平成27年3月19日 内閣府沖縄総合事務局 「地理的表示保護制度に関する説明会」の開催について 平成26年6月18日に成立した「特定農林水産物等の名称の保護に関する法律」(地 理的表示法)は、平成27年6月1日に施行を予定しており、地理的表示保護制度の運 用が開始されます。 この制度は、地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質 等の特性が産地と結び付いており、その結び付きを特定できるような名称(地理的 表示)が付されているものについて、その地理的表示を知的財産として登録し、保 護するものです。 この地理的表示の登録は施行の日(平成27年6月1日予定)から申請を受け付けま すが、産地関係者の皆様に、制度の内容についてあらかじめ御理解いただくととも に、登録申請の具体的な方法をご案内するため、下記のとおり説明会を開催いたし ます。 記 1 開催日時 平成27年4月21日(火)13:30~16:30 受付13:00~ (定員120名) 2 開催場所 沖縄県那覇市おもろまち2-1-1 那覇第2地方合同庁舎1号館(2階)大会議室 3 参集範囲 地理的表示登録の申請を検討する産地関係者(都道府県担当者、市町村担当者、 農林漁業関係団体)、他 4 内容 第1部 第2部 地理的表示法について -休憩(15分)- 地理的表示登録の申請方法について *第1部の内容については、平成26年10月に実施した説明会と同様の内容ですの で、ご参加頂いた方は、第2部からの参加も可能です。第1部と第2部の間の休憩 時間(14:15~14:30の予定)にご入場下さい。 5 申込方法及び締切 別紙の「参加申込書」に必要事項をご記入のうえ、4月16日(木)までにFAX でお申し込みください。また、当局ホームページでも本説明会の開催をご案内し ております。《http://www.ogb.go.jp/nousui/index.html》 なお、申込者が定員に達し次第、締め切らせていただきます。 ※ 参加費用は無料です。 [お問合せ先] 〒900-0006沖縄県那覇市おもろまち2-1-1 内閣府 沖縄総合事務局 農林水産部 食品・環境課 (担当)冨里、大城、上間 電話:098-866-1673 FAX:098-860-1179 別紙 沖縄総合事務局 食品・環境課 FAX 098-860-1179 沖縄総合事務局 農林水産部 食品・環境課 (担当)大城、上間 宛 地理的表示保護制度に関する説明会 参加申込書 ※E-mailアドレスは必要に応じて記入して下さい。 機 関 団体名 〒 所在地 連絡先 TEL: FAX: 所属・役職名等: 氏 E-mail 名: : 所属・役職名等: 氏名等 氏 E-mail 名: : 所属・役職名等: 氏 E-mail 名: : ( 注 意 ) 参加申込みは先着順に受け付けますが、定員に達した場合は参加をお断りする場合がある ことを予めご了承ください。 参 考 特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(概要) 平成26年6月 農林水産省 1 趣旨 地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性が産 地と結び付いており、その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)が付さ れているものについて、その地理的表示を知的財産として国に登録することができ る地理的表示保護制度を創設する。 2 法律の概要 (1)登録 ① 農林水産物・食品のうち、特定の地域で生産され、品質その他の特性が生産 地に主として帰せられるもの(特定農林水産物等)の生産者団体(※)であっ て、生産行程や品質の管理を行う十分な能力を有するものは、その名称である 地理的表示の登録を農林水産大臣に申請することができる。(第6条) ② 生産者団体は、①の申請に当たっては、特定農林水産物等の生産地や生産方 法、特性等を定めた明細書及び生産行程等の管理に関する規程を添付する。 (第 7条) ③ 農林水産大臣は、①の申請の概要を公示し、第三者からの意見書の提出を受 け付けるとともに、学識経験者の意見を聴取した上で、登録の可否を判断する。 (第8条~第14条) (※ 生産者や加工業者が組織する団体であり、複数の団体を登録することも可 能。) (2)登録特定農林水産物の名称の保護等 ① (1)の登録を受けた生産者団体の構成員は、明細書に沿って生産した特定 農林水産物等又はその包装等について、地理的表示を付することができる。 (第3条第1項) ② 生産者団体の構成員が①により地理的表示を付するときは、登録された地理 的表示であることを示す標章(マーク)を併せて付するものとする。(第4条 第1項) ③ 何人も、①及び②の場合を除き、農林水産物・食品又はその包装に地理的表 示又は標章を付することはできない。(第3条第2項、第4条第2項) ④ 農林水産大臣は、③に違反した者に対し、地理的表示若しくは標章又はこれ らと類似する表示若しくは標章の除去を命ずることができる。(第5条) ⑤ ④に違反した者に対しては、刑事罰を科する。(第28条、第29条) 3 施行期日 公布の日から起算して1年を超えない範囲において政令で定める日(附則第1条) 機密性○ 情報 ○○ 限り 特定農林水産物等の名称の保護に関する法律の概要 1.制度導入の必要性 現 ○ 地域の様々な特性に由来した品質等を備えた 特徴ある産品が多数存在。 状 ○ 中にはその名称で原産地を特定できるようなも のも存在。 課 ① 特性の統一・維持が不十分 そのような産品の名 称を地域の共有財産 (知的財産)として活 用を図っていく必要。 ② フリーライドや模倣の発生 結果 題 V 信用 低迷、 産者 体 利 信用の低迷、生産者全体の利益 の逸失 ブランド価値の毀損、生産者全体 の不利益 ※ 経済連携強化の流れの中、地域ブランドを知的財産として保護する制度がないと、国益の毀損も懸念 2.制度の概要 ポイント ① 農林水産物等の特性を国が保証し、その名称(地理的表示)を登録 農林水産物等の特性を国が保証し その名称(地理的表示)を登録 ② フリーライド・模倣品(地理的表示の不正使用)を国が排除 ③ 地域の生産者全体に地理的表示の使用を許容 ② 地理的表示、 生産・ 加工業者の団体の登録 生産・加工業者 ③ 品 質 管 理 生産・加工業者 の団体 ( 2 ※) 生産・加工業者 生産・加工業者 生産・加工業者 【第12条、第13条】 ※ 手続の透明性・公平性も確保 【第8条~第11条】 ① 地理的表示(※1)、生産・加工 業者の団体の登録申請【第6条、第7条】 ※1 明細書作成 ③ 品質管理体制のチェック 農林水産大臣 【第21条、第24条】 取締り【第5条】 不正 使用 通 報 【第25条】 地理的表示の不正使用を知った者 ※2 複数の団体を登録することも可能。地域のブランド協議会等を含む。 3.制度の創設の効果 ① 生産者利益(地域の知的財産)の保護 (農林水産物等の適切な評価・財産的価値の維持向上) ② 需要者利益の保護 (高付加価値の農林水産物等の信用の保護・需要の確保)
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