suitoru doma EOMkenkyuShiryou2/doma070807 暑い夏でも、家の床下空間が冷たいことを知る人は多いと思 います。この地中から伝わる土間冷熱を利用して、どのくらい の涼しさを得られるでしょうか? 設計に利用できるような定量 的データが見受けられないので実験をはじめました。 ●土間冷熱吸い取り実験 (1)地中から伝わる土間冷熱量を想定する 土間の仮定条件は、材質:コンクリート150t+地中1m、温 度:地中23℃・土間表面27℃・空気冷却2℃。熱伝導の速さと バランスする想定冷却空気量は7.5m3/(h・m2)となります。こ の数値が実験計画やデータ考察のたたき台になります。 (2)予備実験 …たたき台7.5m3/(h・m2)はいい感じ 写真1∼4のように小規模な実験装置を製作しました。場所 は事務所建物1階(約260m2・全面土間コンクリート)の一部。 土間冷熱吸い取りは空気式で、吸い込む周囲空気を土間冷熱 で冷却する実験システム。比較として、露出する土間面温度、 断熱材敷きの土間面温度を測定しました。 図1が予備実験結果。断熱材敷き土間温は約25℃、露出土 間温は26∼26.7℃で安定。土間冷熱吸い取りは夜間運転し、 出口温度はおよそ26℃で冷却温度は1∼2℃。 吸い取り面の 土間温度は、風量”大:45m3/h”運転すると出口温度26℃に近 い温度で平衡状態、風量”中:30m3/h”でも時間はかかるが出 口温度に近い温度になり、風量”小15m3/h”になると運転によ る温度上昇が抑えられ、地中から伝わる冷熱とバランスしてい る様子。風量15m3/hは単位風量9.3m3/(h・m2)で想定7.5から 吸い取り空気出口 Φ100 1階床面(合板27t) 2100×1350mm×450H 側面断熱材15t スカート断熱材40t 吸い取り用 シロッコファン 写真1.土間冷熱吸い取り実験 全景 全幅チャンバ (冷熱吸取面900×1800mm) 写真3.ダクト接続部 吸い取り空気入口 φ100 断熱材40t敷き 土間温 露出土間温 (黒色テープ止め) 写真2.吸い取り空気入口側 写真4.土間温度測定 遠くない。これで実験の当たりがつきました。今後、本実 験に取りかかります。 土間涼熱吸い取り実験in長鶴 図1.土間冷熱吸い取り 予備実験結果 温度[℃] 33 屋外空気温度 32 31 周囲空気温度 30 吸取入口空気温度 29 28 27 26 25 吸取出口空気温度 24 露出土間面温度 23 吸取通気の土間面温度(1/2L) …色塗り部分は通気下の土間面温度が上昇 断熱材敷き土間面温度 22 実験装置準備> 21 風量30m3/h 18∼翌6時 ファン運転:風量45m3/h 16:20∼翌日9:55 風量15m3/h 18∼翌6時 風量30m3/h 18∼翌6時 風量15m3/h 18∼翌6時 20 0 6 12 8/1 18 0 6 株式会社 Ecological Oeder Made 12 8/2 18 ホームページ 0 6 12 8/3 18 0 6 12 8/4 18 http://www.sunQeom.com/ Eメールアドレス 〒435-0031静岡県浜松市東区長鶴町158-1 0 6 12 8/5 18 [email protected] Tel.053-464-8970 Fax.053-464-8971
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