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制度の
ご案内
地域で支え合い 助け合うために
避難行動支援の流れ
Q1
○
なぜ、地域住民に助けを求めるのですか。市役所が助けてくれないのか
大規模な災害が発生し、または、発生するおそれがある場合に、消防や警察等による支援
体制(公助)が整うまでには、一定の時間を要するうえ人的体制を含めて対応能力等に限界
があります。一方で、支援を必要とする人々が多くなります。そのため、自らの命は自らで
守り、支援が必要な者に対しては、地域で助け合う地域防災活動が重要です。
○
市では、東日本大震災の被災地全体の死者数のうち 65 歳以上の高齢者が約6
割を占めた教訓を踏まえ、自分ひとりでは災害時に避難が難しい高齢の方や体
の不自由な方に対し、隣近所が助け合って速やかに避難するしくみづくりを行
うことで誰もが安心して暮らすことができる地域をつくる避難行動要支援者
支援制度を推進しています。
避難行動要支援者の支援を行うためには、行政による支援体制(公助)と自治会・自主防
災組織等を中心とした地域住民相互の支え合いによる支援体制(自助・共助)を確立するこ
③
とが重要です。特に、大規模災害においては、自治会など地域の助け合いが被害を最小限に
抑える力となることは、過去の教訓からも明らかです。
Q2
○
避難のための支援
提供された名簿の個人情報が悪用されないか
地域の避難支援者への名簿の取り扱いについては、秘匿性の高い個人情報も含まれるた
め、当然、守秘義務が課せられること、無用に共有・利用しないこと、施錠可能な場所へ
保管すること、必要以上に複製しないこと、取り扱う者を限定すること、名簿情報の取り
避難行動
要支援者
扱い状況を報告してもらうことなどを、名簿の提供時に説明し、明文化した協定書の取り
地 域
交わしを行い、適切な措置を講じます。
Q3
○
Q4
○
自治会や民生委員が独自に把握している情報の取扱いは
市が提供する名簿登載者以外に自治会や民生委員が独自に把握している方の情報で、地域
内での情報共有に同意を得ていない場合は、原則として共有できません。
外部提供に不同意だと助けてもらえないのか。同意すれば必ず助けてもらえるのか。
あらかじめ、避難行動要支援者として地域の避難支援者への提供を同意いただくこと
で、避難支援や安否確認をより速やかに行うことが可能となります。
○
隣近所
親族など
避難支援は地域の避難支援者の善意により可能な範囲で行っていただくものです。災害時
には避難支援者の方々も被災することがあるので、必ず支援を受けることができるとは限り
ません。
自治会
自主防災会
民生委員・児童委員
地区社協
など
②
①
名簿作成
提供に対する
不同意意思の確認
市役所
協定締結
名簿提供
①市は、避難行動要支援者名簿を作成し、対象の方に自治会など地域に名簿
を提供することに不同意か、意思の確認をします。
②市は、地域に名簿を提供します。提供した名簿は支援に必要な範囲で、自治
会内部の組長や班長の方がコピーを利用し、保管します。
お問い合わせは
富津市役所 防災課
80-1266
※自治会などとは、個人情報の取り扱いに関する協定を結びます。
③地域は、名簿を活用し避難のための支援に取り組みます。日頃から災害を
想定した備えを働きかけます。
本人の意思を代理できる方が代理人として不同意の申し出をしていただくことが
避難行動要支援者名簿について
できます。その場合は、申出書の代理人欄にご記入いただき提出してください。
(6) 市が名簿情報を提供すると
平常時には、お住まいの地域の避難支援等関係者があなたの情報を把握し、あな
(1) 避難行動要支援者名簿とは
災害対策基本法に基づき、市が災害対策に限定して作成する名簿です。名簿項目は、
たと相談しながら、災害時の支援に備え、具体的な避難支援者の選定、避難場所や
避難経路、避難の方法等を検討し、個別計画の作成を支援します。個別計画の情報
氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、避難支援等を必要とする事由、生命を維持
は、市に提出された後、避難支援者や地域の避難支援等関係者へ送付し、地域の支
するために必要な機器利用の有無等及び自治会名です。
援体制の整備に活用されます。
(2) など
名簿に登載される方は
・65 歳以上のひとり暮らしの方 ・65 歳以上の方のみの世帯に属する方
(7) 支援制度の注意
この制度は地域の方々の善意と助け合いの精神で成り立つものです。避難支援者
・要介護度 3 以上の方
・身体障害者手帳 1 級及び 2 級所持の方
や地域の避難支援等関係者がご自身と家族の安全を確保した上で、できる範囲での
・療育手帳 A 所持の方
・精神障害者保健福祉手帳 1 級所持の方
支援を行います。
など災害時に自ら避難することが困難で、支援を必要とする方
上記以外でも、自力での避難が困難な方も登載できます。
災害発生の予想は困難であり、すべての場合に市や地域が万全の体制がとれるわ
けではありません。状況によっては、安否確認の実施や避難支援の活動自体ができ
ないおそれもあります。
(3) 名簿情報の提供とは
何より、「自分の命は自分で守る」と意識を持つことが不可欠です。
法律により、市は、名簿情報の提供に不同意だった方を除いた名簿情報を、災害
発生前の平常時から市地域防災計画に定める避難支援等関係者(自治会、自主防災
組織、地区社会福祉協議会、民生委員児童委員、消防団、富津警察署、市社会福祉
○日頃から地域の行事や防災訓練に参加する等、地域とのコミュニケーションを
とりましょう。
協議会、市消防本部)に提供します。名簿情報はお住まいの自治会のエリアに限定
○家具の転倒防止対策を行ったり、就寝場所を工夫したりしましょう。
し、提供します。提供した名簿は避難支援に必要な範囲で、お住まいの自治会内部
○日頃、服用している薬や成人用オムツ等災害がおきた後の生活に欠かせないも
の組長や班長等がコピーを利用、保管します。
のを備えましょう。
○慢性疾患や在宅療養している方は、災害時の対応策を主治医や介護サービス事
(4) 名簿情報提供先の守秘義務は
提供する名簿情報は防災目的・災害時の避難支援や救助目的以外に使用しません。
提供先には災害対策基本法による守秘義務が課せられます。
名簿情報の提供にあたっては、提供先と協定を取り交わし、個人情報の適正な取
扱い及び管理に細心の注意を払っていきます。
(5) 提供不同意の申出
名簿情報の提供に関して、同意されない場合や家族との同居や健康状態が良好
等で支援を必要としない場合には、不同意申出書を提出してください。不同意の方
の名簿情報は提供されません。要支援者本人の判断が難しい場合は、家族・親戚等
業者などにあらかじめ相談しておきましょう。
○正しい情報を得るため、携帯ラジオのほか、
「富津市安全安心メール」への登録
をしましょう。