JNXネットワークサービスの紹介 2015年2月 ⼀般財団法⼈⽇本⾃動⾞研究所 JNXセンター *JNXおよびそのロゴは一般社団法人日本自動車工業会の登録商標です。記載のサービス名は各社各団体の商標または登録商標です。 およびそのロゴは一般社団法人日本自動車工業会の登録商標です。記載のサービス名は各社各団体の商標または登録商標です。 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXとは •⾃動⾞業界の共通ネットワーク JNX:Japanese automotive Network eXchange •業界共通の通信インフラによる情報流通の効率化 1 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXの狙い ■ネットワーク・コストの削減 ⾃動⾞メーカー A社 B社 ⾃動⾞メーカー C社 A社 B社 C社 JNX X社 Z社 X社 Y社 部品メーカー Y社 Z社 部品メーカー 複数⾃動⾞メーカー、部品メー カーとの取引があると、複数の ネットワークに加入要 単⼀のネットワーク(JNX) に加入すれば、どの相手先と も取引できる ⇒重複投資 ⇒重複投資回避 2 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXの構造と運営 ⾃動⾞メーカー インポータ 部品メーカー JNX 農機メーカー トヨタデジタル クルーズ TP 社会システム JNX利⽤者 TP: Trading Partner 中継点 ソフトバンク テレコム 建機メーカー ⽇本情報 通信 全体管理者 (JNXセンター) JNXセンターは 中⽴な運営のた め、⽇本⾃動⾞ 研究所に設置 暗号化装置 IPsec CSP CEPO JNX運営委員会 JNXサービスを提供するJNXセンターよ り認定されたサービスプロバイダー CSP: Certified Service Provider ⾃工会委員 CSP間中継設備 CEPO: Certified Exchange Point Operator 3 学識経験者 部工会委員 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXセンターの概要 JNXセンター設⽴の経緯 自動車業界の共通サービスの運営者としては、利用者、サービス提供者から中立・公平・等距離に ある組織が望ましいということで、経産省自動車課などの意向も踏まえ、公益法人である日本自動車 研究所(JARI)が候補に上がり、 研究所( )が候補に上がり、JARIは実地検証から参画し、自工会・部工会からの要請に基づき は実地検証から参画し、自工会・部工会からの要請に基づき )が候補に上がり、 JNXの運営組織として の運営組織としてJNXセンターを設立した( センターを設立した(2000年 年5月)。 月)。 の運営組織として センターを設立した( JNXセンターの概要 1.主要業務 ・加入手続き、顧客(TP)管理 ・通信事業者(CSP)間の中継サービス等の提供 ・通信事業者(CSP)の認定、審査 ・新サービスの企画・開発 ・加入促進、広報、啓発 2.組織 センター⻑ 以下 8名 (市場開発グループ、運⽤サービスグループ) 3.委員会 (JNX運営に関する監査・勧告・助言) JNX運営委員会(役員レベル)、JNX運営部会(部⻑・主幹レベル) 4.所在地 事務所 機器設置 NBF芝公園大門通りビル 5階 ソフトバンクテレコムデータセンター(メイン) 同北九州データセンター(バックアップ) 4 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNX関連会議体関連図 ⾃ 工 会 2014年12月1⽇ 現在 ⾃動⾞研究所 JNXセンター 部 工 会 委員⻑ ⾃⼯会永塚副会⻑ 電子情報委員会 JNX運営委員会 電子情報企画部会 JNX運営部会 IT対応委員会 幹事会 IT技術分科会 EDI-部会 ビジネスシステム部会 (他に通信事業者(CSP)との会議体あり) 相互に委員派遣、オブザーバー参加等により活動を調整 5 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNX加入状況 (2015年2月9⽇現在) 加入会社数 2531 コアTP加入状況 757 インターネットサービス加入状況 3888 LAアプリ公開状況(24アプリ) 新規公開:16 6 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXのセキュリティ構造 JNXは、⾃動⾞業界の企業間通信のインフラとしての要件を満たす為に閉域網 の利⽤を前提として、従来の専⽤線以上のセキュリティを確保しています。 JNXセキュリティの多重構造 技術的要件 MPLSによる閉域網 専⽤線アクセス網 パケットフィルタリング IPsecの使⽤ セキュリティ管理 – 暗号化 – ユーザ認証 – トンネル化(VPN) IPsec トンネル 管理⾯での要件 IP パケットフィルタリング CSPの認定制度 加入者審査 スポンサー制度 JNXCによる証明書の発⾏管理 MPLS JNX 閉域網 専⽤線 7 Copyright © JNX Center All rights reserved. 参考:暗号アルゴリズム強化活動 暗号アルゴリズム強化活動 活動概要 JNXでは2000年のサービス開始当初より暗号アルゴリズムとしてDESを使用しているが、DES については⼗分な安全性が確保されないとの理由で、⽶国では2005年5月に規格が廃止され ている。そこで、将来にわたってTPが安心してJNXサービスを利用できるよう、暗号アルゴリズムを はじめJNXコアサービスのセキュリティレベル強化を⾏う。 設定項目 鍵交換プロトコル 証明書公開鍵 暗号アルゴリズム ハッシュアルゴリズム Diffie-Hellmanグループ 現状 IKEv1 1024bit DES MD5 group1 ⇒ ⇒ ⇒ 強化策 IKEv1 2048bit AES(256) SHA-1 group1 (用語説明) DES(Data Encryption Standard) 56bit鍵を使った共通鍵暗号方式 AES(Advanced Encryption Standard) DESの後継アルゴリズム、鍵長は128, 192, 256bitから選択可 MD5(Message Digest 5) ハッシュ関数のひとつ。128ビットのハッシュ値を出力する SHA-1(Secure Hash Algorithm 1) 米国政府標準ハッシュ関数。160bitのハッシュ値を出力する 8 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXネットワーク構成 社内ネットワーク アクセス回線 CEPOサービス/ CAサービス CSPネットワーク JNXセンター管理 社内LAN IPsec 専⽤線 ルータ XO CSP コアユーザ IPsec 社内LAN コアユーザ メンバーズ サイト IPsec ルータ 光回線 帯域共⽤型 xDSL ブロード バンド網 DNS ルートサーバ CEPO CSP 社内LAN コアユーザ IPsec ルータ DNS ISDN網 ダイアルアップ ルータ インターネット ユーザ インターネット IPsec CSP SSL-VPN 装置 DNS CAサーバ CA 認証局 ルータ 9 Copyright © JNX Center All rights reserved. ディザスターリカバリー CEPO〜CSPネットワークは⼆重化・⾃動切換 九州DC (CEPOバックアップ) 10M 名古屋 (M、B) TDC(CSP001) 10M 東京DC (CEPOメイン) 50M 50M 20M 大阪 (B) 横浜 (M) NI+C(CSP002) 10 30M 100M 横浜 (M、B) SBTM(CSP006) Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXの運⽤ 回線種別 専⽤線 ブロードバンド D/UP インターネット 1) 回線障害監視 24×365 24×365 なし なし 2) ヘルプデスク受付 24×365 24×365 24×365 24×365 平均4時間以内 翌営業⽇以内 翌営業⽇以内 保証なし 4) トラフィック情報計測 ○ × × × 5)伝送遅延計測 ○ ○ × × 仕様 3) 障害復旧時間 備 考 参考:品質(システム可⽤性) 年度 アクセスネットワーク CSPネットワーク CSPネットワーク CEPOサービス CEPOサービス CAサービス CAサービス DNSサービス DNSサービス JNX全体 JNX全体 目標値 99.8% 99.965% 99.995% 99.99% 99.995% 99.745% 2012年度 99.999% 99.987% 100% 100% 100% 99.987% 2013年度 99.983% 99.996% 100% 100% 100% 99.979% 2014年度 (12末現在) 99.982% 99.994% 100% 100% 100% 99.977% 11 Copyright © JNX Center All rights reserved. 障害エスカレーションフロー JNXC ヘルプデスク 4 JNC CSP 1 JNX 加入TP 3 3 2 JNX CEPO 3 2 2 JNX-TPのインターフェイス 0 4 JNC CSP 1 JNX 加入TP 0) JNX加入TPが何らかの異常を発⾒した場合、まずTP内部の問題かどうかを判断する。内部の問題であればJNX外で解 決していただきます。(また、JNX ネットワークに関連しないTP-TP間の問題(アプリケーション等)は当該TP同士で解 決していただきます。) 1) TP内部の問題ではなく、JNXネットワークの問題である場合、問題解決はCSPに委ねられます。TPとCSPは協⼒して問 題解決をする必要があります。 2) もし問題が他のCSP/CEPOに関わる場合、CSPは、関連事業者間で調整して問題解決にあたります。 3) 関連事業者間で問題解決が出来ない場合は、JNX加入TPからはじめに報告を受けたCSPがJNXCにエスカレーションし ます。 4) CSPの対応に不備がある場合に限り、TPは、JNXCに直接エスカレーションすることができます。 12 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXサービスの責任範囲 JNX <コア接続> 専⽤線、ブロードバンド、ダイアルアップ CSP <インターネット接続> ライトアクセス アクセス回線 CSPはすべてのJNX加入 TPに対しIP接続サービス を提供します。コア接続 サービスにおいては、アクセ ス回線〜IPSecまでが CSPの責任範囲です。 アクセスルータ IPSec インターネット ファイア ウォール アプリサーバー 端末 各TP内ネットワークに関す る変更・導入・運用等は 別サービスとして提供しま す。(別費用) 13 端末 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXサービスの種類 BE:ベストエフォート 専⽤線接続 ブロードバンド 接続 ダイヤルアップ 接続 インターネット アクセス 回線速度 保証/部分保証 BE 保証 (64K/128Kbps) BE 障害対応 4時間回復 (注1) (注1) (注1) アクセス先 全TP 全TP 全TP CAI/公開TP APL利⽤ ○ ○ ○ ○(注2) APL公開 ○ ○ × × ご参考 常時接続、通信の 安定性を求めるTP 様向け 比較的安価に CADなどの大容量 データを利⽤した いTP様向け JNX利⽤の通信情 報量が少ないTP様 向け 低価格でJNX APLを利⽤した いTP様向け (注1) CSPにより各種オプションがあります。CSPにお問合せください。 (注2)ライトアクセスの場合は、APLごとに接続IDが必要となります。詳細は各公開TPにお問合せください。 (公開TPとはライトアクセス向けにAPLを公開しているTPを指します。) 14 Copyright © JNX Center All rights reserved. CSPにおけるサービス提供状況 2015年2月現在 TDC NI+C SBTM 専⽤線接続 ○ ○ ○ ブロードバンド接続 検討中 ○ ○ ダイヤルアップ接続 ○ △ △ ライトアクセス ○ ○ ○ ○:該当サービス提供中 △:サービス新規受付停止 (注)CSPにより取扱回線種類が異なります。 最新情報は、各CSPにお問合せください。 TDC:(株)トヨタデジタルクルーズ NI+C:⽇本情報通信(株) SBTM:ソフトバンクテレコム(株) 15 Copyright © JNX Center All rights reserved. JNXサービスの価格イメージ 接続形態 JNXサービス料⾦ JNX 料⾦ CSP 料金 価格イメージ ダイアルアップ 20,000 ブロードバンド(ADSL) 80,000 ブロードバンド(光タイプ2) 100,000 ブロードバンド(128K(帯域制限)) 40,000 ブロードバンド(1M(帯域制限)) 60,000 専⽤線(128K) 130,000 専⽤線(Ether128K(帯域制限)) 130,000 専⽤線(EC128K(帯域制限)) 120,000 専⽤線(Ether0.5M) 300,000 専⽤線(EC512K(帯域制限)) 150,000 専⽤線(Ether1M) 360,000 専⽤線(EC1M) 170,000 専⽤線(Ether2M) 530,000 専⽤線(EC3M) 230,000 専⽤線(MDN0.5M(10%保証)) 140,000 専⽤線(MDN1M(10%保証)) 150,000 専⽤線(MDN1M(50%保証)) 270,000 価格イメージは、TPに請求する 月額費⽤(税抜き) ⇒JNX加入料+CAサービス料+回線+ ルーター+IPSec+サービス料等 <インターネットアクセス> ライトアクセス 2,200 16 Copyright © JNX Center All rights reserved. お問い合わせ先 認定番号:CSP001 (株)トヨタデジタルクルーズ JNX受付窓口 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦⼀丁目8番11号 DNI錦ビルディング2F TEL:052-202-0355 FAX:052-202-0319 E-mail:[email protected] 認定番号:CSP002 ⽇本情報通信(株) JNX受付窓口 〒104-0044 東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー15階 TEL:03-6278-1100 E-mail:[email protected] 認定番号:CSP006 ソフトバンクテレコム(株) JNX受付窓口 〒105-7316 東京都港区東新橋⼀丁目9番1号 東京汐留ビル16F TEL:03-6889-9379 E-mail:[email protected] 17 Copyright © JNX Center All rights reserved.
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