加古川市公設地方卸売市場整備方針調査検討業務委託仕様書 1 委託業務名 加古川市公設地方卸売市場整備方針調査検討業務委託 2 委託の目的 本市場は、少子高齢化・人口減少等による社会構造の変化、食料消費・小売形態 の変化や消費者ニーズの多様化などにより、全国の卸売市場と同様に取扱量の減少 が続いている。 また、市場開設後約40年を経過し施設の老朽化が進むほか、場内業者の廃業や 店舗等の返還により未利用部分も発生している。 このような課題がある中でも、本市場は、市民に生鮮食料品等を安定供給するだ けでなく、生産者に販路を確保する機能も担っており、今後の市場の方向性を検討 する基礎資料とするため、食品の安全・安心の確保や効率的な市場経営を目指した 施設機能、将来需要を見据えた最適な規模、整備手法ごとの事業費やスケジュール 等の比較を加えた調査を行う。 3 委託期間 契約締結の翌日から平成28年3月31日まで 4 業務内容 (1)現状把握及び将来予測 ア 本市場を取り巻く外部環境の分析・評価 本市場周辺の流通環境、商業環境、小売動向の実態調査を行い、生鮮食料品 の流通や販売に関するニーズ、近隣他市場の状況等を把握し、本市場に対する ニーズ・要請を明らかにする。 イ 本市場内部環境の分析・評価 本市場における流通実態、場内事業者の経営状況及び市場施設の老朽化等の 現状を把握し、本市場の能力を明らかにする。 ウ 将来予測 上記ア及びイを踏まえ、本市場の取扱量等について将来予測を行う。 (2)整備の方向性検討に向けた整理 上記(1)を踏まえ、以下の項目について検討する。 ア 条件整理 イ 事業コンセプト ウ 必要機能 エ 最適規模 オ 施設配置 1 カ 整備手法の比較(新築移転、現地建替、既存改修等) ※手法別の概算事業費、スケジュール、整備主体、財源等について キ 事業実施手法の比較(設計・施工個別発注、DB、DBO、PFI等) ク 管理運営体制の比較(公設公営、公設民営、民営化等) ※人員体制、事業収支及び使用料の見直し等について (3)その他 ア 市場内業者への説明及びヒアリング イ 最新の物流機能や他市場等に関する情報収集及び資料提供 ウ 報告資料作成 エ 会議資料及び議事録作成 5 費用負担 本業務に必要な分析等の資材、器具、消耗品等はすべて受託者の負担とする。 6 支払方法 支払は、前金払、完了払いとする。 7 成果物等 成果物等は次のとおりとし、本市の求めに応じて適宜提出すること。提出部数は 紙面によるもの 100 部及び電子データ、その他については特に指示がない場合は、 紙面によるもの 100 部及び電子データ(様式は本市の指示による)とする。 (1)加古川市公設地方卸売市場整備方針調査報告書及び概要版 ※素案を平成 27 年 12 月の本市が指示する日までに提出すること (2)その他本業務において作成した資料等 8 業務履行にあたっての留意事項 (1)受注者は本市担当職員との連絡を密にし、十分な協議の上、効率的に進められ るよう留意すること。また、受注者は協議・打ち合わせの都度、記録を作成し、 速やかに提出すること。 (2)本業務の遂行にあたり疑義が生じた場合は、その都度本市担当職員と協議し、 支持に従うものとする。 (3)成果物及び作業工程における書類等に対する一切の権利は、原則として加古川 市に帰属する。また、これら成果物等の第三者への提供や内容の記載については、 加古川市の承諾を必要とする。 (4)加古川市が貸与する資料は、業務終了後、速やかに返却すること。 (5)受注者は、業務により知り得た情報について守秘義務を負うこと。 2
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