私と簿記会計の出会いは当時通っていた“パンの専門学校”での特別講義がきっかけでした。当時、 慶応大学を卒業した後の将来を思い描くことができず、手に職をつけようと思い趣味で作っていたパン の専門学校に入りました。そこで羽渕先生が特別講義で来られた「簿記4級」の講義で簿記会計の貴重 な基礎からの手ほどきを受け、一瞬で簿記の世界に魅了されました。パン屋を目指していた私が全く違 う世界の公認会計士を目指すことになる、正に運命の出会いだったと思います。 簿記に興味を持った私は日商簿記検定 2 級から全経 1 級、日商 1 級、全経 上級と矢継ぎ早に合格し、自らの自信を深め、感銘を受けた羽渕先生の指導 を受けようと決心し、先生がいる城西大学大学院経営学研究科への進学を決 めました。いわゆるダブルスクールの魅力の一つと言われている様々な情報 を得ることはできませんでしたが、羽渕先生の持っている情報はどれも貴重 で、むしろ情報に振り回されることなく集中できて良かったと思っています。入学後は先生が指導して いる MBA 会計研究会(私たちは早朝勉強会と呼んでいます)に休むことなく出席し、そこで多くの学部 生と共に勉強に励みました。今年度学部 4 年生ながら公認会計士短答式試験に合格をした荒井君や税理 士試験 2 科目合格をした飯島君も共に勉強した仲間です。 合格までの過程では不安がつきることはありませんでしたが、無我夢中ながらも先生を信じついてい くことで落ち着いて勉強に取り組むことが出来ました。趣味でサックスをしているのですが、バンドメ ンバーとの練習や親しい友人と出かけるなど良い気分転換をすることもでき、勉強に集中することが出 来ました。試験が終われば温泉旅行に行きたいなと思っています。 勉強をしていた 17 号館(経営学部棟)は落ち着く雰囲気と勉強に集中でき る環境があり、大学院では学部生の時には感じなかった先生方との親近感も あり試験に向けての勉強はとても集中することができました。城西大学は日 曜日や夜遅くまで図書館が利用できるのでとても助かりました。また、早朝 勉強会で朝早くから教室が利用できるのも今までになかった環境だったの ですごくいい大学だなと思いました。大学院では留学生も多く、日本を客観的に世界から捉えることが できたり、彼らの働くということへの意欲、たくましさを学ぶことができたのは貴重な経験でした。 大学院卒業後の進路では先生の勧めもあり東京大学の博士課程進学も考えましたが、城西大学に残り、 羽渕先生の研究科に残ろうと思っています。 まずは、今年の夏にある残りの論文式試験合格を目指し、一段と集中して勉強をしていきたいと思っ ています。また、このような勉強する機会を与えてくれた両親を始め先生方や大学関係者の方々に感謝 するとともに、無事に合格をすることで恩返しができたらと思います。
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