27.3.13東日本大震災復興・地域活性化支援ファンドの第1

平成27年3月13日
株式会社 七十七銀行
東日本大震災復興・地域活性化支援ファンドの第1号投資実行について
~震災復興に貢献する南相馬市の庄司建設工業株式会社の事業承継を支援します~
株式会社七十七銀行(頭取 氏家 照彦)、株式会社日本政策投資銀行(社長 橋本 徹)、
株式会社地域経済活性化支援機構(社長 瀬谷 俊雄)が共同出資する「みやぎ復興・地域
活性化支援ファンド」は、本ファンドの第1号案件として、庄司建設工業株式会社(本社
福島県南相馬市原町区、社長 庄司 岳洋)のMBO(注)を行うために設立された株式
会社庄司ホールディングスに対する投資を実行しましたので、下記のとおりお知らせ
いたします。
本ファンドは、被災地域の復興や成長に資する事業を行う企業の資金調達ニーズに迅
速かつ柔軟に対応し、地域経済の復興や活性化を支援するため、平成 26 年 12 月 8 日に
設立されたものです。
当行では、今後とも本ファンド等を活用し、企業と地域経済の更なる発展に向けて積
極的に取り組んでまいります。
記
1.庄司建設工業株式会社は、福島県南相馬市において昭和 19 年に設立された総合建
設業者で、港湾・道路・上下水道等の土木工事や土壌改良工事、住宅・工場・医療施
設等の建築工事などに幅広く取り組み、地域のインフラ構築に貢献している企業です。
2.当社は、ISO9001、ISO14001の認証取得や従業員の労働環境整備等
を通じた高品質な施工・サービスの提供に努めているほか、同業者の技術講習会の開
催や、交通安全活動・環境美化活動等を通じて、地域社会への貢献に努めています。
3.東日本大震災では、当社も甚大な被害を受けましたが、地域のインフラの核を担う
企業として、全社員一丸となって復旧・復興工事に取り組んでまいりました。
4.当社は、平成 26 年 5 月に庄司岳洋社長への経営の承継を行いましたが、今回、新
たに設立した株式会社庄司ホールディングスを通じたMBOにより資本(株式)の承
継を行い、今後更なる成長を目指して事業を展開することとしました。
5.「みやぎ復興・地域活性化支援ファンド」は、ファンドの設立趣旨に沿って、地域
経済の復興・活性化に大きく貢献する当社の事業承継を支援するため、株式会社庄司
ホールディングスに対する投資を決定・実行したものです。
注.MBO(マネジメント・バイアウト)
買収対象会社の経営者(経営陣)が、株式取得目的会社等を通じ、金融機関から資金調達を行うなど
して自ら当該会社の株式を取得し、所有と経営を一致させるM&A手法です。
(参
考)
1.みやぎ復興・地域活性化支援ファンドの概要
(1)名
称
みやぎ復興・地域活性化支援投資事業有限責任組合
(2)設 立 日
平成 26 年 12 月 8 日
(3)規
模
50 億円
(4)出 資 者
無限責任組合員:㈱東北復興パートナーズ(DBJ100%子会社)
有限責任組合員:当行、DBJ、REVIC
(5)期
間
存続期間:7 年 4 ヵ月(1 年以内の延長を行うこともあります)
投資期間:5 年(2 年以内の延長を行うこともあります)
2.ファンドスキーム
日本政策投資銀行
当 行
地域経済活性化
支援機構
出 資
東北復興パートナーズ
出 資
出 資
出 資
運営・出資
みやぎ復興・地域活性化支援
投資事業有限責任組合
劣後ローン・種類株式 等
・・・
企 業
(投資先)
企 業
(投資先)
企 業
(投資先)
・・・
地域経済の復興・活性化
以
上