上野中学校だより 第18号 平成27年3月4日 http://www.ueno-j.aichi-c.ed.jp 3年生を送る会(2月26日) 「頑張れ 第 68 回卒業生」 卒業生に贈る① 『雨にも負けず』 3か年皆勤賞 上中賞 生徒会出し物 PTA会長 3年生代表 お礼の言葉 前同窓会長 お世話になった 先生からのメッセージ See you again. アーチで見送られて 宮沢賢治 雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち 慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている 一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ あらゆることを 自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず 野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて 東に病気の子供あれば 行って看病してやり 西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い 南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい 北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい 日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず そういうものに わたしはなりたい 卒業生に贈る② 『卒業式』 谷川俊太郎 『ニューヨーク大学リハビリセンターの 壁に書かれたある無名戦士の詩』 ひろげたままじゃ持ちにくいから きみはそれをまるめてしまう まるめたままじゃつまらないから きみはそれをのぞいてみる 大きな事を成し遂げるために 強さを与えてほしいと神に求めたのに 謙遜を学ぶように 弱さを授かった 小さな丸い穴のむこう 笑っているいじめっ子 知らん顔の女の子 光っている先生のはげあたま まわっている春の太陽 そしてそれらのもっとむこう きみは見る 星雲のようにこんとんとして しかもまぶしいもの 教科書には決してのっていず 蛍の光で照らしても 窓の雪ですかしてみても 正体をあらわさない そのくせきみをどこまでも いざなうもの 卒業証書の望遠鏡でのぞく 君の『未来』 偉大なことができるようにと 健康を求めたのに よりよきことをするようにと 病気を賜った 幸せになろうとして 富を求めたのに 賢明であるようにと 貧困を授かった 世の人々の称賛を得ようとして 力と成功を求めたのに 得意にならないようにと 失敗を授かった 人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに あらゆるものをいつくしむために 人生を授かった 求めたものは 一つとして与えられなかったが 願いはすべて聞き届けられた 私はもっとも豊かに祝福されたのだ いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は, まず立ち上がり, 歩き,走り,登り, 踊ることを 学ばなければならない。 その過程を飛ばして飛ぶことはできないのだ。 哲学者 ニーチェの言葉 『子育て四訓』 日本時事評論より 乳児はしっかり 幼児は肌を離せ 少年は手を離せ 青年は目を離せ 肌を離すな 手を離すな 目を離すな 心を離すな
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