日立市議会基本条例(素案)に寄せられたご意見の内容及び市議会の考え方 ○募集期間 ○提出者数及び意見件数 ○寄せられた御意見の内容及び市議会の考え方 № 1 意見 番号 1 項目 番号 1 ○ 1 ○ 2 該当箇所 第4章 第10条 市民参加及び市民との連 携 第3条 2 3 平成27年1月20日(火)から平成27年2月5日(木) 17日間 提出者 8名(回収箱投かん 7名、電子メール 1名) 意見件数 22件 下記のとおり 寄せられた意見の内容 市議会の考え方 日立市コミュニティ推進会は40周年を迎え、その 果たしている役割、責任はますます大きなものがあ ります。私は、市議会が各コミュニティから上がる いくつかの重要な問題を議会の中で聞き、市政に生 かすことが市民と議会の発展的な在り方であると思 います。各コミュニティ推進会は大きな力を蓄えて きました。その力を生かしてこそ日立市の新たな展 望が拓けるものと思います。 市民の意見を…市政に反映させる…とありますが、 具体的にどのような場で、どう実行するかが不明で ある。対話の場が必要と考えます。 ・第2項において、広聴活動及び市民との意見交換 に関する規定を設けました。解説の中でも触れたと おり、市政全般について意見交換を行う場を設けて、 市政に生かせるよう取り組むこととしております。 具体的には、第12条に規定した議会報告会など を通じて、コミュニティの皆様との意見交換及び意 見の聴取を実施していけるものと考えています。 具体策が見えない。 2 ○ 第10条 -1- ・第7条に規定したとおり、市民の代表としての日 頃の議員活動はもちろんのこと、第10条第2項に は市民との意見交換を、そしてその具体策として第 12条に議会報告会を規定しました。 これらを通じて、市民の意見把握に努め、市政に 反映できるよう取り組んでまいります。 ・第1項に規定した情報公開の具体策としては、第 4項に規定した議会だよりや議会ホームページ、さ らにはケーブルテレビ、FMラジオ、インターネッ トを活用した取組を更に充実させていきます。 ・第2項に規定した広聴活動及び市民との意見交換 の具体策としては、第12条に規定した議会報告会 を想定しています。 1 ○ 第7条(3) 5 1 ○ 第4条(1) 6 2 ○ 第6条(2) 3 ○ 第7条(2) (3) (4) 第10条(1) (4) 第12条(1) (2) 4 3 4 7 ・第3項に規定した請願・陳情の審査、参考人から の意見聴取、公聴会の開催については、地方自治法 の規定に基づき日立市議会会議規則で手続き等が定 められており、必要に応じて適宜実施していきたい と考えています。 (議員は)一部の団体及び地域の代表にとどまらず、 ・市議会は、選挙で選ばれた議員による集合体で、 市民全体の福祉の向上……とありますが、議員は日 市民に代わって日立市の意思を決定する機関です。 立市全体から選出されており、地域割して選出され 個々の議員は、何人の指図を受けることなく、自 ている訳でもなく、個別の団体の代表として選出さ 己の信念に基づき行動しますが、それぞれ応援する れているのでもない。 個人、支援する団体があることも事実です。 ……にとどまらず、という表現は、一部の団体や地 選挙で選ばれた議員は、市政全体を見据えて行動 域の代表としていることを認めたうえで、さらに市 することになりますが、全市民の福祉の向上のため 民全体のことを考えなさいという意味になる。 に活動する決意をここで示しています。 はっきりと、 (議員は)一部の団体や地域の代表とし このようなことから、 「……にとどまらず」という てではなく、市民全体の……と表現すべきではない 表現を用いています。 でしょうか。 定例会年4回を年6回(2ケ月/1回)にして、問 ・市長が招集する定例会は、現在の年4回が適当で 題解決に努める。 あると考えています。必要に応じて臨時会を開催す ることができることから、議員から開催を請求する ことなども含め、適切に運用していきます。 日立市議会災害対応規程の制定を早急に決めて、大 ・議会基本条例の制定作業と並行して、災害等が発 規模な災害発生に備える。 生した場合の議会の対応を定める日立市議会災害対 応規程を策定中です。条例の制定と同時に公表でき るよう努めます。 一部の市民の意見でなく、多くの市民の「声」を聞 ・市民の声を聴く場として、第12条に規定した議 会報告会が重要であると考えています。この議会報 く。 告会の開催場所や回数を工夫して、できるだけ多く の市民に参加していただき、意見を聴取できるよう 努めます。 なお、議会基本条例の制定作業と並行して、議会 報告会の開催時期や回数、会議の流れなどを定める 日立市議会報告会開催規程を策定中です。条例の制 定と同時に公表できるよう努めます。 -2- 4 ○ 8 第7条(2) (3) (4) 第10条(1) (4) 第12条(1) (2) 健常者だけでなく、障害者も含めた市民全体の福祉 向上のために活動する。 市民に対して、議会活動の説明責任の場を増やすこ と。 5 ○ 9 4 第7条(2) (3) (4) 第10条(1) (4) 第12条(1) (2) 10 6 ○ 全般 11 1 ○ 全般 12 2 ○ 全般 全般に「日立市議会」しか記されてないのは当たり 前であるが、東日本大震災の被災者支援も必要不可 欠と思います。 各交流センター内に検討委員会的なものをつくり、 意見の集約、提言等を行ってはどうか。 基本条例、規則、細則等を1冊にまとめ、保存版と して希望者に配布してはいただけないだろうか。 5 13 3 ○ 第17条 議員研修の充実に努める……とあるが、趣旨、解説 だけでは、具体的な活動が不明であり、分からない ので、関連として規則、細則が知りたい。 -3- ・各条項に規定した市民とは、健常者や障害者を区 別するものではなく、広い意味として捉えています。 よって、この条例では広い意味での市民福祉の向 上を目指し、各条項を定めています。 ・議会活動を説明する場として、議会報告会が重要 であると考えています。この議会報告会の開催場所 や回数を工夫して、できるだけ多くの市民に参加し ていただき、意見を聴取できるよう努めます。 なお、議会基本条例の制定作業と並行して、議会 報告会の開催時期や回数、会議の流れなどを定める 日立市議会報告会開催規程を策定中です。条例の制 定と同時に公表できるよう努めます。 また、既に取り組んでいる議会だよりや議会ホー ムページ、ケーブルテレビ、FMラジオ及びインタ ーネットなどを活用した議会活動の広報の充実に努 めてまいります。 ・本条例では、東日本大震災の被災者も含めた広い 意味での市民を対象として捉えています。 被災者支援の必要性は十分認識しておりますが、 本条例制定の場ではなく、市政全体の課題として受 け止めさせていただき、今後の議論の参考とさせて いただきます。 ・各交流センターの運営に関わることであると考え ますので、担当部局に御意見をお伝えします。 ・条例制定後には、議会ホームページ内で関係規定 も含めて閲覧できるようにするほか、支所等への冊 子の配置を検討いたします。 ・第7条第2号に規定したとおり、議員個人が自己 の研さんを図ることは、議員の責務でありますが、 地方分権の進展の中で、議会全体の資質の向上は必 須であると考えています。 14 4 ○ 第21条 15 1 ○ 第21条 第21条の第3項で、……定めているとなっている が、実はその定めを知りたいので、保存版が必要な のです。 議員の活動費各地で問題になっていますが、日立市 の場合はどのようになっていますか。 明朗な決裁を願います。 6 2 ○ 16 17 7 1 ○ 第3章 議員の活動原則 等 第7条(2)(3)(4) に関わる全般 「議員活動実態の上申」 【趣旨】本条規定原則 地震、津波の避難場所が遠く、高齢者には避難出来 ない人もいるので、近くて利用出来る場所の整備を お願いします。 議員一人々の活動を的確に市民に知らすべき義務表 示 ① 年度別に議員一人々が、市民からどのような意 見をくみ上げ、把握し、調査政策提言に尽力し たかを報告義務とする。 ② 議員一人々が、自らの資質研鑚レベルを発表す る。 ③ 議員一人々が、年度活動目標を報告義務とする。 ④ 議員一人々の議会活動報告義務の推進「議会で の議員全員活動の説明責任」を義務化する。 以上の4件を議員全員の義務表示とし、日立市がホ ームページにて公表する。 -4- 議員研修に係る規則等は定めておりませんが、こ こでは時宜を捉えて、時節にあった議員研修を行う ことを定めています。 ・第3項の中で規定している日立市議会政務活動費 の交付に関する条例は、既に制定済みのものであり、 日立市のホームページから検索して閲覧することが 可能となっております。今後は他の議会関連例規を 含め、議会ホームページからも閲覧できるよう検討 してまいります。 なお、本市議会における政務活動費は、日立市議 会政務活動費の交付に関する条例施行規則において 使途基準を細かく定め、領収書の添付を義務付ける など、適正に運用しております。 今後も引き続き、適正な運用に努めてまいります。 ・防災に関わる重要な御意見でありますので、担当 部局にお伝えします。 ・議会は、議員の集合体ではありますが、個々の議 員活動は、自己の信念に基づき行われていることか ら、その活動について一律の基準で評価することは 適当でないと考えています。 また、個々の活動は、個人で作成している広報紙 やホームページなどで報告している現状が適切であ ると考えます。 なお、議会全体としては、今後、議会報告会を通 じて、市民意見の集約や結果の報告を行う予定とし ております。 18 1 ○ 19 2 ○ 8 20 21 22 3 ○ 最初にはっきり言います。役立つ提案や考え方は市 政に採り入れる姿勢が必要です。分かりやすく、断 言調で述べる点はご理解願います。単に聞き置くだ けなら、意見募集しても無意味、意見募集の余分な 費用を掛けるのはやめることです。市政向上のため 以下を提案します。 1.基本条例案は議員個々人の討議を経て制定した ものですか。会派代表者で討議・審議したものであ れば、条例の真意や必要性をよく知る議員の考え方 を無視した条例になります。条例の真の目的を理解 した議員の白熱の討議を経て、制定して欲しい。 2.会派では、声の大な(音量ではない)者の意見 が罷り通ります。平易に言い「ボス政治」は避けて 欲しい。議員間の白熱の討議が設定できる条例にし て欲しい。企業在籍者の多さも気になる。 3.議会報告会の詳細を示してないのは遺憾、議会 報告会の指針程度は盛り込む必要があると思う。こ ういう場があってこそ、市民の意見が生きると思う。 議員より、社会や各種経営・運営を知っている市民 は多数いるはずです。(企業経験者が大切) 4.市長と市議会、市長と市民、市議会と市民の緊 張関係を生む仕組み作りが大切、この点を盛り込ん だ基本条例にして欲しい。 4 ○ 5 ○ 5.日立市は各種仕組み、その他、相当数が周回遅 れと思え、緊急性と緊張感を持ち対処して欲しい。 余談だが、市民活動が自立しておらず、市が任意団 体等を多く抱え税の無駄遣いは不適切です。 -5- ・議会基本条例の制定については、会派から2名ず つ選出された議員(8名)で構成する議会運営委員 会での議論を中心に進めています。 本市議会では、平成24年6月から2年9箇月を かけて、延べ44回にわたり議会活性化の議論を進 め、 「議会基本条例の制定」を含む19項目について 推進してまいりました。 その中でも、議会基本条例の条項等に関する具体 的な検討を行う委員会を16回開催し、委員間の活 発な議論とともに、議論の後は各会派の意見も集約 するなど全議員の関わりの中で進めてきました。 このような経過を踏まえて策定していることか ら、一部の議員だけの意見を取りまとめたものでは なく、議員個々の意見は十分に反映されているもの と考えています。 ・議会基本条例の制定作業と並行して、議会報告会 の開催時期や回数、会議の流れなどを定める日立市 議会報告会開催規程を策定中です。条例の制定と同 時に公表できるよう努めます。 ・第4章(第10条 ~第12条)及び第5章(第1 3条及び第14条)において、市民と議会の関係、 議会と市長等との関係を定めています。これらの条 項の中で、市民との意見交換や市長等に政策形成過 程の説明を詳細に求めることを規定しており、これ らを実現することで、緊張関係を保つことができる ものと考えています。 ・市政全体への御意見として受け止めさせていただ き、今後の議論の参考とさせていただきます。
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