第29回首都高速道路交通起終点調査業務

公募型プロポーザル方式(標準タイプ)に係る手続開始の公示
次のとおり参加表明書等の提出を招請します。
平成27年3月10日
首都高速道路株式会社
代表取締役社長 菅原 秀夫
1
業務概要
(1)業 務 名 第29回首都高速道路交通起終点調査業務
(2)目的
本業務は、中央環状品川線開通後の首都高速道路の交通実態、利用特性等を把握するため、平成
27年秋に第29回首都高速道路交通起終点調査(以下「29OD」という。)を実施するもので
ある。
(3)業務内容
本業務においては、WEBによるアンケート調査を実施すると共に、走行履歴情報等を含むプロ
ーブデータ等を活用した集計・解析を行うものである。
なお、調査対象期間は平成27年10月1日から平成27年11月30日までとし、集計・解析
はその間の平日及び休日(日曜日及び祝日)について実施する。
①計画立案
業務全体の計画立案を行う。なお、十分な数のアンケート回答を回収する手法について検討する
こと。
②システム検討
イ 基本設計
前回のOD調査(以下「28OD」という。
)において開発したシステムを基に、より回答し
やすいように改良点を検討し、システムの詳細設計条件を明らかにする。
ロ システム詳細設計
基本設計での改良条件を基に、アンケート設計、データベース定義、ファイル定義及びプロ
グラム設計を行う。
ハ システム開発
システム詳細設計を基に、WEBアンケートシステムを構築する。
二 セットアップ
調査期間中に本システムを運用するためのハードウェア及びソフトウェアを受注者で用意し、
ネットワーク・ドメイン等の設定を行った上で本システムをセットアップし、動作検証を行う。
ホ システム運用
調査期間中のWEBサーバの運用監視及びアクセス記録を行う。調査期間終了後、回答の一
覧表を調査結果としてファイルに整理する。
③広報の計画と実施
イ 広報物のデザイン検討
有効な広報媒体(ポスター、カード、チラシ等)を選定し、デザインを検討する。また、関
係機関への配布を実施する。なお、広報物の印刷は別途発注者が行う。
ロ メール配信
有効なメールマガジン会員の検討と選定を行い、29OD調査の周知及びアンケートサイト
への誘導を図るためのデザインを検討する。
ハ その他広告物のデザイン検討
お客様がアクセス又は認知する可能性の高いWEBコンテンツ、バナー広告、機関誌、ラジ
オ、大規模集客施設等の媒体の選定並びに広告内容及びデザインの検討を行い、広告の実施を
行う。なお、各広告媒体への広告料の支払については別途発注者が行う。
二 事業者等への広報の実施
首都高速道路を多頻度に利用される物流業者等を選定し、調査協力の依頼、運行管理データ
の取得等を行う。また、業務車両、トラックターミナル、タクシー事業者等への広報も行う。
ホ 事業者向けの紙調査票のデザイン検討
首都高速道路を多頻度に利用される事業者向けの紙調査票のデザイン及び送付先の検討を行
う。なお、調査票の送付については別途発注者が行う。
④29OD調査の実査
イ 29OD調査実施中の対応
29OD調査中の回答状況を常に把握し、お客様からの問合せ対応も行う。また、アクセス
状況及び回答状況に応じて回答数を上げる提案を行い、実行する。
ロ パーキングエリア・サービスエリア、大規模集客施設等での直接配布
1) パーキングエリア・サービスエリア
首都高(20箇所程度)
、NEXCO東日本及びNEXCO中日本(20箇所程度)のパ
ーキングエリア・サービスエリアにおける広報物の直接配布の計画策定、協議資料作成及び
配布実施を行う。なお、配布日数は首都高で4日程度、NEXCO東日本及びNEXCO中
日本で3日程度を想定している。
2) 大規模集客施設等
大規模集客施設等(1箇所程度)における広報物配布の計画策定及び協議資料作成を行う。
配布日数は10日程度を想定している。なお、広報物の配布については大規模集客施設等の
運営者による実施を想定している。
3) 各関係者への広報物配布
料金所、大口多頻度請求窓口等の関係者への協議資料作成、広報物の配布等を行う。
⑤オリジナルデータの作成
WEB(パソコンと携帯電話)及び紙調査票により回収したアンケートデータのOD及び経路
の関係性及び属性についてロジカルチェックを行い、採用サンプルを確定し、オリジナルデータ
を作成する。また、復路利用者については別サンプルとして取り扱う。
⑥アンケート協力御礼
アンケート回答者への協力御礼として、抽選を行った上で記念品を発送する。また、履行期間
中のアンケート回答者のデータは適切に管理すること。なお、記念品の用意及び発送代金の支払
については別途発注者が行う。
⑦拡大用サンプルの収集と整理
イ 既存データのマッチング
首都高速道路の利用実績情報を含んだ既存データの取得をすると共に、そのデータ、プロー
ブデータ及びETCデータのマッチングを行い、マッチングデータを作成する。
ロ 拡大用サンプルの作成
拡大用のサンプルとして統合するためのシステム及びフォーマットを設計し、オリジナルデ
ータ及びマッチングデータを統一フォームで統合する。また、統一フォームで統合したデータ
の特性を整理し、拡大用サンプルとして確定する。
ハ OD調査手法の提案
拡大のために使用するデータ全体を総括し、今後のOD調査手法について提案を行う。
⑧拡大処理とマスターデータの作成
前項で作成した拡大用サンプルは、調査期間中に首都高速道路を利用したデータであるため、
解析対象期間の各種交通関連データを基に拡大作業を行い、首都高速道路全線の交通状況を再現
したマスターデータを作成する。
イ 拡大手法の検討
ETC車及び現金車の拡大手法について検討する。
ロ 拡大母数の確定
解析対象期間を基本として欠測等を補完し、ETC車のランプ間OD表を作成する。作成す
る際には、弊社から貸与する料金データ及び補正区間交通量を参考にジャンクション間の断面
交通量の整合を取り、ETC車のランプ間OD表及び現金車のランプ出入り交通量を確定する。
また、解析対象期間中の通行止めやランプ閉鎖についても、過去データを使用しデータに反映
させる。
ハ ETC車の拡大
ETC車のランプ間OD表及びETC車の拡大用サンプルからETC車のマスターデータを
作成する。
ニ 現金車の拡大
現金車のランプ出入り交通量及び現金車の拡大用サンプルから現金車のマスターデータを作
成する。
ホ マスターデータの統合
ETC車及び現金車で分けて作成したマスターデータを統合する。統合の際には解析対象期
間中の補正区間交通流図、主要断面交通量、過去のOD調査結果等との比較から拡大値の検証
を行い、マスターデータを確定する。また、距離については、実走距離及び料金距離の両方を
反映させることとする。
⑨集計・解析
前項で作成したマスターデータについて、集計・解析を行い、首都高速道路の利用実態を整理
する。なお、システムは、28ODのプログラムを使用し、それを基に一部改修及び追加を行う。
イ システム設計
集計・解析のシステム構成について検討する。
ロ 集計・作図プログラム作成
1) 任意クロス集計システム
縦軸及び横軸の集計項目を選択してクロス集計を行うプログラム
2) 定型集計プログラム
本業務の報告書作成に必要な集計表を自動生成するプログラム
3) 交通流図プログラム
交通流図の集計・描画を行うプログラム
4) ランプ影響圏図プログラム
ランプ影響圏図の集計・描画を行うプログラム。描画用データ作成には、28ODで使用
したArcGISを用いる。
ハ プログラム解説書作成とセットアップ
プログラム解説書を作成すると共に集計システムをセットアップする。
⑩報告書原稿の作成
集計・分析結果について取りまとめた報告書の原稿を平日及び休日それぞれ作成する。
イ 本
編:29ODの結果の取りまとめであり、基本的な集計解析結果を掲載する。
ロ 概 要 版:一般の方にも首都高速道路の使われ方が分かるように、本編の一部について取
りまとめる。
ハ 資 料 編:本編では取り上げていない特種な分析結果について取りまとめを行う。
ニ 英 語 版:概略を英文で表記する。
ホ 利用特性:これまでの調査結果を経年的に取りまとめる。
(4)履行期間
契約締結の翌日から500日間
(5)そ の 他
本業務は、提出された参加表明書、技術提案書及び見積書(以下「参加表明書等」という。)を審
査した結果、技術提案書の評価点が最高の者であり、かつ、業務規模として定めた金額の範囲内で
有効な見積書を提出した者を契約の相手方として特定する公募型プロポーザル方式(標準タイプ)
の対象業務である。
2
競争参加資格
(1)首都高速道路株式会社契約規則実施準則(平成 23 年準則第 1 号)第 73 条の規定に該当しない者で
あること。
(2)首都高速道路株式会社における平成25・26年度競争参加資格の「交通調査」業務の認定を受け
ている者であること。
(3)参加表明書の提出の日から契約の相手方の決定の日までの間において、競争に参加しようとする者
の間に以下の基準のいずれかに該当する関係がないこと。なお、上記の関係がある場合に、辞退す
る者を決めることを目的に当事者間で連絡を取ることは、調査・設計請負現場説明書の説明事項1
(10)イの記載に抵触するものではないことに留意すること。
①資本関係
以下のいずれかに該当する2者の場合。ただし、子会社(会社法第2条第3号に規定する子会
社をいう。以下同じ。
)又は子会社の一方が更生会社又は再生手続が存続中の会社である場合は除
く。
イ
親会社(会社法第2条第4号に規定する親会社をいう。以下同じ。
)と子会社の関係にある場
合
ロ
親会社を同じくする子会社同士の関係にある場合
②人的関係
以下のいずれかに該当する2者の場合。ただし、イについては、会社の一方が更生会社又は再
生手続が存続中の会社である場合は除く。
イ
一方の会社の役員(以下に掲げる定義に該当する者をいう。以下同じ。
)が、他方の会社の役
員を現に兼ねている場合
ロ
一方の会社の役員が、他方の会社の管財人(以下に掲げる定義に該当する者をいう。)を現に
兼ねている場合
【役員の定義】
(イ)会社の代表権を有する取締役(代表取締役)
(ロ)取締役(社外取締役を含む。ただし、委員会設置会社の取締役を除く。
)
(ハ)委員会設置会社における執行役又は代表執行役
【管財人の定義】
会社更生法第67条第1項又は民事再生法第64条第2項の規定により選任された管財人
③その他見積りの適正さが阻害されると認められる関係
その他上記①又は②と同視しうる資本関係又は人的関係があると認められる場合
(4)業務実施上の条件
①法人に必要とされる業務の実績(※本条件は参加資格確認時に必要とする。)
当該業務に参加希望する法人は、平成17年度以降に高速道路株式会社(首都、東日本、中日本、
西日本、阪神及び本州四国連絡)(民営化前を含む。以下同じ。)における、自動車起終点調査の実
査又は集計・解析に関して、完了した業務実績を有すること。なお、当該実績について、首都高速
道路株式会社が発注した業務においては調査・設計業務成績評定通知書によって通知された業務評
定点(総合評定点)が60点未満のものを除く。
②予定管理技術者に必要とされる要件(※本条件は参加資格確認時には必要とせず、技術提案書提出
時に必要とする。)
イ 技術者資格
技術士[建設部門(道路)]、技術士[建設部門(都市及び地方計画)]、RCCM(道路)
又はRCCM(都市計画及び地方計画)
なお、外国資格を有する技術者(我が国及びWTO政府調達協定締約国その他建設市場が開
放的であると認められる国等の業者に所属する技術者に限る。)については、その資格につ
いてあらかじめ技術士相当又はRCCM相当との国土交通大臣認定(総合政策局建設市場整
備課)を受けている必要がある。
ロ 業務実績
平成17年度以降に完了した、以下に示される同種又は類似業務について、1件以上の実績
を有さなければならない。なお、当該実績について、首都高速道路株式会社が発注した業務
における調査・設計業務成績評定通知書によって通知された業務評定点(総合評定点)が6
0点未満のものを除く。
同種業務:自動車起終点調査業務の実査及び集計・解析業務
類似業務:自動車起終点調査業務の実査又は交通トリップ特性分析業務
ハ 手持ち業務量
平成27年4月14日現在の手持ち業務量(特定後未契約のものを含む。)において、管理技術者及
び担当技術者となっている契約金額が500万円以上の業務の契約金額の合計が4億円未満かつ件数
が10件未満であること。
3
技術提案書の評価基準
(1)技術提案書による評価
①予定管理技術者及び予定担当技術者の技術資格
②予定管理技術者及び予定担当技術者の同種類似業務の実績
③予定管理技術者及び予定担当技術者の手持ち業務量
④予定管理技術者及び予定担当技術者の当社および公的機関からの表彰経験
⑤予定管理技術者の当社での業務成績
4
手続等
(1)担当部局
首都高速道路株式会社財務部契約課
〒100-8930
東京都千代田区霞が関1−4−1(日土地ビル8階)
TEL:03-3539-9319 FAX:03-3539-9566
(2) 現場説明書・技術提案書作成要領等の交付期間及び方法
①交付期間:平成27年3月10日(火)から平成27年3月25日(水)12時まで
②方法:下記サイトより参加希望者に無償で交付する。なお、やむを得ない事由により、上記交付
方法による受領ができない場合は、別の方法(CD−R等の配布)により無償で交付する
ので、上記(1)の担当課まで申し出ること。
・首都高速道路株式会社ホームページ(入札公告等)
( http://www.shutoko.co.jp/business/bid )
③交付資料のダウンロード操作手順:
上記サイトにて、該当業務の交付資料ダウンロード欄を選択し、案内に従い、情報(会社名、担
当者名、連絡先等)を入力する。登録確認メール(ダウンロード先URL及びダウンロード先パ
スワードの通知)を受信し、通知されたパスワードを入力してログインし、交付資料をダウンロ
ードする。
(3)参加表明書等の受領期限、提出場所及び提出方法
①受領期限:平成27年3月25日(水)までの、土曜日、日曜日及び祝日を除く毎日、10時から
15時まで(12時から13時までの時間を除いた時間)ただし、平成27年3月2
5日は12時まで
②提出場所:上記(1)に同じ。
③提出方法:持参による。
④提出資料:参加表明書及び参加資格確認資料(様式−1及び様式−2を使用すること。
)を各1部。
5
その他
(1)手続において使用する言語及び通貨は、日本語及び日本国通貨に限る。
(2)契約書の作成要否 要
(3)関連情報を入手するための照会窓口は上記4(1)に同じ。
(4)参加資格(2競争参加資格の(4)業務実施上の条件の①法人に必要とされる業務の実績)が確認され
た者に対し、技術提案書及び見積書の提出要請を行い、技術提案書の受領後、技術提案書のヒアリングを
行う。
(5)詳細は現場説明書及び技術提案書作成要領による。