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はじめに
今日の環境問題は、私たち人間の様々
な活動が原因となっており、ゴミ問題や
生活排水による河川等の水質汚濁など、
暮らしに身近な問題からオゾン層破壊や
温暖化など、地球規模の環境問題にまで
拡大し、多様化しています。
近年、これらの問題を解決するため、環境に負荷の少ない持続的な発展が可能な循環型
社会を形成することが強く求められています。国においては、地球温暖化対策等環境を保
全するための取り組みが実施されてきておりますが、その効果を発揮させるには、私たち
一人ひとりが日々の生活の中で「環境配慮」を最優先させることが重要であると考えます。
行田市では、先人から受け継いだ住みよい環境を保全するとともに、将来にわたって
自然と人間が共生できる水と緑、健康で快適な住みよいまち行田の実現をめざして、
平成14年3月に「行田市環境基本条例」を制定いたしました。
この条例に基づき、平成16年3月に「行田市環境基本計画」を策定し取り組んで参り
ましたが、計画策定から5年が経過することから、環境の現状や新たな課題を踏まえて、
見直しをおこないました。この改定版では、本市の望ましい環境像を導き出し、その実現
のために各主体が担うべき役割や施策を具体的に示しております。
今後も、豊かな環境を守り育てていくため、市民及び事業者の皆様といっしょに取り組
んでまいりたいと考えておりますので、皆様方のなお一層のご理解、ご協力と積極的なご
参加を賜りますようお願いいたします。
行田市長 工藤 正司
目
次
第1章
計画の基本的事項 ------------------------------- 1
Ⅰ 計画策定の背景 -------------------------------------- 2
Ⅱ 計画策定の目的 -------------------------------------- 2
Ⅲ 計画の位置づけ -------------------------------------- 3
Ⅳ 計画の期間 ------------------------------------------ 4
Ⅴ 計画の推進主体及び対象範囲 -------------------------- 4
Ⅵ 計画の構成 ------------------------------------------ 4
第2章
環境の現状と課題 ------------------------------- 5
Ⅰ 行田市の概況 ---------------------------------------- 6
Ⅱ 自然環境 -------------------------------------------- 9
Ⅲ 生活環境 ------------------------------------------ 13
Ⅳ 都市環境 ------------------------------------------ 17
Ⅴ 資源・エネルギーの活用 ---------------------------- 20
Ⅵ 環境活動・環境学習 -------------------------------- 22
Ⅶ 地球環境 ------------------------------------------ 26
第3章
計画の方向性 --------------------------------- 29
Ⅰ 望ましい環境像 ------------------------------------ 32
Ⅱ 基本目標 ------------------------------------------ 33
Ⅲ 環境目標値 ---------------------------------------- 35
第4章
計画の施策 ------------------------------------ 37
Ⅰ 施策の体系 ---------------------------------------- 38
Ⅱ 施策の内容 ---------------------------------------- 40
Ⅲ 重点的施策 ---------------------------------------- 68
第5章
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
環境配慮項目 --------------------------------- 71
市民の環境配慮項目 -------------------------------- 72
事業者の環境配慮項目 ------------------------------ 74
市の環境配慮項目 ---------------------------------- 76
第6章
計画の推進 ------------------------------------ 79
Ⅰ 進行管理システム ---------------------------------- 80
Ⅱ 推進体制 ------------------------------------------ 81
Ⅲ 各施策の推進、点検・評価、見直しの流れ ------------ 83
第1章
計画の基本的事項
Ⅰ
計画策定の背景
Ⅱ
計画策定の目的
Ⅲ
計画の位置づけ
Ⅳ
計画の期間
Ⅴ
計画の推進主体及び対象範囲
Ⅵ
計画の構成
1
Ⅰ
計画策定の背景
平成 5 年に公布及び施行された『環境基本法』を受けて、埼玉県におい
ては、平成 7 年に『埼玉県環境基本条例』を施行し、その基本理念に基づ
き、平成 8 年に『埼玉県環境基本計画』を策定いたしました。
行田市においても、平成 14 年に『行田市環境基本条例』を施行し、環境
の保全及び創造に関する基本理念を定めるとともに、市、事業者及び市民
の責務を明らかにしています。また、平成 16 年 3 月に『行田市環境基本計
画』を策定しました。
『行田市環境基本計画』は、施策の進捗状況についての点検及び評価結
果を踏まえ、概ね 5 年で施策の見直しをすることとされております。今般、
地球温暖化や生物多様性の損失等の環境問題に対する国内外の情勢をはじ
め、
『埼玉県環境基本計画』の改定、行田市と南河原村との合併など、さま
ざまな環境や社会の変化に対応していくため、改定を行いました。
Ⅱ
計画策定の目的
行田市環境基本計画は、『行田市環境基本条例』第 3 条※に定める基本理
念に基づき、行田市の環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画
的に推進するための基本的な計画であり、現在及び将来の市民の健康で文
化的な生活の確保に寄与することを目的とします。
※『行田市環境基本条例』第 3 条
(基本理念)
1
環境の保全及び創造は、現在及び将来の市民が潤いと安らぎのある豊か
な環境の恵みを受けられるとともに、人類の存続基盤である環境が良好に
将来の世代に引き継がれるように適切に推進されなければならない。
2
環境の保全及び創造は、すべての者が環境への負荷を低減することその
他の行動を自主的かつ積極的に行うことによって、自然の物質循環を損な
うことなく持続的に発展することができる社会が構築されるように推進さ
れなければならない。
3
環境の保全及び創造は、地域の環境が地球全体の環境と深くかかわって
いることにかんがみ、地球規模の環境問題の解決に寄与する地域の取組と
して、あらゆる事業活動及び日常生活において推進されなければならない。
2
Ⅲ
計画の位置づけ
国
環境基本法
・大気汚染防止法
・水質汚濁防止法
・循環型社会形成推進法
環境基本計画
・環境配慮促進法
等
埼玉県長期ビジョン
埼玉県
ゆとりとチャンスの埼玉プラン
環境基本条例
彩の国地域創造プラン
埼玉県環境基本計画
・「彩の国づくり」基本計画
・自動車窒素酸化物総量削減計画
・北彩いきいき魅力アッププラン
・第5次埼玉県廃棄物処理基本計画
・第3次利根広域行政圏振興計画
・彩の国豊かな自然環境づくり計画
等
・埼玉県地球温暖化対策地域推進計画
等
行田市
行田市環境基本条例
北埼玉地域
第4次行田市総合振興計画
ふるさとぎょうだ輝きプラン
都市計画マスタープラン
農業振興地域整備計画
行田市環境基本計画
・ 緑の基本計画
・ 景観計画
行田市役所地球温暖化対策実行計画
図 行田市環境基本計画の位置づけ
3
Ⅳ
計画の期間
2004 年度(平成 16 年度)に策定された基本計画(10 年間)の後期計画
として、2009 年度(平成 21 年度)から 2013 年度(平成 25 年度)までの
5年間とします。ただし、社会経済環境など著しく変化した場合には計画
を見直すなど、柔軟に対応するものとします。
Ⅴ
計画の推進主体及び対象範囲
市民(NPO 団体)、市内に事業所を持つ事業者及び行田市の三者を計画
の推進主体とします。
また、計画の環境に関する対象範囲は、自然環境、生活環境、都市環境、
資源・エネルギーの活用、環境活動・環境学習、地球環境のすべてをその
範囲とします。
Ⅵ
計画の構成
第1章
計画の基本的事項
計画策定の背景、目的、位置づけ、期間、推進主体及び対象範囲、構成
第2章
環境の現状と課題
行田市の概況、自然環境、生活環境、都市環境、資源・エネルギーの
活用、環境活動・環境学習、地球環境
第3章
計画の方向性
望ましい環境像、基本目標、環境目標値
第4章
計画の施策
施策の体系、施策の内容、重点的施策
第5章
環境配慮項目
市民の環境配慮項目、事業者の環境配慮項目、市の環境配慮項目
第6章
計画の推進
進行管理システム、推進体制、各施策の推進、点検・評価、見直しの流れ
4
第2章
環境の現状と課題
Ⅰ
行田市の概況
Ⅱ
自然環境
Ⅲ
生活環境
Ⅳ
都市環境
Ⅴ
資源・エネルギーの活用
Ⅵ
環境活動・環境学習
Ⅶ
地球環境
5
Ⅰ
行田市の概況
地理的条件・地形
行田市は、東経 139 度 27 分、北緯 36 度 8 分、海抜約 20mに位置し、
東京都心から北北西へ約 60km の埼玉県北東部にあります。市域は、東
西 11.4km、南北 11.9km にわたり、その面積は 67.37km2 になります。
行田市の地形は利根川と荒川に挟まれた肥沃で平坦な沖積平野で、東
西に傾斜しています。地形区分では妻沼低地に含まれています。また、
旧利根川や荒川等の旧流路跡に沿って、後背湿地が形成されています。
▼ 行田市情報
行田市の位置
▼
日平均
気温(℃)
17
平均気温
行田市近郊の日平均気温は、
15℃前後で推移していますが、
地球温暖化の影響もあり、気温
は緩やかな上昇傾向にあります。
16
15
14
13
H2
H4 H6
図
H8 H10 H12 H14 H16 H18
年
平均気温の推移
(点線は近似曲線、気温の変化の傾向を表した線)
資料:気象庁ホームページ(観測地点:熊谷)
6
人口
行田市の人口は平成 18 年の合併で増加したものの、過去 10 年間で
緩やかな減少傾向を示し、平成 20 年 1 月現在(住民基本台帳)では、
87,683 人となっています。
年齢構成は、年少人口(0∼14 歳)が 13.0%、生産年齢人口(15∼
64 歳)が 66.5%、老年人口(65 歳以上)が 20.5%となっており、少子・
高齢化が進行しています。
世帯数は 32,107 世帯で、1 世帯当たり人員の減少傾向が進んでおり、
核家族化が進行しています。
産業
行田市の産業は、第 3 次産業が全事業所数、従業者数ともに増加傾向
にあります。
第 1 次産業は、他の産業に比べて割合が少なく、第 2 次産業は昭和
60 年度までは従業者数が最も多かったものの、近年は第 3 次産業従業
者の方が多くなっています。
第1次産業
従業者割合
第2次産業
第3次産業
分類不能
100%
0.0
0.2
0.2
0.3
0.3
0.7
80%
44.6
46.3
49.3
54.4
57.2
61.6
45.1
40.9
38.0
33.8
60%
40%
20%
45.8
9.6
46.5
7.1
5.4
4.5
4.5
3.9
0%
S55
図
S60
H2
H7
H12
H17
年度
行田市における産業部門別従業者割合の推移(各年 10 月 1 日現在)
資料:「統計ぎょうだ 平成 20 年版」
行田市は工業の事業所数が多く、伝統のある繊維・被服業と、事業所
数は少ないが出荷額の大きな機械工業の 2 種類に大別されます。また、
30 人未満の小規模な事業所が全体の約 80%を占めているのも特徴です。
長年、行田市の産業を支えてきた行田足袋の生産は、昭和初期に最
盛期を迎え、第 2 次世界大戦を境に生産量が減少しました。しかし、
ここ数年は、安定した供給量を保っています。
7
歴史的・文化的資産
長い歴史をもつ行田市には、歴史的な資産とともに、新たにつくられ
た文化的資産を生かした施設や伝統行事等が存在しています(表参照)
。
行田市は広々とした平坦な地形を特徴とし、田園等の水と共存して
いる自然の風景や、埼玉古墳群、忍城址等の歴史的資産、水城公園等
の文化的資産が存在しています。
本計画策定のために実施した、市民のアンケートやヒアリングによ
ると、歴史的な資産と文化的な資産を活かした施設や景観のあるまち
づくりが求められています。
表 主な歴史的・文化的資産
古墳
埼玉古墳群、八幡山古墳、小見真観寺古墳、真名板高
山古墳
歴史的資産や城址を 忍城址、御三階櫓、郷土博物館、水城公園、
利用した施設
石田堤
古代蓮
古代蓮の里
自然
小埼沼、長善沼
文化施設
市役所、産業文化会館、教育文化センター、コミュニ
ティーセンター、総合体育館
社寺
長久寺、久伊豆神社、真観寺、天洲寺、東照宮、観福
寺
伝統行事・祭り
さきたま火祭り、行田浮き城まつり、蓮まつり、忍城
時代まつり、ふれあいまつり、ささら獅子舞
▼ 行田市情報
行田浮き城まつり
行田の夏を彩る「行田浮き城まつり」は、
毎年 7 月の最終土・日曜日に開催される市
民祭です。
▼
土曜日は前夜祭として、本町交差点前で
のステージイベントやフリーマーケット
等も開催され、日曜日には浮き城だんべ踊
りパレードを中心に、御神輿や山車も出て
盛り上がります。
8
Ⅱ
自然環境
課題
・ 行田市に古来より守り継がれた自然を市民一人ひとりが保
全するための取組が必要です。
・ 豊かな水辺環境や農地環境を保全することが必要です。
・ 動植物の生態系や多様性をふまえた自然環境を保全・創出す
ることが必要です。
緑地
行田市の緑は、水田が大半を占めており、その他に畑、民有地の植栽
地等が分布しています。自然林や人工林、二次林等は非常にわずかです。
都市緑地保全法に基づく緑地は、施設緑地・地域制緑地・その他に分
けることができ、施設緑地は 122.58 ヘクタール、地域制緑地は 2,517.36
ヘクタール、その他緑地は 3,632.5 ヘクタールとなっています。
行田市には、現在では貴重となりつつある、集落の防風林としての役
割を持つ屋敷林や神社をかこむ雑木林等、古来より伝わるみどり豊かな
風景が残っています。
これらの緑は、動植物の貴重な生息・生育地となっています。なお、
行田市では平成 9 年に「緑の現況調査」を実施しています。
▼
平成
環境保全・改善のために強化すべき活動は?
(%)
0.0
年度行田市民意識調査結果
18
10.0
20.0
30.0
リサイクル活動の促進
27.3
環境条例・環境協定の制定
12.8
環境マネジメントシステムの導入
5.8
ごみにならない製品の製造等
37.6
騒音・振動・悪臭などの防止・削減
17.3
廃棄物の総量削減
17.7
25.9
緑地の保全・創造
エコビジネスの育成
14.3
低公害車の普及促進
10.3
4.7
水辺環境の保全整備
22.1
▼
土地利用の制限強化
9.1
環境保全と普及啓発活動
その他
50.0
41.1
ごみの分別収集等の強化
自動車交通総量の削減
40.0
14.0
2.0
(回答数 n=1,691)
9
表
緑の現況量(平成 9 年 3 月現在)
区分
(単位:ha)
市街化区域
市街化調整区域
都市計画区域
(1)
(2)
(1)+(2)
自然林
―
―
―
―
―
―
―
―
―
竹林
0.0
3.1
3.1
ススキ・ササ等の草地
0.5
8.6
9.1
水田
59.2
2,648.9
2,708.1
畑
39.3
360.8
400.1
0.4
6.0
6.4
裸地
34.6
150.8
185.4
水面
16.6
220.6
237.2
水辺
―
71.4
71.4
10.2
29.8
40.0
8.6
8.8
17.4
41.4
164.8
206.2
210.8
3,673.6
3,884.4
20.0%
72.0%
63.1%
スギ・ヒノキ等の
人工林
クヌギ・コナラ等の
二次林
果樹園
都市公園の植栽地
公共公益施設の植栽地
民有地の植栽地
合
計
面積率
※
※)面積率:それぞれの区域面積に対する緑地面積の割合
資料:「行田市みどりの基本計画
策定報告書」(平成 10 年3月、行田市)
▼
行田市情報
さきたま緑道
北鴻巣駅から、さきたま古墳公園まで
の全長 4.5km の遊歩道です。
▼
植栽と石畳の歩道とサイクリングコー
スが平行しており、途中には彫刻や休憩
のためのベンチが配置されています。
10
河川
行田市内には、利根川、元荒川、忍川、福川及び星川等の大小の河
川や用水路が流れています。
中でも武蔵水路は利根川と荒川をつなぐ水路として、重要な役割を
果たしています。
元荒川
図
主な河川及び用水路
11
動植物
行田市では、平成 19 年度に、市内の動植物の生息・生育状況を把握し、
地域の特徴を活かした適切な保護・保全対策の検討を行うために、自然
環境調査を行いました。その結果、植物は 4 種類(キタミソウ、ミズワ
ラビ、コイヌガラシ、ヒメミソハギ)、哺乳類は 2 種(タヌキ、イタチ)、
両生類はトウキョウダルマガエル、爬虫類はクサガメ、鳥類は 8 種類(カ
ワウ、チュウサギ、アオサギ、トビ、チョウゲンボウ、バン、イソシギ、
カワセミ)の希少種が確認されています。
特に、キタミソウは埼玉県の「さいたまレッドデータブック(植物編)
」
だけでなく、環境省の「日本の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデ
ータブック)」にも絶滅危惧ⅠA類(ごく近い将来における絶滅の危険性
が極めて高いもの)として選定されており、非常に貴重な植物です。キ
タミソウは星川に群生しています。
また、環境省の環境指標種調査では、第 3 回調査(昭和 58 年度∼62
年度実施)で 50 件(対象種:76 種)、第 4 回調査(昭和 63 年度∼平成 4
年度実施)で 38 件(対象種:48 種)の指標種が報告されました。第 5
回調査(平成 5 年度∼平成 10 年度実施)では、対象種であるセミ 32 種
のうち 4 種、ツバメ 5 種のうち 2 種、植物の ひっつきむし 18 種のう
ち 5 種が、行田市内で確認されています。第 6 回調査(平成 11 年度∼平
成 16 年度実施)は県ごとの調査のため、行田市内の指標種は把握してい
ません。
▼ 環境なんでもコーナー
キタミソウ
水辺の泥湿地に生える小さな草で、葉は柄を含
めて 2∼5cm 程度、花は白色で 2.5mm 程度です。
埼玉県では春季から夏季に灌水、秋季から春季
に減水と農業堰による水位調整がされている河川
で確認されています。
北海道北見地方で発見されたため、「キタミソ
ウ」と名づけられました。
国内では、北海道北見地方、埼玉県東部、熊本
▼
県熊本市の江津湖付近で生育
が確認されていましたが、現在
は北海道では存在が確認され
ず、江津湖でも減少する傾向に
あります。
(写真提供:榎本新一氏)
12
Ⅲ
生活環境
課題
・ 環境基準を満足する、良好な大気を保つことが必要です。
・ 河川の実態に応じた水資源の保全・改善が必要です。
・ 光化学オキシダントやダイオキシン類等の、生きものに影響
を与える有害化学物質の排出を抑制することが必要です。
・ 化学肥料・農薬を減らし、土や生きものにやさしい環境保全
型農業の普及が必要です。
・ 地盤沈下の進行を防止するための対策が必要です。
大気
行田市の二酸化硫黄、浮遊粒
子状物質、二酸化窒素の濃度は、 発令日数
(日)
いずれも環境基準値を下回って
21
25
19
18
17
20
います。光化学スモッグ注意報
14
14
14
15
10
等の発令日数は、平成 12 年度に
6
10
は 19 日/年と急激に増えて以降、 5
0
年によって上下はあるものの横
H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19
ばいの状態にあります。なお、
年度
平成 19 年度の発令日数は 21 日/
図 光化学スモッグ注意報の発令日数
年でした。
資料:行田市環境課
ダイオキシン類については、
環境基準の 0.6 ピコグラム未満であり、長期摂取による環境影響を未
然に防止するために維持することが望ましい大気中濃度の状態です。
石綿については、年平均 0.41 本/ℓ (熊谷市)と大気汚染防止法の基
準値 10 本/ℓ を大幅に下回る値でした。
13
水質
行田市では、市内を流れる新忍川、長野落、北河原用水、荒川左岸
幹線用水及び酒巻導水路の5つの河川で水質調査を行っています。
水質汚濁の指標となる BOD(生物化学的酸素消費量)の全河川の平均
値については、平成 10 年以降、4.8∼14.8mg/ℓ で推移しており、平成
16 年度を除き環境基準値である 5mg/ℓ を上回っていました。
行田市には多くの河川が流れており、水資源には恵まれていると言
えますが、これらの水資源をどのようによい状態で保全していくかが
重要です。
行田市では、水環境の保全のためにも浄化槽の適正な使用を進める
ため、平成 19 年1月に「浄化槽管理者講習会」を開催するなど、管理
者の意識啓発を行い、水質改善に取り組んでいます。
BOD(mg/ℓ)
35
30
32.2
−
33.0
55.0
∼
−
46.2
∼
32.6
25
最大
20
20.1
15
10
5
14.8
16.2
15.6
7.0
10.6
3.3
4.9
0
3.3
7.5
7.9
2.4
3.9
平均
15.9
10.7
12.1
4.1
16.1
7.3
9.5
4.9
1.4
3.2
2.0
最小
環境基準値
(5mg/ℓ)
1.8
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19
年度
図
過去 10 年間における BOD 経年変化
対象河川:新忍川、長野落、北河原用水、荒川左岸幹線用水及び酒巻導水路
最大=河川毎の BOD 値の4季平均(一部 2 季)の最大
平均=全河川、4季(一部 2 季)の BOD 値の平均
最小=河川毎の BOD 値の4季平均(一部 2 季)の最小
資料:行田市環境課
土壌
平成 19 年に行われた土壌中の
ダイオキシン類(コプラナーPCB
を含む)調査では 3.4pg-TEQ/g
∼31pg-TEQ/g と、環境基準値の
1,000pg-TEQ/g を大幅に下回っ
ていました。
表
土壌中のダイオキシン類濃度
調査地点
南河原保育園
小橋団地・自
治会館
古代蓮の里
ダイオキシン類濃度
(pg-TEQ/g)
8.7
3.4
資料:行田市環境課
14
31.0
騒音・振動
平成 19 年度の調査結果によると、自動車騒音については、6 ヶ所×
2(昼・夜)の 12 箇所のうち 10 箇所で環境基準を達成しています(2 箇
所は1dB の基準超過)。また、騒音・振動の苦情発生の際には、法・条
例に基づき指導(平成 19 年度 8 件)を行っています。
昔から繊維加工業が盛んな行田市では、市街地における家内工業的
な操業において、騒音苦情が発生することがありました。そのため、
苦情発生の際には、法・条例に基づき指導しています。
また工場振動については、振動規制法の規制基準を超過した工場・
事業所はありません。
表 市内道路交通騒音調査結果
斎条
年度
城西
昼間
結果
夜間
小敷田
昼間
夜間
昼間
夜間
評価
結果
評価
結果
評価
結果
評価
結果
評価
結果
評価
H13
65
適
57
否
71
適
69
適
66
適
65
適
H14
65
適
58
否
73
適
71
否
67
適
66
適
H15
66
適
56
否
73
適
71
否
67
適
66
適
H16
65
適
58
否
72
適
70
適
67
適
67
適
H17
64
適
56
否
72
適
70
適
65
適
65
適
H18
64
適
56
否
73
適
70
適
67
適
65
適
H19
65
適
56
否
72
適
70
適
64
適
63
適
持田①
年度
昼間
結果
持田②
夜間
昼間
下忍
夜間
昼間
評価
結果
評価
結果
評価
結果
評価
結果
評価
夜間
結果
評価
H13
63
適
61
適
67
適
66
適
71
適
72
否
H14
63
適
62
適
67
適
65
適
71
適
71
否
H15
63
適
62
適
67
適
66
適
71
適
71
否
H16
64
適
63
適
65
適
64
適
71
適
71
否
H17
63
適
61
適
65
適
63
適
70
適
71
否
H18
63
適
61
適
64
適
63
適
70
適
70
適
H19
63
適
61
適
67
適
65
適
70
適
71
否
注 1)単位は dB(デシベル)
注 2)斎条の基準値は昼間 65dB、夜間 55dB。その他の地点の基準値は昼間 75dB、夜間 70dB。
資料:行田市環境課
15
地下水・地盤沈下
行田市の地盤沈下調査の調査開始年(昭和 50 年度)からの変動量を見
ると、市内の最も変動の大きい地点で 238mm であります。平成 15 年 1
月 1 日から平成 20 年 1 月 1 日までの 5 年間の市内各地点の変動量は
22mm∼9mm であります。
地盤沈下の原因ともなる地下水の揚水量は、平成 13 年度以降、水道
用、工業用、建築物用の合計で減少傾向にあります。
揚水量
(㎥/日)
水道用
工業用
建築物用
40,000
35,000
30,000
25,000
20,578
20,855
21,450
22,644
20,993
20,521
20,343
20,000
14,932
19,947
15,000
10,000
5,000
13,777
13,895
14,292
12,501
11,455
12,151
12,025
11,106
1,391
1,360
1,439
1,399
1,288
1,186
1,252
1,044
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
10,539
1,141
0
図
H19
年
地下水揚水量の推移
埼玉県農業振興公社
市立南小学校
桜町2丁目地内
農協前谷集荷場
藤原町1丁目地内
南河原小学校
変動量
(mm)4
2
0
-2
-4
-6
-8
-10
H11
H12
H13
図
H14
H15
H16
H17
地盤の変動量の推移
H18
H19
年
資料:「埼玉県地盤沈下調査報告書(平成 19・15 年度観測成果)」
16
Ⅳ
都市環境
課題
・ 水と緑のシンボルとしての歴史的・文化的資産を保存し、そ
れらを活かしたまちづくりが必要です。
・ 緑や水辺空間等を確保し、環境に配慮した景観を創出するこ
とが必要です。
・ 豊かな環境を満喫できるように、環境美化を推進することが
必要です。
交通
道路は、首都圏と上越方面を結ぶ国道 17 号及び国道 17 号バイパス、
埼玉県と茨城県を結ぶ国道 125 号及び国道 125 号バイパスが走り、主
要地方道が 7 路線、一般県道が 11 路線整備されています。市外の東に
は東北縦貫自動車道、西には関越自動車道があります。
行田市の公共交通は、鉄道 2 路線と路線バス 6 路線があり、鉄道は、
市の中央部を東西に秩父鉄道が通り、南側には JR 高崎線が、またそれ
に平行して上越新幹線が通っています。市内には秩父鉄道持田駅、行
田市駅、東行田駅、武州荒木駅の 4 駅と、JR 高崎線行田駅があり、都
心まで 1 時間程度の通勤圏となっています。
バスは、路線バスに加えて市内循環バス 4 コース(平成 18 年度より
運行経路を変更)があります。近年は、自動車登録台数、バスおよび
鉄道乗客数ともに増減を繰り返しているものの、概ね横ばいです。
▼
平成
年度行田市民
意識調査結果
18
生活環境や市の施設について、どのように感じていますか?
満足している
ふつうである
不満である
①道路の整備
6.5
7.6
②バスの便と路線網
どちらかといえば満足している
どちらかといえば不満である
無回答
15.3
46.4
16.1
35.0
25.0
9.2
21.6
6.6
8.3
2.5
③鉄道の便 4.4 6.6
27.7
25.8
25.1
10.5
▼
6.2
④交通安全対策
2.4
60.6
12.2
7.9
10.8
(回答数 n=1,691)
17
土地利用
行田市は、全域を都市計画区域とし、その内訳は市街化区域 17.2%、
市街化調整区域 82.8%となっています。
地目別面積では田が 38.3%を占め、次いで宅地 21.8%、畑 13.3%と
農業の盛んな様子がうかがえます。
また、市域を住居ゾーン、商業ゾーン、工業ゾーン、農業ゾーン、
公園・観光・レクリエーションゾーン、文教・住居ゾーンに分け、そ
れぞれの特性を生かした整備を進めています。
その他
23.0%
田
38.3%
雑種地
3.4%
山林
0.2%
宅地
21.8%
畑
13.3%
(平成20年1月1日現在:6,737,0ha)
図
地目別面積の割合
資料:税務課
上水道・下水道
行田市では昭和 60 年度に市民皆水道を達成しています。水道使用量
は、近年横ばいで推移しており、平成 19 年度では、年間 10,126,753m3、
1 日平均 27,744m3 となっています。
行田市では、平成 24 年度までに下水道普及率 55.2%を目標に下水道
整備をすすめています。平成 19 年度の普及率は 51.8%です。
18
公園
行田市には整備済み及び計画中の都市公園が 61 ヶ所あります。その
うち 59 ヶ所、91.78 ヘクタールについては既に整備されており、緑道
1 ヶ所(かすが緑道)、街区公園 1 ヶ所(玉野公園)は計画中です。
都市公園は、街区公園 51 ヶ所、近隣公園 1 ヶ所(富士見公園)、総
合公園 2 ヶ所(水城公園、行田市総合公園)、風致公園 1 ヶ所(古代蓮
の里)、広域公園 1 ヶ所(さきたま古墳公園)、都市緑地 2 ヶ所(見沼
公園、見沼元圦公園)、緑道 3 ヶ所となっています。
市民 1 人当たりの公園面積は約 10.4 m2(平成 19 年度)であり、埼
玉県の県民 1 人当たりの公園面積約 6.36 m2(平成 18 年度末)を大き
く上回っています。
観光
行田市の特徴を活かした観光の拠点として、さきたま古墳公園、古
代蓮の里、忍城址、水城公園、見沼元圦公園等が整備されています。
その中で行田市最大の観光拠点は、9 基の大型古墳が密集して存在す
るさきたま古墳公園で、この他にも八幡山古墳・地蔵塚古墳等の古墳
が数多くあります。また、御三階櫓・鐘楼を有する忍城址や石田堤等
歴史的な遺産や東照宮・真観寺・観福寺等の寺社も多く遺されていま
す。加えて水城公園や近年整備された古代蓮の里等の安らぎ空間も充
実しており、魅力的な古い街並みも残っています。
なお、行田市を訪れる観光客は、日帰り型で自動車利用が多い傾向
にあります。
19
Ⅴ
資源・エネルギーの活用
課題
・ ごみの減量化や分別収集を推進するために、地域における活
発な活動が必要です。
・ 資源・エネルギーを有効に活用するため、市民・事業者の協
力が必要です。
・ 家庭や事業所での省エネルギーの推進や新エネルギーの普
及と、そのための教育・研究機関との連携が必要です。
廃棄物
行田市では、一般廃棄物を可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみ・有害ご
み・資源物に分別し収集・処理をしています。
ごみの総排出量、一人あたりの排出量ともに、平成 15 年度をピーク
に増減を繰り返しています。
行田市には小針クリーンセンター(可燃ごみ)、粗大ごみ処理場(粗
大ごみ・不燃ごみ)の二つの処理場があり、最終処分場としては、長
善沼最終処分場があります。
可燃ごみ
有害ごみ
一人あたり排出量
ごみ排出量(t)
50,000
45,000
40,000
0.450
15,000
33,648
34,604
14,682
15,273
16,019
3,196
920
3,510
3,317
843
3,511
3,524
877
3,495
0.373
0.400
32,680
0.350
0.300
15,048
14,416
200
3,314
1094
3,629
10,000
5,000
0.392
0.380
32,243
25,000
20,000
一人あたり
排出量(t)
0.500
0.379
37,415
36,726
3,230
1160
3,822
粗大ごみ
直接搬入
0.437
0.428
35,000
30,000
不燃ごみ
資源物
13,898
14,291
H14
H15
0.250
15,825
0.200
39
30
32
31
3,417
805
3,056
9,905
10,672
10,658
9,548
H16
H17
H18
H19
29
0.150
0.100
0.050
0
0.000
年度
図
ごみ排出量の推移(各年 3 月 31 日現在)
資料:「統計ぎょうだ 各年度版」
20
リサイクル
行田市では平成 3 年 10 月から資源リサイクル事業を実施しています。
現在、缶類・びん類 3 分別、紙類・布類の 5 分別で回収しています。
資源物回収状況の推移を見ると、紙・布類の割合が7割以上を占め
ています。
資源物排出量
(t)
4,000
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
2,827
2,645
819
293
H12
図
紙・布類
2,767
756
100
277
H13
ビン
2,708
702
98
252
594
101
H14
232
H15
2,607
96
アルミ
2,659
593
212
H16
スチール
98
568
190
2,664
93
H17
566
175
2,280
90
H18
528
88
160
H19
年度
資源物回収状況の推移(各年 3 月 31 日現在)
資料:「統計ぎょうだ 各年度版」
エネルギー
都市ガスの推移を見ると家庭用・業務用ともに契約口数が年々増加して
います。工業用は、急増していますが、家庭用、商業用、公用については、
特に大きな変化もなく、安定しております。
● 都市ガス販売量の推移
都市ガス販売量
(㎥)
25,000,000
20,000,000
家庭用
工業用
商業用
公用
21,963,206
20,260,838
3,309,029
3,301,178
16,069,624
15,000,000
13,684,165
11,987,291
10,000,000
3,256,694
5,000,000
7,781,449
0
3,361,734
3,241,074
15,989,139
9,424,716
17,572,032
11,684,896
651,761
670,428
665,967
644,505
690,353
297,387
H15
347,947
H16
357,027
H17
326,016
H18
391,792
H19 年度
資料:東京ガス(株)熊谷支社
21
Ⅵ
環境活動・環境学習
課題
・ 市民や事業者の環境保全活動を促進するため、環境関連の
団体への支援や専門家の育成が必要です。
・ 家庭や学校、事業所における環境教育・環境学習の推進が
必要です。
・ 市民、事業者及び市が主体的に行動できる、相互の連携関
係を築くことが必要です。
・ 環境に関する情報提供やイベント等の開催が必要です。
環境教育
行田市では市民への啓発活動の一環として、ごみ問題に関するシン
ポジウム・講演会等の開催を行っています。
また、平成 11 年 7 月から、環境問題講師派遣制度を開始し、平成 14
年 7 月からは、行田市まちづくり出前講座として行っています。廃棄
物・資源・環境等をテーマとして、各種団体の勉強会等に役立ってい
ます。
学校においては、よりよい環境づくり、環境保全のために主体的に
行動できる児童生徒の育成を重点として、
「環境への理解を深め、より
よい環境を守ろうとする心と態度の育成」、「地域の自然環境や社会環
境を生かし、意識的、計画的な環境教育の推進」に努めています。
▼
行田市情報
▼
22
市内の学校で実施されている具体的な活動例
活動例
内
容
環境美化運動
校内、通学路、学区内等で美化活動を実施
リサイクル活動
アルミ缶回収、古紙回収等の実施
一人一鉢栽培運動
一人一鉢植物を育てる
地域に生息する生き物育成・観察活動
鮭の放流、野鳥観察会等を実施
ビオトープの活用
校内でビオトープを活用する
余裕教室等を環境学習に利用
環境学習の場を提供
学校だよりの発行
環境に関する記事を掲載
地域のごみ減量化活動の状況
行田市では昭和 33 年に衛生協力会が設立されました。平成 19 年度
は、地区衛生協力会 188 団体で組織され、発足当時の害虫駆除からご
みの減量化、不法投棄の防止、資源リサイクルの推進等に取り組んで
います。
具体的な活動内容としては、
「環境美化運動」、
「資源リサイクル運動」
、
「集積所の指導管理」、「管外研修」等を実施しています。
行田市では、積極的な市民の参加を促すために、行田市、行田市衛
生協力会連合会、行田市自治会連合会、行田市コミュニティ協議会共
催の「ごみゼロ運動」等を実施しています(毎年 4 月と 11 月に実施)。
この運動では、参加した市民が捨てられた空き缶・空き瓶等の回収、
処理場への搬入等を行っています。
▼
平成
年度行 田市民 意識調 査結果
18
市民の地域活動への参加意向
地域的な活動への市民の参加意欲は4割以上の方が「参加する」と
回答しています。また、参加したい活動としては、「地域の清掃活動」
が最も多い結果となっています。
(%)
0
10
20
30
40
8.5
積極的に参加する
34.1
求められれば参加する
26.0
参加したいが時間や暇がない
7.2
わずらわしいので参加しない
17.3
意識していない
7.0
無回答
複数回答 (%) 0
(回答数 n=1,691)
20
40
60
地域の清掃活動
61.5
48.7
地域のリサイクル活動
スポーツ活動
22.9
▼
37.1
お祭り
PTA
その他
図
80
14.0
5.8
(回答数 n=1,691)
行田市民意識調査結果
23
市民団体の取組
行田市では、さまざまな市民団体が環境活動に取り組んでいます。
主な活動団体は以下のとおりです。
団体名
行田ナチュラリストネットワーク
概要
キタミソウの保護活動等の自然保護活動
や環境教育を行っている。
下長野古代蓮の里通線清掃ボラン
年 2 回、道路の除草、ごみ・空き缶等の
ティア
除去作業を行っている。
特定非営利活動法人ふるさと創生ク
ラブ
行田市(特に行田西部地区)の自然を守
り、或いは創生し、他の生物と共生でき
る環境を次世代へ引き継ぐ。
古代蓮の里にホタルが定着し、繁殖する
古代蓮の里ホタルの会
ことを目指し、ホタルの幼虫の放流等、
一年を通し活動を行っている。
行田のまちをゴシゴシ委員会
星川の自然とキタミソウを守る会
若杉会
年に 3 回、市内の美化活動を行っている。
上星川と、そこに生息しているキタミソ
ウの保護を行っている。
水辺環境の保全を行っている。
環境問題に係る啓発及び実践活動、及び
行田環境市民フォーラム
他の環境団体とのネットワーク作りの推
進を行っている。
24
事業所の取組
事業者が自主的に環境保全に関する取組を進めるに当たり、環境に
関する方針や目標等を自ら設定し、これらの達成に向けて取り組んで
いくことを「環境マネジメント」といいます。また、このための工場
や事業場内の体制・手続き等を「環境マネジメントシステム」といい
ます。
市内では、22 の事業所が環境マネジメントシステムの国際規格であ
る ISO14001 を認証取得しています(平成 21 年 2 月現在)。
25
Ⅶ
地球環境
課題
・ 日常の生活の中で地球環境問題との関わりを認識し、一人ひ
とりが身近な取組から実践することが必要です。
・ 温暖化対策調査や酸性雨調査等を継続的に実施し、市民、事
業者及び市の活動を広範に発信することが必要です。
地球温暖化
1997 年 12 月に京都で開催された気候変動枠組条約の第 3 回締約国会
議において採択された「京都議定書」が 2005 年 2 月に発効しました。
これにより、日本は 2008 年から 2012 年の第一約束期間に 6%(1990
年レベル比)の温室効果ガスの削減を達成する義務が生じました。こ
れを受けて、日本では 2007 年 4 月に策定した「京都議定書目標達成計
画」を 2008 年 3 月に改定するなど、国、自治体、企業、個人の地球温
暖化対策は急務となっています。行田市では、2003 年 3 月に制定した
「行田市役所地球温暖化対策実行計画」を 2008 年 3 月に改定し、地球
温暖化対策を進めていますが、行田市全域での対策も欠かせません。
酸性雨
酸性雨は、湖沼や河川等の陸水の酸性化、土壌の酸性化、樹木や文
化財への沈着等により、動植物や文化財等への広範な影響が懸念され
ています。酸性雨は、原因物質の発生源から 500∼1,000km も離れた地
域にも影響を及ぼすという広域にわたる現象であることが特徴です。
日本では、酸性雨の生態系への影響、酸性雨原因物質の越境輸送、
長期トレンド等を把握し、将来の酸性雨による影響を予測するための、
国内酸性雨モニタリング計画が実施されています。
埼玉県が実施している酸性雨調査結果によると、pH4.0 以下の降水
が確認された日数は、平成 19 年度は 78 日で平成 18 年度より減少して
います。過去 10 年間の平均日数は 82.4 日です。
表
年度
pH4.0 以下及び pH3.5 以下降水日数
10
11
12
14
15
16
17
18
19
pH4.0 以下降水日数
87
56
91
90
93
86
67
94
82
78
pH3.5 以下降水日数
9
4
15
29
17
16
7
22
15
8
資料:平成 19 年度埼玉県酸性雨調査結果
26
13
オゾン層の破壊
オゾン層が CFC(クロロフルオロカーボン)、ハロン、臭化メチル等
のオゾン層破壊物質により破壊されていることが明らかとなっていま
す。オゾン層が破壊されると、地上に到達する有害な紫外線が増加し、
人に対して皮膚ガンや白内障等の健康被害をひきおこすおそれがある
だけでなく、植物等の生育の阻害等を引き起こすことが懸念されてい
ます。
日本では、1985 年の「オゾン層の保護のためのウィーン条約」の採
択を受けて、1988 年 5 月に「オゾン層保護法」を制定しました。
▼
環境なんでもコーナー
地球温暖化とは?
地球は、太陽の光によりまず地面が温められます。そして、地面から出される
熱(赤外線)の一部を温室効果ガスが宇宙に逃がさずに閉じ込めることで大気が
温められています。この「温室効果」のため、冷たい宇宙空間の中であっても地
球の平均気温は現在 15℃に保たれています。
温室効果ガスは主に二酸化炭素やメタン、フロンのことです。もし、温室効果
ガスの濃度が高まると、より多くの熱(赤外線)を閉じ込めてしまい、地球の気
温が上昇します。これを地球温暖化といいます。
▼
地球温暖化が進行するのに従い、海面の上昇、食糧危機、生態系への影響、健
康への影響等、人類の生活環境や生物の生息環境に広範で深刻な影響が生じるお
それがあります。
地球温暖化の原因は、私たちが毎日快適な生活をするために、電気やガス、ガ
ソリン等のエネルギーを使い、
二酸化炭素等の温室効果ガス
を発生させていることにあり
ます。
ですから、温暖化を防止する
ためには、私たち一人ひとりの
心がけが大切となってきます。
27
28
第3章
Ⅰ
望ましい環境像
Ⅱ
基本目標
Ⅲ
環境目標値
計画の方向性
29
環境基本条例及び市民アンケート等に基づいた環境に関する課題をふまえ、
計画の望ましい環境像、基本目標を以下のとおりとします。
望ましい環境像
先人から受け継いだ美しい田園風景と
歴史的遺産を囲む豊かな自然環境を
人々の生活との調和を図りながら守り育てるまち
行田市環境基本条例
の
基
本
理
念
潤いと
安らぎのある
豊かな環境の恵み
基本目標
Ⅰ
自然の恵みと生き物の営みを守り育てる
利根川や荒川等の自然の恩恵や美しい田園風景を守り、生
態系及び貴重な動植物を次世代に引き継ぎます。
Ⅱ
環境が良好に
将来の世代に
引き継がれる
澄んだ水、きれいな空気、安全な食べ物がある、安心し
て暮らせる環境を維持します。
Ⅲ
すべての者が
環境への
負荷を低減する
的資産を活かし、景観やアメニティに配慮した環境が息づく
まちづくりを進めます。
ごみ減量、資源・エネルギーの有効利用をし、
産業や経済との調和を図る
ごみの分別やリサイクル、ごみの減量にはさらに力を入
れ、省エネルギーにも目を向けながら、産業や経済との調
和を図ります。
Ⅴ
地球 規模の
環境問題の解決に
寄与する
歴史や文化が息づく、環境に配慮した都市空間
を創出する
さきたま古墳公園や古代蓮の里、忍城址等の歴史的、文化
Ⅳ
自然の物質循環を
損なうことなく
持続的に発展する
大気・水・土が安全で公害のないまちをつくる
行田市全体で地球環境に配慮した活動に
取り組む
日常生活、学校教育・社会教育等の場を通じて一人ひと
りが地球環境問題への意識を高め、市民、事業者、市が一
体となって積極的に地球環境等の保全に取り組み、環境意
識の向上を図ります。
30
【総合振興計画の基本理念】
将来像「水と緑
個性あふれる文化都市」
① 水と緑の保全・歴史と文化の継承
② 市民と行政の自立と協力
③ いたわりとやすらぎのあるまちづくり
【行田市の環境の課題】
・市民一人ひとりが保全するための取組が必要
・豊な水辺環境や農地環境を保全することが必要
・動植物の生態系や多様性をふまえた自然環境の保全・創出が必要
・大気を良好に保つことが必要
・水資源の保全・改善が必要
・有害化学物質の排出を抑制することが必要
・環境保全型農業の推進が必要
・地盤沈下の進行の防止が必要
・歴史的・文化的資産の保存、それらを生かしたまちづくりが必要
・環境に配慮した景観の創出が必要
・環境美化の推進が必要
・ごみの減量化や分別収集の推進が必要
・資源やエネルギーの有効活用の推進が必要
・省エネルギーの推進と新エネルギーの普及が必要
・教育・研究機関との連携が必要
・日常生活の中で、一人ひとりの身近な取組が必要
・市民や事業者の環境保全活動の促進が必要
・環境関連の団体への支援や専門家の育成が必要
・家庭や学校での環境配慮行動の促進が必要
・市民、事業者及び市の相互の連携が必要
・環境に関する情報の提供・発信が必要
31
Ⅰ
望ましい環境像
行田市は、利根川や荒川等の自然の恩恵を受けた美しい田園風景ととも
に、豊かな自然に包まれたさきたま古墳公園や古代蓮の里等の特色ある歴
史と文化が息づいているまちです。
しかし、私たちの経済活動、産業活動、日常生活等からの環境への負荷
は年々増えてきており、特に地球規模での環境破壊は、現代に生きる我々
のみでなく、次世代へも影響を及ぼす深刻な問題となってきています。
そのため、今後も水と緑あふれるまちを存続させるために、市民、事業
者、市が共に力を合わせ、環境への負荷が少ない持続的な発展が可能であ
る社会を構築していくことが求められています。
私たちは、先人から受け継いだ住みよい環境を保全するとともに、将来
にわたって自然と人間が共生できる水と緑、健康で快適な住みよいまちの
実現を目指し、望ましい環境像を以下のとおり設定します。
先人から受け継いだ美しい田園風景と
歴史的遺産を囲む豊かな自然環境を
人々の生活との調和を図りながら守り育てるまち
32
Ⅱ
基本目標
行田市の望ましい環境像の実現に向けて、自然環境、生活環境、都市環
境、資源・エネルギーの活用、環境活動・環境学習、地球環境の課題を考
慮した、以下の 5 つの基本目標を設定します。
基本目標
1
自然の恵みと生き物の営みを守り育てる
利根川や荒川等の自然の恩恵や美しい田園風景を守り、生態系及び貴重
な動植物を次世代に引き継ぎます。
基本目標
2
大気・水・土が安全で公害のないまちを
つくる
澄んだ水、きれいな空気、安全な食べ物がある、安心して暮らせる環境
を維持します。
基本目標
3
歴史や文化が息づく、環境に配慮した都市
空間を創出する
さきたま古墳公園や古代蓮の里、忍城址等の歴史的、文化的資産を活か
し、景観やアメニティに配慮した環境が息づくまちづくりを進めます。
33
基本目標
4
ごみ減量、資源・エネルギーの有効利用を
し、産業や経済との調和を図る
ごみの分別やリサイクル、ごみの減量にはさらに力を入れ、省エネルギ
ーにも目を向けながら、産業や経済との調和を図ります。
基本目標
5
行田市全体で地球環境に配慮した活動に
取り組む
日常生活、学校教育・社会教育等の場を通じて一人ひとりが地球環境問
題への意識を高め、市民、事業者、市が一体となって積極的に地球環境等
の保全に取り組み、環境意識の向上を図ります。
▼
行田市は、利根川や荒川を代表とする豊かな水辺環境とともに、さきたま古墳公園、
行田市情報
古代蓮の里、水城公園等、古代文化が香りかつ緑豊かな公園を持つ、自然と歴史が共
存した魅力ある都市です。
さきたま古墳公園は、9 基の
大型古墳が集中する東日本最大
▼
の埼玉古墳群を中心とした公園
です。古代のロマンに想いをよ
せながらの歴史散歩を楽しむこ
とができます。
水城公園は、昭和 39 年 4 月に
開園した、県内でも最も古い都
市計画公園のひとつです。忍城
の外堀跡を利用し、中国江南水
郷式造園の手法を取り入れた水
郷公園として整備されました。
34
Ⅲ
環境目標値
(みどりの基本計画、行田市の公害概要等参照)
環境配慮項目
目標値【環境基準】
現状値
都市公園の緑化面積
都市公園面積の 50%以上
38.84ha 63.1%
(平成 10 年度)
都市公園の緑地整備量の市民一人当たり面積
平成 27 年度までに 0.00175ha(17.5 ㎡)/人 0.00104ha(10.4 ㎡)/人
(平成 19 年度)
生産緑地地区の緑化面積
平成 27 年度までに 23.05ha(現状維持)
23.05ha(平成 19 年度)
民間施設緑地の整備量
平成 27 年度までに 0.24ha(現状維持)
0.24ha(平成 19 年度)
緑道の整備量
平成 27 年度までに 0.00024ha(2.4 ㎡)/人
0.000104ha(1.04 ㎡)/人
(平成 19 年度)
下水道普及率
平成 24 年度までに 55.2%
51.8%(平成 19 年度)
土壌 ダイオキシン類濃度 年平均値
環境基準【≦1000 pg-TEQ/g】の維持・向上 14.37pg-TEQ/g(平成 19 年度)
大気 ダイオキシン類濃度 年平均値
環境基準【≦0.6 pg-TEQ/㎥】の維持・向上 0.07pg-TEQ/㎥(平成 19 年度)
大気 浮遊粒子状物質(SPM)濃度
環境基準【≦0.1 ㎎/㎥】の維持・向上
0.026 ㎎/㎥(平成 19 年度)
大気 二酸化硫黄(SO2)濃度
環境基準【≦0.04 ppm】の維持・向上
0.001ppm(平成 19 年度)
大気 二酸化窒素(NO2)濃度
環境基準【≦0.04 ppm】の維持・向上
0.015ppm(平成 19 年度)
河川 pH(水素イオン濃度指数)
環境基準【6.5∼8.5】の達成
7.0∼9.4(平成 19 年度)
河川 BOD(生物化学的酸素消費量)年平均値 環境基準【≦5 ㎎/ℓ 】の達成
9.5 ㎎/ℓ (平成 19 年度)
河川 SS(浮遊物質量)年平均値
環境基準【≦50 ㎎/ℓ 】の維持・向上
16.2 ㎎/ℓ (平成 19 年度)
河川 DO(溶存酸素量)年平均値
環境基準【≧5 ㎎/ℓ 】の達成
8.6 ㎎/ℓ (平成 19 年度)
河川 MBAS(合成洗剤主成分)年平均値
環境基準【≦1 ㎎/ℓ 】の維持・向上
0.18 ㎎/ℓ (平成 19 年度)
河川 T-N(全窒素)年平均値
環境基準【≦1 ㎎/ℓ 】の達成
3.9 ㎎/ℓ (平成 19 年度)
河川 T-P(全燐)年平均値
環境基準【≦0.1 ㎎/ℓ 】の達成
0.38 ㎎/ℓ (平成 19 年度)
河川底質 PCB(ポリ塩化ビフェニル)含有量 環境基準【≦10ppm】の維持・向上
0.01ppm 以下(平成 19 年度)
河川底質 T-Hg(総水銀)含有量
環境基準【≦25ppm】の維持・向上
0.12ppm 以下(平成 19 年度)
地下水 有機塩素化合物トリクロロエチレン
環境基準【≦0.03 ㎎/ℓ 】の維持・向上
測定機の検出限界値以下
地下水 有機塩素化合物テトラクロロエチレン 環境基準【≦0.01 ㎎/ℓ 】の維持・向上
測定機の検出限界値以下
地下水 有機塩素化合物トリクロロエタン
環境基準【≦0.3 ㎎/ℓ 】の維持・向上
測定機の検出限界値以下
上越・長野新幹線騒音
新幹線環境基準【≦70dB】の達成
最高測定値:74dB(平成 19 年度)
測定場所:軌道中心より 25m地点
市内道路交通騒音
環境基準達成率
100%
環境基準達成率 83%(平成 19 年度)
行田市役所温室効果ガス総排出量
削減目標 平成 22 年度 4%以上削減
1.5%増加(平成 19 年実績)
(平成 18 年度比)
35
36
第4章
Ⅰ
施策の体系
Ⅱ
施策の内容
Ⅲ
重点的施策
計画の施策
37
Ⅰ
施策の体系
望ましい環境像
「先人から受け継いだ美しい田園風景と歴史的遺産を囲む豊かな自然環境を
人々の生活との調和を図りながら守り育てるまち」
基本目標
基本方針
施策の体系
生物生息空間の創出
自然の恵みと生き物の
営みを守り育てる
動植物の
生息空間の確保
動植物の実態把握
動植物の保護
緑化の推進
緑地の保全・形成
緑地環境の保全
緑地空間の形成
水辺空間の保全
水辺環境の保全・創出
親水空間の創出
大気・水・土が
安全で公害のない
まちをつくる
自動車排出ガスの抑制
大気環境の保全
汚染物質排出の抑制
大気環境の実態把握
有害物質の
排出抑制の促進
ダイオキシン類発生の防止
有害物質の適正使用
生活排水対策
水質汚濁の防止
水資源の保全・改善
水循環の促進
水資源の確保
土壌・地盤環境の保全
土壌汚染の防止
地盤沈下の防止
騒音・振動の防止
38
騒音・振動対策の強化
マークのついている項目を重点的施策として取り組み、
「望ましい環境像」の実現を目指します。
基本目標
歴史や文化が息づく、
環境に配慮した
都市空間を創出する
施策の体系
基本方針
環境に配慮した
景観の創造
環境配慮型道路空間の創造
自然と共生した景観の創造
緑のふれあいの支援
環境資源を楽しむ
観光の振興
地域における美化活動の
推進
農業体験の促進
環境保全型農業の推奨
環境保全型農業の普及
ごみ減量、
資源・エネルギーの
有効利用をし、
産業や経済との
調和を図る
廃棄物処理の適正化
廃棄物減量化の促進
4R(リデュース・リユース・リサイ
クル・リフューズ)の促進
地域での
省エネルギー活動の普及
省エネルギーの促進
市による
省エネルギー率先行動
新エネルギーの導入・普及
新エネルギーの推進
新エネルギーの研究・開発
行田市全体で
地球環境に配慮した
活動に取り組む
市民・事業者の参加・
協力管理体制の充実
環境情報の発信
環境配慮活動の促進
環境イベントの実施
環境専門家の育成・協力体制
の充実
市の環境配慮の率先実行
市による環境対策の推進
学校における環境教育
環境教育の充実
の推進
環境学習の普及・啓発
環境配慮活動の支援
39
Ⅱ
施策の内容
※実施時期について
実施:現在実施中のもの
早期:今後 5 年以内に着手するもの
基本目標 1
自然の恵みと生き物の営みを守り育てる
基本方針
動植物の生息空間の確保
豊かな生態系を保全・継承するために、ホタルやトンボ等の生息空間を
確保することを目指します。
1
施策の体系
生物生息空間の創出
動植物の生息空間の
確保
動植物の実態把握
動植物の保護
2
1
具体的な施策
生物生息空間の創出
豊かな生態系を形成する基盤となる、生物の生息空間を創出するために、
ビオトープの設置や適切な樹木や雑草の管理等を行います。
施策の内容
ビオトープ設置事業の実
施
生態系に配慮した自然空
間の創出
樹木や雑草等の管理の徹
底
40
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
●
○
○
●
○
○
●
○
担当課
農政課
環境課
環境課
各所管課
環境課
2
動植物の実態把握
行田市における自然環境のあり方を考えるために、市民参加により動植
物や巨樹巨木等の調査を行い、実態を把握します。
施策の内容
実 施
実施
動植物の調査の実施
●
市内樹木調査の実施
●
早期
役
市民
割 分 担
事業者
○
○
緑の実態調査の実施
3
時 期
○
市
担当課
○
環境課
○
文化財保護課
○
まちづくり推進課
動植物の保護
行田市に生息・生育している希少な動植物を保護するために、動植物の
生息・生育状況を調査・把握しながら、地域の特徴を活かした適切な保護
対策を講じます。
施策の内容
行田に生息・生育してい
る希少動植物の保護
実 施
実施
●
時 期
早期
役
割 分 担
市民
事業者
市
○
○
○
担当課
環境課
41
基本方針
緑地の保全・形成
子どもからお年寄りまで、誰もが緑とふれあえる緑地の保全及び形成を
目指します。
1
施策の体系
緑化の推進
緑地の保全・形成
緑地環境の保全
緑地空間の形成
2
1
具体的な施策
緑化の推進
豊かな緑と身近に接することが出来る空間を増やすために、住宅地、商
工業地、公園等において緑化を推進します。また、公共公益施設は、地域
の緑化のシンボルとして、積極的に緑化します。
施策の内容
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
公共施設の緑化
担当課
建築課
●
○
○
まちづくり推進課
教育総務課
学校教育課
法令等に基づく民有地の
緑化推進
参加型の緑地保全
42
●
○
○
○
●
○
○
○
まちづくり推進課
教育研修センター
環境課
2
緑地環境の保全
安らぎを与える緑を確保するために、開発行為の際の緑地確保を促進す
るとともに、樹林、樹木、生垣等の緑を守ります。
施策の内容
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
民間の開発行為に伴う開
発指導要綱に基づく緑地
担当課
開発指導課
●
○
○
○
○
○
○
の確保
保存樹林、保存樹木、保
○
存生垣の指定及び保全
3
まちづくり推進課
緑地空間の形成
子どもからお年寄りまで、誰もが自由に自然と親しめる空間を形成する
ために、公園緑地等を整備します。
施策の内容
公園緑地の計画的整備の
推進
実 施
実施
時 期
早期
●
重要樹林地の公園緑地整
○
備
役
市民
割 分 担
事業者
市
○
○
○
○
生産緑地地区の保全
●
○
既存公園の再整備
●
○
○
担当課
まちづくり推進課
まちづくり推進課
○
まちづくり推進課
○
まちづくり推進課
43
基本方針
水辺環境の保全・創出
忍川や星川、武蔵水路等の大小さまざまな河川に恵まれた行田市が持つ、
豊かな水辺環境の保全及び創出を目指します。
1
施策の体系
水辺空間の保全
水辺環境の保全・創出
親水空間の創出
2
1
具体的な施策
水辺空間の保全
市内を流れる忍川や星川等の河川や切所沼において、親しみやすく、豊か
な生態系をもつ水辺空間を保全するために、自然に配慮した護岸工事・改修
工事等を行います。
施策の内容
忍川・星川改修事業時の
環境保全の促進
切所沼整備工事時の環境
配慮
44
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
●
○
●
○
担当課
道路治水課
(県へ要請)
農政課
2
親水空間の創出
水辺に親しめる空間を創出するために、さきたま調節池では、行田市ら
しい景観に配慮した、市民が親しめる水辺を整備します。また、福川及び
星川等の河川敷の保全と活用を推進します。
施策の内容
ふるさとの川モデル事業
の実施
さきたま調節池事業の実
施
河川敷の保全と活用の推
進
実 施
実施
●
時 期
早期
役
割 分 担
市民
事業者
市
○
○
○
○
●
●
○
○
担当課
道路治水課
(県へ要請)
道路治水課
(県へ要請)
道路治水課
(県へ要請)
45
基本目標2 大気・水・土が安全で公害のないまちをつくる
基本方針
大気環境の保全
水と緑に囲まれた行田市にふさわしい、健康で清々しい大気環境の保全
を目指します。
1
施策の体系
自動車排出ガスの抑制
大気環境の保全
汚染物質排出の抑制
大気環境の実態把握
2
1
具体的な施策
自動車排出ガスの抑制
大気汚染の原因となる自動車排出ガスを抑制するために、低公害車の導
入やアイドリングストップ等の徹底を図ります。また、自転車や公共交通
機関の利用を促進するための対策を行います。
施策の内容
アイドリングストップの
周知
実 施
実施
●
時 期
早期
役
割 分 担
市民
事業者
市
○
○
○
低公害車導入の促進
担当課
環境課
財政課、環境課
●
○
○
○
議会事務局
図書館、消防本部
人と環境にやさしいバス
●
○
○
○
公共交通機関の利用促進
●
○
○
○
市内循環バスの運行
●
自転車利用の促進
●
○
●
○
車両の導入
自動車使用抑制対策の強
化
46
生活課、福祉課
高齢者福祉課
生活課
企画政策課
○
生活課
○
○
道路治水課
○
○
環境課
2
汚染物質排出の抑制
安心して健康に生活できる環境を確保するために、大気汚染物質の排出
を抑制するとともに、悪臭公害を減らします。
施策の内容
悪臭発生原因事業所に対
する指導の強化
フロンの回収及び適切な
処理の強化
3
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
●
●
○
割 分 担
事業者
市
○
○
○
○
担当課
環境課
(県と連携)
環境課
建築課
大気環境の実態把握
大気環境の実態を把握するために、二酸化硫黄や浮遊粒子状物質等の大
気汚染物質の濃度を調査し、報告します。
施策の内容
大気環境調査
実 施
実施
●
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
○
○
担当課
環境課
(県と連携)
47
基本方針
有害物質の排出抑制の促進
将来の世代に安全に暮らせる環境を引き継ぐため、有害物質の排出抑制
の促進を目指します。
1
施策の体系
有害物質の 排出抑 制の
促進
2
1
有害物質の適正使用
具体的な施策
ダイオキシン類発生の防止
ダイオキシン類や環境ホルモン等の有害化学物質の発生を抑制するため
に、野焼き防止パトロールや立入検査、ダイオキシン類調査等を実施しま
す。
施策の内容
市内野焼き防止パトロー
ル事業の実施
ばい煙発生施設合同立入
検査事業の実施
ダイオキシン類調査
2
ダイオキシン類発生の防止
実 施
実施
時 期
早期
役
割 分 担
市民
事業者
市
●
○
○
○
●
○
○
○
●
○
担当課
環境課
消防本部
環境課
(県と連携)
環境課
有害物質の適正使用
健康に日常生活を営める環境を確保するために、有害化学物質の適正な
管理や処理の方法を指導します。また、文化財や街路樹等の害虫対策の際
には、環境に配慮した処理を行います。
施策の内容
工場等での有害化学物質
適正管理や適正処理の指
導
公共施設での化学物質の
適正使用(博物館内収蔵
庫燻蒸事業)
街路樹等の消毒時の配慮
実 施
実施
●
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
○
○
担当課
環境課
(県と連携)
郷土博物館
●
○
商工観光課
●
○
○
道路治水課
まちづくり推進課
48
基本方針
水資源の保全・改善
行田市の豊かな水資源から水質汚濁をなくし、水資源の保全・改善を目
指します。
1
施策の体系
生活排水対策
水質汚濁の防止
水資源の保全・改善
水循環の促進
水資源の確保
2
1
具体的な施策
生活排水対策
生活雑排水対策として、合併処理浄化槽の設置を推進するとともに、浄
化槽の維持管理、清掃を徹底します。また、公共下水道の整備や適切な維
持管理を行います。
施策の内容
合併処理浄化槽設置補助
事業の推進
合併処理浄化槽実態調査
の実施
浄化槽維持管理の徹底
公共下水道整備事業の実
施
合流式下水道緊急改善事
業の実施
下水道施設(ポンプ場)維
持管理業務の徹底
荒川左岸北部流域下水道
事業の実施
排水設備改造資金貸付事
業の実施
実 施
実施
●
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
○
○
●
●
○
○
○
●
○
●
○
●
○
●
○
●
○
○
○
○
担当課
環境課
環境課
環境課
建築課
下水道課
下水道課
下水道課
下水道課
下水道課
49
2
水質汚濁の防止
河川等での水質汚濁を防止するために、水質検査計画を策定し、水質検
査を実施して、適切な水質汚濁防止対策を講じます。
施策の内容
水質関係工場立入り検査
事業の実施
河川水質検査
3
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
●
割 分 担
事業者
市
○
○
●
○
担当課
環境課
(県と連携)
環境課
水循環の促進
健全な水循環を推進するために、公共施設を中心とする透水性舗装の採
用とともに、雨水利用施設の導入を促進します。
施策の内容
地下浸透施設の導入
歩道の透水性舗装の普及
雨水利用システムの導入
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
●
○
●
○
●
○
雨水排水整備事業の実施
担当課
開発指導課
建築課
道路治水課
建築課
中央公民館
下水道課
●
○
道路治水課
農政課
4
水資源の確保
生活環境の改善や公衆衛生を向上させるために、上水道配水管・施設の
改良工事や水質検査を行います。
施策の内容
配水管・施設改良工事の
実施
広域的な水質検査機関の
設立
50
実 施
実施
時 期
早期
●
役
市民
割 分 担
事業者
市
○
○
○
担当課
水道課
水道課
(県との連携)
基本方針
土壌・地盤環境の保全
動植物の営みの条件となる、土壌や地下水の環境を良好に保全すること
を目指します。
1
施策の体系
土壌汚染の防止
土壌・地盤環境の保全
地盤沈下の防止
2
1
具体的な施策
土壌汚染の防止
土壌の健全化を図るために、法律や条例に基づいた土壌汚染の防止を実
施します。また、農地における減農薬を推進します。
施策の内容
土壌汚染状況の調査・把
握
減農薬による米・野菜作
りの推進
2
実 施
時 期
実施
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
●
○
○
●
○
○
担当課
環境課
(県と連携)
農政課
(県と連携)
地盤沈下の防止
地盤沈下の進行を防止するために、地下水の汲み上げを規制するととも
に市民や事業者に、市内の地盤沈下の状況について報告し、地下水の汲み
上げ自粛等の協力を呼びかけます。
施策の内容
地下水汲み上げ規制の推
進
地盤沈下情報や協力呼び
かけの発信
実 施
実施
時 期
早期
役
割 分 担
市民
事業者
市
●
○
○
○
●
○
○
○
担当課
環境課
(県と連携)
環境課
(県と連携)
51
基本方針
騒音・振動の防止
快適に暮らせる生活環境を確保するために、騒音・振動の防止を目指し
ます。
1
施策の体系
騒音・振動の防止
2
1
具体的な施策
騒音・振動対策の強化
快適に生活できる環境を確保するために、関係機関との連携を図りなが
ら、騒音・振動の実態を把握し、適切な対策を講じます。
施策の内容
52
騒音・振動対策の強化
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
担当課
騒音・振動対策の推進
●
○
○
環境課
騒音・振動状況の報告
●
○
○
環境課
基本目標3 歴史や文化が息づく、環境に配慮した都市空間を創出する
基本方針
環境に配慮した景観の創造
行田市の特徴である自然に囲まれた景観を保ちつつ、さらなる環境に配
慮した景観の創造を目指します。
1
施策の体系
環境に配慮した景観の
創造
2
1
環境配慮型道路空間の創造
自然と共生した景観の創造
具体的な施策
環境配慮型道路空間の創造
身近に緑や行田の歴史とふれあえるような、環境に配慮した道路沿いの
空間を創出するために、自転車の利用しやすい道路の整備や放置自転車の
対策を図ります。
施策の内容
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
○
緑道の拡大
割 分 担
事業者
市
○
自転車の利用しやすい道
路の整備
放置自転車対策の実施
担当課
まちづくり推進課
道路治水課
●
●
○
○
○
商工観光課
道路治水課
防災安全課
53
2
自然と共生した景観の創造
古来より伝わるさきたま古墳公園や水城公園をはじめとする先人から受
け継いだ歴史的遺産や風景を保存するとともに、自然と共生した景観を創
造していきます。
施策の内容
屋敷林、社寺林の保全
自然あふれる歴史的文化
遺産の保全
登録文化財制度による古
い建物の保存の検討
54
実 施
実施
時 期
早期
役
割 分 担
市民
事業者
市
●
○
○
○
●
○
○
○
●
○
○
○
担当課
まちづくり推進課
まちづくり推進課
文化財保護課
文化財保護課
基本方針
環境資源を楽しむ観光の振興
市民や来訪者が行田市の環境資源を楽しむことができるように、観光の
振興を目指します。
1
施策の体系
緑のふれあいの支援
環境資源を 楽しむ観光
の振興
2
1
具体的な施策
緑のふれあいの支援
気軽に緑とふれあえる機会を増やすために、行田市の自然とふれあえる
観光コースの設定と、巨樹・巨木マップを作成します。
施策の内容
緑とふれあえる観光コー
スの設定と緑化支援
指定文化財の地図(天然
記念物・巨樹巨木を含む)
の作成
森づくり環境再生事業の
実施
2
地域における美化活動の推進
実 施
実施
時 期
早期
●
役 割 分 担
市民 事業者
市
○
○
○
担当課
商工観光課
文化財保護課
●
○
○
○
●
○
○
○
まちづくり推進課
地域における美化活動の推進
市民や各団体が協力して、緑のボランティア清掃活動やごみゼロ運動を
始めとした市内の美化活動を実施します。
施策の内容
市内各所公園の美化活動
の実施
違反簡易広告物の除却推
進
河川の美化運動
緑のボランティア清掃活
動の推進
市内一斉空き缶回収運動
の実施
ごみゼロ運動
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
市
●
○
○
○
●
○
○
○
●
○
○
○
●
○
○
●
○
○
●
○
○
担当課
まちづくり推進課
管理課
環境課
ひとつくり支援課
生活課、環境課
環境課、生活課
55
基本方針
環境保全型農業の推奨
環境保全に配慮した農業を普及することを目指します。
1
施策の体系
農業体験の促進
環境保全型農業の推奨
環境保全型農業の普及
2
1
具体的な施策
農業体験の促進
農業に対する市民の関心を高めるために、子どもたちの農業体験の場を
増やし、家庭菜園を提供します。
施策の内容
児童生徒の農業体験学習
の実施
小中学生を対象とした農
業体験活動の推進
遊休地や休耕地等におけ
る家庭菜園の提供
2
実 施
実施
早期
役 割 分 担
市民 事業者
市
●
○
○
○
●
○
○
○
●
○
○
○
担当課
教育研修センター
学校教育課
農政課
農政課
環境保全型農業の普及
次世代型の農業発展を見据え、環境保全型農業の普及を促進するために、
農業従事者の環境意識を高めながら、エコファーマーや地元で生産した農
作物を地元で消費する地産地消を推進するほか、行田市農業祭を開催しま
す。
施策の内容
農業用廃ビニールの適正
な処理
環境にやさしい農業生産
物展示会の開催
実 施
実施
時 期
早期
役 割 分 担
市民 事業者
市
●
○
担当課
○
○
農政課
○
○
○
農政課
○
○
○
●
農薬使用の抑制
●
○
○
エコファーマー認定の支援
●
○
○
農政課
農政課
農政課
地産地消の推進
●
●
○
○
○
○
○
農政課
農政課
●
○
○
○
農政課
農場での肥料受け取り支援
水田の保全
農地・水・環境保全向上
対策事業の実施
56
時 期
基本目標4 ごみ減量、資源・エネルギーの有効利用をし、
産業や経済との調和を図る
基本方針
廃棄物減量化の促進
行田市において既に活発に推進されている廃棄物分別に加えて、次のス
テップである廃棄物の減量化の促進を目指します。
1
施策の体系
廃棄物処理の適正化
廃棄物減量化の促進
4R(リデュース・リユー
ス・リサイクル・リフュー
ズ)の促進
2
1
具体的な施策
廃棄物処理の適正化
廃棄物を適正に処理するために、ごみの収集体制を充実し、リサイクル
システムの整備を行うとともに、不法投棄防止対策を実施していきます。
また、粗大ごみ処理場や環境センター、最終処分場の適正な運転管理を行
います。
施策の内容
収集体制の充実
実 施
実施
時 期
早期
●
役
割 分 担
市民
事業者
市
○
○
○
一般廃棄物処理施設の新
担当課
環境課
環境課
〇
設(建替え)
○
(彩北広域清掃組合
と連携)
行政による資源リサイク
ルシステムの整備
不法投棄対策の徹底
環境センターの適正な運
転管理
粗大ごみ処理場の適正な
運転管理
最終処分場の管理
●
○
○
○
●
○
●
○
●
○
●
○
環境課
環境課
環境課
環境課
環境課
57
2
4R(リデュース・リユース・リサイクル・リフューズ)の促進
リデュース(ごみの減量) 、 リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)、
リフューズ(購入しない)といった4R活動を普及促進するために、市民や
事業者に対しごみ関連の情報提供や助成等を行うことで分別収集を徹底す
るとともに、事業所における資源リサイクルシステムの整備を推進します。
施策の内容
家庭ごみの分別収集の促
進
資源物収集の徹底
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
●
○
●
○
割 分 担
事業者
市
○
○
○
建設リサイクル法による
対象建設工事の届出の徹
担当課
環境課
環境課
開発指導課
●
○
○
○
●
○
○
○
●
○
○
○
底
公共施設内でのごみ分別
の啓発
不用品情報の発信
58
環境課
環境課
基本方針
省エネルギーの促進
近年の地球環境問題のひとつである地球温暖化対策として、省エネルギ
ーの促進を目指します。
1
施策の体系
地域での省エネルギー活動
の普及
省エネルギーの促進
市による省エネルギー
率先行動
2
1
具体的な施策
地域での省エネルギー活動の普及
各家庭や事業所における地球温暖化対策として、省エネルギー設備や屋
上緑化の導入を促進するための支援を行います。また、地域における省エ
ネルギー活動を計画的に推進するために、省エネルギービジョンを策定し
ます。
施策の内容
省エネビジョンの策定・
実行
屋上緑化の推進、支援
省エネルギー設備導入の
支援
実 施
実施
時 期
早期
役
割 分 担
市民
事業者
市
●
○
○
○
●
○
○
○
●
○
○
○
担当課
環境課
環境課
環境課
59
2
市による省エネルギー率先行動
行田市では地球温暖化対策実行計画を推進するために、省エネルギー活
動や省エネ型設備の導入を率先して行います。
施策の内容
運転管理コストダウン実
施の促進
照明コントロール一括操
作導入の推進
空調用ボイラーの効率運
転の推進
公共施設での氷蓄熱シス
テムの導入
公共施設での省エネ活動
の実施
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
●
割 分 担
事業者
市
○
○
担当課
水道課
下水道課
環境課
行田市産業・文化・ス
●
○
○
ポーツいきいき財団
社会福祉協議会
環境課
行田市産業・文化・ス
●
○
●
○
○
○
ポーツいきいき財団
環境課
建築課
水道庁舎
行田市産業・文化・
●
○
スポーツいきいき
財団
街灯の効率化(園内灯)
●
地球温暖化対策実行計画
の推進
斎場施設の効率化
60
●
●
○
○
○
○
○
道路治水課
まちづくり推進
課
防災安全課
商工観光課
環境課
市民課
基本方針
新エネルギーの推進
省エネルギーとともに、より積極的な地球環境問題対策としての新エネ
ルギー導入の推進を目指します。
1
施策の体系
新エネルギーの導入・普及
新エネルギーの推進
新エネルギーの研究・開発
2
1
具体的な施策
新エネルギーの導入・普及
地域における自然エネルギーの利用を促進するために、市が率先して公
共施設への太陽光発電や風力発電等の設備を導入するとともに、市民や事
業者による自然エネルギー利用設備の導入支援を行います。
施策の内容
公共施設での自然エネル
ギーの活用
家庭や事業所での新エネ
ルギーの導入支援
2
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
●
市
○
●
○
○
○
担当課
中央公民館
社会福祉協議会
環境課
新エネルギーの研究・開発
地域独自のエネルギー対策を展開するために、大学や研究所等と連携し
た環境配慮型技術に関する研究を推進します。
施策の内容
ものつくり大学による風
力発電設備の開発・研究
実 施
実施
時 期
早期
○
役
市民
割 分 担
事業者
市
○
○
担当課
商工観光課
61
基本目標5 行田市全体で地球環境に配慮した活動に取り組む
基本方針
市民・事業者の参加・協力管理体制の充実
市民や事業者が具体的に環境活動に取り組める、協力及び管理体制の導
入を目指します。
1
施策の体系
環境情報の発信
環境配慮活動の促進
市民・事業者の参加・協
力管理体制の充実
環境イベントの実施
環境専門家の育成・協力体
制の充実
2
1
具体的な施策
環境情報の発信
市民や事業者の環境への関心や理解を深めるために、パンフレットや季
節ごとの花マップ等の配布等を行う等、積極的に環境情報の提供及び公開
を行います。
施策の内容
実 施
実施
環境・保健情報の公表
時 期
早期
役
市民
○
割 分 担
事業者
市
○
○
広報等による啓発の徹底
担当課
環境課
保健センター
環境課
●
○
○
広報広聴課
保健センター
市報による環境レッスン
環境課
○
の掲載
○
○
広報広聴課
保健センター
季節の花情報の提示
62
●
○
○
商工観光課
2
環境配慮活動の促進
市民や事業者が積極的に環境配慮活動に参加できる体制を整備するため
に、清掃ボランティア活動や環境にやさしい商品の開発等、生涯学習も含
めた地域における活動を推進します。また、ノーレジ袋運動や ISO14001
認証取得等の自発的な環境配慮活動を促進するために、環境対策の推進支
援や指導、情報提供を行います。さらにグリーンコンシューマー、緑のト
ラスト運動等の新たな市民参画システムを構築します。
施策の内容
シルバー人材センターに
よる環境ボランティアシ
ステムの整備
大学や研究所等による環
境にやさしい商品の開発
の支援
グリーンコンシューマー
運動の推奨
緑のトラスト運動の推奨
買い物袋の持参促進やポ
イントによる還元制度、
店舗への指導
ポイ捨てに関する指導
事業所への ISO 取得支援
子どもの遊び場美化運動
3
実 施
実施
時 期
早期
●
役
市民
割 分 担
事業者
市
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
●
○
○
○
●
○
●
●
○
○
○
○
○
担当課
シルバー人材センター
高齢者福祉課
環境課
商工観光課
環境課
環境課
環境課
環境課
(県と連携)
環境課
保健センター
環境イベントの実施
市民が自由に交流できる機会を持てるために、花いっぱい運動や緑や花
のシンポジウム等、市民が気軽に利用できる環境コミュニケーションの場
を提供します。
施策の内容
花いっぱい運動の実施
緑や花のイベントの開催
ガーデニングの推進、緑
化、木や花の配布
各種緑化指導教室の開催
実 施
実施
時 期
早期
●
役
市民
○
割 分 担
事業者
市
○
○
担当課
農政課、
行田市産業・文化・ス
●
○
○
●
○
○
●
○
ポーツいきいき財団
農政課
商工観光課
農政課
商工観光課
行田市産業・文化・ス
○
○
ポーツいきいき財団
(学校法人と連携)
自然観察会等の実施
○
○
○
○
環境課
ひとつくり支援課
63
4
環境専門家の育成・協力体制の充実
地域での環境活動の指導者を増やすために環境専門家の育成・協力体制
を充実し、市民や事業者等との協働関係を築きます。
施策の内容
実 施
実施
地域環境指導者の育成
市民・企業・NPO との協
働事業の実施
64
●
時 期
役
早期
市民
○
○
○
割 分 担
事業者
市
○
○
○
担当課
環境課
環境課
基本方針
市の環境配慮の率先実行
市は、一事業者として環境配慮活動を率先して実行していくことを目指
します。
1
施策の体系
市の環境配慮の
率先実行
2
1
市による環境対策の推進
具体的な施策
市による環境対策の推進
市は、市民や事業者の模範となる事業活動を行うために、グリーン購入、
分煙等に率先して取り組みます。また、環境報告書を作成し、行田市全体
の環境の状況について定期的に情報公開を行います。
施策の内容
実 施
実施
時 期
早期
役
市民
割 分 担
事業者
環境報告書の作成
●
グリーン購入の推進
●
○
●
○
○
○
●
○
○
○
●
○
○
○
行政施設、事業所での完
全分煙
喫煙・副流煙による健康
被害等の情報提供
喫煙場所以外での喫煙防
止推進
担当課
市
○
環境課
○
各課
保健センター
環境課
保健センター
保健センター
65
基本方針
環境教育の充実
市民が環境問題を身近なものとして捉えていくような、環境教育の充実
を目指します。
1
施策の体系
学校における環境教育の推進
環境教育の充実
環境学習の普及・啓発
環境配慮活動の支援
2
1
具体的な施策
学校における環境教育の推進
学校教育を通じた子どもたちへの環境教育を推進するために、地域と学
校が一体となって循環型及び環境配慮型システムを構築し、定期的に推進
状況を調査します。
施策の内容
寺子屋事業(未来の行田
を担う子ども育成事業)
の実施
学校における環境教育の
推進
緑化コンクールへの参加
の推進
学校緑化事業の推進
学校ビオトープの活用
学校におけるリサイクル
運動、資源ごみの回収の
実施
環境に配慮した児童生徒
用机・椅子等の購入
環境教育推進状況調査の
実施
行田市市民大学の開校
66
実 施
実施
時 期
早期
役 割 分 担
市民 事業者
市
担当課
学校教育課
●
○
●
〇
●
○
○
●
○
○
●
○
○
○
学校教育課
教育総務課
学校教育課
教育総務課
学校教育課
学校教育課
●
○
○
○
●
○
○
●
○
○
●
○
○
教育総務課
学校教育課
ひとつくり支援課
2
環境学習の普及・啓発
市民による積極的な環境学習活動を支援するために、環境教育・学習活
動の実態を把握し、環境学習に必要な情報を提供します。
施策の内容
地球にやさしい商品等の
紹介や環境学習の推進
実 施
実施
早期
●
ものつくり大学の学生へ
役
環境学習関連の各種研修
○
会の実施
割 分 担
市民
事業者
市
○
○
○
○
○
○
のアイディア募集
3
時 期
○
○
担当課
学校教育課
商工観光課
環境課
ひとつくり支援課
環境課
環境配慮活動の支援
市民による環境配慮活動を促進するために、環境配慮型商品や温暖化対
策の紹介等をする出前講座を実施し、環境家計簿の普及を図ります。
施策の内容
出前講座による環境対策
の支援
市民への環境家計簿の導
入指導
実 施
実施
時 期
早期
役
割 分 担
市民
事業者
市
●
○
○
○
●
○
○
担当課
環境課
環境課
67
Ⅲ
重点的施策
望ましい環境像の実現を図るために、下図の分野について、早急にかつ重点
的に取り組むべき「重点的施策」と位置付けます。
①動植物の
⑥環境教育の
生息空間
充
実
の 確 保
望ましい環境像
先人から受け継いだ
美しい田園風景と
②有害物質の
歴史的遺産を囲む
排出抑制の
促
⑤新エネルギ
ーの推進
豊かな自然環境を
進
人々の生活との調和を
図りながら
守り育てるまち
③環境に配慮
④廃 棄 物
した景観の
減量化の
創
促
造
図
68
重点的施策で取り上げる分野
進
今後、以下の 6 つの重点的施策について、市民、事業者及び市がそれぞれ
の役割分担のもと、相互に協力しあい、連携を図ることによって、行田市の
持つ環境問題の解決を図っていきます。
重点的施策
具体的な施策
①
動植物の生息空間
の確保
ホタルやトンボの生息できるような
自然環境を創出するために・・・
・ 生態系に配慮した自然空間の創出
・ 動植物の調査の実施
…等
②
有害物質の排出抑制
の促進
市民が安心して生活できる環境を
つくるために・・・
・ 工場や公共施設等での有害化学物質
適正管理や適正処理
・ ダイオキシン類の発生防止
(野焼き防止パトロール)
…等
③
環境に配慮した
景観の創造
④
行田市らしい自然や歴史とふれあえる
景観の創造
・ 緑と花の街道づくりの推進
・ 自然あふれる歴史的文化遺産の保全…等
市内全域で4Rが徹底されるために・・・
廃棄物減量化の
促進
・ 資源リサイクルシステムの整備
・ 資源物収集の徹底
⑤
新エネルギーの推進
⑥
環境教育の充実
…等
環境にやさしいエネルギーを
普及するために・・・
・ 公共施設での自然エネルギーの活用
・ 家庭での新エネルギーの導入支援 …等
みんなで楽しく環境活動を
実施するために・・・
・ 学校における環境教育の推進
・ 市民への環境家計簿の導入指導
…等
69
70
第5章
環境配慮項目
Ⅰ
市民の環境配慮項目
Ⅱ
事業者の環境配慮項目
Ⅲ
市の環境配慮項目
71
Ⅰ
市民の環境配慮項目
「市民の環境配慮項目」とは、望ましい環境像の実現に向けて、日常生
活における環境への負荷の低減のための配慮や環境を保全するための行動
のあり方を示します。
※できた項目には、□にチェックを入れてみましょう。何項目達成していますか?
家の中で配慮すること
□ 炊事や洗濯の際には節水に心がけましょう。
□ 米のとぎ汁を植木の肥料にしたり、風呂の残り水を洗濯に使用する等有効
に使いましょう。
□ 廃油や生ごみをそのまま流さないように工夫しましょう。
□ 庭の緑化に努めましょう。
□ 楽器やカラオケ等を使用する際には近隣に配慮しましょう。
□ ごみの分別を徹底して、リサイクルに協力しましょう。
□ ごみは決められた日時に決められた場所へ出しましょう。
□ ごみの自家焼却をやめましょう。
□ 有機野菜や無農薬の季節の野菜を楽しみましょう。
□ 環境家計簿等を電気やガス等の省エネ活動に役立てましょう。
□ エアコンの温度設定は、夏 28℃、冬 19℃を目安にしましょう。
□ 太陽光発電や風力発電等の自然エネルギーを有効活用しましょう。
□ 家族で環境に関する話し合いをしましょう。
□ 本、テレビや新聞等を通じて環境情報に目を向けましょう。
買い物の際に配慮すること
□ エコマークやグリーンマーク等のついた環境に配慮した商品を選びまし
ょう。
□ マイバックを持参して、過剰包装は断りましょう。
□ 詰め換え商品等、ごみの出にくい商品を利用しましょう。
□ テレビ、洗濯機、冷蔵庫、冷凍庫、エアコン、衣類乾燥機を廃棄する際に
は、家電リサイクル法を遵守しましょう。
□ 不要品交換会やフリーマーケットを利用する等、商品のリサイクルに心が
けましょう。
72
外出時に配慮すること
□ 自転車や公共交通機関を利用し、自家用車の利用を控えましょう。
□ 急発進や空ぶかしをせず、環境にやさしい運転を心がけましょう。
□ アイドリングストップを実行しましょう。
□ ごみのポイ捨てをやめ、ペットの糞の処理を行い環境美化に努めましょう。
環境のためにさらに配慮すること
□ 河川、水路等の水辺環境の保全活動や清掃活動に積極的に参加
しましょう。
□ 屋敷林やさきたま古墳公園等、昔ながらの自然の風景を守りましょう。
□ 身近な緑や野生生物等を大切にしましょう。
□ 公園や河川敷等での緑化活動に参加しましょう。
□ バードウォッチング等、自然観察を楽しみましょう。
□ 公園や遊歩道を散歩して自然に親しみましょう。
□ 市民農園や観光農園を利用しましょう。
□ 自然に囲まれた歴史的文化遺産の重要性を学びましょう。
□ ごみゼロ運動や花いっぱい運動に参加しましょう。
□ 広報やホームページ等に掲載される環境情報を活用しましょう。
□ 環境学習パンフレットや教材を有効に利用しましょう。
□ こどもエコクラブ等の環境団体を設立しましょう。
□ ビオトープの設置事業に協力しましょう。
73
Ⅱ
事業者の環境配慮項目
「事業者のための環境配慮項目」とは、望ましい環境像の実現に向けて、
事業活動における環境への負荷の低減のための配慮や環境を保全するため
の行動のあり方を示します。
※できた項目には、□にチェックを入れてみましょう。何項目達成していますか?
オフィス内で配慮すること
□ 電気やガス等の省エネに努めましょう。
□ エアコンの温度設定は、夏 28℃、冬 19℃を目安に設定しましょう。
□ 節水を心がけましょう。
□ ごみを減量しましょう。
□ 産業廃棄物は処理業者に依頼し、適正に処理しましょう。
□ 廃棄物の分別を徹底して、リサイクルに協力しましょう。
物品の購入・製造・販売の際に配慮すること
□ 物品の調達の際にはリサイクル製品を選びましょう。
□ 原料には再生資源を利用しましょう。
□ リサイクル製品の製造や販売に努めましょう。
□ エコマークやグリーンマーク等のついた環境にやさしい商品の購入・販売
に努めましょう。
□ フロンガス回収に協力しましょう。
□ 環境法規制等を遵守しましょう。
□ 商店や事業所・工場からの排水を減らしましょう。
□ 有機溶剤等の化学物質は適正に管理し漏洩防止に努めましょう。
□ 過剰包装・梱包の防止に努めましょう。
□ 建設や解体の際の公害防止に努めましょう。
□ 建設資材のリサイクル、建設廃材の適正処理に努めましょう。
74
通勤や移動時に配慮すること
□ 自転車や公共交通機関を利用し、自家用車の利用を控えましょう。
□ 急発進や空ぶかしをせず、環境にやさしい運転を心がけましょう。
□ アイドリングストップを実行し、地球温暖化対策や騒音防止に配慮
しましょう。
□ 低公害車を購入しましょう。
□ 物流の効率化を進めましょう。
□ 騒音をなるべく抑えるような自動車運転を心がけましょう。
建物や設備・機械等について配慮すること
□ 敷地内での植樹や鉢植えを並べる等緑化に努めましょう。
□ 焼却炉やボイラーは適正な燃焼管理と排ガス処理を行いましょう。
□ 機械の稼動に伴って発生する騒音・振動を抑制しましょう。
□ 省エネルギー設備を導入しましょう。
□ 自然エネルギーを利用した設備等を導入しましょう。
□ 敷地内、屋上や壁面の緑化を行いましょう。
農業について配慮すること
□ 子どもたちに農業体験をさせ、自然と親しめる機会を増やしましょう。
□ 農薬や化学肥料の使用を減らしましょう。
□ 休耕田を有効活用し、景観形成を図りましょう。
□ エコファーマーの認定を受けましょう。
□ 地元に密着して、環境負荷の少ない地産地消農業を推進しましょう。
環境のためにさらに配慮すること
□ 広報やホームページ等に掲載される環境情報を活用しましょう。
□ 本、テレビ、新聞、業界紙等を通じて環境情報に目を向けましょう。
□ 職場内で環境保全に関する研修を行いましょう。
□ 社内報に環境関連の記事を掲載しましょう。
□ ISO14001 の認証を取得しましょう。
□ 環境保全の担当者を設置しましょう。
□ 環境講演会や環境に関する生涯学習等社会貢献に協力しましょう。
□ 公園や河川敷等での清掃活動に協力しましょう。
□ 自然に囲まれた歴史的文化遺産の保全に協力しましょう。
□ こどもエコクラブ等の環境団体の設立に協力しましょう。
75
Ⅲ
市の環境配慮項目
「市の環境配慮項目」とは、望ましい環境像の実現に向けて、行田市役
所の事務事業における環境への負荷の低減のための配慮や環境を保全する
ための行動のあり方を示します。
なお、市は、
「Ⅰ 市民の環境配慮項目」及び「Ⅱ 事業者の環境配慮項目」
についても、率先して実行します。
庁舎内で配慮すること
□ 電気やガス等の省エネに努めます。
□ エアコンの温度設定は、夏 28℃、冬 19℃を目安に設定します。
□ 節水を心がけます。
□ ごみを減量します。
□ 廃棄物の分別を徹底して、リサイクルに協力します。
□ 省エネルギーや省資源の協力を呼びかけます。
□ 地球温暖化対策実行計画を積極的に推進します。
□ 地球温暖化対策実行計画に関する情報等の一般への情報開示を行います。
□ 庁舎内の緑化に努めます。
事務事業の実施の際に配慮すること
□ 事業内容には、環境へ配慮した項目を設けます。
□ 環境に関する補助制度の内容を充実させます。
□ エコマークやグリーンマーク等のついた環境にやさしい商品を
使用します。
□ 環境法規制等を遵守します。
□ ダイオキシン類や水質の調査等を定期的に実施し、対策を講じます。
□ 環境関連事業の実施状況を報告します。
通勤や移動時に配慮すること
□ 通勤時は自動車の使用を控えます。
□ 自転車や公共交通機関の利用を呼びかけます。
□ 急発進や空ぶかしをせず、環境にやさしい運転を心がけます。
□ アイドリングストップを実行します。
□ 低公害車の購入を促進します。
76
環境のためにさらに配慮すること
□ 広報やホームページ等を用いた環境教育の普及・啓発に努めます。
□ 環境に関するイベントの実施や環境情報の提供を行います。
□ 環境団体の設立や存続の支援を行います。
□ 市民や事業者への環境対策実施の支援を行います。
□ ビオトープ設置事業や新エネルギー関連事業等で、市民や事業者の協力を
広く公募します。
77
78
第6章
計画の推進
Ⅰ
進行管理システム
Ⅱ
推進体制
Ⅲ
各施策の推進、点検・評価、見直しの流れ
79
Ⅰ
進行管理システム
望ましい環境像実現のためには、市民、事業者及び市による自主的な取
組と継続的な改善が必要です。
そこで、基本計画では、計画(Plan)→各施策の推進(Do)→進捗状況
の点検(Check)→見直し(Action)という、PDCA サイクルの進行管理シ
ステムにより、各主体の取組の継続的な改善を図ります。
行田市環境基本計画
(Plan)
行田市環境基本計画
実行計画
行田市環境基本計画
配慮指針
望ましい環境像の実現に向けて、環境施策の方
向性を示します。
環境基本計画の実効性をより確実にするため
に重点施策を具体的に示します。
継
続
的
各施策の推進
改
(Do)
行田市環境基本計画に基づき、環境保全及び創造を
目標として各担当課で施策の推進を図ります。
善
進捗状況の点検・公表 施策の進捗状況について点検及び評価を行いま
(Check)
見直し
(Action)
80
す。また、その結果は環境報告書としてとりま
とめ、毎年公表します。
点検及び評価の結果を受けて、施策の見直しを行
います。
(今後の社会経済状況や市民の意識の変化
に適応するため、概ね5年ごとに計画の見直しを
行います。)
Ⅱ
推進体制
計画を推進していくための体制は、以下のとおりとします。
1.市民・事業者・民間団体等
市民・事業者・民間団体等は、日常生活や事業活動において環境保全に取り
組むとともに、市が推進する環境保全に関する施策に積極的に参加します。
2.行田市環境審議会
行田市環境基本条例第7条に規定された行田市環境審議会は、市民及び事業
者の代表から構成されます。
地域の環境の保全及び創造のために、実行計画の検討及び環境基本計画の見
直しについて審議します。
3.行田市環境基本計画推進委員会
行田市環境基本計画推進委員会は、環境基本計画の施策を効果的に推進させ
るために、庁内の横断的組織として設置し、また、環境の保全及び創造を推進
するために、環境施策の調整並びに実施状況の点検・評価を行います。
4.行田市エコネットワーク
行田市エコネットワークは、市民や事業者、民間団体(自治会、市民団体、
学校等)が参加する団体であり、協働による環境活動を実施したり、市に対す
る意見・提案を行います。
81
意見・提案
報告
行田市環境審議会
市
市民・事業者・
民間団体等
【行田市エコネットワーク】
長
報告・公表
提言
指示
報告
協力
行田市環境基本計画
推進委員会
図
82
計画の推進体制
埼玉県・他の地方公共団体
Ⅲ
各施策の推進、点検・評価、見直しの流れ
進行管理システムに基づき、下図のような流れで各施策の推進、点検・評価、見
直しを行うことにより、計画の継続的な改善を図ります。
市民・事業者・
民間団体
各施策の推進
(DO)
行田市環境審議会
環境配慮行動
の実施
市長、
行田市環境基本
計画推進委員会
行田市
エコネットワーク
環境配慮行動
の実施(市による
施策・事業の推進)
協働による環
境配慮行動の
実施
施策・事業の進
捗状況の点検
環境報告書の
点検及び評価
進捗状況の
環境報告書の
作成・公表
点検・公表
(CHECK)
環境報告書の
確認(閲覧)、
意見の提出
見直し
(ACTION)
環境報告書の
確認(閲覧)、
意見の提出
市民などの意見
をもとに施策・
事業内容、実行
計画、環境基本
計画の評価・見
直しの方向性の
検討
83
84
資
料
編
資料1
市の担当窓口一覧 ---------------------- 資 2
資料2
国・埼玉県の環境年表 ------------------ 資 7
資料3
主な環境関連法及び条例 ---------------- 資 11
資料4
環境基準 ------------------------------ 資 13
資料5
用語集 -------------------------------- 資 16
資料6
行田市環境基本条例 -------------------- 資 21
資料7
行田市環境審議会委員名簿 -------------- 資 24
資料8
諮問・答申 ---------------------------- 資 25
資料 1
資料1
市の担当窓口一覧
担当課
環境課
資料 2
担当する施策
ビオトープ設置事業の実施
生態系に配慮した自然空間の創出
樹木や雑草等の管理の徹底
動植物の調査の実施
行田に生息・生育している希少動植物の保護
参加型の緑地保全
アイドリングストップの周知
低公害車導入の促進
自動車使用抑制対策の強化
悪臭発生原因事業所に対する指導の強化
フロンの回収及び適切な処理の強化
大気環境調査
市内野焼き防止パトロール事業の実施
ばい煙発生施設合同立入検査事業の実施
ダイオキシン類調査
工場等での有害化学物質適正管理や適正処理の指導
合併処理浄化槽設置補助事業の推進
合併処理浄化槽実態調査の実施
浄化槽維持管理の徹底
水質関係工場立入り検査事業の実施
河川水質検査
土壌汚染状況の調査・把握
地下水汲み上げ規制の推進
地盤沈下情報や協力呼びかけの発信
騒音・振動対策の推進
騒音・振動状況の報告
河川の美化運動
市内一斉空き缶回収運動の実施
ごみゼロ運動
収集体制の充実
一般廃棄物処理施設の新設(建替え)
行政による資源リサイクルシステムの整備
不法投棄対策の徹底
環境センターの適正な運転管理
粗大ごみ処理場の適正な運転管理
最終処分場の管理
家庭ごみの分別収集の促進
資源物収集の徹底
公共施設内でのごみ分別の啓発
不用品情報の発信
省エネビジョンの策定・実行
屋上緑化の推進、支援
省エネルギー設備導入の支援
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59
担当課
環境課
企画政策課
財政課
広報広聴課
市民課
生活課
防災安全課
商工観光課
担当する施策
運転管理コストダウン実施の促進
照明コントロール一括操作導入の推進
空調用ボイラーの効率運転の推進
地球温暖化対策実行計画の推進
家庭や事業所での新エネルギーの導入支援
環境・保健情報の公表
広報等による啓発の徹底
市報による環境レッスンの掲載
大学や研究所等による環境にやさしい商品の開発の支援
グリーンコンシューマー運動の推奨
緑のトラスト運動の推奨
買い物袋の持参促進やポイントによる還元制度、店舗への指導
ポイ捨てに関する指導
事業所への ISO 取得支援
自然観察会等の実施
地域環境指導者の育成
市民・企業・NPO との協働事業の実施
環境報告書の作成
行政施設、事業所での完全分煙
ものつくり大学の学生へのアイディア募集
環境学習関連の各種研修会の実施
出前講座による環境対策の支援
市民への環境家計簿の導入指導
公共交通機関の利用促進
低公害車導入の促進
広報等による啓発の徹底
市報による環境レッスンの掲載
斎場施設の効率化
人と環境にやさしいバス車両の導入
公共交通機関の利用促進
市内循環バスの運行
市内一斉空き缶回収運動の実施
ごみゼロ運動
放置自転車対策の実施
街灯の効率化(園内灯)
街路樹等の消毒時の配慮
自転車の利用しやすい道路の整備
緑とふれあえる観光コースの設定と緑化支援
街灯の効率化(園内灯)
ものつくり大学による風力発電設備の開発・研究
季節の花情報の提示
大学や研究所等による環境にやさしい商品の開発の支援
緑や花のイベントの開催
ガーデニングの推進、緑化、木や花の配布
ものつくり大学の学生へのアイディア募集
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資料 3
担当課
農政課
福祉課
高齢者福祉課
保健センター
まちづくり推進課
資料 4
担当する施策
ビオトープ設置事業の実施
切所沼整備工事時の環境配慮
雨水排水整備事業の実施
減農薬による米・野菜作りの推進
小中学生を対象とした農業体験活動の推進
遊休地や休耕地等における家庭菜園の提供
農業用廃ビニールの適正な処理
環境にやさしい農業生産物展示会の開催
農場での肥料受け取り支援
農薬使用の抑制
エコファーマー認定の支援
地産地消の推進
水田の保全
農地・水・環境保全向上対策事業の実施
花いっぱい運動の実施
緑や花のイベントの開催
ガーデニングの推進、緑化、木や花の配布
人と環境にやさしいバス車両の導入
人と環境にやさしいバス車両の導入
シルバー人材センターによる環境ボランティアシステムの整備
環境・保健情報の公表
広報等による啓発の徹底
市報による環境レッスンの掲載
子どもの遊び場美化運動
行政施設、事業所での完全分煙
喫煙・副流煙による健康被害等の情報提供
喫煙場所以外での喫煙防止推進
緑の実態調査の実施
公共施設の緑化
法令等に基づく民有地の緑化推進
保存樹林、保存樹木、保存生垣の指定及び保全
公園緑地の計画的整備の推進
重要樹林地の公園緑地整備
生産緑地地区の保全
既存公園の再整備
街路樹等の消毒時の配慮
緑道の拡大
屋敷林、社寺林の保全
自然あふれる歴史的文化遺産の保全
森づくり環境再生事業の実施
市内各所公園の美化活動の実施
街灯の効率化(園内灯)
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担当課
開発指導課
下水道課
水道課
水道庁舎
管理課
道路治水課
建築課
消防本部
教育総務課
担当する施策
民間の開発行為に伴う開発指導要綱に基づく緑地の確保
地下浸透施設の導入
建設リサイクル法による対象建設工事の届出の徹底
公共下水道整備事業の実施
合流式下水道緊急改善事業の実施
下水道施設(ポンプ場)維持管理業務の徹底
荒川左岸北部流域下水道事業の実施
排水設備改造資金貸付事業の実施
雨水排水整備事業の実施
運転管理コストダウン実施の促進
配水管・施設改良工事の実施
広域的な水質検査機関の設立
運転管理コストダウン実施の促進
公共施設での氷蓄熱システムの導入
喫煙場所以外での喫煙防止推進
違反簡易広告物の除却推進
忍川・星川改修事業時の環境保全の促進
ふるさとの川モデル事業の実施
さきたま調節池事業の実施
河川敷の保全と活用の推進
自転車利用の促進
街路樹等の消毒時の配慮
歩道の透水性舗装の普及
雨水排水整備事業の実施
自転車の利用しやすい道路の整備
放置自転車対策の実施
街灯の効率化(園内灯)
公共施設の緑化
フロンの回収及び適切な処理の強化
浄化槽維持管理の徹底
地下浸透施設の導入
雨水利用システムの導入
公共施設での氷蓄熱システムの導入
低公害車導入の促進
市内野焼き防止パトロール事業の実施
公共施設の緑化
緑化コンクールへの参加の推進
学校緑化事業の推進
環境に配慮した児童生徒用机・椅子等の購入
公共施設の緑化
児童生徒の農業体験学習の実施
寺子屋事業(未来の行田を担う子ども育成事業)の実施
学校における環境教育の推進
学校緑化事業の推進
学校ビオトープの活用
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資料 5
担当課
教育総務課
担当する施策
学校におけるリサイクル運動、資源ごみの回収の実施
環境教育推進状況調査の実施
地球にやさしい商品等の紹介や環境学習の推進
教育研修センター
参加型の緑地保全
浄化槽維持管理の徹底
児童生徒の農業体験学習の実施
ひとつくり支援課
緑のボランティア清掃活動の推進
自然観察会等の実施
行田市市民大学の開校
環境学習関連の各種研修会の実施
文化財保護課
市内樹木調査の実施
自然あふれる歴史的文化遺産の保全
登録文化財制度による古い建物の保存の検討
指定文化財の地図(天然記念物・巨樹巨木を含む)の作成
中央公民館
雨水利用システムの導入
公共施設での自然エネルギーの活用
図書館
低公害車導入の促進
郷土博物館
公共施設での化学物質の適正使用(博物館内収蔵庫燻蒸事業)
議会事務局
低公害車導入の促進
各所管課
樹木や雑草等の管理の徹底
各課
グリーン購入の推進
照明コントロール一括操作導入の推進
空調用ボイラーの効率運転の推進
行田市産業・文化
公共施設での省エネ活動の実施
・スポーツいきいき財団
緑や花のイベントの開催
各種緑化指導教室の開催
社会福祉協議会
照明コントロール一括操作導入の推進
公共施設での自然エネルギーの活用
シルバー人材センター
シルバー人材センターによる環境ボランティアシステムの整備
資料 6
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資料2
国・埼玉県の環境年表
年 月
国
埼玉県
昭和 60 年 3 月
○「さいたま緑の長期総合計画」策定
○「さいたま緑のトラスト基金」発足
昭和 62 年 5 月
○「化学的酸素要求量に係る総量削減計画」
策定
6 月 ○「絶滅のおそれのある野生動植物の譲渡の
規制等に関する法律」成立
昭和 63 年 5 月 ○「特定物質の規制等によるオゾン層の保護
に関する法律」公布
平成元年 1 月 ○「オゾン層を破壊する物質に関するモント
リオール議定書」日本国について発効
平成 2 年 10 月 ○地球環境保全に関する関係閣僚会議「地球
温暖化防止行動計画」策定
平成 3 年
3月
○「第 3 次県廃棄物処理基本計画」策定
○「第 3 次化学的酸素要求量に係る総量削減
計画」策定
○「県自動車交通公害防止基本計画」策定
4 月 ○「再生資源の利用の促進に関する法律」公
布
8月
平成 4 年 3 月
○「埼玉県における地球環境保全への取組方
針」策定
○「県自動車交通公害防止実施計画」策定
6 月 ○ブラジルにおいて「環境と開発に関する国 ○県自然学習センター開設
連会議(地球サミット)」開催
○「自動車から排出される窒素酸化物の特定
地域における総量の削減等に関する特別
措置法」公布
○「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保
存に関する法律」公布
12 月 ○「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関
する法律」公布
平成 5 年 2 月 ○「自動車排出窒素酸化物の総量の削減に関
する基本方針」を告示
6 月 ○ラムサール条約締約国会議を釧路市で開 ○「化学物質環境安全管理指針」策定
催
○「県自動車排出窒素酸化物総量削減計画」
策定
11 月 ○「環境基本法」公布
平成 6 年 3 月
12 月 ○「環境基本計画」閣議決定
○「緑豊かな埼玉をめざして」策定
○「県環境基本条例」公布(平成 7 年 4 月施
行)
○「県環境影響評価条例」公布(平成 7 年 12
月施行)
平成 7 年 4 月 ○「容器包装リサイクル法」公布(平成 9
年 4 月施行)
10 月 ○「生物多様性国家戦略」策定
平成 8 年 3 月 ○七都県市低公害車指定制度の発足
○「県環境基本計画」策定
○「さいたまレッドデータブック(動物編)」
刊行
○「第 4 次県廃棄物処理基本計画」策定
○彩の国さいたま環境推進協議会発足
○「県地球温暖化対策地域推進計画」策定
資料 7
年 月
国
埼玉県
平成 9 年 3 月 ○「地下水の水質の汚濁に係る環境基準」告 ○「彩の国ローカルアジェンダ 21」策定
示
6 月 ○「環境影響評価法」公布(平成 11 年 6 月
施行)
9月
○「県環境配慮方針」策定
12 月 ○地球温暖化防止京都会議(COP3)開催、
「京
都議定書」採択
平成 10 年 3 月
○「さいたまレッドデータブック(植物編)」
刊行
○「県自動車交通公害防止実施計画」策定
5 月 ○ 環 境 庁 「 環 境 ホ ル モ ン 戦 略 計 画 ○「県エネルギービジョン」策定
SPEED 98」発表
○「埼玉ゼロエミッション行動計画」策定
6 月 ○「地球温暖化対策推進大綱」策定
○「特定家庭用機器再商品化法」公布(平成
10 年 12 月施行)
10 月 ○「地球温暖化対策の推進に関する法律」公
布(平成 11 年 4 月施行)
平成 11 年 2 月
3 月 ○「ダイオキシン対策基本指針」決定
○埼玉県が ISO14001 認証取得
○「彩の国豊かな自然環境づくり計画」策定
7 月 ○「ダイオキシン類対策特別措置法」
公布(平
成 12 年 1 月施行)
○「特定化学物質の環境への排出量の把握等
及び管理の改善の促進に関する法律」公布
(平成 12 年 3 月部分施行)
平成 12 年 3 月
○「県希少動植物の種の保護に関する条例」
公布
5 月 ○「建設工事に係る資材の再資源化等に関す ○「彩の国青空再生戦略」策定
る法律」公布(平成 13 年 5 月施行)
○「国等による環境物品等の調達の推進等に
関する法律」公布(平成 13 年 1 月施行)
6 月 ○「循環型社会形成推進基本法」公布
○「食品循環資源の再生利用等の促進に関す
る法律」公布(平成 13 年 5 月施行)
9月
○「県ダイオキシン類削減推進行動計画」策
定
10 月
○「県ごみの散乱防止に関する条例」公布(平
成 13 年 4 月施行)
平成 13 年 1 月 ○環境省設置
資料 8
2月
○「彩の国さいたま環境学習実践指針」策定
○「県における内分泌かく乱化学物質問題に
関する取組方針」策定(平成 13 年 4 月施
行)
○「県緑の骨格づくり計画」策定
3月
○「県地球温暖化対策実行計画∼オフィス・
事務所に関する埼玉県環境配慮方針」策定
○新たな「県環境基本計画」の策定
5月
○「彩の国青空再生戦略 21」策定
年 月
国
埼玉県
平成 13 年 6 月 ○「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊
の実施の確保等に関する法律」公布(平成
14 年 4 月施行)
○「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理
の推進に関する特別措置法」公布(平成
13 年 7 月施行)
10 月
平成 14 年 3 月 ○「新・生物多様性国家戦略」策定
4月
○「第 5 次県廃棄物処理基本計画」策定
○「改訂・埼玉県レッドデータブック 2002
動物編」刊行
○「県グリーン調達推進方針」策定
○「埼玉県戦略的環境影響評価実施要綱」制
定
○「県ごみの散乱防止に関する基本方針」策
定
○「県生活環境保全条例」制定
○「彩の国エコアップ宣言」制度開始
5 月 ○「土壌汚染対策法」公布(平成 15 年 2 月
施行)
7 月 ○「ダイオキシン類対策特別措置法に基づく ○第 5 次水質総量規制に係る「化学的酸素要
底質環境基準」告示(平成 14 年 9 月施行) 求量、窒素含有量及びりん含有量に係る総
○「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法
量削減計画」策定
律」公布(平成 15 年 4 月施行)
○「第 3 期県分別収集促進計画」策定
8 月 ○「使用済自動車の再資源化等に関する法
律」公布
10 月
○「県土砂の排出、たい積等の規制に関する
条例」公布(平成 15 年 2 月施行)
12 月 ○「自然再生推進法」公布(平成 15 年 1 月
施行)
平成 15 年 3 月 ○「第 3 回世界水フォーラム」開催
7 月 ○「環境の保全のための意欲の増進及び環境 ○「県自動車排出窒素酸化物及び自動車排出
教育の推進に関する法律」公布(平成 15
粒子状物質総量削減計画」策定
年 10 月一部施行)
10 月
○県生活環境保全条例に基づくディーゼル
車の排出ガス規制開始
平成 16 年 2 月 ○都市緑地法閣議決定(都市緑地保全法名称
改正等)
3月
○「県地球温暖化対策地域推進計画(第2
次)」策定
○「県資源循環戦略21」策定
5 月 ○「大気汚染防止法の一部を改正する法律」
公布(揮発性有機化合物(VOC)の排出規制、
平成 18 年 4 月施行)
6 月 ○「特定外来生物による生態系等に係る被害
の防止に関する法律」公布(平成 17 年 6 月
施行)
8月
○水質汚濁防止法の規定に基づき、排水基準
を定める条例を改正
平成 17 年 2 月 ○京都議定書発効
○「石綿障害予防規則」公布(平成 17 年 7
月施行)
資料 9
年 月
国
埼玉県
平成 17 年 3 月
○「ふるさと埼玉の緑を守り育てる条例」
(ふ
るさと埼玉の緑を守る条例を改正する条例)
公布(平成 17 年 10 月施行)
4月
○埼玉県地球温暖化防止活動推進センター
を指定
7月
○「第4期県分別収集促進計画」策定
平成 18 年 2 月 ○「石綿による健康被害の救済に関する法
律」公布(平成 18 年 3 月施行)
3月
○「第6次県廃棄物処理基本計画」策定
○「県広域緑地計画」策定
4 月 ○「第3次環境基本計画」閣議決定
6 月 ○「エコツーリズム推進法」公布(平成 20
年 4 月施行)
平成 19 年 3 月
7月
11 月 ○「第3次生物多様性国家戦略」策定
平成 20 年 3 月
○新たな「県環境基本計画」策定
○「県アライグマ防除実施計画」策定
○「第5期県分別収集促進計画」の策定
○「川の国埼玉川の再生基本方針」策定
○「第2次ごみ処理広域化計画」策定
○「生物多様性県戦略」策定
4 月 ○京都議定書第一約束期間開始
6 月 ○「生物多様性基本法」公布(平成 20 年 6g
発施行)
7 月 ○第 34 回主要国首脳会議(洞爺湖サミット)
開催
(資料:平成 20 年版埼玉県環境白書)
資料 10
資料3
分 野
全
般
地球環境
大気保全
主な環境関連法及び条例
法律および条令(○:法律、◎県条例、●市条例)
○環境基本法
平成 5 年 11 月 19 日
法律 91 号
○環境影響評価法
平成 9 年 6 月 13 日
法律 81 号
○特定工場における公害防止組織の整備に関する法律
昭和 46 年 6 月 10 日
法律 107 号
◎埼玉県環境基本条例
平成 6 年 12 月 26 日
埼玉県条例第 60 号
◎埼玉県環境影響評価条例
平成 6 年 12 月 26 日
埼玉県条例第 61 号
◎埼玉県生活環境保全条例
平成 13 年 7 月 17 日
埼玉県条例第 57 号
●行田市環境基本条例
平成 14 年 3 月 29 日
行田市条例第 9 号
●行田市資源リサイクル審議会設置条例
平成 2 年 12 月 26 日
行田市条例第 27 号
●行田市環境審議会条例
平成 12 年 3 月 27 日
行田市条例第 9 号
○地球温暖化対策の推進に関する法律
平成 10 年 10 月 9 日
法律 117 号
○特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等
平成 13 年 6 月 22 日
に関する法律
法律 64 号
○特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律
平成 4 年 12 月 16 日
法律 108 号
○大気汚染防止法
昭和 43 年 6 月 10 日
法律 97 号
○自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定
平成 4 年 6 月 3 日
地域における総量の削減等に関する特別措置法
法律 70 号
◎大気汚染防止法第四条第一項の規定に基づき、排出基準を
昭和 46 年 10 月 15 日 埼玉県条例第 60 号
定める条例
水質保全
○河川法
昭和 39 年 7 月 10 日
法律 167 号
○下水道法
昭和 33 年 4 月 24 日
法律 79 号
○浄化槽法
昭和 58 年 5 月 18 日
法律 43 号
○水質汚濁防止法
昭和 45 年 12 月 25 日 法律 138 号
○水道法
昭和 32 年 6 月 15 日
法律 177 号
◎水質汚濁防止法第三条第三項の規定に基づき、排水基準を
昭和 46 年 10 月 15 日 埼玉県条例第 61 号
定める条例
土壌・農薬
○土壌汚染対策法
平成 14 年 5 月 29 日
法律 53 号
○土地改良法
昭和 24 年 6 月 6 日
法律 195 号
○農薬取締法
昭和 23 年 7 月 1 日
法律 82 号
○農用地の土壌の汚染防止等に関する法律
昭和 45 年 12 月 25 日 法律 139 号
騒
音
○騒音規制法
昭和 43 年 6 月 10 日
法律 98 号
振
動
○振動規制法
昭和 51 年 6 月 10 日
法律 64 号
○建築物用地下水の採取の規制に関する法律
昭和 37 年 5 月 1 日
法律 100 号
○工業用水法
昭和 31 年 6 月 11 日
法律 146 号
○悪臭防止法
昭和 46 年 6 月 1 日
法律 91 号
○建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律
平成 12 年 5 月 31 日
法律 104 号
○資源の有効な利用の促進に関する法律
平成 3 年 4 月 26 日
法律 48 号
○循環型社会形成推進基本法
平成 12 年 6 月 2 日
法律 110 号
平成 14 年 7 月 12 日
法律 87 号
○食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律
平成 12 年 6 月 7 日
法律 116 号
○特定家庭用機器再商品化法
平成 10 年 6 月 5 日
法律 97 号
○廃棄物の処理及び清掃に関する法律
昭和 45 年 12 月 25 日 法律 137 号
地盤沈下
悪
臭
廃棄物
○使用済自動車の再資源化等に関する法律
・リサイクル
資料 11
分 野
廃棄物・
リサイクル
法律および条令(○:法律、◎県条例、●市条例)
○ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する
平成 13 年 6 月 22 日
特別措置法
法律 65 号
○容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する
平成 7 年 6 月 16 日
法律
法律 112 号
●行田市廃棄物の処理及び清掃に関する条例
行田市条例第 10 号
昭和 47 年 3 月 30 日
●行田市産業廃棄物処理施設等の設置に係る紛争の予防及
平成 20 年 7 月 1 日
び調整に関する条例
化学物質
自然保護
都市環境
環境保全活動
エネルギー
資料 12
行田市条例第 18 号
○化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律
昭和 48 年 10 月 16 日 法律 117 号
○ダイオキシン類対策特別措置法
平成 11 年 7 月 16 日
法律 105 号
○特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善
平成 11 年 7 月 13 日
の促進に関する法律
法律 86 号
○自然公園法
昭和 32 年 6 月 1 日
法律 161 号
○自然再生推進法
平成 14 年 12 月 11 日 法律 148 号
○絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律
平成 4 年 6 月 5 日
法律 75 号
○鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律
平成 14 年 7 月 12 日
法律 88 号
○動物の愛護及び管理に関する法律
昭和 48 年 10 月 1 日
法律 105 号
○特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する
平成 16 年 6 月 2 日
法律
法律 78 号
◎ふるさと埼玉の緑を守り育てる条例
昭和 54 年 3 月 15 日
埼玉県条例 10 号
◎埼玉県自然環境保全条例
昭和 49 年 3 月 28 日
埼玉県条例第 4 号
◎埼玉県希少野生動植物の種の保護に関する条例
平成 12 年 3 月 24 日
埼玉県条例第 11 号
◎埼玉県立自然公園条例
昭和 33 年 4 月 1 日
埼玉県条例第 15 号
○都市緑地法
昭和 48 年 9 月 1 日
法律 72 号
○都市公園法
昭和 31 年 4 月 20 日
法律 79 号
○屋外広告物法
昭和 24 年 6 月 3 日
法律 89 号
○景観法
平成 16 年 6 月 18 日
法律 110 号
◎埼玉県ごみの散乱防止に関する条例
平成 12 年 10 月 20 日 埼玉県条例第 70 号
●行田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例
平成 14 年 9 月 30 日
行田市条例第 31 号
●行田市あき地の環境保全に関する条例
昭和 47 年 9 月 27 日
行田市条例第 25 号
○国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律
平成 12 年 5 月 31 日
法律 100 号
○環境情報の提供の促進等による特定事業者等の環境に配
平成 16 年 6 月 2 日
慮した事業活動の促進に関する法律
法律 77 号
○環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関
平成 15 年 7 月 25 日
する法律
法律 130 号
○エコツーリズム推進法
法律 105 号
平成 19 年 6 月 27 日
○国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契
平成 19 年 5 月 23 日
約の推進に関する法律
法律 56 号
○流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律
平成 17 年 7 月 22 日
法律 85 号
○エネルギー政策基本法
平成 14 年 6 月 14 日
法律 71 号
○新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法
平成 9 年 4 月 18 日
法律 37 号
○エネルギー等の使用の合理化及び資源の有効な利用に関
平成 5 年 3 月 31 日
する事業活動の促進に関する臨時措置法
法律 18 号
○エネルギーの使用の合理化に関する法律
法律 49 号
昭和 54 年 6 月 22 日
資料4
分
野
環境基準
名 称
項
目
二酸化硫黄
一酸化炭素
大気汚染に係る
環境基準
大
浮遊粒子状物質
気
二酸化窒素
有害大気汚染物
質(ベンゼン等及
びダイオキシン
類(大気))に係
る環境基準
光化学オキシダント
ベンゼン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
ジクロロメタン
ダイオキシン(大気)
カドミウム
全シアン
有機燐
鉛
六価クロム
砒素
総水銀
アルキル水銀
PCB
銅
化
学
物
質
土 壌 の 汚 染 に 係 ジクロロメタン
四塩化炭素
る環境基準
1,2-ジクロロエタン
1,1-ジクロロエチレン
シス-1,2-ジクロロエチレン
1,1,1-トリクロロエタン
1,1,2-トリクロロエタン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,3-ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
ベンゼン
セレン
ふっ素
ほう素
環境基準
1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm 以下で
あり、かつ、1 時間値が 0.1ppm 以下であ
ること。
1 時間値の 1 日平均値が 10ppm 以下であ
り、
かつ、1 時間値の 8 時間平均値が 20ppm
以下であること。
1 時間値の 1 日平均値が 0.10mg/m3 以下で
あり、かつ、1 時間値が 0.20mg/m3 以下で
あること。
1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm から
0.06ppm までのゾーン内又はそれ以下で
あること。
1 時間値が0.06ppm 以下であること。
1 年平均値が 0.003 mg/m3 以下であること
1 年平均値が 0.2mg/m3 以下であること
1 年平均値が 0.2mg/m3 以下であること
1 年平均値が 0.15mg/m3 以下であること
1 年平均値が 0.6pg-TEQ/m3 以下
検液 1ℓ につき 0.01mg 以下であり、かつ、
農用地においては、米 1kg につき 1mg 未満
であること。
検液中に検出されないこと。
検液中に検出されないこと。
検液 1ℓ につき 0.01mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.05mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.01mg 以下であり、かつ、
農用地(田に限る。)においては、土壌 1kg
につき 15mg 未満であること。
検液 1ℓ につき 0.0005mg 以下であること。
検液中に検出されないこと。
検液中に検出されないこと。
農用地(田に限る。
)において、土壌 1kg に
つき 125mg 未満であること。
検液 1ℓ につき 0.02mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.02mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.004mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.02mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.04mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 1mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.006mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.03mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.01mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.002mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.006mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.003mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.02mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.01mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.01mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 0.8 mg 以下であること。
検液 1ℓ につき 1mg 以下であること。
資料 13
区
分
名 称
公共用水域の水
質汚濁に係る環
境基準(人の健康
の保護に関する
環境基準)
化
学
物
質
地下水の水質汚
濁に係る環境基
準
資料 14
項 目
カドミウム
全シアン
鉛
六価クロム
砒素
総水銀
アルキル水銀
PCB
ジクロロメタン
四塩化炭素
1,2-ジクロロエタン
1,1-ジクロロエチレン
シス-1,2-ジクロロエチレン
1,1,1-トリクロロエタン
1,1,2-トリクロロエタン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,3-ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
べンゼン
セレン
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
ふっ素
ほう素
カドミウム
全シアン
鉛
六価クロム
砒素
総水銀
アルキル水銀
PCB
ジクロロメタン
四塩化炭素
1,2-ジクロロエタン
1,1-ジクロロエチレン
シス-1,2-ジクロロエチレン
1,1,1-トリクロロエタン
1,1,2-トリクロロエタン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,3-ジクロロプロペン
チウラム
シマジン
チオベンカルブ
べンゼン
セレン
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
ふっ素
ほう素
環境基準
0.01 ㎎/ℓ 以下
検出されないこと。
0.01 ㎎/ℓ 以下
0.05 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
0.0005 ㎎/ℓ 以下
検出されないこと。
検出されないこと。
0.02 ㎎/ℓ 以下
0.002 ㎎/ℓ 以下
0.004 ㎎/ℓ 以下
0.02 ㎎/ℓ 以下
0.04 ㎎/ℓ 以下
1 ㎎/ℓ 以下
0.006 ㎎/ℓ 以下
0.03 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
0.002 ㎎/ℓ 以下
0.006 ㎎/ℓ 以下
0.003m ㎎/ℓ 以下
0.02 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
10 ㎎/ℓ 以下
0.8 ㎎/ℓ 以下
1 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
検出されないこと。
0.01 ㎎/ℓ 以下
0.05 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
0.0005 ㎎/ℓ 以下
検出されないこと。
検出されないこと。
0.02 ㎎/ℓ 以下
0.002 ㎎/ℓ 以下
0.004 ㎎/ℓ 以下
0.02 ㎎/ℓ 以下
0.04 ㎎/ℓ 以下
1 ㎎/ℓ 以下
0.006 ㎎/ℓ 以下
0.03 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
0.002 ㎎/ℓ 以下
0.006 ㎎/ℓ 以下
0.003m ㎎/ℓ 以下
0.02 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
0.01 ㎎/ℓ 以下
10 ㎎/ℓ 以下
0.8 ㎎/ℓ 以下
1 ㎎/ℓ 以下
区
分
名 称
項
目
水質
化
学
物
質
・
水
質
ダ イ オ キ シ ン 類 土壌
に係る環境基準
河川底質
水素イオン濃度(pH)
生 活 環 境 の 保 全 生物化学的酸素要求量
に 関 す る 環 境 基 (BOD)
準:河川(湖沼を
浮遊物質量(SS)
除く) ※1
溶存酸素量(DO)
A地域
(第1 種低層住居専用地域、第2 種
低層住居専用地域、第1種中高層住居
専用地域、第2種中高層住居専用地域)
環境基準
年間平均値が 1pg-TEQ/ℓ 以下
年間平均値が 1,000pg-TEQ/g 以下
年間平均値が 150pg-TEQ/g 以下
C 類型:6.5 以上 8.5 以下
C 類型:5 ㎎/ℓ 以下
C 類型:50 ㎎/ℓ 以下
C 類型:5 ㎎/ℓ 以上
昼間(午前 6 時から午後 10 時まで):55 デシベル以下
夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで):45 デシベル以下
騒 音 に 係 る 環 境 B地域
基準※2(一般地 (第1 種住居地域、第2 種住居地域、 昼間(午前 6 時から午後 10 時まで):55 デシベル以下
準住居地域、用途地域の定めのない地 夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで):45 デシベル以下
域)
域)
C地域
(近隣商業地域、商業地域、準工業地
域、工業地域)
A地域のうち2車線以上の車
線を有する道路に面する地域
昼間(午前 6 時から午後 10 時まで):60 デシベル以下
夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで):50 デシベル以下
昼間(午前 6 時から午後 10 時まで):60 デシベル以下
夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで):55 デシベル以下
騒音に係る環境
基準※2(道路に B地域のうち2車線以上の車
線を有する道路に面する地域 昼間(午前 6 時から午後 10 時まで):65 デシベル以下
面する地域)
及びC地域のうち車線を有す 夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで):60 デシベル以下
る道路に面する地域
騒
音
騒音に係る環境
基準※2(幹線交 屋外
通を担う道路に
近接する空間[特
窓を閉めた屋内
例])
昼間(午前 6 時から午後 10 時まで):70 デシベル以下
夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで):65 デシベル以下
昼間(午前 6 時から午後 10 時まで):45 デシベル以下
夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで):40 デシベル以下
類型Ⅰ:主として住居の用に供
される地域
新幹線鉄道騒音
に係る環境基準
(第1種低層住居専用地域、第2種低
層住居専用地域、第1種中高層住居専
用地域、第2種中高層住居専用地域、
第1種住居地域、第2種住居地域、準
住居地域、用途地域が定められていな
い地域)
70 デシベル以下
類型Ⅱ:Ⅰ以外の地域であって
通常の生活を保全する必要が
75 デシベル以下
ある地域。
(近隣商業地域、商業地域、準工業地
域、工業地域)
※1
※2
C類型とは、水産3級、工業用水1級を指す。
水産3級:コイ、フナ等、β―中腐水性水域の水産生物用
工業用水 1 級:沈殿等による通常の浄水操作を行うもの
騒音の評価手法は、等価騒音レベル。
資料 15
資料5
用語集
行
あ
用 語
アイドリング・ストップ
(p46)
石綿(アスベスト)
(p13)
アメニティ(p30)
一般廃棄物(p20)
エコファーマー(p56)
エコマーク(p72)
オゾン層(p27)
温室効果ガス(p26)
か
化学肥料(p13)
環境基準(p13)
環境教育(p22)
資料 16
説 明
自動車の駐停車時にエンジンを止めること。埼玉県生活環境保全条例により
信号待ちや交通混雑により停止する場合等を除き、運転者に義務付けられてい
る。また、一定規模以上の駐車場の設置者や管理者には、利用者に向けた周知
看板の掲出等が義務付けられている。
天然に存在する繊維状の鉱物。軟らかく、耐熱、耐摩耗性に優れているため、
ボイラー配管の被覆、自動車のブレーキ、建築材などに広く利用された。しか
し、繊維が肺に突き刺さったりすると肺がんや中皮腫の原因になることが明ら
かになり、使用制限または禁止されるようになった。
Amenity「快適性、快適環境」と訳される。我々の生活環境を構成する自然
や施設、歴史的・文化的伝統などが互いに他を活かしあうようにバランスがと
れ、その中で生活する我々人間との間に調和が保たれている場合に生じる好ま
しい感覚をいう。
産業廃棄物以外の廃棄物。一般廃棄物はさらに「ごみ」と「し尿」に分類さ
れる。また、
「ごみ」は商店、オフィス、レストランの事業活動によって生じ
た「事業系ごみ」と一般家庭の日常生活に伴って生じた「家庭ごみ」に分類さ
れる。
エコファーマーは、平成11年7月制定の「持続性の高い農業生産方式の導
入の促進に関する法律」に基づき、土づくりや化学肥料・化学農薬低減などの
「持続性の高い農業生産方式」の導入計画を都道府県知事に提出し、その計画
が適当であると認定を受けた認定農業者の愛称名。
私たちのまわりにあるさまざまな商品の中で、製造、使用、廃棄などによる
環境への負荷が他の同様の商品と比較して相対的に少ないなど、その商品を利
用することにより環境保全に役立つと認められる商品に付けられるマーク。
(財)日本環境協会が認定を行っており、代表的な商品としては、リターナブ
ルびん(回収の上再利用されるびん)
、古紙を原料にした印刷用紙、無漂白の
コーヒーフィルターなどがある。
地球を取り巻く大気中のオゾンの大部分は、地上から約 10∼50km 上空の成
層圏に存在し、オゾン層と呼ばれている。オゾン層は太陽光に含まれる有害紫
外線の大部分を吸収し、地球上の生物を守っている。
太陽放射により暖められた熱が宇宙に逃げるとき、その一部を吸収して温室
のように地球を暖める性質をもつ気体。京都議定書では、二酸化炭素、メタン、
一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化
硫黄の 6 物質が温室効果ガスとして削減対象となっている。
工場で化学的処理により製造される肥料。窒素・リン酸・カリウムの一種以
上を水溶性の化合物として含む。硫酸アンモニウム・尿素・過リン酸石灰など。
人造肥料。
人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基
準。国や地方公共団体が公害対策を進めていく上での行政上の目標として定め
られるものであり、直接、工場等のばい煙や排水、騒音の発生を規制する規制
基準とは異なる。現在は、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音について定め
られている。また、国民の健康を適切に保護できる、十分に安全性を見込んだ
水準で定められていることから、この基準を超えたからといって、すぐに健康
に悪い影響が表れるというものではない。なお、水質に係る環境基準には、
「人
の健康の保護に関する環境基準」
「生活環境の保全に関する環境基準」、騒音に
係る環境基準には「騒音に係る環境基準」
「新幹線鉄道騒音に係る環境基準」
「航空機騒音に係る環境基準」がある。ダイオキシン類に関しては、ダイオキ
シン類対策特別措置法(1999)を根拠として、大気汚染、水質汚濁及び土壌汚
染の環境基準が定められている。
人間と環境とのかかわりについて理解と認識を深め、責任ある行動が取れる
よう国民の学習を推進すること。国民一人ひとりが環境と環境問題に関心・知
識を持ち、人間活動と環境との関わりについて理解し、環境への配慮を欠いた
人間の活動は環境の悪化をもたらすという認識を深め、生活環境の保全や自然
保護に配慮した行動を心がけるとともに、より良い環境の創造活動や自然との
ふれあいに主体的に参加し、健全で恵み豊かな環境を国民の共有の資産として
次の世代に引き継ぐことができるよう国民の学習を推進すること。
行
か
用 語
説 明
持続可能な社会の構築に向けて、個人、行政、企業、民間非営利団体といっ
た各主体間のパートナーシップを確立するために、環境負荷や環境保全活動等
(p63)
に関する情報を一方的に提供するだけでなく、利害関係者の意見を聞き、討議
することにより、互いの理解と納得を深めていくこと。
人の活動により環境に加えられる影響で、環境を保全する上で支障の原因と
環境への負荷(環境負荷)
(p2)
なるおそれのあるもの。工場からの排水、排ガスはもとより、家庭からの排水、
ごみの排出、自動車の排気ガスなど、通常の事業活動や日常生活のあらゆる場
面で環境への負荷が生じている。環境負荷ともいう。
企業等の事業者が、最高経営者の緒言、環境保全に関する方針・目標・行動
環境報告書(p18)
計画、環境マネジメントに関する状況(環境マネジメントシステム・環境会計・
法規制遵守・環境適合設計その他)及び環境負荷の低減に向けた取組等につい
て取りまとめ、一般に公表するもの。
農業が有する物質循環型産業としての特質を最大限に活用し、農業がもつ環
環境保全型農業(p13)
境保全機能を一層向上させるとともに、環境への負荷をできるだけ減らしてい
くことをめざすタイプの農業。具体的には、化学肥料や農薬に大きく依存しな
い、家畜ふんなどの農業関係排出物等をリサイクル利用するなどの取り組み。
企業などが自ら企業経営の中で排出物を減らすことや、エネルギー消費量を
環境マネジメントシステム
減らすことなど、環境負荷を低減していくための「計画(Plan)
」を立て、そ
(p25)
れを「実施(Do)
」
、達成度を「評価(Check)
」し、結果をもとに「さらなる改
善(Action)
」するという PDCA サイクルを繰り返し行うことによって、継続的
に環境負荷の低減が図られるような組織体制にするためのマネジメントシス
テム。
1996(平成 8 年)に、世界共通規格・基準の設定を行う国際機関である国際
標準化機構(ISO)により、環境マネジメント全般に係る国際標準規格である
「ISO14000 シリーズ」が発行され、その中の認証取得の対象となる「ISO14001」
は、環境マネジメントシステムについて規定している。
地球温暖化防止に対する取組を国際的に協調して行っていくため、1992 年
気候変動枠組条約
(平成 4 年)5 月に採択され、1994 年(平成 6 年)3 月 21 日に発効した。本
(p26)
条約は、気候系に対して危険な人為的影響を及ぼすこととならない水準におい
て、大気中の温室効果ガス濃度を安定化することをその究極的な目的とし、締
約国に温室効果ガスの排出・吸収目録の作成、地球温暖化対策のための国家計
画の策定とその実施等の各種の義務を課している。
1997 年(平成 9 年)12 月に京都で開催された気候変動枠組条約第 3 回締約
京都議定書(p26)
国会議において採択されたもので、先進各国等の温室効果ガスの排出量につい
て法的拘束力のある数値約束が決定されるとともに、排出量取引、共同実施、
クリーン開発メカニズム等の仕組みが合意された。
市場に供給される製品・サービスの中から環境負荷が少ないものを優先的に
グリーン購入(p65)
購入すること。
消費者主権を発揮して経済社会を環境保全的なものにしようとする考え方
グリーン
に立ち、価格が高くても環境に良い商品を購買する消費者、環境に良い企業行
コンシューマー(p63)
動を監視する消費者、環境に害のある商品や企業をボイコットする消費者のこ
と。
古紙利用製品の使用拡大を通じて古紙の回収と利用の促進を図るため、古紙
グリーンマーク(p72)
を原料に利用した製品であることを容易に識別できる目印として財団法人古
紙再生促進センターが 1981 年(昭和 56 年)5 月に制定した。
グリーンマークを表示することができる製品の要件は、古紙を原則として
40%以上原料に利用した製品であること。ただし、トイレットペーパーとちり
紙は、古紙を原則として 100%原料に利用したもの、コピー用紙と新聞用紙は、
古紙を原則として 50%以上原料に利用したもの。
環境基本法によると「環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活
公害(p30)
動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒
音、振動、地盤の沈下及び悪臭によって、人の健康又は生活環境に係る被害が
生ずること」をいう。この「生活環境」には、人の生活に密接な関係のある財
産、動植物とその生息・生育環境が含まれる。
環境コミュニケーション
資料 17
行
用 語
か
光化学スモッグ(p13)
さ
さいたまレッドデータブック
(p12)
産業廃棄物(p74)
酸性雨(p26)
紫外線(p27)
地盤沈下(p13)
省エネルギー(p20)
省資源(p76)
新エネルギー(p20)
人工林(p9)
生態系(p9)
生物多様性(p2)
騒音(p15)
資料 18
説 明
自動車及び工場から排出される窒素酸化物や炭化水素は太陽からの強い紫
外線を受け光化学反応を起こし、オゾン、パーオキシアセチルナイトレート、
アルデヒドなどオキシダント(酸化力の強い物質の総称)を二次的に生成する。
これらの物質が空気中に停留し、スモッグ状になったものを、光化学スモッグ
という。
埼玉県では、1992 年度から県内に生息・生育する希少な野生生物の調査を
行い、この調査結果を「さいたまレッドデータブック(動物編:1995 年度、
植物編:1997 年度)
」として取りまとめた。
なお、レッドデータブックとは、絶滅のおそれのある野生生物の形態や生態
や生息・生育状況をまとめた本で、世界各国で刊行されている。日本版レッド
データブックは、1991 年に脊椎動物・無脊椎動物編が刊行されており、1993
年には、日本植物分類学会による植物のリストが刊行されている。
事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油など 20 種類の
廃棄物。
当初は酸性の強い(pH の低い)雨のことであったが、現在では、
「湿性沈
着」
(二酸化硫黄、窒素酸化物等の大気汚染物質が、大気中で硫酸、硝酸等に
変化し、雲を作っている水滴に溶け込んで雨や雲などの形で沈着する場合)及
び「乾性沈着」
(大気汚染物質がガスや粒子の形で沈着する場合)を併せたも
のとしてとらえられている。
波長が可視光線より短く X 線より長い電磁波の総称。波長約 400∼数 nm。目
には見えないが、太陽光・水銀灯などに含まれ、日焼け、殺菌の作用を持つほ
か、しばしば光化学反応を起こすなど化学作用が強い。皮膚ガンの原因になる
ことがある。
地下水・天然ガスの採取、もしくは自然的な原因などにより、地表面が沈下
する現象。
エネルギーを節約して、エネルギーの消費を減らすこと、あるいはそうした
運動をさす。限りある資源を大切に使うことと併せて、近年は地球環境の悪化
を防ぐための手段として普及啓発されている。特に、化石燃料の枯渇や使用に
伴う気候変動への影響など、省化石燃料を意味する概念として用いられる場合
が多い。
資源を節約すること。省資源のために、製品の設計開発段階では、資源を効
率的に使う工夫をしたり原材料にリサイクルを使うことが求められる。生産段
階では、資源の投入量を減らしたり、生産工程から出る廃棄物を減らすことが
必要となる。無駄なものを買わず、ものを長期間使うことも省資源につながる。
「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」において、
「新エネルギ
ー利用等」として規定されており、
「技術的に実用化段階に達しつつあるが、
経済性の面での制約から普及が十分でないもので、石油代替エネルギーの導入
を図るために特に必要なもの」と定義されている。具体的には、太陽光発電、
風力発電、バイオマス発電や、太陽熱、雪氷熱利用が該当する。
種をまいたり、植樹したりして人工的に育成した森林。
自然界のある地域にすむ全ての生物群集とそれらの生活に関与する環境要
因とを一体として見たもの。エコシステム。
地球上の生物とその生息・生育環境の多様さを表す概念。生物の豊かさ(多
様性)を、生物の種、生物が生活する環境(生態系)
、生物の遺伝子の 3 つの
段階からとらえている。
睡眠を妨げたり、会話を妨害するなど生活環境を損なう「好ましくない音」
「無いほうが良い音」を騒音という。騒音に対する馴れや個人個人の心理で感
じ方が異なるところに騒音の特徴がある。騒音は特別な場合を除き、伝わる距
離が小さく、発生してから短時間で消えるという一過性の性質を持ち、蓄積さ
れない。騒音による公害を防止するため環境基準が設定され、
「騒音規制法」
等に基づき対策が進められている。
行
た
用 語
ダイオキシン類(p13)
地球温暖化(p2)
地球環境問題(p26)
地産地消(p56)
低公害車(p46)
な
二酸化炭素(CO2)
(p27)
二酸化窒素(NO2)
(p13)
二次林(p9)
は
ハロン(p27)
ビオトープ(p22)
風力発電(p61)
浮遊粒子状物質(p13)
防風林(p9)
ま
メタン(p27)
や
屋敷林(p9)
説 明
ポリ酸化ジベンゾパラダイオキシンとポリ塩化ジベンゾフランの総称。PCB
と同じく塩素のつく位置や数により、多くの種類があり、種類によって毒性が
異なる。ダイオキシン類は、他の化学物質の製造や燃焼などにともなって、気
づかないうちに発生する。ベトナム戦争のときに使用された枯葉剤に微量含ま
れていたために、その後多くの奇形児が生まれる原因になったと考えられてい
る。
物の燃焼に伴ってできる二酸化炭素などは、地球から宇宙に熱を逃がす赤外
線を吸収して地球の温度を高く保つ効果があるため、温室効果ガスと呼ばれ
る。このような温室効果ガスの大気中の濃度が高くなることにより、地表面の
気温は上昇し、21 世紀中には、地球の平均気温が 1.1∼6.4℃上昇すると予測
されている。
人類の将来にとっての大きな脅威となってきている地球規模における環境
問題。地球環境問題として現在認識され、かつ、取組がなされているのは、次
のようなものがある。①地球温暖化、②オゾン層の破壊、③熱帯雨林の減少、
④酸性雨、⑤砂漠化、⑥野生生物種の減少、⑦海洋汚染、⑧有害廃棄物の越境
移動。それぞれの問題は、因果関係が相互に複雑に絡み合っている。
例えば、フロンガスはオゾン層を破壊する一方で地球温暖化を促進する温室
効果ガスでもあり、熱帯雨林の減少は、二酸化炭素の吸収源の減少を通じて地
球温暖化を加速する一方、野生生物を減少させる最大の要因でもある。
これらの問題は、現在の、特に先進国での大量生産、大量消費、大量廃棄と
いった経済社会活動や個人のライフスタイルのあり方、さらには、人類のこれ
までの技術文明のあり方を問うような内容を含んでいる。
地域で生産された農産物を地域で消費すること。また、地域で必要とする農
産物は地域で生産すること。
従来のガソリン車やディーゼル車に比べ大気汚染物質である窒素酸化物や
温室効果ガスである二酸化炭素の排出が少ない車。電気自動車、燃料電池自動
車、天然ガス自動車、メタノール自動車、ハイブリッド自動車及び国土交通省
が認定した低排出ガス自動車などがある。
石油・石炭などの炭素化合物が燃焼されると二酸化炭素(CO2)が発生する。
近年、人間活動の拡大による石油、石炭などの化石燃料の消費に伴い CO2 の発
生が増加している。CO2 は「温室効果ガス」の一つであり、近年 CO2 など「温
室効果ガス」の増加による地球温暖化が問題となってきた。
主として物が燃焼することにより発生し、呼吸器に対して悪影響を与える。
窒素酸化物(NOx)の 1 つで、発生源は自動車や工場・事業場など。
(
「窒素酸
化物」の項参照。
)
その土地本来の自然植生が、災害や人為によって破壊された後に発達した森
林。
主に消化剤として使用される。
もともとビオトープとはドイツ語で、特定の生物が生存できるような、特定
の環境条件を備えた一定の空間を示す概念であるが、わが国においては、やや
広い意味で野生生物が生息可能な生態系としての湖沼、湿地、草地、雑木林等
を示すことが多い。
風の力で風車を回して発電する方法。回転軸が水平のプロペラ型と、垂直の
ダリウスが型がある。風力エネルギーは無尽蔵でクリーンだが、気象によって
変化が大きいため、他の電力との併用が必要。
Suspended Particulate Matter:SPM。大気中に浮遊する粒子状の物質(浮
遊粉じん、エアロゾルなど)のうち粒径が 10μm 以下のものをいう。
風害を防ぐために設けた林。海岸防風林と内陸防風林があり、樹種を異にす
る。
最も簡単な飽和炭化水素で、天然ガスの成分。化学式 CH4。沼や湿地土中で
有機物の腐敗、発酵によっても発生。
冬の冷たい風や夏の暑さから家を守る林。
資料 19
行
用 語
説 明
や
4R(=リデュース、リユース、
「リデュース」は減量化すること。
「リユース」は形を変えずに再利用する
こと。リサイクルは、形を変えて再利用すること。
「リサイクル」は、主にマテリアルリサイクル(原料として再利用)、サー
マルリサイクル(焼却してその焼却熱をエネルギーとして再利用)、ケミカル
リサイクル(化学処理を加えて、他の物質に転換し、再利用)の 3 つに分けら
れる。
さらに、ゴミになるものは、買わない使わない貰わない「リフューズ」を加
えて、4Rと言われています。
廃棄物の再生利用により、省資源、省エネルギーを図る手法。
リサイクル、リフューズ)
(p39)
ら
リサイクル(p21)
B
BOD(p14)
C
CFC(p27)
D
DO(p35)
I
ISO14001(p25)
N
NPO(p4)
P
PDCA サイクル(p80)
T
TEQ(毒性等量)
(p14)
資料 20
Biochemical Oxygen Demand。生物化学的酸素要求量。水中の汚物を分解す
るために微生物が必要とする酸素の量。値が大きいほど水質汚濁は著しい。
クロロフルオロカーボン。いわゆるフロンの一種。冷媒、発泡剤、洗浄剤等
として使用される。
Dissolved Oxygen。溶存酸素量。水に溶解している酸素の量。水生生物の生
息に必要であり、数値が大きいほど良好な環境。
環境管理に関する国際的な規格。事業体がそれぞれの活動の中で環境問題と
の関わりを考え、環境負荷低減に向け、事業行動の改善を継続的に実施するシ
ステムを自ら構築し、そのシステムの構築と運用を公正な第三者(審査登録機
関)が評価を行う。
Non-Profit Organization(非営利組織)の略称。近年は環境保全などの公
共の利益を目的として非営利で活動する市民団体の総称。
計画(Plan)
、実施(Do)、点検(Check)、見直し(Action)からなる PDCA
サイクルを繰り返すことによって自らの継続的な改善を図り、取組を管理・推
進するもの。
毒性の強さを加味したダイオキシン量の単位。ダイオキシンは、塩素の数及
び位置が異なる異性体の混合物として環境中に存在する。毒性の強さは異性体
よって異なるため、ダイオキシン異性体の量を単純に合計しても、その数値で
毒性影響を評価することはできない。そこで、ダイオキシンでは、各異性体の
量にそれぞれの毒性の強さの係数を乗じた値の総和として表わすのが一般的
となっている。
資料6
行田市環境基本条例
○行田市環境基本条例 (平成 14 年 3 月 29 日、条例第 9 号)
目次
前文
第1章
第2章
第1節
第2節
第3節
第3章
附則
総則(第 1 条∼第 6 条)
環境の保全及び創造に関する基本的施策等
環境基本計画(第 7 条)
市が講ずる環境の保全及び創造のための施策等(第 8 条∼第 19 条)
地球環境の保全及び国際協力(第 20 条)
環境の保全及び創造のための推進体制(第 21 条∼第 23 条)
行田市は、利根川や荒川などの自然の恩恵を受けながら、
美しい田園風景をかたちづくってきた人々の営みを礎にして、
特色のある歴史と文化を育んできた。
市内には、豊かな自然に包まれたさきたま古墳公園や古代蓮の里をはじめ、忍藩十万石の城下町にまつわる歴史的遺産
なども数多く残され、季節を問わず市民に安らぎと潤いを与えている。
しかしながら、私たちの経済活動、産業活動、そして日常生活による環境への負荷が、深刻な環境問題を発生させてお
り、とりわけ地球規模での環境破壊は、現在及び将来の健全な人類社会の存続をも脅かすほどになっている。
私たちは、人類の生存基盤である環境に対する理解を深め、その保全に努めるのみでなく、よりよい環境の創造を推進
するため、共に力を合わせ、環境への負荷が少ない持続的な発展が可能な社会を構築する必要がある。
ここに、先人から受け継いだ住みよい環境を保全するとともに、将来にわたって自然と人間が共生できる水と緑、健康
で快適な住みよいまち行田の実現をめざして、この条例を制定する。
第 1 章 総則
(目的)
第 1 条 この条例は、環境の保全及び創造に関し、基本理念を定め、並びに市、事業者及び市民の責務を明らかにする
とともに、環境の保全及び創造に関する施策の基本となる事項を定めることにより、環境の保全及び創造に関する施策
を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の市民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的とする。
(定義)
第 2 条 この条例において「環境への負荷」とは、人の活動により環境に加えられる影響であって、環境の保全上の支
障の原因となるおそれのあるものをいう。
2 この条例において「公害」とは、環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲に
わたる大気の汚染、水質の汚濁(水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することを含む。)、土壌の汚染、騒音、振
動、地盤の沈下(鉱物の掘採のための土地の掘削によるものを除く。)及び悪臭によって、人の健康又は生活環境(人の生
活に密接な関係のある財産並びに人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境を含む。)に係る被害が生ずる
ことをいう。
(基本理念)
第 3 条 環境の保全及び創造は、現在及び将来の市民が潤いと安らぎのある豊かな環境の恵みを受けられるとともに、
人類の存続基盤である環境が良好に将来の世代に引き継がれるように適切に推進されなければならない。
2 環境の保全及び創造は、すべての者が環境への負荷を低減することその他の行動を自主的かつ積極的に行うことによ
って、自然の物質循環を損なうことなく持続的に発展することができる社会が構築されるように推進されなければなら
ない。
3 環境の保全及び創造は、地域の環境が地球全体の環境と深くかかわっていることにかんがみ、地球規模の環境問題の
解決に寄与する地域の取組として、あらゆる事業活動及び日常生活において推進されなければならない。
(市の責務)
第 4 条 市は、前条に定める環境の保全及び創造についての基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、環境の保
全及び創造に関する基本的かつ総合的な施策を策定し、及び実施する責務を有する。
(事業者の責務)
第 5 条 事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動を行うに当たっては、これに伴って生ずるばい煙、汚水、廃棄
物等の処理その他の公害を防止し、又は自然環境を適正に保全するために必要な措置を講ずる責務を有する。
2 事業者は、基本理念にのっとり、物の製造、加工又は販売その他の事業活動を行うに当たっては、環境の保全上の支
障を防止するため、次に掲げる事項に努めなければならない。
(1) 事業活動に係る製品その他の物が廃棄物となり、又は環境保全上の重大な支障を生ずるおそれが発生した場合にそ
の適正な処理が図られることとなるように必要な措置を講ずること。
(2) 事業活動に係る製品その他の物が使用され、又は廃棄されることによる環境への負荷の低減に資するため必要な措
置を講ずること。
(3) 再生資源その他の環境への負荷の低減に資する原材料、役務等を利用すること。
資料 21
(4) 健康に影響を与え、又は環境に大きな負荷を与えるような材料を使用しないこと。
3 前 2 項に定めるもののほか、事業者は、基本理念にのっとり、その事業活動に関し、これに伴う環境への負荷の低減
その他の環境の保全及び創造に自ら努めるとともに、市が実施する環境の保全及び創造に関する施策に協力する責務を
有する。
(市民の責務)
第 6 条 市民は、基本理念にのっとり、環境の保全及び創造についての関心と理解を深めるように努めなければならな
い。
2 市民は、基本理念にのっとり、環境の保全上の支障を防止し、及び快適な生活環境を損なわないようにするため、そ
の日常生活に伴う環境への負荷の低減に努めなければならない。
3 前 2 項に定めるもののほか、市民は、基本理念にのっとり、環境の保全及び創造に自ら努めるとともに、市が実施す
る環境の保全及び創造に関する施策に協力する責務を有する。
第 2 章 環境の保全及び創造に関する基本的施策等
第 1 節 環境基本計画
(環境基本計画の策定)
第 7 条 市長は、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、環境の保全及び創造に関する
基本的な計画(以下「環境基本計画」という。)を策定するものとする。
2 環境基本計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。
(1) 環境の保全及び創造に関する長期的な目標及び基本的かつ総合的な施策の大綱
(2) 市、事業者及び市民が環境の保全及び創造のために、それぞれ配慮すべき事項を示す指針
(3) 前 2 号に掲げるもののほか、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
3 市長は、環境基本計画を策定するに当たっては、あらかじめ市民の意見を反映するために必要な措置を講ずるととも
に、行田市環境審議会の意見を聴かなければならない。
4 市長は、環境基本計画を策定したときは、速やかにこれを公表しなければならない。
5 前 2 項の規定は、環境基本計画の変更について準用する。
第 2 節 市が講ずる環境の保全及び創造のための施策等
(施策の策定等に当たっての配慮)
第 8 条 市は、環境に影響を及ぼすと認められるすべての施策の策定及び実施に当たっては、環境への配慮に努めるも
のとする。
(環境影響評価の推進)
第 9 条 市は、土地の形状の変更、工作物の新設その他これに類する事業を行う事業者が、その事業の実施に当たって、
あらかじめ環境影響評価を行い、その結果に基づき、その事業に係る環境の保全について適正に配慮することを推進す
るため、必要な措置を講ずるように努めなければならない。
(規制措置)
第 10 条 市は、公害その他環境の保全上の支障を防止するため、その所掌する事務に関し、必要な規制措置を講ずるよ
うに努めるものとする。
(環境の保全及び創造に資する事業等の推進)
第 11 条 市は、下水道、廃棄物の処理施設その他の環境の保全上の支障の防止に資する施設の整備を推進するため、必
要な措置を講ずるように努めるものとする。
2 市は、多様な野生生物の生息空間の確保、環境保全上重要な意義を有する生態系の保護、適正な水循環の形成その他
の環境の保全及び創造に資する事業を推進するため、必要な措置を講ずるように努めるものとする。
3 前項に定めるもののほか、市は、公園、緑地等の整備その他の自然環境の適正な整備及び健全な利用のための事業を
推進するため、必要な措置を講ずるように努めるものとする。
(環境への負荷の低減に関する製品等の利用の促進)
第 12 条 市は、再生資源その他の環境への負荷の低減に資する原材料、製品、役務、エネルギー等の利用が促進される
ように、必要な措置を講ずるように努めるものとする。
(環境の保全及び創造に関する教育、学習等)
第 13 条 市は、環境の保全及び創造に関する教育及び学習の振興並びに広報活動の充実により、事業者及び市民が環境
の保全及び創造についての理解を深めるとともにこれらの者の環境の保全及び創造に関する活動を行う意欲が増進さ
れるように、必要な措置を講ずるように努めるものとする。
2 市は、環境の保全及び創造に関する教育及び学習の振興に必要な指導者その他の人材を育成し、及び活用するため、
必要な措置を講ずるように努めるものとする。
(民間団体等の自発的な環境保全活動の促進)
第 14 条 市は、事業者、市民又はこれらの者の組織する民間の団体(以下「民間団体等」という。)が自発的に行う環境
の保全及び創造に関する活動が促進されるように、必要な措置を講ずるように努めるものとする。
(情報の提供等)
第 15 条 市は、第 13 条の環境の保全及び創造に関する教育及び学習の振興並びに前条の民間団体等の活動の促進に資
するため、個人及び法人の権利利益の保護に配慮しつつ、環境の状況その他の環境の保全及び創造に関する必要な情報
を適切に提供するように努めるものとする。
2 前項に定めるもののほか、市は、市民生活に密接な関係のある環境に関する情報については、速やかに公表するもの
とする。
資料 22
(市民の意見の反映等)
第 16 条 市は、環境の保全及び創造に関する施策に対し、市民が意見を反映させ、又は調査、検討等を求めることがで
きるようにするため、必要な措置を講ずるように努めなければならない。
(情報収集及び調査の実施)
第 17 条 市は、環境の保全及び創造に関する施策の適正な推進に資するため、環境に関する情報の収集及び必要な調査
の実施に努めるものとする。
(監視及び測定)
第 18 条 市は、環境の状況を把握し、並びに環境の保全及び創造に関する施策を適正に実施するために必要な監視及び
測定の実施に必要な措置を講ずるように努めなければならない。
(報告書の作成)
第 19 条 市長は、環境の状況並びに環境の保全及び創造に関して実施した施策に関する報告書を作成し、これを公表す
るものとする。
第 3 節 地球環境の保全及び国際協力
第 20 条 市は、地球の温暖化の防止、
オゾン層の保護その他の地球環境の保全に資する施策の推進に努めるものとする。
2 市は、国、県及び関係機関と連携して、情報の提供等により、地球環境の保全に関する国際協力の推進に努めるもの
とする。
第 3 章 環境の保全及び創造のための推進体制
(総合調整のための体制の整備)
第 21 条 市長は、第 8 条に定める環境への配慮を優先し、環境の保全及び創造に関する施策について総合的な調整を行
うために必要な体制を整備するものとする。
(国及び他の地方公共団体との協力)
第 22 条 市は、広域的な取組が必要とされる環境の保全及び創造に関する施策の策定及び実施に当たっては、国及び他
の地方公共団体と協力して推進するものとする。
(民間団体等との連携)
第 23 条 市は、環境の保全及び創造に関する施策を推進するため、民間団体等と連携して取り組むための体制の整備に
必要な措置を講ずるように努めるものとする。
附 則
この条例は、平成 14 年 4 月 1 日から施行する。
資料 23
資料7
行田市環境審議会委員名簿
(平成 20 年度)
氏
名
役 職
名
備
考
米山
稔
環境審議会会長
NPO 法人環境カウンセラー全国連合会副理事長
村井
千里
環境審議会副会長
テクノ・ホルティ園芸専門学校名誉校長
田尻
要
ものつくり大学准教授
川口
元宏
行田市労働基準監督署長
齋藤
俊
行田警察署生活安全課長
松本
澄夫
岩崎電気㈱ 製造本部 ISO・生産革新担当部長
丸毛
清孝
ジェコー㈱ 取締役工場長
柴崎
貴男
トヨクニ電線㈱ 総務グループ長
小林
弘子
行田市くらしの会 副会長
小佐
信行
公募
野口
武光
公募
資料 24
資料8
■諮
諮問・答申
問
行環第 1145号
平成 20 年 8 月 27 日
行田市環境審議会
会長 米 山
稔
様
行田市長
工
藤
正
司
行田市環境基本計画の見直しについて(諮問)
行田市環境基本計画の見直しについて、行田市環境審議会条例第2条の規定に基づき、
貴審議会の意見を求めます。
資料 25
■答
申
平成 21 年 2 月 18 日
行田市長
工 藤
正 司
様
行田市環境審議会
会長 米山 稔
行田市環境基本計画の見直しについて(答申)
平成 20 年 8 月 27 日行環第 1145 号をもって、行田市環境審議会が諮問をうけた行田
市環境基本計画の見直しについて、下記の意見を付し答申いたします。
記
1
2
3
資料 26
本計画の推進体制として、引き続きPDCAサイクルの進行管理システムによ
り継続的な改善を図ること。
特に重点施策として定められた課題は引き続き各課が優先的に取り組むこと。
行田市役所の取り組みの方向を定めた『行田市環境基本計画実行計画』の数値
目標を達成すること。
行田市環境基本計画(改定版)
平成 21 年 3 月発行
発
行
行
田
市
編
集
行田市環境経済部環境課
〒361-0031
埼玉県行田市緑町 13 番 12 号
電話(048)556-9530
FAX(048)553-0792
この冊子は、再生紙(古紙配合率 100%)を使用しています。
資料 2