新旧対照表 第6編[PDF:279KB]

第6編 原子力災害対策編
節
1
節
名
原子力災害対策計画
頁
1441
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
1 計画作成の趣旨
1 計画作成の趣旨
(1)・(2) 〔略〕
(1)・(2) 〔略〕
(3) 計画の性格及び修正
(3) 計画の性格及び修正
〔略〕
〔略〕
〔前略〕本計画に的確に反映させていくものとする。
〔前略〕本計画に的確に反映させていく。
(4) 計画の対象とする災害
(4) 計画の対象とする災害
長野県内には、原子力事業所が存在せず、また、他県にある原子力事業所に関する「原
長野県内には、原子力事業所が存在せず、また、他県にある原子力事業所に関する「予
子力災害対策を重点的に実施すべき区域」
(原子力事業所からおおむね30㎞圏)にも県の
防的防護措置を準備する区域(原子力事業所からおおむね半径5㎞)
」及び「緊急時防護
地域は含まれないが、東日本大震災における原子力災害では放射性物質が原子力災害対策
措置を準備する区域(原子力事業所からおおむね30㎞)
」にも県の地域は含まれないが、
を重点的に実施すべき区域より広範囲に拡散し、住民生活や産業に甚大な被害をもたらし
東日本大震災における原子力災害では放射性物質が緊急時防護措置を準備する区域より
ている。
広範囲に拡散し、住民生活や産業に甚大な被害をもたらしている。
〔以下略〕
3
災害応急対策
1445
〔以下略〕
1 情報の収集及び連絡体制の整備
1 情報の収集及び連絡体制の整備
(1) 新潟県、静岡県等に立地する原子力発電所で警戒事態(原子力災害対策指針に基づく警
戒事態をいう。以下同じ。
)
、施設敷地緊急事態(原子力災害対策指針に基づく施設敷地緊
急事態をいう。以下同じ。
)又は全面緊急事態(原子力災害対策指針に基づく全面緊急事
態をいう。以下同じ。
)が発生した場合、県は、国、所在県、隣接県及び原子力事業者か
ら情報を収集するとともに、必要に応じて随時市町村、防災関係機関に連絡する。
(1) 〔略〕
(2) 〔略〕
(2) 〔略〕
(3) 〔略〕
(4) 県及び市は、必要に応じ情報連絡のための通信手段を確保する。
〔以下略〕
1446
〔以下略〕
○原子力緊急事態宣言後
○原子力緊急事態宣言後
〔図中〕
〔図中〕
原子力安全・
原子力規制委員会
保安院
3
災害応急対策
1447
6 住民等への的確な情報伝達
6 住民等への的確な情報伝達
(1) 住民等への情報伝達活動
(1) 住民等への情報伝達活動
ア 〔略〕
ア 〔略〕
情報提供及び広報に当たっては、災害時要援護者、
〔後略〕
情報提供及び広報に当たっては、要配慮者、
〔後略〕
〔以下略〕
〔以下略〕
87
節
3
節
名
災害応急対策
頁
1447
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
7 屋内退避、避難誘導等の防護活動
7 屋内退避、避難誘導等の防護活動
(1) 屋内退避及び避難誘導
(1) 屋内退避及び避難誘導
ア 〔略〕
ア 〔略〕
(ア)防災行政無線、各地区放送(区内放送)
、コミュニティテレビ等による広報活動
(ア)防災行政無線、各地区放送(区内放送)
、コミュニティテレビ、メールマガジン配
信サービス等による広報活動
〔以下略〕
1448
〔以下略〕
イ 〔略〕
イ 〔略〕
(ア)〔略〕
(ア)〔略〕
(イ)避難誘導に当たっては、災害時要援護者とその付添人の避難を優先する。特に放射
(イ)避難誘導に当たっては要配慮者とその付添人の避難を優先する。特に放射線の影響
線の影響を受けやすい妊婦、児童、乳幼児に配慮する。
を受けやすい妊婦、児童、乳幼児に配慮する。
(ウ)・(エ)〔略〕
(ウ)・(エ)〔略〕
なお、
「原子力施設等の防災対策について(平成22年8月改訂)
」で示されている屋内
退避及び避難等に関する指標は次の表のとおり。
なお、
「原子力災害対策指針(平成24年10月31日)
」で示されている屋内退避及び避難
等に関する指標は次の表のとおり。
屋外にいる場合に予想される被ばく線量
基準の概要
予想線量(単位:mSv)
・放射性ヨウ素による甲
状腺の等価線量
外部被ばくに
・ウランによる骨表面又
よる実効線量
は肺の等価線量
防 護 対 策 の 内 容
地表面からの放射線、再浮遊し
500μSv/h(地上1m
数時間内を目途に区
た放射性物質の吸入、不注意な経
で計測した場合の空
域を特定し、避難等を
口摂取による被ばく影響を防止す
間放射線量率*2)
実施。
(移動が困難な者
るため、住民等を数時間内に避難
の一時屋内退避を含
表面又は肺の等価線量
や屋内退避等させるための基準
む)
100~500
その際、窓等を閉め気密性に配慮する
こと。
住民は、指示に従いコンクリート建家
50以上
防護措置の概要
・プルトニウムによる骨
住民は、自宅等の屋内へ退避すること。
10~50
初期設定値*1
500以上
地表面からの放射線、再浮遊し
20μSv/h(地上1m
1日内を目途に区域
た放射性物質の吸入、不注意な経
で計測した場合の空
を特定し、地域生産物
口摂取による被ばく影響を防止す
間放射線量率)
の摂取を制限するとと
*3
の屋内に退避するか、又は避難するこ
るため、地域生産物 の摂取を制限
もに1週間程度内に一
と。
するとともに、住民等を1週間程
時移転を実施。
度内に一時移転*4させるための基
準
*1 「初期設定値」とは、緊急事態当初に用いる値であり、地上沈着した放射性核種
組成が明確になった時点で必要な場合には改定される。
*2 実際の適用に当たっては、空間放射線量率計測機器の設置場所における線量率と
地上1mでの線量率との差異を考慮して、判断基準の値を補正する必要がある。
88
節
3
節
名
災害応急対策
頁
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
1448
*3 「地域生産物」とは、放出された放射性物質により直接汚染される野外で生産さ
れた食品であって、数週間以内に消費されるもの(例えば野菜、該当地域の牧草を
食べた牛の乳)をいう。
*4 「一時移転」とは、緊急の避難が必要な場合と比較して空間放射線量率は低い地
域ではあるが、日常生活を継続した場合の無用の被ばくを低減するため、一定期間
のうちに当該地域から離れるために実施する措置をいう。
1449
9 飲料水・飲食物の摂取制限等
9 飲料水・飲食物の摂取制限等
(1) 飲料水、飲食物の摂取制限
(1) 飲料水、飲食物の摂取制限
ア 〔略〕
ア 〔略〕
イ 〔前略〕汚染飲食物の摂取制限等必要な措置を行う。
イ 〔前略〕汚染飲食物の摂取制限等必要な措置をとる。
(2) 農林畜産物の採取及び出荷制限
(2) 農林畜産物の採取及び出荷制限
ア 〔略〕
ア 〔略〕
イ 〔前略〕出荷制限等必要な措置を行う。
イ 〔前略〕出荷制限等必要な措置をとる。
(3) 飲食物摂取制限に関する指標
対
象
(3) 飲食物摂取制限に関する指標
放射性ヨウ素(混合核種の代表核種:I-131)
対
象
飲料水
300ベクレル/キログラム以上
飲料水
牛乳・乳製品
(乳児は100ベクレル/キログラム以上)
牛乳・乳製品
野菜類(根菜・芋類を除く。
)
2,000ベクレル/キログラム以上
野菜類(根菜・芋類を除く。)
穀類、肉、卵、魚、その他
(
「原子力施設等の防災対策について(平成 22 年8月改訂)
」
、厚生労働省通知より)
〔以下略〕
1450
300ベクレル/キログラム以上
2,000ベクレル/キログラム以上
(
「原子力災害対策指針(平成 24 年 10 月 31 日)
」より)
〔以下略〕
10 県外からの避難者の受入れ活動
10 県外からの避難者の受入れ活動
(1) 避難者の受入れ
(1) 避難者の受入れ
ア 緊急的な一時受入れ
ア 緊急的な一時受入れ
〔前略〕なお、受入れに当たっては、災害時要援護者及びその家族を優先する。
1451
放射性ヨウ素
〔前略〕なお、受入れに当たっては、要配慮者及びその家族を優先する。
イ 〔略〕
イ 〔略〕
ウ 中期的(6か月から2年程度)な避難者の受入れ
ウ 中期的な避難者の受入れ
(ア)〔略〕
(ア)〔略〕
(イ)民間賃貸住宅を市が借り上げ、2年間を限度に応急仮設住宅として提供する。
(イ)民間賃貸住宅を市が借り上げ、応急仮設住宅として提供する。
〔以下略〕
〔以下略〕
89