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〜最新マーケティング調査資料のご案内〜
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好評販売中!!
農業の流通・加⼯・販売など⽣産から消費に⾄る「フードシステム」における
注⽬製品・技術およびビジネスモデルのイノベーション動向を徹底分析
〜
◆⻘果物の“フードシステム”・・・⽣産者から消費者までの⻘果物流通を構成する⼀連のビジネスシーン
⽣産者
選別/検査
保存/貯蔵
加⼯
包装
輸送
販売
消費者
「フードバリューチェーン」として付加価値向上
集出荷団体
(農協など)
中間事業者
(卸売業者、仲卸、
物流、加⼯業者など)
実需者
(⼩売、外⾷・中⾷、
⾷品メーカーなど)
調査⽬的
農業において、⽣産者が「⽣産」した⻘果物が消費者の元に届くま
でには「選別/検査」、「保存/貯蔵」、「加⼯」、「包装」、「輸
送」、「販売」など様々なシーンを介している。近年は、政府によ
る国産⻘果物の海外輸出促進や6次産業化の推進、カット野菜など流
通における付加価値化の取り組みなど、これら各シーンへの注⽬が
⾼まっている。そこで、本レポートでは農業の加⼯・流通・販売など
⽣産から消費に⾄る「フードシステム」における関連機器/システム
市場の動向及び注⽬ビジネスを徹底分析することで、農業分野にお
ける新たなビジネスの可能性を展望することを⽬的とした。
調査⽅法
弊社専⾨調査員による参⼊企業・周辺企業に対する直接⾯接取材を
基本に、⼀部電話等によるヒアリングを実施。公的データをその補
完として活⽤した。
調査期間
2014年8⽉〜2015年1⽉
◆ 発刊⽇:2015年 1⽉16⽇
◆ 頒 価:書籍版/PDF版
120,000円+税
書籍版+PDF版セット 140,000円+税
◆ 体 裁:A4版 228⾴
◆ 申込⽅法 : 添付FAX申込書にてお申込下さい
◆ 請求⽅法 : ご購⼊お申込後、請求書を
発送させていただきます
◆ ⽀払⽅法 : 銀⾏振込
― お申込み、お問い合わせ先 ―
株式会社 富⼠経済 ⼤阪マーケティング本部 プロジェクト
〒541-0051 ⼤阪市中央区備後町3-4-1(備後町⼭⼝⽞ビル9F)
TEL:06-6228-2020 FAX:06-6228-2030
はじめに
農業分野については安倍内閣が日本経済の再生に向けて展開する成長戦略において「攻めの農林水産業」
として大々的に掲げられ、成長産業化や国際的な競争力強化に向け、6次産業化や輸出倍増戦略、農地の集
積・集約化、農協改革など様々な取り組みが進められている。
これまでにも農業分野では、特に「生産」において植物工場やロボット・ICTなど先端製品/システムの導入、企
業の栽培事業参入に対する規制緩和など様々なイノベーションが進められており、それにより、これまで農業と
は関連性の薄かった建設・機械・電気・制御・通信・IT・化学・サービスなど様々な異業種企業にとって、生産者
に対するモノやサービスの提供、あるいは自らがプレーヤーになるなど、新たなビジネスチャンスが期待できる分
野として、高い関心を集めている。
しかし、生産者が「生産」した青果物が、消費者の元に届くまでには「選別/検査」、「保存/貯蔵」、「加工」、「包
装」、「輸送」、「販売」などの様々なシーンを介している。これら生産者から消費者までの流通を構成するビジネ
スシーンの一連の流れは「フードシステム」と呼ばれており、農業分野の強化には「生産」だけでなく、この「フード
システム」も一体となった強化が求められている。
これらフードシステム各シーンにおいても「生産」同様、製品/システム、そしてビジネスモデルにおけるイノベー
ションを進める必要があり、そこに新たなビジネスチャンスが期待される。また、「フードシステム」における代表的
なプレーヤーである農協などの集出荷団体や卸売業者・仲卸などの中間事業者、外食・中食・小売などの実需
者等も時勢に合わせたビジネスの変革を進めており、そのビジネス動向も注目されるとともに、それらのプレー
ヤーに対する新たなモノやサービス市場の拡大も期待される。
そこで、本調査レポートは「フードシステム」における注目ビジネス及び関連機器/システム市場の動向を徹底
分析することで、農業分野における新たなビジネスの可能性を展望することを目的に実施した。「フードシステム
関連注目機器/システム市場編」ではフードシステムの各シーンにおいて使用される注目の機器/システムの
マーケット動向を分析し、「フードシステム関連注目ビジネス編」では加工や流通、販売の各シーンを中心に注目
のビジネス事例を捉えている。
なお、弊社では、植物工場などの栽培関連機器/システム市場や栽培ビジネス事例など主に生産シーンに
フォーカスを当てた調査レポート「アグリビジネスの現状と将来展望」を定期的に発刊している。本調査レポートは
栽培から先の流通における加工、流通、販売シーンにフォーカスを当てたレポートとしており、両調査レポートを
合わせてご活用いただければ幸いである。
最後になりましたが、本調査レポートの作成に当たり、取材にご協力いただきましたご担当者はじめ関係各位
に心よりお礼申し上げます。
2015年1月
㈱富士経済 大阪マーケティング本部 プロジェクト
⽬
次
Ⅰ. 総括編
1. フードシステムの現状と⽅向性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2. フードシステム関連注⽬機器/システム市場動向
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
1)フードシステムにおける対象品⽬の位置付け
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
2)フードシステム関連注⽬機器/システム市場規模推移
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
3)フードシステム関連注⽬機器/システム市場の⽅向性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
4)フードシステム関連注⽬機器/システムにおける技術開発動向
3. フードシステム関連注⽬ビジネス動向
1)注⽬ビジネス事例⼀覧
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
2)フードシステムの各シーンにおける注⽬ビジネステーマと主要プレーヤーによる注⽬の取り組み・
10
①カット野菜などの⻘果物加⼯ビジネス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
②⻘果物コールドチェーンの海外展開ビジネス
11
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
③TPPを⾒据えた⻘果物の海外輸出ビジネス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
④6次産業化の代表例となる直売所ビジネス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
⑤⽣産者と実需者のマッチングビジネス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑥⻘果物の販路拡⼤に向けたネット通販ビジネス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑦流通加⼯販売の過程で⽣じる残渣の利活⽤ビジネス
21
23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
⑧農協改⾰を⾒据えた農協における注⽬の取り組み
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
26
⑨卸や仲卸など中間事業者における注⽬の取り組み
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
28
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
30
⑩⾷品卸による⽣鮮事業強化の取り組み
4. フードシステムを取り巻く注⽬トピックス
1)⻘果物の流通ルートの変化
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
31
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
31
①市場流通と市場外流通の概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
31
②流通関連統計データ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
32
2)カット野菜業界の動向
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
①カット野菜市場の概況
②主要参⼊プレーヤーの動向
③カット野菜の製造⼯程
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
35
④カット野菜⽤⻘果物の調達
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑤カット野菜市場における注⽬技術
⑥今後の展望
37
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
38
3)⻘果物の輸出促進に向けた取り組み
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
①農林⽔産物・⾷品の輸出実態と拡⼤に向けた戦略
②⻘果物の輸出実態と拡⼤に向けた戦略
5. フードシステム関連施策・予算動向
39
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
39
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
41
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
43
⽬
次
Ⅱ. フードシステム関連注⽬機器/システム市場編(12品⽬)
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
選果システム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⻘果物品質評価装置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⻘果物光殺菌装置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
残留農薬測定装置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
予冷装置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⾼機能貯蔵システム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野菜洗浄機
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スライサー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鮮度保持フィルム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野菜包装機
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
流通加⼯管理システム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レンタルコンテナサービス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
51
56
63
67
71
76
82
87
92
98
104
109
【Ⅱ. 調査項⽬】
1. 製品概要/定義
2. 主要製品⼀覧
3. 市場規模推移
4. メーカーシェア
5. 海外動向
6. 製品改良/新規開発トレンド
7. 今後の⽅向性
8. 主要参⼊企業⼀覧
※⼀部項⽬に変更有
Ⅲ. フードシステム関連注⽬ビジネス編(24事例)
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
デリカフーズ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
倉敷⻘果荷受組合
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
グリーンメッセージ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サンライズ⻄条加⼯センター
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⽇本通運
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヤマト運輸
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
センコン物流
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
横浜丸中⻘果
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まつの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⽇本アクセス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
国分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アイリスオーヤマ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
えひめ愛フード推進機構
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福岡⼤同⻘果
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ファームドゥ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
農業総合研究所
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内⼦フレッシュパークからり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
JA全農いばらき
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エムスクエア・ラボ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オイシックス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⼤和コンピューター
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
九州物流構築協議会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トワード
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【Ⅲ. 調査項⽬】
1. 企業・団体プロフィール
2. ビジネスの背景/経緯
3. ビジネスの概要
4. イノベーションのポイント
5. 市場規模推移
6. 現状の課題と今後の⽅向性
117
122
127
131
136
141
145
150
155
160
165
169
174
178
183
188
193
198
202
207
211
216
220
224
Ⅰ.総括編
1.フードシステムの現状と方向性
≪品目別市場規模推移≫
金額(百万円)
2)フードシステムの各シーンにおける注目ビジネステーマと主要プレーヤーによる注目の取り組み
◆青果物の“フードシステム”・・・生産者から消費者までの青果物流通を構成する一連のビジネスシーン
21,000
注目ビジネステーマ/取り組み
関連シーン
概要
20,000
生産者
選別/検査
保存/貯蔵
加工
包装
輸送
販売
消費者
19,000
フードシステムの今後の方向性
主要シーン
①カット野菜などの青果物
加工ビジネス
加工
カット野菜など青果物に加工を施すことで、
付加価値を高める
②青果物コールドチェーンの
海外展開ビジネス
流通
青果物の輸出拡大に向け、国内から海外へのコー
ルドチェーンを整備する
18,000
選果システム
17,000
集出荷
加工
流通
販売
16,000
領域拡大
領域拡大
中間事業者(卸売業者、仲卸、
物流業者、加工業者など)
連携強化
領域拡大
実需者(小売、
外食・中食、
食品メーカーなど)
<今後の方向性>
◆各シーンにおける「イノベーション」による青果物の付加価値の向上
◆各シーンの主要プレーヤーの川上及び川下へのビジネス領域の拡大【6次産業化】
◆異なるシーンのプレーヤー間の連携強化【農商工連携】
◆予冷や貯蔵による
産地における鮮度
保持技術の向上
◆輸送時における鮮
度保持技術や損傷
防止技術の向上
◆鮮度管理や安全
管理の強化
◆混載配送など配送
システムの効率化
◆国内での新たな販
路開拓と販売方法
の開発
◆市場外流通への
積極的な展開
◆青果物加工技術
◆海外輸出に向けた
①カット野菜などの
青果物加工ビジネス◆海外市場の拡大
の向上
インフラの構築
に向けた効果的な
◆高品質な原料青
◆ITの導入による業
展開
果物の安定調達
務の効率化
鮮度保持フィルム
レンタルコンテナサービス
8,000
7,000
6,000
5,000
4,000
3,000
野菜包装機
流通加工管理システム
スライサー
予冷装置
高機能貯蔵システム
野菜洗浄機
青果物光殺菌装置
2,000
1,000
0
残留農薬測定装置
2012年
(実績)
2013年
(実績)
2014年
(実績)
2015年
(予測)
2020年
(予測)
• フードシステム関連機器/システム市場は、補助金の動向に影響を受ける品目が多いが、品目によって影響の程度やタイミン
グは異なっている。補助金の影響が強い品目として、選果システムや青果物品質評価装置は2013年から2014年にかけて市場
規模は減少傾向が続き、予冷装置も2014年は大幅な減少となった。高機能貯蔵システムは農業に対する補助金が減少する
中で、2013年は減少したが2014年には持ち直す見込みである。
• 青果物光殺菌装置は、JA等に本格的に展開されてから4年程度であり市場認知度は低く、現状の実績は僅かであるものの、
鮮度保持期間の長期化に対する市場ニーズは高く、今後拡大が見込まれる。
4.フードシステムを取り巻く注目トピックス
• 残留農薬測定装置はJAや検査機関が主な需要先で、需要は一巡しているが、消費者の安全安心への意識の高まりにより、小
1)青果物の流通ルートの変化
売や外食、食品メーカーなど流通や加工関連企業への導入拡大も期待される。
海外市場において日本産青果物の競争力
強化と販路拡大に取り組む
④6次産業化の代表例
となる直売所ビジネス
販売
生産者が中心となって運営する直売所は、
6次産業化の取り組みの代表例となっている
⑤生産者と実需者の
マッチングビジネス
生産・販売
⑥青果物の販路拡大に
向けたネット通販ビジネス
販売
⑦流通加工販売の過程で生じ
る残渣の利活用ビジネス
加工・流通・販売
リバースロジスティクスとして、残渣のリサイクルなど
に取り組む
⑧農協改革を見据えた農協
における注目の取り組み
加工・流通・販売
取り巻く環境が大きく変わりつつある中で、
農協自身も変わろうとしている
⑨中間事業者における
注目の取り組み
加工・流通・販売
市場流通の縮小に伴い、卸や仲卸なども
ビジネスの転換が求められている
⑩食品卸による生鮮事業
強化の取り組み
加工・流通・販売
加工食品が中心であった総合食品卸も、
生鮮の取り扱いによる事業拡大を図っている
連
産
業
市場外流通
27億円
(2013年)
BtoB/BtoC
18億円
(2015年見込)
BtoB
消
費
者
カ
ー、
契約取引を中心とすることによって、
原料となる青果物の安定調達を実現。
食
品
メ
ー
生
産
者
、
BtoB
食
品
小
• 本レポートで取り上げる24事例の分析から、フードシステムの各シーンにおける注目ビジネステーマと主要プレーヤーによる注
加
売
目の取り組みとして、7つのビジネステーマと3種類のプレーヤーによる取り組みを取り上げる。
工
売仲
業
卸
業
• 各ビジネステーマ/取り組みとも、「青果物の付加価値向上」と「ビジネス領域の拡大」、「プレーヤー間の連携の強化」が主要な
買卸
売
外
キーワードとなる。 参 業
業
食
加者
者
・
者
中
食
食
品
産
関
業
、
90億円
(2013年)
青果物の宅配サービスも、紙媒体のカタログから
ネットを活用したものが中心になってきている
卸売市場
青果物卸売業によるカット野菜事業の展開。
倉敷青果
荷受組合
生産者と実需者の情報共有を支援することで、両者
の事業拡大につなげる
、
フードシステムの各シーンにおける
注⽬ビジネスに取り組む
24企業・団体の事例を総括!!
• 野菜包装機市場については、従来からの補助金の動向に影響を受けるJAの選果システムへの導入以外にも、植物工場や
①市場流通と市場外流通の概要
スーパーなどの新規の需要分野先を持っていることから増加傾向となっている。
• 青果物等に加工を施すことで、ホール野菜としての販売に比べて、付加価値を高めると共に、「製品」とすることで販売
これらイノベーションの実現に向けた
• 野菜洗浄機やスライサーは、食品メーカーや給食センターなどが主な需要先であり、カット野菜市場や海外市場などの新たな
価格の安定を図る。
市場流通
新たな機器/システムの開発や新たなビジネスモデルの構築が必要
需要先の獲得により、堅調に市場は推移する見込みである。
• 単身世帯や共働き世帯の増加などによる食の簡便化ニーズの高まりや、外食・中食などの業務ユーザーにおける人
• 鮮度保持フィルムについては、カット野菜の包装用途で市場が拡大しており、さらに今後は海外輸出における輸送時の鮮度保
材不足に伴う、調理作業の省力化ニーズの高まりなどにより、市場が急拡大している。
持用途での市場の拡大が期待される。
• 青果物の生産から集出荷、加工、流通、販売に至る「フードシステム」において、集出荷団体、中間事業者、実需者など、その
• 流通加工管理システムは、特定の需要先向けの製品となっていたが、各社が製品の汎用化を高めつつあり、徐々に市場が拡
主要プレーヤーは各シーンにおける青果物の付加価値向上と自らのビジネス領域の拡大およびプレーヤー間の連携の強化
大している。
を図ることで、「フードバリューチェーン」としてフードシステム全体でより高い付加価値を生み出すことが可能となり、これが政府
• レンタルコンテナサービスは、ダンボール箱に比べた強度や簡便性、環境性が評価されて採用が増加しているが、個別管理
の目指す農業の成長産業化や国際的な競争力強化の実現に繋がっていく。
システムの導入が進むことで更なる拡大が期待される。
<
注
目
プ
レ
ー
ヤ
ー
の
ビ
ジ
ネ
ス
の
特
徴
>
農協、
• そのためには上図にあるような各シーンにおける様々なイノベーションの実現が求められており、その実現に向けた新たな機
任意出荷団体
器/システムの開発や、新たなビジネスモデル構築の必要性が高まっている。
特徴
事業規模
現在の販売形態
全国に加工工場を展開し、徹底した鮮度管理と
安全管理の中で、青果物の品目や内容量、
カットサイズなど、ユーザーの要望に応じた
製品を提供。
販売
青果物品質評価装置
【注目POINT】
デリカフーズ
③TPPを見据えた青果物の
海外輸出ビジネス
注目の取り組み
各シーンにおける「イノベーション」
◆選果システムや青
果物品質評価装置
など関連機器/シス
テムの高度化
◆カット加工などによ
る高付加価値製品
の開発
「選別/検査」、「保存/貯蔵」、「加⼯」、
「包装」、「輸送」、「販売」など
フードシステムを構成する機器・システム
の計12市場を総括!!
9,000
注目ビジネステーマ
各シーンの現状 の主 要 プレー ヤーとその方向 性
連携強化
フードシステムを構成する各シーンにおけるイノベーションによって青果物の付加価値を高め、
さらにそれを各プレーヤーが連携させていくことにより、「フードバリューチェーン」として、
フードシステム全体でより高い付加価値を生み出す → 農業の成長産業化と競争力強化へ
領域拡大
集出荷団体
(農協など)
10,000
15,000
他
契約栽培
「⻘果物の付加価値向上」、
「ビジネス領域の拡⼤」、
「プレーヤー間の連携の強化」
をキーワードに各事例を分析!!
加工や直売所など
6次産業化の取り組み
グリーン
メッセージ
キユーピーと全農の取り組みによるカット野菜事業。
(2015年春操業開始予定)
サンライズ西条
加工センター
住友化学を中心とした6団体の出資によって設立。
サンライズファーム西条の栽培事業と連携した展開。
(2014年11月操業開始)
サラダクラブ
キユーピーと三菱商事の合弁会社として、
コンシューマ向けカット野菜事業を展開。
キユーピーの調味料類とカット野菜を合わせた
売り場提案により、当該事業とキユーピーの事業との
相乗効果が期待され、他のカット野菜メーカーに
比べて差別化が可能。
ネット通販、宅配サービス、等
和郷
農業生産法人が展開するカット野菜事業。
同社は、6次産業化を目指し、青果物の生産から
加工、販売を手掛ける。
その一環として、カット野菜市場にも参入して
おり、自社にてカット野菜用青果物の生産が
行えるため、規格外青果物をカット野菜用に使う
など、農業生産法人としてもメリットを最大限に
生かした事業を展開。
2億円
(2015年見込)
BtoB
• 上図は青果物の流通ルートの概要を示しており、卸売市場を経由する市場流通と、生産者と直接取引する市場外流通の二つ
のルートに大別される。
• 農林水産省の統計等によると、平成23年度における市場流通の重量ベースに占める割合は、野菜では70.2%、果物では
42.9%、青果物全体では60.0%でその規模は年々低下している。一方、産地直売やネット通販などにより生産者と消費者が直
接取引するルートや、契約栽培などによって生産者と食品関連業者が直接取引するルートなどの市場外流通は拡大を続けて
5.フードシステム関連施策・予算動向
いる。
b.目
標達成に向けた取り組み
206億
円
BtoC
(2013年度)
◆青果物における輸出戦略の策定
• 市場外流通が拡大する背景として、卸売市場を経由せずに海外の生産者から商社や輸入業者を経由して食品関連産業へと
流通することが多い海外産青果物が増加していることや、近年の消費者は青果物の価格や品質、安全性にシビアで青果物に
テーマ名
求めるニーズが多様化していることが挙げられる。そのニーズに応えるためにも、食品関連業者は契約栽培などにより生産側
との連携を強化することによって、安心・安全な青果物の安定供給を目指すと共に、中間流通マージンのカットによりコスト競
• 青果物においても、輸出の現状把握及びその課題の分析により、2020年の目標及びその達成に向けた重点国・地域や品目
【強い農業づくり交付金】
争力を高めるなどの取り組みを進めている。
の設定、それに対する具体的な戦略を策定している。
【輸出の現状把握】
約10億円規◇2013年の青果物の輸出実績は131億円。
模
BtoB/BtoC
◇品目は果実ではリンゴ(2013年:72億円)、野菜ではナガイモ(2013年:19億円)となっており、
輸出先は台湾と香港に偏っている。
⻘果物の流通ルートの変化や
カット野菜の動向、
輸出促進に向けた取り組みなど
注⽬のトピックスを特集!!
• また、6次産業化の取り組みとして、小売業や外食産業、食品メーカーなどの食品関連事業者が、自ら農場や植物工場などを
運営し、農作物を栽培、そして自社向けに供給するといった栽培ビジネスに取り組む動きもあるなど、食品関連業者による川
国産農畜産物の安定供給・輸出拡大のため、生産から流通までの強い農業づくりに必要な
下から川上への展開が進んでいる。
目的
共同利用施設の整備等を支援
• その反対の川上から川下への動きとして、生産者自らが収穫した作物をカット野菜や漬物などに加工して出荷するケースも増
えている。生鮮野菜として出荷する場合に比べ、付加価値を高めた「製品」として流通させることができるので、それを踏まえた
①パン・中華めん用小麦品種の作付シェアを平成20年度の7%から平成32年度に
価格設定が可能となる。
は19%へと増大
政策目標
• とはいえ、卸売市場は生産者にとっては依然として巨大なマーケットであり、集荷機能や価格形成機能、決済機能など果たす
②1中央卸売市場当たりの平成20年度における取扱金額(557億円)を平成27年度
役割は大きい。それに加えて、2004年6月には卸売市場法が改正され卸売業者の事業活動の規制緩和が進んだ。市場流通
まで維持等
の主要プレイヤーである卸売業者や仲卸業者などは、物流機能と卸売機能の統合や、トレーサビリティやコールドチェーンの
取り組み、市場外流通への取り組みなど、ユーザーニーズに応じた機能を備えることで、流通における存在意義を高めてい
る。
担当省庁
農林水産省
【現状課題の分析】
①輸出国の拡大に向け、成長の著しい東南アジア等に対する戦略的な市場開拓が重要。
近年の予算動向
平成27年度予算:424億円(概算要求額)
平成26年度予算:234億円
平成25年度予算:244億円
②青果物をジャパン・ブランドとして確立するためには、マーケティングと品揃え、周年供給の確保が重要。
③原発事故に伴う輸入規制によって、主要取引先である台湾・香港については、
一部地域からの輸入を停止中。(イチゴ:栃木県、ナシ:福島県、千葉県、モモ:福島県 など)
交付率
事業実施主体
A.共同利用施設等の整備
集出荷貯蔵施設、農産物処理加工施設、小規模土地基盤整備 等
B.卸売市場施設の整備
売場施設、貯蔵・保管施設、搬送施設 等
支援内容
A.産地収益力の強化
各品目の生産性向上等の取り組みに必要な共同利用施設の整備を支援
A.産地合理化の促進
産地の集出荷、処理加工体制の合理化に必要な共同利用施設の再編等を支援
A.気象災害等リスクの軽減
気象災害等産地を弱体化させるリスクの軽減に必要な共同利用施設(被害防止
施設等)の整備を支援
B.食品流通の合理化
安全で効率的な市場流通システムの確立に必要な卸売市場施設の整備を支援
◆新興市場・・・シンガポール、タイ、
ベトナム、インドネシア、マレーシア、
カナダ、米国、EU、ロシア、中東
◆リンゴ、柑橘類、イチゴ、ナシ、モモ、
ナガイモ、カンショ
「第2、第3のリンゴ、ナガイモの発掘」
都道府県、市町村、農業者団体等
補助対象
【重点国・地域の設定】
【重点品目の設定】
都道府県への交付率は定額(事業実施主体へは事業費の1/2以内等)
◆安定市場・・・台湾、香港
【目標】
農業関連の法規制及び
政府の施策動向、
関連の統計データを多数掲載!!
◆青果物の輸出を2020年までに現状の約2倍の250億円に拡大する。
優先対象枠
【具体的な戦略】
①富裕層に加え、人口の多い中間層もターゲットとしたマーケティング等の強化により、
売れる品目を発掘しつつ市場を開拓。
②東南アジアやEU、ロシア、中東において、産地間連携、卸売市場の活用等により、リンゴや他の品目を組み合わ
せ、日本産青果物が海外の店舗に常時並ぶ「多品目周年供給」体制を構築。
③輸出環境の整備。
・原発事故による輸入停止措置の解除
・検疫等の制限に対する戦略的働きかけ
・鮮度保持・長期保存技術の開発
①農畜産物輸出に向けた体制整備 【30億円】
輸出先国の輸出基準に適合した衛生基準等を満たす為の施設整備支援
②「強み」のある産地形成に向けた体制整備 【30億円】
新品種・新技術等の導入によって需要に対応した産地の形成に必要な施設
整備支援
③集出荷・加工の効率化に向けた再編合理化 【50億円】
高収益な産地体制への転換を図るために、集出荷・処理加工施設の再編
合理化支援
Ⅱ.フードシステム関連注⽬機器/システム市場編(12市場)
2. 市場規模推移
単位:件、百万円
年次
摘要
2012年
(実績)
数量
CA貯蔵
システム
2013年
(実績)
25
前年比
-
金額
650
「選別/検査」、「保存/貯蔵」、「加⼯」、
「包装」、「輸送」、「販売」など
フードシステムを構成する
機器・システム12市場を徹底調査!!
前年比
-
数量
低温高湿
貯蔵システム
-
金額
120
前年比
-
29
前年比
-
金額
770
前年比
-
2015年
(予測)
2020年
(予測)
24
23
96.0%
95.8%
117.4%
148.1%
620
600
700
1,000
95.4%
4
前年比
数量
合計
2014年
(実績)
27
96.8%
4
40
116.7%
5
142.9%
6
10
100.0%
125.0%
120.0%
166.7%
120
150
180
250
100.0%
125.0%
120.0%
138.9%
28
28
33
50
96.6%
100.0%
117.9%
151.5%
740
750
880
1,250
96.1%
101.4%
117.3%
142.0%
(富士経済推定)
※2020年の前年比は2015年比
≪高機能貯蔵システム市場規模推移≫
金額(百万円)
数量(件)
60
1,000
50
1,200
1,000
40
30
20
10
700
10
6
40
600
23
150
27
180
250
400
2014年
(実績)
2015年
(予測)
2020年
(予測)
650
620
600
4
4
5
25
120
24
120
2012年
(実績)
2013年
(実績)
800
200
0
0
現状の市場規模の把握に加え、
2020年までの将来市場を予測!!
CA貯蔵
システム 数量
低温高湿
貯蔵システム 数量
CA貯蔵
システム 金額
低温高湿
貯蔵システム 金額
• CA貯蔵システムは、エチレンの除去装置などと組み合わせることでリンゴの貯蔵装置として、国内では1960年ごろから普及し
始め、リンゴの一大産地である青森県では現在、貯蔵施設の収容能力約38万tの約44%をCA貯蔵システムが占めているなど
一般的な貯蔵方法となっている。
• リンゴについてはすでに普及が進んでいることから新規需要は限定的であるが、年間20台前後の安定したリプレイス需要が見
込まれる市場となっている。2013年から2014年にかけては農業関連予算が絞られたことで、新規及びリプレイス需要が若干伸
び悩んだものの、2015年以降は関連予算の増額による回復が期待されている。
4. メーカーシェア
企業名
• また、リンゴに比べると実績は少ないもののニンニク向けのCA貯蔵システムが青森県中心に増加してきている。ほかにも、ナ
シ、馬鈴薯、メロン、ニンジン、カボチャ、アスパラガス、トマト、タマネギ、サツマイモなど様々な青果物の貯蔵にも効果はあるこ
《2014年スライサー市場》
とがわかっているが、規模にもよるがCA貯蔵システムの設置には2,000~3,000万円程度かかり、そのコストの回収を考えると、
(金額ベース)
実際の貯蔵対象は単価の高いリンゴなどの青果物に限られてくる。
単位:百万円
<金額ベース>
2013年(実績)
2014年(実績)
シェア
シェア
榎村鐵工所
700
41.2%
730
40.6%
吉泉産業
500
29.4%
540
30.0%
ドリマックス
170
10.0%
190
10.6%
• 現在はJAや大規模な生産者や農業法人が主要ユーザーとなるが、最近は卸売市場が出荷調整の目的で設置する例や、青
果物の船便輸送時の鮮度保持目的にCA貯蔵システムとリーファーコンテナと組み合わせて使用する例など、ユーザー及び用
途の拡大によって市場は拡大傾向にある。
その他
各市場の主要製品ラインナップを⼀覧化!!
その他
合計
330
19.4%
340
18.9%
1,700
100.0%
1,800
100.0%
ドリマックス
10.6%
18.9%
• 低温高湿貯蔵システムは、サツマイモやキャベツ、レモンなどで実績がある。サツマイモは冷却しすぎると低温障害を引き起こ
榎村
すが、10℃程度でなおかつ高湿度にすることで長期間の貯蔵が可能になる。特に焼酎用のサツマイモで通年供給ニーズが高
鐵工所
く、多くの実績がある。
40.6%
• 高湿度の貯蔵が適した様々な青果物は非常に多く、例えばトマトやイチゴ、ホウレンソウなどでも、確かな効果が得られるもの
の、ハウス栽培などで年中収穫可能なことから、貯蔵ニーズが高い青果物となると限られてしまう。そのため、年間5台前後の実
吉泉産業
績にとどまっている。
(富士経済推定)
30.0%
• 現在はCA貯蔵システム同様、青果物の船便輸送時の鮮度保持目的で湿度コントロール可能なリーファーコンテナの開発も進
められており、実用化が期待されている。
• 榎村鐵工所は青果物向けスライサー及び周辺機器の専業メーカーであり、エムラ販売が同社製品の国内外への販売およびメ
ンテナンスを手がけている。刃物を取り替えることで多様な品目に対応可能な汎用機と、様々な品目や形状に限定した専用機
を展開している。食品加工工場や給食センターなどで豊富な実績があり、近年はカット野菜工場向けでも実績を拡大させてい
る。
• 吉泉産業は業務用ユーザー向けの肉や魚、青果物、加工食品など様々な食品向けのスライサーを手がけており、スライサー
トータルでは10億円以上の実績がある。元々は刃物の加工業者であったことから、スライサーに用いる刃物は内製しており、そ
の切れ味にも定評がある。また、刃物以外にも部品の8割を内製することで、多様なユーザーニーズに応え、オリジナリティの高
い製品を展開している。近年は食品工場等において、スライスの後工程となる洗浄工程に用いる野菜洗浄機市場へも進出す
るなど、加工ライン全体への展開を進めている。
• ドリマックスは上記2社に比べると後発メーカーとなるが、遊星ギア方式を用いた丸刃回転スライサーといった、これまでに無い
機構のスライサーの開発など技術力に強みを持つ。元々青果物向けスライサーの専業として事業を展開してきたが、2012年ご
ろからは肉や魚向けのスライサーも開発している。また、ここで対象としている食品工場やセントラルキッチン向けの大型機以
外にも、飲食店の厨房等で用いられる卓上型の小型機についても豊富なラインナップを有しており、スライサートータルでは5
億円近い売上がある。
参⼊メーカーのシェアや取り組みを分析!!
5. 海外動向
• その他に、アイホー、大道産業、中西製作所、日本調理機、平野製作所などの業務用厨房機器の総合メーカーも展開してい
る。
■日系メーカーの海外展開
企業名
展開内容
6. 製品改良/新規開発トレンド
三井金属計測機工
・ 韓国、台湾、タイといったアジア市場に加えて、米国においても納入が見られている。
雑賀技術研究所
ニレコ
製品改良/新規開発テーマ
概要
・ カリフォルニア州の高級オレンジ向けに装置を貸与し、実稼動している。
イチジク以外の品目への対応
• 内部品質評価装置においてシェアの高い、三井金属計測機工と雑賀技術研究所に加えて、外部品質評価装置でのシェア が
高いニレコが、海外展開している。
製品改良
• 三井金属計測機工と雑賀技術研究所においては、アジア市場や米国市場で既に実績があるものの、両社ともに大きく展開す
るまでには至っていない。
新規開発
現在はイチジク向けのみであるが、その他、イチゴやモモなど様々な品目において
も、輸送品質向上のニーズは高い。
●
• ニレコは、外部品質評価装置においてシェアが高いが、カリフォルニア州の高級オレンジ生産者に対して内部品質評価装置
を貸与し、2013年から実稼動されている。
• 光殺菌装置はイチジクにおいて十分な殺菌効果が得られることが明らかになったことから、他の品目への展開が期待されてい
る。特にイチゴやモモのような軟弱果実においては、高品質輸送の実現が求められており、特に開発ニーズは高くなっている。
• 日本市場では、出荷される青果物の品質均一化を目的に、国が青果物品質評価装置の導入を積極的に推し進めたことか
ら、市場が形成されたが、海外市場では日本に比べて生産者からのニーズが多くないことから広く普及するまでには至ってい
ない。
• ただ、青果物の品質には影響せず、なおかつ十分な殺菌効果が得られるような、光の照射時間や強度、照射部位等の条件は
品目によって異なっており、既存のイチジク向けの製品をそのまま他の品目には応用できない。最適な光の照射条件等の解
析を基にした、品目ごとの開発が必要となる。
注⽬される海外動向や
製品改良/新規開発トレンドを把握!!
• しかし、米国において品質評価を実施し、青果物をブランド化するニーズが存在していることや、新興国で輸出向けの青果物
7. 今後の方向性
の信頼性を高めることを目的とした導入が見られており、今後は、当該装置の海外への販路拡大が見込まれる。
• なお、外部品質評価装置に関しては、海外展開は見られないが、今後ニレコが生傷センサーを訴求点として海外展開する可
市場拡大要因
能性はある。
• また、品目ごとに専用の装置とするのではなく、光の照射条件等をユーザー側で調整可能で、1台で様々な品目に対応可能な
汎用的な製品の開発も求められる。
市場阻害要因
カット野菜などの加工業者や仲卸業者での導入
現状では流通量の増大が、収益の悪化に繋がる
企業による栽培ビジネスでの導入
卸売市場など日本特有の流通システムの存在
個別管理システムのユーザーへのメリット訴求
個別管理システムが一部ユーザーへの導入に留まる可能性
• 国内の青果物流通には、現在は年間およそ17~18億個の容器が使われていると推計されており、その大半がダンボール箱で
ある。そのうちレンタルコンテナが約1億個使われているとしても、その採用割合はまだ5%程度となり、拡大の余地は十分にあ
る。
• 実際に、近年では生産者がユーザーとなるだけで無く、カット野菜業者などがパック詰めした商品の流通に導入したり、仲卸業
者が卸売市場で買い付けた青果物の流通に導入するケースも増えている。ユーザーとの契約内容次第であるが、すでにパッ
ク詰めされている商品を搭載する場合、コンテナが泥などで汚れることが無いので、回収後の洗浄が不要となるとして、レンタ
ル料を半額程度に抑えてレンタルするケースもある。
• レンタルコンテナサービスの普及に伴い、コンテナの強度や簡便性、環境性など生産者、加工業者、卸売市場、小売業者など
青果物流通の主要プレーヤーにおける評価は高まっており、新規導入や導入拡大を希望するユーザーも多くいるが、現状の
サービス形態では、コンテナの流通量を増加させるほど、回収コストの増大や回収できないコンテナの増加など、収益面で
サービスベンダの負担が増大する構造になっており、売上だけを追求してむやみに事業を拡大させるわけにはいかないという
状況にある。
今後の市場性を提⾔!!
• また、日本では、直販以外にも卸売市場を介する卸売ルートも依然として高い割合を占めている。デポジットや弁償金を回収
率向上のキーとする現状のサービス形態は、不特定多数の小売業者に流通する可能性がある卸売ルート には馴染みにくく、
コンテナの回収が困難になることが多いことも、卸売ルートへの拡大阻害要因となっている。
• これらの阻害要因に対しては、コンテナの個別管理システムの構築が大きなカギとなる。現在ベンダではRFIDやQRコードを用
いたコンテナの個別管理システムの導入を進めており、これによって確実なコンテナ回収が可能となれば、レンタルコンテナに
対するニーズの高まりと共に、ユーザーは現状以上に広がる可能性がある。
Ⅲ.フードシステム関連注⽬ビジネス編(24事例)
3. ビジネスの概要
●●●●
○
概要図
~中間事業者が取り組むカット野菜ビジネス~
売上高
構成比
(55.4%)
<当該ビジネス関連シーン>
デリカフーズ
加工
流通
販売
「流通」、「加⼯」、「販売」など
フードシステム関連の
注⽬⽬ビジネスに取り組む
24企業・団体の事例を徹底分析!!
本社所在地
TEL
設立
1946年1月
(14.2%)
青果物
契約農家
東京デリカフーズ
代表者
冨本 尚作
資本金
2,700万円
売上高
93億円(2013年12月期)
(5.6%)
前年比
2013年
(実績)
2014年
(実績)
2015年
(予測ビ
) ジネス内容
780
800
100.0%
102.6%
300
310
-
100.0%
103.3%
-
-
50
-
300
-
-
-
-
-
15
前年比
-
-
-
数量
780
前年比
-
参⼊の背景や経緯を把握!!
合計
金額
• 同組合は、青果物の卸売を専業として、事業を展開してきたが、単身世帯や共働き世帯の増加により生活スタイルが変化し、
前年比
中食や外食における加工・業務用青果物が増加してきたことを背景に1998年にカット野菜事業を開始し、2007年には事業開
始当初の10倍の処理能力となる年間5,475tにまで拡大している。
• 事業を開始して15年目となる2013年には、カット野菜事業の売上は27億円にまで到達したが、業務用としての売上が大半を占
1,600
めていた。そのため、コンシューマ市場の開拓に着手し、全自動縦ピロー包装機の導入などの設備投資も実施しており、売上
1,400
コンビニベンダー
300
-
2020年
(予測)
800
850
• デリカフーズグループは純粋持株会社であるデリカフーズ㈱と、事業会社として外食産業や中食産業向けにホール野菜の販
310
350
発等を手がけるデザイナーフーズ㈱の計5社からなる。
100.0%
112.9%
• 東京デリカフーズ㈱、名古屋デリカフーズ㈱、大阪デリカフーズ㈱が手がけるホール野菜及びカット野菜事業では、契約農家
120
500
及び市場から青果物を仕入れ、ホール野菜については仕入れた青果物そのままを、カット野菜については各需要先の仕様に
合わせてカット加工を施した後、全国にある直営11拠点と協力会社から、整備されたチルド物流網によって鮮度を保持した状
240.0%
416.7%
態で、外食産業や中食産業の大手チェーンなど約10,000店舗に向けて配送している。
35
150
• また、それ以外にも、ホール野菜とカット野菜の物流網を活用して卵、豆腐、冷凍食品などの日配品の配達も行っている。
233.3%
428.6%
780
850
100.0%
109.0%
300
325
1,350
• 920
青果物の仕入先としては、契約農家からの調達と市場からの調達の比率がおよそ1:1となっている。
345
500
て提供するために、全国で契約農家の開拓を進めており、近年は契約農家の比率が高まってきている。
100.0%
108.3%
106.2%
144.9%
• ただ、リスク分散の意味でも全量契約農家にすることは考えておらず、一定量は市場から調達している。
108.2%
146.7%
• 以前はほぼ全量を市場から調達していたが、産地やサイズ、鮮度など多様化するユーザーニーズに合致した青果物を安定し
(富士経済推定)
• 2013年度の販売先の売上高構成比としては外食産業が84.3%、中食産業が15.7%となる。
※2020年の前年比は2015年比
• 内訳としては、外食産業ではファミリーレストランが55.4%、ファストフードが14.2%、居酒屋が10.5%、その他外食が4.2%とな
り、中食産業では、食品メーカーが5.6%、弁当・惣菜が5.6%、給食が2.9%、コンビニベンダーが1.6%となっている。これらの
シンガポール他、向け比率に、近年大きな変動は無い。
数量
金額(百万円)
シンガポール他、向け 金額
400
350
台湾向け 数量
台湾向け 金額
300
310
300
310
350
500
1,000
800
120
50
780
800
780
800
400
35
15
200
0
2012年
(実績)
2013年
(実績)
2014年
(実績)
• ここでは、同社が直接輸出している実績について取り上げる。
300
250
6. 現状の課題と今後の方向性
150
【積極的な店舗展開】
200
150
100
• 郊外型の「食の駅」と首都圏型の「地産マルシェ」の2タイプの出店を積極的に進める予定であり、直近では2014年11月に
850
「食の駅」の所沢店を出店した。これまでは東京都と埼玉県、群馬県への出店が中心であったが、新たに千葉県八潮市や
50
神奈川県横浜市などにも出店するなど、店舗数の拡大と共に出店エリア の拡大も進めていく予定である。
0
• ただ、出店エリアの拡大に伴い、自社便での配送エリアも拡大することになるので、圏央道沿いや国道16号沿い、環八環七
2020年
沿いなどへのドミナント出店により、配送効率をあげることを考慮しながらの出店戦略をとっていく。
(予測)
現状の事業規模の把握に加え、
2020年までの将来予測!!
2015年
(予測)
当該事業規模推移に関する考察
4. イノベーションのポイント
給食
100.0%
106.3%
売やカット野菜の製造販売を手がける東京デリカフーズ㈱、名古屋デリカフーズ㈱、大阪デリカフーズ㈱の3社、そして研究開
1,200
600
(1.6%)
単位:t、百万円
前年比
これまでの需要先を拡大するために、半自動計量機と全自動縦ピロー包装機を導入し、カット野菜包
シンガポール
他、向け
装の効率アップ及び人件費の削減に成功し、コンシューマ向けの需要が拡大する。
金額
• この間に、電解次亜水(クローラ水)生成装置やX線異物検査装置の導入、品質保証係の新設などにより、安全・安心への取り
組みを強化し、2009年に卸売業界では日本初となる「ISO22000食品安全マネジメントシステム」の承認を取得した。これによ
り、需要先の同組合に対する信頼度が向上したことに加えて、職員の安全性に対する意識を高めることに成功している。
数量(t)
デザイナーフーズ
業務支援サービス
金額
卸売業界では日本初となる「ISO22000食品安全マネジメントシステム」の認証を取得し、安心・安全へ
前年比
の取り組みを強化する。
数量
高全体で1割を占めるまでになっている。
弁当・惣菜
ビジネスの概要・スキームを図⽰化!!
カット野菜部を7名で編成し、これまでの青果物卸売事業に加えて、カット野菜事業に取り組み始める。
≪青果物輸出事業規模推移≫
172㎡のカット野菜工場を完成させ、1.5t/日で事業を開始する。
年次
2012年
摘要
(実績)
5回目の増設工事を終え、カット野菜処理能力は、15t/日と事業開始当初の10倍に拡大し、
数量
780
工場の総面積は1,400㎡となる。
台湾向け
2013年12月
食品メーカー
業務提携、
共同研究
青果物の卸売、洗浄殺菌カット野菜の製造・販売
5. 事業規模推移
2009年3月
その他外食
大阪デリカフーズ
(2.9%)
2. ビジネスの背景/経緯
2007年6月
居酒屋
(5.6%)
大学、研究機関、
企業など
1998年4月
ファストフード
(10.5%)
(4.2%)
青果物
310名
(2014年現在、
内カット野菜部240名)
ホール野菜/
カット野菜/
日配品
名古屋デリカフーズ
市場
従業員
主要事業内容
ファミリーレストラン
その他
※色付が関連シーン、太枠が最注目シーン
1. 企業・団体プロフィール
需要先 約10,000店舗
【青果物の安定供給に向けた取り組み】
• 台湾向けの輸出実績は2014年で800t、取引高は3.1億円で、ここ数年は年間800t前後、3億円程度の実績で安定的に推移し
ている。
• どの品目をどの店舗で販売するかを生産者が自由に決められるシステムのため、品目や店舗に偏りが生じてしまうことが課
• シンガポール向けは2014年8月に輸出事業を開始しており、今後毎月2回の輸出を予定している。2014年度(2014年8月から
題となっている。毎年冬場に生産者に対してその年の栽培品目をヒアリングするなど、出来るだけ様々な品目の安定供給が
2015年3月まで)は2,000万円程度、2015年は3,500万程度の実績を見込んでおり、今後徐々に拡大させていく意向である。
可能になるように生産者間の調整を進めている。
• 自治体等からの委託事業で行うものは、あくまで補助金ありきのビジネスになっており、補助金があるうちは良くても、
• なお、実証実験のため実績の対象外にしているが、2013年にはCAコンテナによる輸送の実証実験として香港への輸送を計7
無くなると採算が取れなくなり、事業の継続が難しくなるというものが多い。
• 店舗については、生産者としても良く売れる店舗に出品したいというのは当然のことであるので、どの店舗にも出品してもら
回実施した。ナスなど一部品目には荷傷みがあったものの、葉物などを含めた大半の青果物の品質に大きな問題は生じな
えるように、出店計画を立てて、売れる売り場作りに注力している。
• 同社の独自事業としてのロシア輸出ビジネスは、補助金等に頼らない形となっており、最初から利益の出るビジネスと
かった。これにより、シンガーポール向けの輸出事業にも本格的に取り掛かることとなった。
して成立させるために、現地での物流コストや販売コスト、消費者ニーズなど現地マーケティングを徹底的に行った上
• また、現在は生産者は群馬県が中心となるが、それ以外の関東、東北、北信越、東海など周辺にも産地開拓を進め、多様
• 現在は台湾向け及びシンガポール向けの実績となるが、今後は中国・上海向けの再開が期待されるほか、その他アジアの
で展開している。
な品目を扱えるようにしていく。
国々への展開も検討している。台湾や香港向けは、日本から比較的近いことなどもあり、商社や仲卸など他にも多くの企業が
• 新たに航空便による沖縄産農産物の輸出を開始したのも、現地マーケティングの結果、沖縄県産にブランド力があり、
進出を始めており、競争が激化している。そのため、新たに開始したシンガポール向けビジネスを軌道に乗せることと併せて、
輸送コストをかけても高い鮮度を維持することで、ビジネスになると判断したためである。
その他国々への販路開拓を進めていくことにより実績拡大を図っていくこととなる。
①現地マーケティングの徹底
ビジネスを特徴づける
イノベーションのポイントを徹底分析!!
• なお、香港向けは同社の直接輸出ではなく、青果物の販売先である仲卸業者による輸出となるため、同社の実績としては対象
【農産物加工への取り組みによる6次産業化の推進】
外としているが、およそ1,000t、6億円程度の実績とみられる。こちらは15年程度の実績があり、安定的に推移している。
②中間層をターゲットとした販路開拓
• 国産青果物の輸出ビジネスとして一般的な、現地の高級店を販路として富裕層を相手にしたようなビジネスでは、物珍
しさから一時的には成り立つかも知れないが、飽きられやすく長続きはしない。
• そこで、同社では当初より中間層をターゲットにした販路開拓を進めており、事業の継続性を重視している。同社のロシ
ア輸出品の主な販売店となっている「VLマーケット」も中間層向けのスーパーマーケットである。
• 農業生産法人ファームクラブによる生産事業、ファームドゥによる販売事業に加え、加工事業にも取り組み始めたことで、6次
産業化を推進している。
• そのひとつが2013年から取り組んでいる精米加工を工夫した金芽米である。農業生産法人のファームクラブが育苗した苗
を、群馬県沼田市の契約農家が栽培し、収穫した米は委託精米を契約する東洋ライス株式会社により「金芽米」に精米され
て、ファームドゥの各店舗にて販売する。
• また、早稲田大学との共同研究でソフトスチーム加工にも取り組んでいる。開発した装置は温度制御した蒸気を発生させる
ことができ、各種食材毎に最適な加熱処理が可能となる。ソフトスチーム加工した青果物は、加熱済食材として調理の手間
がかからず、また食材本来の旨味を引き立てるとともに食感、栄養素を逃がさずおいしく食べられる。装置が高価になるた
め、また店舗で販売するほどの量を加工出来ていないが、今後試験的に店舗での販売を開始する予定である。
ビジネスの現状の課題と
今後の⽅向性を把握!!
【その他、農家の所得向上に向けた取り組み】
③現地法人の展開と現地企業との提携
• ロシアに現地法人SENKON(Russia)を設置したことで、現地での通関業務やコンテナなどの手配、各種書類作成、在庫
管理や販売代金の回収などをスムーズに行うことができる体制になっているほか、現地での物流網や販路開拓につい
ても、現地を熟知する物流会社VLロジスティクス社と業務提携を結んだことで、現地の中間層マーケットへの展開が可
能になっている。
• 同社の企業理念は「農業を支援し農家の所得向上に貢献する」であり、農産物直売所事業や農業資材販売事業などもその
理念に基づくものである。
• その理念のもと、新たに太陽光発電事業にも取り組んでおり、2013年に㈱ファームランドを設立した。耕作放棄地などの遊
休地にメガソーラーを設置するほか、農地で作物を栽培しながら発電するソーラーシェアリングについても取り組み、その発
電による売電収入などによって土地を提供した生産者などにその成果を還元するビジネスである。
• ソーラーシェアリングの一例では、すでにパネル下の農地でフキの栽培を始めている。また、日立システムズとカネコ種苗と
の共同開発でパネル下部に水耕栽培プラントを設置した事業にも取り組む予定となっている。
• なお、ソーラーパネルは現在は約30箇所に設置済みで、将来的には100箇所に設置する予定となっている。100箇所の総発
電出力は56,000kW、20年間の売上を460~480億円と見込んでいる。
• その他、国内だけでなく、海外の農家を支援する取り組みも進めている。モンゴルにおいては現地企業と合弁で「Everyday
Farm」を設立し、日本式の農業生産技術を持ち込んだ「Made by JAPAN」によるイチゴやキュウリ、ジャガイモ、ブルーベ
リー、キャベツ、ダイコン、ニンジンなどの栽培に取り組んでいる。ミャンマーにおいては「ミャンマーファイブスターズ社」を立
ち上げ、砂糖工場とサトウキビ農場の運営に取り組んでいる。
㈱富⼠経済
⼤阪マーケティング本部
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