別紙 平成 27 年 3 月 13 日 株式会社トーエネック 「設備認定通知書」の

別紙
平成 27 年 3 月 13 日
株式会社トーエネック
「設備認定通知書」の改ざんおよび虚偽申請の概要
1.再生可能エネルギーの固定価格買取制度に関わる設備認定について
当社は、太陽光発電設備の設置において、再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき、
電子申請サイトまたは書面にて管轄する地方経済産業局へ設備認定の申請を行い、設備認定通
知書が交付されます。
交付された設備認定通知書は、電力販売申込み時に電力会社へ提出され、買取期間、買取単
価が決定されます。
当社はこれまで、太陽光発電設備の設置においては、設備認定申請業務、電力申込業務を担
当者に任せ、上長の確認機能が働かない業務プロセスとなっておりました。
2.これまでの経緯について
1)本件発生までの経緯
平成26年3月17日
担当者は、設備認定を申請することを失念していたことに気付き、
A邸の設備認定申請を電子申請サイトにて実施した。
平成26年3月18日
担当者は、中部電力に対して、A邸の設備認定通知書を添付し忘れ
3.設備認定通知書の改ざん内容について
改ざんの方法は、電子申請サイトから設備認定通知書をプリントアウトしました。
プリントアウトした設備認定通知書の交付日および認定日が「4月」となっていたところに
「3」を上から貼り付け、コピーをとり、改ざんしました。
同様の方法で、合せて2件の改ざんを行いました。
なお、電子申請サイト上の認定日の改ざんは行っておりません。
【設備認定通知書とは】
固定価格買取制度にて電気を販売するために、発電設備が法令で定める要件に適合し
ているか国において確認するもので、その結果、要件に適合している場合にそれを証
する書面として設備認定通知書が交付されます。
設備認定の申請は、電子申請サイトから行うものと書面で行うものがあります。発電
設備容量が 50kW 未満の設備では、電子申請サイトからプリントアウトを行います。
発電設備容量が 50kW 以上の設備は、郵送にて設備認定通知書が交付されます。
たことにして、電力受給契約の申込みを行った。
平成26年3月30日
担当者は、設備認定を申請することを失念していたことに気付き、
B邸の設備認定申請を電子申請サイトにて実施した。
平成26年3月31日
担当者は、中部電力に対して、B邸の設備認定通知書を添付し忘れ
たことにして、電力受給契約の申込みを行った。
平成26年4月17日
A・B邸の設備認定がなされた。
平成26年4月28日
担当者は、中部電力からA邸の設備認定通知書が未提出である旨の
連絡を受けたことから、交付日および認定日を改ざんしたうえで、
中部電力にファックス送信した。
平成26年5月21日
担当者は、中部電力からB邸の設備認定通知書が未提出である旨の
連絡を受けたことから、交付日および認定日を改ざんしたうえで、
中部電力にファックス送信した。
2)本件事象が発覚した経緯
平成27年2月27日
改ざん対象物件2件名にかかる電力受給契約の申込み時に添付され
ていた設備認定通知書記載の認定日(平成26年3月17日)と、
経済産業省データによる認定日(平成26年4月17日)とが相違
しているとして、中部電力から指摘を受ける。
平成27年3月4日
担当者が改ざん対象物件2件名にかかる設備認定通知書の交付日お
よび認定日を改ざんしたことを上長に申し出た。
4.虚偽申請の内容について
改ざんした設備認定通知書を用い、中部電力に対する電力受給契約の申込み時に「設備認定
通知書」を添付忘れとし、後日提出するとして申込みをしました。
これにより、買取単価が、本来であれば平成 26 年度に適用される 37 円/kWh となるところ
を、平成 25 年度に適用される 38 円/kWh となりました。
5.全社調査の概要について
本事案発覚日から、本店から全社に調査指示し、各部署長、各営業所長を調査責任者として、
250名体制で電力会社に申請した全取引約 2,600 件の調査を致しました。
1)調査方法
①電子申請サイトで申請した物件の調査
以下4項目のいずれかに該当するかによって、適正な買取単価が設定されているかを確
認しました。
a 電子申請サイトで確認できる設備認定通知書の認定日(以下「ウェブ認定日」といいま
す。)と、当社に保管されている設備認定通知書の認定日が一致しているもの。
b ウェブ認定日が、電力会社への申込書の申請日以前のもの。
(この場合、電力会社への申込日で買取単価が決定するため、適正な買取単価が設定さ
れる。)
c 当該物件の受注日、設備認定の認定日および引渡日が同一年度内のもの。
(受注からお客さまへの引き渡しが同一年度内であることから、買取単価の変更は発生
しない。)
d ウェブ認定日を確認し、前年度の買取単価が設定されていないもの。
(改ざんは前年度の高い単価を適用する目的で行うため、単価操作のための改ざんは発
生しておらず、適正な単価が設定されたと考えられる。
)
②書類で申請した物件(電子申請サイト以外の申請物件)について
以下3項目のいずれかに該当するかによって、適正な買取単価が設定されているかを確
認しました。
a 当該物件の受注日、設備認定の認定日および引渡日が同一年度内のもの。
b 設置先に保管している設備認定通知書(本票)の認定日と、当社保管の設備認定通知書
(写)の認定日とが一致しているもの。
c 設置先が保管している設備認定通知書(本票)記載の認定日を確認し、前年度の買取単
価が設定されていないもの。
2)調査結果
今回判明した 2 件名以外の当社施工の太陽光発電設備については、適正な設備認定通知書
で申請していることを確認しました。
6.事案発生の背景および原因について
① 太陽光発電設備の申請は受注した担当者に任せており、組織として担当者の申請手続き
などの業務プロセスの確認ができていませんでした。そのため、申請処理の忘れなどを
把握することができず、本件の発生を防ぐことができませんでした。
② 電子申請サイトによる設備認定手続の際に、申請結果を受信するために電子メールアド
レスを登録しますが、それを個人に付与されたアドレスとしていたため、組織的なチェ
ックが働きませんでした。
7.再発防止策について
再発防止策は以下のとおり実施します。
① 太陽光発電設備にかかる地方経済産業局や電力会社への申請手続きの業務プロセスを変
更し、上司と別の担当者でチェックすることとします。
② 業務プロセスを変更し、処理漏れを防止します。
受注からの工程を一覧で把握するよう業務プロセスを変更し、工程管理の見える化を図
ることで、申請手続きなどの漏れ、遅れを発生させないようにします。
③ 設備認定結果の共有化をします。
事業場共通の電子メールアドレスを新たに設け、設備認定を電子申請する際に登録する
メールアドレスをそれに統一することで、担当者全員で申請結果を共有することで不正
を起こさせないようにします。
④ コンプライアンス教育を再徹底し、コンプライアンスに則って行動する企業風土を醸成
してまいります。
以上