リニア中央新幹線は 環境に影響大 ──共産党国会議員と市議団が立て坑予定地を調査 2月5日、 日本共産党町田市議団は、 リニア中央新幹線の非常口 (立て坑)建設予定地を、党国会 議員団リニア中央新幹線問題プロジェクトチームのたつみコータロー事務局長・参議院議員、 もとむら 伸子衆議院議員とともに視察、 調査しました。 それに先立ち、 町田市と意見交換をおこない、 調査後は 和光大学ポプリホール鶴川で「リニア中央新幹線学習懇談会」 を開催しました。 リニア新幹線の町田市通過延長は約10km で、 小山町の一部区間を除き、 大深度地下(40m よりも深いところ) を通ります。市内には、 3カ所の 至品川駅 至橋本駅 非常口 (立て坑) が建設予定、 約10年間にわたり 工事がおこなわれます。 地下トンネルを掘った際に出る土砂搬出の影 響、 トンネルの真上に住む方や立て坑周辺に住む 方への影響など、 不安の声が寄せられています。 上小山田町予定地 この場所は市有地で、 現況は起伏のある 原っぱ、隣は病院です。 さくらの名所である 尾根緑道の近くにあり、 「憩いの場である尾 根緑道は土砂搬出のトラックの通行をやめ てほしい」 という声が上がっています。 また、 慢性的な渋滞がある多摩境通り (堺2000 号線) を大型車両が通る可能性があり、町 田市も 「別のルートを検討されたい」 と意見 しています。地域的に、農業をされている方 も多く、井戸水や地下水の心配の声があり ます。 小野路町予定地 立て坑建設予定地の青山学 院大学グラウンド周辺は、障がい 者施設、 高齢者施設、 病院、 野津 田公園が近接する場所です。都 内で最も多い、 250万㎥の土砂 搬出がおこなわれ、 大型トラックは 一日最大788台とされています。 これ以外にも、重機や資材の搬 入、労働者の移動などで多数の 小野路町立て坑予定地を視察する共産党市議団と国会議員 車両が、 交通量の少ない静かな場所を出入りすることになります。福祉施設の関係 者からは、 「利用者に影響が出る」 と不安の声が上がっています。 また、 土砂から基 準値を超えるヒ素が検出されています。 片平・能ヶ谷予定地 現地を視察する辰巳孝太郎参院議員(右端)、本村 伸子衆院議員(その隣) と共産党市議団 町田市議団ニュース 2015年3月号 予定地は、町田市と川崎市の境で、 日本政策投資銀行が所有する 「鶴川総合 運動場」です。周辺は、鶴川平和台住宅、小学校や学童保育クラブなどがあり地 元住民の方々からは、 「トラックは通ってほしくない」 という声が上がっています。JR 東海の計画では、 大型車両が一日最大143台とされています。 しかもJR東海は、 町田市内の説明会では「川崎市側に接続道路を造るので、 町 田市側は通さない」 と言いながら、 川崎市内の説明会では「町田市側も通す」 と住 民を欺く二枚舌の説明をしていることは重大な問題です。 発行●日本共産党町田市議団 町田市森野 2-2-22 電話 042-724-4030 FAX 042-724-4042 メール [email protected] 日本共産党町田市議団 検索
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