公 募 要 領 「知的クラスター形成に向けた研究拠点構築事業」 (共同研究事業) 平成 27 年 3 月 沖縄県 公 募 要 領 沖縄県(以下、県とする。)では、公益財団法人沖縄科学技術振興センター(以下、「科技セン ター」とする。 )へ委託し、平成 22 年度から知的クラスター形成に向けた共同研究事業を実施し ております。平成 27 年度に、 当該事業の一環として行う共同研究事業を新規に実施する予定です。 これに伴い、受託する共同研究体を、一般に広く募ることといたしました。受託を希望される方 は、次の要領に従って提案書を提出して下さい。 なお、本事業は国の補助事業を受けて実施するため、本公募による採択及び執行については、 国の補助金交付等が前提となりますので、予算化の状況等に応じて事情の変更があり得ます。 1.委託業務概要 ⑴目的 県内外の研究機関、企業等が連携した共同研究を推進し、組織間・研究者間のネットワー クの構築及び研究基盤の高度化を図ることを目的とします。 ⑵内容 大学、企業、高専、一般財団法人、一般社団法人、公益法人、研究組合、独立行政法人等 からなる共同研究体を構築し、オープンリサーチセンター及びオープンリサーチセンターに 整備した先端シーケンサーを活用した共同研究事業を実施します。なお、当該共同研究体に は、沖縄県内研究機関及び沖縄県内企業をそれぞれ1機関以上含むことを必須条件とします。 事業期間は1年を予定しており、共同研究事業の規模は1件あたり年間 50,000 千円程度を 想定しておりますが、国の予算の状況等に応じて事情の変更があり得ます。 ※オープンリサーチセンターとは、当事業の共同研究を行うための施設として沖縄県工業 技術センターの 3 階に設置し、科技センターが管理運営を行っている施設です。 ※ここでいう「沖縄県内企業」とは、沖縄県内で研究開発を行う企業をいいます。 ⑶事業の仕組み(下記の①~⑤は、下図の①~⑤に対応) 沖縄県では、平成 22 年度より当事業を実施しており、科技センターへ当事業全体のコーデ ィネートを委託しております。 平成 27 年度より共同研究事業を追加することを予定しており、 事業採択後は、科技センターと契約を締結し、当該契約に基づき事業を実施していただきま す。 ①県では、共同研究事業を公募します。 ②受託を希望する共同研究体は、県に提案書を提出していただきます。 ③県は、採択審査委員会の審査結果を踏まえて採択又は不採択を決定し、その結果を通知し ます。 ④採択された共同研究体は、県が事業運営を委託している科技センターと再委託契約を締結 し、研究事業を実施し、事業終了後には実績報告書を提出します。 ⑤実績報告に基づき、再委託費の精算払いを行います。 申請者(共同研究体) ④事業実施及 び実績報告 ①公募 ②応募 ③採択又は 不採択通知 ⑤再委託 管理法人 科技センター 事業費委託 沖縄県 事業費補助 内閣府 1 2.応募の要件 大学、企業、高専、一般財団法人、一般社団法人、公益法人、研究組合、独立行政法人等から なる共同研究体を構築することが応募資格となります。応募にあたっては、共同研究体を構成す る各機関の連名で申請して下さい。 また、当該共同研究体には、沖縄県内研究機関及び沖縄県内企業のそれぞれ 1 機関以上を含む ことを必須条件とします。 ⑴共同研究体の構成について 応募にあたっては、以下の要件を満たす研究機関等の構成員からなる研究共同体を構成す る必要があります。 ①ゲノム解析分野における研究開発の実績を有し、かつ、研究開発目標の達成及び研究計 画の遂行に必要な組織、人員等を有していること。 ②先端シーケンサーPacBio RSⅡ及び 5500xl SOLiD によるゲノム解析技術を有する県内企 業が参画していること。 ③当該委託業務を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資金や研究設備等 について充分な管理能力を有していること。 ④県が事業を推進する上で必要とする措置を、適切に遂行できる事務処理体制を有してい ること。 ⑤当該委託業務から得られた研究開発成果の実用化を図る計画及びその実現について充分 な能力を有している研究機関が参加した共同研究体であり、それぞれの明確な責任と役 割が示されていること。 ⑥委託業務終了後も当事業により集積された研究基盤を活用し、持続的に県の産業振興や 科学技術振興への寄与を前提として、原則、応募者は県内に研究開発拠点を有する機関 とする。 ただし、県内機関が研究を実施するにあたり、県外機関の特別の研究開発能力や研究施 設等の活用及び技術指導が必要な部分について、県外機関が共同提案者として参加する場 合にはこの限りではない。 ⑦事業の管理法人である科技センターの事業運営に対し協力すること。 ⑵対象事業の要件 本提案に係る委託対象事業は、次の要件を満たすことが必要です。 ①ゲノム解析技術を用いて沖縄県内の生物資源(微生物、微細藻類、海洋生物等)の付加 価値を高めるための、技術導入または体制構築等を図るものであること。 ②オープンリサーチセンターに整備された先端シーケンサー、PacBio RSⅡ及び 5500xl SOLiD を活用する内容であること。 ③事業期間終了後(1 年後)の研究水準等の達成目標を明らかにすること。 ④沖縄県内への科学技術振興又は産業振興に対する波及効果が期待される内容であること。 3.契約について ⑴再委託契約の締結 採択されたプロジェクトについては、県が事業運営を委託している科技センターと再委託契 約を締結することとなります。 なお、契約にあたり以下の事項について、ご了承ください。 ①実際の契約の際には、提案内容の審査や予算上の制約があること等から、必ずしも提案書 に記載のある物品の購入や提案額を保証するものではありません。 ②提案内容について本事業の趣旨と照らし合わせて修正協議を行う場合があります。 ③契約条件が合致しない場合には、委託契約の締結ができない場合があります。 ④委託契約締結後、具体的な実施内容を記述した実施計画書を提出する必要があります。 2 ⑵再委託費の内容 再委託費は、事業の遂行及び成果のとりまとめに直接必要な経費が対象となります。具体的 に、実施計画書及び支出する再委託費の整理にあたっては、別表「委託費積算基準」及び「平 成26年度知的クラスター形成に向けた研究拠点構築事業委託業務務経理処理手引き」を参照 して下さい。 (3)その他留意事項 ①経費算定の対象は、原則として、再委託期間中に再委託業務を行うにあたって発生し、か つ、支払われる経費とし、委託期間外に発生又は支払われる経費は認めないものとします。 ただし、再委託期間中に発生し、かつ、その経費の額が確定しているものであって、再委 託期間中に支払われていないことについて相当の事由があると認められるもののうち、そ の支払期限が再委託期間終了日の翌月末日までのものは経費精算対象とします。 ②再委託事業の実施期間の終了日までに研究成果報告書及び実績報告書を科技センターに提 出いただき、原則、再委託金額の確定後に精算払いとなります。 ③再委託金額の確定額は、再委託業務の実施に要した経費の額と契約金額とのいずれか低い 額とします。 ④再委託事業終了後、会計検査院が検査に入ることがあります。 4.提出期限及び提出先 応募は、公募要領に従い提案書を作成し、応募期間内(平成 27 年 3 月 10 日(火)~平成 27 年 4 月 3 日(金)17:00 迄)に郵送又は持参にてご提出下さい。提案書は日本語にて記載されている ことといたします。なお、FAX 及び電子メールによる提出は受け付けられません。 また、書類は返却いたしません。 ・提出期限:平成 27 年 4 月 3 日(金)17:00 必着(郵送含む) ・提 出 先:沖縄県企画部科学技術振興課 科学振興班 山城 宮城 宛 〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎 1 丁目 2 番 2 号 ※封筒に、 「知的クラスター形成に向けた研究拠点構築事業」に係る提案書在中と朱書きの上、ご 提出下さい。 5.応募方法 (1)提案書の作成にあたって ・ 提案書の記載様式については別添 1 を参照してください。また、別添 2 に従ってプロジェ クトリーダー候補研究経歴書を、別添 3 に従って主要研究者候補研究履歴書を作成してく ださい。なお、提案書は日本語で作成して下さい。 ・ 提案書の提出部数は、10 部(正 1 部、副(正のコピー)9 部)とします。 多数のコピーのお手数をおかけして申し訳ありませんが、短期間で迅速に審査を行う都合 上、ご協力をお願いいたします。なお、提案書の副は審査の際の資料とします。 ・ 提案書の提出時に「提案書受理票」 (別添 4)を添付して下さい(1 部) (2)添付書類 提案書には、各機関毎に次の資料又はこれに準ずるものを添付して下さい。 ・ 会社経歴書 1 部 ・ 最近の営業報告書(1 年分) 1 部 ・ 当該技術に関する事業部、研究所等の組織等に関する説明書 1 部 (3)提案書の受理及び提案書に不備があった場合 ・ 応募資格を有しない者の提案書、又は不備がある提案書は受理できません。 ・ 提出された提案書を受理した場合は、提案書受理票を提案者に通知いたします。 ・ 提案書に不備があり、提出期限までに整備できない場合は、提案を無効とさせていただき ます。なお、この場合は、書類を返却いたします。 3 6.秘密の保持 提案書は本共同研究事業の委託先選定のためにのみ用い、厳重に管理いたします。なお、取得 した個人情報については、研究開発等実施体制の審査のために利用いたしますが、特定の個人を 識別しない状態に加工した統計資料等に利用することがあります。ご提供いただいた個人情報は、 上記の目的以外で利用することはありません。(ただし、法令等により提供を求められた場合を除 きます。) 7.再委託先の選定について (1)審査の方法 審査については、審査委員会において行われます。 再委託先の選定は非公開で行われ、審査の経過等、審査に関する問い合わせには応じないこと と致しますので予めご了承下さい。また、提出された提案書等は、返却できません。 ※ヒアリングを行う可能性があります。その場合、別途ご連絡いたします。 (2)審査基準 審査にあたっての基準は下記の通りです。 ① 事業の提案内容が次の各号に適合していること。 1) 目的及び内容が県の意図と合致していること。 2) 実施の方法、内容等が優れていること。 3) 事業実施における経済性が優れていること。 4) 本県への科学技術振興及び産業振興に対する波及効果が期待できること。 ② 再委託予定先の事業実施における遂行能力が次の各号に適合していること。 1) 事業実施に必要な体制が整っていること。(共同研究先含む) 2) 関連分野の研究等に関する実績を有すること。 3) 経営基盤が確立していること。 4) 当該研究等に必要な設備を有していること。 5) 当該研究等に優秀な研究者等が参加すること。 (3)再委託先の決定及び通知について 採択された案件名については県のホームページ等で公表します。 (4)スケジュール 平成 27 年 3 月 10 日 ・・・・・ 公募開始 3 月 16 日 ・・・・・ 公募説明会 4 月 3 日 ・・・・・ 公募締切 4 月中旬(予定) ・・・ 審査委員会 4 月下旬(予定) ・・・ 再委託先内定 5 月上旬(予定) ・・・ 契約 (5)その他の留意事項 ・ 研究開発終了後、追跡調査・評価にご協力頂く場合がございますので宜しくお願い申し上 げます。 ・ 採択条件として提案書における研究計画や研究開発体制等を一部見直して頂くことや、積 算を見直して頂くことがあります。 ・ 再委託期間中及び委託期間終了後の検査等において、再委託業務の実施に関し、経費の虚 偽申告及び過大請求などによる不正受給、または研究活動における研究成果や論文等のね つ造、改ざん及び盗用といった不正行為等が発見された場合、県は再委託先に対し、再委 4 託費の一部若しくは全部の返還、新規契約の停止、再委託先名及び不正内容の公表、刑事 告訴等の厳しい措置をとることがあります。 8.公募説明会の開催 下記のとおり説明会を開催し、当該共同研究事業及び提案公募に係る内容、契約に係る手続き、 提案書類等について説明しますので、応募を予定される方は可能な限り出席して下さい。説明会 は日本語で行います。説明会への出席は義務ではありません。事前登録は不要です。 [説明会の日時及び場所] ・ 日 時:平成27年3月16日(月) 10:00~11:00 ・ 場 所:沖縄県那覇市泉崎1丁目2番2号 沖縄県庁14階 会議室 9.問い合わせ先 本事業の内容及び契約に関する質問等に関しては、平成 27 年 3 月 16 日から平成 27 年 3 月 26 日に限り FAX にて(日本語のみ)受け付けます。但し、審査の経過等に関するお問い合わせには 応じられません。 沖縄県企画部科学技術振興課 科学振興班 山城 宮城 FAX:098-866-2799 10.添付資料 ⑴ 提案書の様式(別添 1) ⑵ プロジェクトリーダー候補研究経歴書(別添 2) ⑶ 主要研究員候補研究経歴書(別添 3) ⑷ 提案書受理票(別添 4) 5
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