私立高校生への修学支援の充実を求める意見書 リーマンショック後の経済・雇用状況の悪化を受け、経済的な理由により 私立高校生が修学を断念することのないように、京都府では独自の修学支援 制度「あんしん修学支援」を実施し授業料減免の取り組みを進めてきた。 全国トップクラスの内容を持つ京都府の制度は、私立高等学校に通う子ど もたちが、保護者の経済状況にかかわらず修学を継続する大きな支えとなっ て い る 。 国 に お い て 平 成 2 1年 度 補 正 予 算 で 措 置 さ れ た 基 金 を 財 源 と し て 事 業 を 実 施 し て き ま し た が 、 こ の 基 金 が 平 成 26年 度 末 を も っ て 廃 止 さ れ る こ と と なった。 京都府の「あんしん修学支援」をはじめとする各都道府県の修学支援制度 は、経済的な困難を抱える保護者や生徒にとって大きな支えになっているこ とから、国の財政支援と併せて各自治体財源を組み合わせた制度を更に継続 していかなければならない。 ついては、国におかれては、私立高校生が経済的な理由で、修学を断念す ることのないよう、国において、これらの事業を実施する地方自治体に対す る支援制度の継続拡充を行うよう強く要求する。 以 上 、 地 方 自 治 法 第 99条 の 規 定 に よ り 意 見 書 を 提 出 す る 。 平 成 27年 3 月 13日 衆議院議長 町 村 信 孝 殿 参議院議長 山 崎 正 昭 殿 内閣総理大臣 安 倍 晋 三 殿 財務大臣 麻 生 太 郎 殿 文部科学大臣 下 村 博 文 殿 内閣官房長官 菅 義 偉 殿 京都府議会議長 多 賀 久 雄
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