平成27年３月５日国営みちのく杜の湖畔公園 Michinoku Lakewood N.G.P NEWS RELEASE 高さ約4M 巨大わら人形の神様「鹿島様」～みちのく公園に災厄退散の神様がやってきます～このたびみちのく公園ふるさと村では、秋田県湯沢市に古くから伝わる災厄退散の巨大なわら人形の神様「鹿島様」を1年間にわたり展示いたします。「鹿島様」は、昔から村の入口に立ちはだかって、目に見えない病気や災い、そして自然災害の侵入から村を守る守護神としてまつられてきました。先人達の災厄に対する思いを伝える「鹿島様」を多くの方にご覧いただければと存じます。 3月11日（水）より南地区「ふるさと村」にて公開開始後援:秋田県湯沢市、製作協力:秋田県湯沢市岩崎地区末広町内会のみなさん秋田県湯沢市岩崎城址千年公園内の設置状況ニュースリリース配信先：宮城県政記者クラブ・仙台市政記者クラブ・東北電力記者クラブ・仙南記者クラブ山形県政記者クラブ・山形市政記者クラブ・福島県政記者クラブ・福島市政記者クラブお問い合わせ先国営みちのく杜の湖畔公園みちのく公園管理センター担当／内海・神谷・藤本・佐藤〒989-1505 宮城県柴田郡川崎町大字小野字二本松53-9 TEL：0224-84-5991 FAX：0224-84-5992 【“わら人形の神様”とは】この巨大なわら人形の神様は、地域によって「鹿島様」、「しょうき様」、「におう様」、「にんぎょう様」などと呼ばれています。東北地方ではとくに秋田県を中心に、村境の守護神としてまつられています。村の入口の道端に、年間を通して立ちはだかり、さまざまな災いや自然災害、病気などの侵入を防ぐ守り神です。 4メートル前後の巨大な物などもあり、全身をわらで作られる物、木像などもあります。【“鹿島様”とは】秋田県には湯沢市岩崎地区の他にも各地に「鹿島様」と呼ばれるわら人形があります。一説によると、秋田藩主の佐竹氏が旧支配地の茨城の鹿嶋の地より「鹿島信仰」を伴ってきたともいわれています。また、江戸時代の旅行家であり、民俗学者であった菅江真澄は、江戸期におきた秋田大地震に際して、地震を封じる神として鹿島信仰が盛んになったいう説を述べています。【湯沢市岩崎地区の鹿島様】今回展示するのは、秋田県湯沢市岩崎地区に伝わる三体のわら人形のうち、末広町のみなさんの御協力により製作した物です。高さは約4メートルもある迫力あるわら人形です。岩崎地区の鹿島様は国立民俗博物館や遠くアメリカでも展示されました。参考資料:神野善治著「人形道祖神」