「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」基本計画(案)に対するパブリックコメント募集の結果について 平成27年3月10日 NEDO 新エネルギー部 NEDO POSTにおいて標記基本計画(案)に対するパブリックコメントの募集を行いました結果をご報告いたします。 貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。 1.パブリックコメント募集期間 平成27年2月19日~平成27年3月4日 2.パブリックコメント投稿数<有効のもの> 計3件(以下、項目ごとに分類し記載しております。 ) 3.パブリックコメントの内容とそれに対する考え方 ご意見の概要 ご意見に対する考え方 1.研究開発の目的 [意見1](1件) 長期間安心して使えるのも重要ですが、設置にかかる費用が安く なり、もっと気軽に設置できるようになると選択の幅が広がり、 もっと普及するように思います。 そういう意味で低コスト化につながる技術開発に力を入れていた だきたいです。太陽電池の開発には期待しております。 基本計画・技術開発課題への反 映 特になし。 ご意見ありがとうございます。 NEDOとしても、コスト低減を実現し太陽光発電 を更に利用しやすい技術にしていきたいと考 えております。本プロジェクトでは導入コスト の低減も重視しており、重点的に取り組んで参 ります。 1 [意見2](1件) 現状の太陽電池であれば、低価格、高性能という軸は満たしてい ると感じます。今後の展開については明らかに用途開発に向けて 進む必要があると感じています。農業用実証分野、海上フロート 式、または飛行機の機体といった用途での検証に注力したいとこ ろです。また、BOPを代表する、大多数の「人」の暮らしに手が届 く技術開発とするところに意味があると考えます。 2.研究開発の内容 [意見3](1件) 2030年に7円/kWhを達成するためには、メガソーラー、産業用、住 宅用などそれぞれの設置場所や使用条件に合わせた薄膜軽量モジ ュールなどの種々の太陽電池の技術開発が必要と思われます。 また、ペロブスカイト系は安価にできるため、効率向上技術開発 とともに、設置コストや製造技術も含めた低コスト化技術開発を 進めることが有効と思われます。 特になし。 ご意見ありがとうございます。 現状の太陽電池について、「低価格・高性能」 を満たしているというご指摘ですが、太陽光発 電を真に利用しやすいエネルギー源とするた めにも、ご意見いただいたような導入分野の拡 大のためにも発電コストの低減は重要な課題 であり、「低価格・高性能」を目指した技術開 発を進める必要があると考えております。 また、NEDOでは「太陽光発電多用途化実証事業」 で、農業分野や水上分野等の技術開発にも取り 組んでおります。 特になし。 ご意見ありがとうございます。 本 プ ロ ジ ェ ク ト で目 指す 発 電 コ ス ト 目 標は 2030年7円/kWhですが、ご指摘のとおり、発電 コスト算出において考慮すべき事項は、設置場 所や使用条件によって異なります。プロジェク トの実施においては、想定する使用条件毎に技 術開発課題の詳細を決定していく計画です。 また、本プロジェクトでは、発電コスト低減に つながる製造技術開発も含めて実施する予定 です。 以上 2
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