H27.3月号 今回の担当はがん化学療法看護分野の蒲原です がん患者指導管理料 がん患者カウンセリング料は、2010年診療報酬改定で導入され、がん患者さんが納得して治療を受けることができ るよう十分にサポートするために設けられた項目です。 具体的にはがんと診断された患者さんに対し、緩和ケアの研修を修了した医師が、がん患者の看護に従事した経験 を有する専任の看護師と共同して、診療方針について十分に話し合い、プライバシーに配慮された環境で、診断結果 及び治療方針について患者が十分理解し、納得した上で治療方針を決定できるように説明、相談を行っています。 がん患者指導管理料Ⅰ 500点 医師が看護師と共同して治療方針等について話 し合い、その内容を文書等により提供した場合、 患者1人につき1回限り算定することができます。 院内では算定基準に従い、現在緩和ケア認定看 護師 青郷課長、がん化学療法認定看護師 蒲原 が担当しています。 2014年4月から2015年1月までの加算取得 件数は157件でした。 現在行っていること ICに同席しています。説明した内容やIC中の患者の様子を記録に残し、その 後関わるスタッフとの情報共有に努めています。また患者さんが病状や治療 方針についての理解や受け止めについて落ち着いて話せる時間を診察後に 設け、適宜対応しています。 現在当院では診断、治療、経過観察、再発、治療、終末期の全過程における 患者さんへの支援、介入するシステムがまだまだ希薄な状況と考えています。 がん患者さんが必要としていることに、がん患者カウンセリング料がついたこ とで実施している事柄があっているのかはこれからも検討課題ですが、診断か ら介入することによって以前より早い段階から必要なケアを実施できるように はなりました。 些細なことでも構いませんので、がん患者さんへのケアで悩むときは青郷課 長または蒲原まで連絡ください。
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