株式会社 神戸製鋼所

株式会社
住所
〒651-8585 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通 2-2-4
ホームページ URL
1.
神戸製鋼所
http://www.kobelco.co.jp/
会社概要
創立
1911 年
資本金
2,509 億円
業績
売上高:1兆 8246 億円、経常利益:850 億円(2014 年度実績)
従業員数
10,586 名(単独)
事業内容
①鉄鋼・鋳鍛鋼・チタン、溶接、アルミ・銅などの「素材事業」
②産業機械、建設機械、エンジニアリング、環境ソリューションなどの「機械事業」
③上記をメインに、電力、不動産、電子材料などの幅広い事業を展開
2.
会社の特色
神戸製鋼といえば「鉄」のイメージをお持ちかもしれません。
しかし当社は鉄だけではなく、経営基盤を支える【素材】
【機械】
【発電】の3つの重点事業をメインに、
「鉄鋼」
「溶接」
「アルミ・銅」
「機械」
「エンジニアリング」
「電力」など広範な分野で技術・ノウハウを駆使して多彩な事業活動を展開。
世界市場のトップシェアを誇る、絶対負けないオンリーワン製品や技術を多数保有しています。
2002年からは、神戸において「電力供給事業(IPP)
」を展開。現在、IPP事業では国内最大規模となる、
140万kwの電力を供給し、同事業を通じて地域社会の発展に寄与するとともに、安定的な収益を確保。
国家プロジェクトといった大きなものから、TVやPCといった身の回りのものまで、広く社会に関わる仕事ができる
KOBELCO(神戸製鋼)には、夢や能力、個性を思いっきり発揮できる大きなフィールドがあります。
3.
3.1
先端研究・技術開発・製品開発例の紹介
マイクロバイナリーの適用
スクリュータービンと発電機ロータとを一軸一体構造とすることで、軸シール、カップリング、発電機のベア
リングが無い半密閉スクリュータービン方式のバイナリー発電システムを世界で初めて実用化。作動媒体や潤
滑油が漏れない構造により、長期の安定運転も実現。
また、長年培われた世界有数の圧縮機、冷凍機の技術をベースに開発したスクリュータービンを採用。熱源
変動に強く、高効率な発電が可能。
3.2
ITmk3 の開発
現在の製鉄の主流である高炉法や、ミドレックス法の代表される直接還元製鉄法とは全く異なる新たな第 3 世
代の製鉄法として、微粉鉱石と一般炭を使い、比較的低温で急速に還元・浸炭・溶融・スラグ分離を行い、粒
状鉄を製造する新製鉄プロセス、ITmk3 を開発。高炉法では 8 時間、ミドレックス法では 6 時間という反応時間
に対して、ITmk3 は回転炉床炉を用いて一連の反応を 10 分で完結。近年、世界の鉄鉱石市場では高品位の鉄鉱
石確保が困難となりつつあり、低品位鉄鉱石の有効活用が課題である。現在、低品位の鉄鉱石は微粉に粉砕し、
これを選鉱して高品位の鉄鉱石を取りだし、ペレットに焼き固められ、高炉や回転炉炉床に投入し、一挙に還
元・溶融することで粒状鉄(アイアンナゲット)を製造。また、還元剤として利用する石炭も、高炉で利用さ
れる原料炭に比べ大規模且つ広範囲に賦存する一般炭を利用するので、石炭の調達先を拡大できるばかりでは
なく、高炉で不可欠なコークス化も不必要となり、環境負荷も軽減される事となる。
これまで利用が困難であった低品位の鉱石と還元剤としての一般炭の利用を ITmk3 は具現化した事で、従来
より製鉄コストを低減させるばかりではなく、製鉄原料の範囲を広げ、更に環境負荷の軽減にも繋がるため、
今後の鉄源供給の画期的なプロセスとして、世界から注目されている。
3.3
鉄鋼分野の更なる挑戦
収益の『安定』と事業の『成長』に向けた布石を着実に打つために、鋼材事業においては「構造改革」、「電
力供給事業の拡大」に着手。
鋼材部門の生産拠点において、現在は神戸製鉄所、加古川製鉄所共に高炉を保有する一貫製鉄所にて鋼材生
産を行っているが、2017 年度を目処に神戸製鉄所の高炉などの上工程設備を休止し、加古川製鉄所に集約する
ことで稼働率の向上と固定費の削減による大幅なコスト低減に挑戦する。これによって、加古川製鉄所におい
て、最新鋭のブルーム連続鋳造設備と溶好処理設備を新設、分塊圧延機を能力工場し、主力品種の特殊鋼線材・
棒鋼の競争力強化を図る。
また、神戸製鉄所における石炭火力発電所の建設・操業で培ったノウハウを活かし、「素材」と「機械」の 2
本柱に加え、電力供給事業を安定収益基盤として拡大する。具体的には、栃木県真岡市で 140 万 kw 級のガス
火力発電の建設を目指し、環境アセスメントを完遂するとともに、2019 年から 2021 年頃の稼働を目標に確実
な受注を目指す。神戸製鉄所においては、休止する高炉跡地の活用策として、電力供給事業の可能性を検討す
る。
これら事業活動を成立させるべく、常に最先端の技術を導入のため、当社エンジニアが主体となって、国内・
国外の専門メーカーを通して、あらゆる機械技術を結集しプロジェクト活動を進めている。
問合せ先:人事労政部
人事グループ
E-mail: [email protected], Tel.078-261-4310, Fax.078-256-2067