大阪医科大学、大阪薬科大学及び高槻中学校・高槻高等学校を設置する学校法人となる。） 11．学校等事務体制・法人に係る事務を処理するため、法人事務局を置く。・大阪医科大学及び大阪薬科大学の事務を処理するため、それぞれに大学事務局を置く。・高槻中学校・高槻高等学校の事務は、大阪医科大学事務局（中学・高校事務部）が行う。 12．大阪薬科大学教職員の身分等・学校法人大阪薬科大学の教職員は、合併後の法人において継続雇用する。・教職員の勤務場所は、当分の間、現在のままとする。 13．大阪薬科大学教職員の給与、勤務時間、休日等・学校法人大阪薬科大学から継続して雇用する教職員の給与等は、当分の間、現行の諸条件を継続適用する。・学校法人大阪薬科大学から継続して雇用する教職員の勤務時間、休日等に関する勤務条件は、当分の間、現行の勤務条件を継続適用する。・その他の処遇については、当分の間、現行の処遇を継続適用する。 14．合併日以降に大阪薬科大学勤務として採用される教職員の処遇合併期日以降に、大阪薬科大学勤務として採用される者の処遇等については、当分の間、上記13．に準じて取り扱うものとする。以上