スターティア(3393) - スターティア株式会社 Startia, Inc.

URL: www.walden.co.jp
文責: 室谷吉行
E-mail: [email protected]
電話番号:03 (3553) 3769
スターティア(3393)
連結通期
(百万円)
FY03/2013
FY03/2014
FY03/2015会予
FY03/2014
FY03/2015会予
連 結 3四 半 期 累 計
(百万円)
1Q-3Q FY03/2014
1Q-3Q FY03/2015
1Q-3Q FY03/2015
連結四半期
(百万円)
1Q FY03/2015
2Q FY03/2015
3Q FY03/2015
4Q FY03/2015会予
1Q FY03/2015
2Q FY03/2015
3Q FY03/2015
4Q FY03/2015会予
出所:会社データ、弊社計算
1.0
売上高
前年比
前年比
前年比
営業利益
6,640
656
655
8,167
829
856
9,248
840
866
23.0%
26.5%
30.6%
13.2%
1.3%
1.2%
売上高
営業利益 経常利益
5,585
6,066
8.6%
売上高
前年比
前年比
前年比
前年比
経常利益
364
295
(18.8%)
営業利益
1,911
2,134
2,020
3,181
10.6%
9.2%
6.2%
23.3%
6
247
41
544
(2.3%)
(66.8%)
16.8%
純利益
391
432
433
10.5%
0.2%
純利益
388
407
4.7%
経常利益
231
284
22.9%
純利益
18
302
86
458
15.4%
(41.4%)
(1.8%)
38
199
46
148
25.4%
(46.1%)
(26.0%)
EPS
DPS
BPS
(円) (円) (円)
78.6
7.9
605.7
85.5
15.0
689.7
85.5
20.0
EPS
DPS
BPS
(円) (円) (円)
EPS
DPS
BPS
(円) (円) (円)
-
エグゼクティブサマリー(2015 年 3 月 4 日)
おとくラインから光コラボへ
中小・中堅企業を主要顧客としてIT関連のトータルソリューションを提供するスターティアは、中長期に着実
な利益成長を達成する見通しである。同社の中期経営計画においては、2017 年 3 月期に対して経常利益 1,400
百万円が見込まれている。2014 年 3 月期を起点とした場合、CAGRで増益率 17.8%が達成されることになる。
ただし、短期的には、ホスティングサービスにおけるセキュリティ強化などに起因する先行投資負担が発生して
いることに加えて、一時的な損益調整要因が発生している。例えば、2015 年 3 月中旬より、NTT東日本及び
NTT西日本が同社を含む第二種電気通信事業に「フレッツ光」を卸す光コラボレーション(光コラボ)が開始
される。同社は、これを好機と捉えて、積極的に光コラボの拡販に注力していきたいとしている。一方、これに
よって代替されるのは、ソフトバンクテレコム株式会社が提供する旧来からのメタル回線を用いた電話サービス
であるおとくラインの回線接続受付接続である。2015 年 3 月期第 3 四半期の同社においては、おとくラインか
ら光コラボに向けての端境期であっことが減益要因のひとつになった模様である。
2015 年 3 月期第 3 四半期累計期間は、売上高 6,066 百万円(前年同期比 8.6%増)、営業利益 295 百万円(18.8%
減)、経常利益 407 百万円(4.7%増)での着地となった。営業利益が前年同期に対して 68 百万円減少したこと
になるが、ここでは、第 3 四半期における一時的な損益悪化が大きな影響を及ぼした。第 3 四半期に限っては、
売上高 2,020 百万円(6.2%増)、営業利益 41 百万円(66.8%減、84 百万円減)での着地である。おとくライン、
1
ホスティングサービス、自社開発の電子ブック作成ソフトに関して、売上総利益が前年同期に対して一定水準以
上に及んで調整したことが大きく影響している。おとくラインに関しては、先述の通り、光コラボに向けての端
境期であったことから売上高が伸び悩んだ。ホスティングサービスに関しては、セキュリティ強化に向けての費
用負担が増加した。また、自社開発の電子ブック作成ソフトに関しては、営業人員を自社開発のAR(Augmented
Reality、拡張現実)コンテンツ作成ソフトの拡販に振り向けたため、売上高が調整した。一方、第 3 四半期累
計期間の経常利益が前年同期に対して増加したことに関しては、オフィスファシリティ関連事業を展開する同社
の持分法適用関連会社である株式会社MACオフィス(出資比率 38.6%)及び株式会社アーバンプラン(34.2%)
の損益が大きく向上したことが寄与した。これを主因として、営業外損益では、持分法による投資利益 43 百万
円(27 百万円増)が達成された。
2015 年 3 月期に対する当初の会社予想は据え置かれている。売上高 9,248 百万円(前年比 13.2%増)、営業利益
840 百万円(1.3%増)、経常利益 866 百万円(1.2%増)の見込みである。人材を含む積極的な先行投資を実行
すると同時に、アジア地域を含む販売拠点を拡充させつつクロスセル及びアップセル(重ね売り)に注力してい
る同社においては、短期的にも中長期的にも持続的かつ着実な増収が達成される見通しである。一方、ホスティ
ングサービスにおけるセキュリティ強化に関しては、2015 年 3 月期に対して費用拠出 170 百万円(120 百万円
増)、2016 年 3 月期に対して費用拠出 100 百万円(70 百万円減)が見込まれている。一方、2015 年 3 月期に対
して経常利益 866 百万円(9 百万円増)が見込まれていることに鑑みれば、ここでの先行投資が同社の短期的な
損益動向に大きな影響を与えることが確認できよう。また、同社が経常利益 1,400 百万円を計画する 2017 年 3
月期に向けては、ホスティングサービスにおけるセキュリティ強化に向けての費用拠出が一巡する一方、セキュ
リティ強化の完了に起因するホスティングサービスにおける増収も期待できよう。
IR窓口:経営企画室(03 5339 2162 [email protected])
2
2.0 会社概要
IT関連のトータルソリューションを提供
商号
スターティア株式会社
Web サイト
IR情報
株価情報
設立年月日
1996 年 2 月 21 日
上場年月日
2005 年 12 月 20 日:東京証券取引所マザーズ(証券コード:3393)
2014 年 2 月 28 日:東証証券取引所 1 部
資本金
824 百万円(2014 年 12 月末)
発行済株式数
5,120,200 株、自己株内数 22,225 株(2014 年 12 月末)
特色

政令指定都市に所在する中小・中堅企業が主要顧客

電子ブック作成ソフト、ARコンテンツ作成ソフトを自社開発

アジア地域での事業展開を開始
事業内容
Ⅰ.ウェブソリューション(WS)関連事業
Ⅱ.ネットワークソリューション(NS)関連事業
Ⅲ.ビジネスソリューション(BS)関連事業
代表者
代表取締役社長 本郷秀之
主要株主
本郷秀之 43.5%、日本トラスティ・サービス信託銀行 6.4%、財賀明 6.2%(2014 年 9 月末)
本社
東京都新宿区
従業員数
連結 552 名、単体 405 名(2014 年 12 月末)
3
出所:会社データ
3.0 業績推移
2015 年 3 月期第 3 四半期累計期間
2015 年 3 月期第 3 四半期累計期間は、売上高 6,066 百万円(前年同期比 8.6%増)
、営業利益 295 百万円(18.8%
減)、経常利益 407 百万円(4.7%増)、純利益 284 百万円(22.9%増)での着地となった。通期会社予想に対す
る進捗率は、売上高で 65.6%、営業利益で 35.2%、経常利益で 47.0%、純利益で 65.8%と、売上高及び営業利益
での進捗率が低く留まった。2014 年 3 月期の実績との比較では、売上高の進捗率は 2.8%ポイント低く、営業利
益の進捗率は 8.7%ポイント低い。ただし、経常利益では 1.6%ポイント高いことに加えて、純利益では 12.1%
ポイントに及んで進捗率が高い。ここでは、オフィスファシリティ関連事業を展開する同社の持分法適用関連会
社の損益動向が当初の見通し以上に好調に推移していることが寄与している模様である。
また、第 3 四半期に限っては、売上高 2,020 百万円(6.2%増)、営業利益 41 百万円(66.8%減、84 百万円減)
での着地である。当初の会社予想との比較では、売上高で 435 百万円(17.7%)、営業利益で 172 百万円(80.8%)
の下振れである。同社によれば、第 3 四半期に入って、①おとくライン、②ネットワーク機器、③自社開発のA
R(Augmented Reality、拡張現実)コンテンツ作成ソフト、以上の売上高が当初の想定値に及んでまでは拡大
しなくなったとのことである。
売上高
ウェブソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
(百万円)
1,500
ネットワークソリューション関連事業
1,200
900
600
300
4Q FY03/2015
3Q FY03/2015
2Q FY03/2015
1Q FY03/2015
4Q FY03/2014
3Q FY03/2014
2Q FY03/2014
1Q FY03/2014
4Q FY03/2013
3Q FY03/2013
2Q FY03/2013
1Q FY03/2013
4Q FY03/2012
3Q FY03/2012
2Q FY03/2012
1Q FY03/2012
0
セグメント利益
ウェブソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
(百万円)
250
ネットワークソリューション関連事業
調整額
200
150
100
50
4
0
4Q FY03/2015
3Q FY03/2015
2Q FY03/2015
1Q FY03/2015
4Q FY03/2014
3Q FY03/2014
2Q FY03/2014
1Q FY03/2014
4Q FY03/2013
3Q FY03/2013
2Q FY03/2013
1Q FY03/2013
4Q FY03/2012
3Q FY03/2012
2Q FY03/2012
1Q FY03/2012
(50)
出所:会社データ、弊社計算
同社の事業は、ウェブソリューション(WS)関連事業、ネットワークソリューション(NS)関連事業、ビジ
ネスソリューション(BS)関連事業によって構成されている。第 3 四半期累計期間においては、以上の 3 事業
セグメントのすべてにおいて増収が達成された。一方、WS関連事業で減益、NS関連事業で大幅減益、BS関
連事業で増益となった。
WS関連事業は、売上高 1,381 百万円(4.5%増)、セグメント利益 141 百万円(3.7%減)での着地となった。
自社開発(100%連結子会社であるスターティアラボ株式会社が開発)のAR(Augmented Reality、拡張現実)
コンテンツ作成ソフトの売切り販売が前年同期に対して 40%以上に及ぶ増収となり、同事業セグメントにおけ
る売上総利益の増加に最も大きく寄与した。当該商材の新製品である「COCOAR2」が、新たに市場に投入(2014
年 5 月 22 日)されたことや新卒者を拡販に向けて大量に配置したことが寄与した。同社の顧客層においては、
これを用いた宣伝広告効果が高く評価されている。特に、印刷業界、出版業界に向けてのクロスセル及びアップ
セル(重ね売り)が拡大する傾向にあるとのことである。
ただし、第 3 四半期に入って、当初の会社予想の前提として期待されていたほどに新卒者などによる売上高に対
する寄与が拡大しない方向性が明らかになった。その結果、ARコンテンツ作成ソフトの売切り販売による売上
総利益は、当初の会社予想の前提との比較では、下振れた着地と成らざるを得なかった。一方、自社開発(100%
連結子会社であるスターティアラボ株式会社が開発)の電子ブック作成ソフト(ActiBook)に関しては、ARコ
ンテンツ作成ソフトの売切り販売の強化に向けて営業人員数が振り向けられていたため、減収となり、売上総利
益も減少した。
NS関連事業は、売上高 1,698 百万円(11.8%増)、セグメント利益 105 百万円(50.4%減)での着地となった。
売上総利益の動向に鑑みれば、ホスティングサービスにおける減益が同事業セグメントにおける損益に対して最
大のマイナス要因となった模様である。セキュリティ強化に向けての費用拠出の拡大が大きな影響を及ぼしてい
ると考えられる。一方、ネットワーク機器の売切り販売は、前年同期に対して 30%以上の増収となり、売上総
利益も大幅に拡大した。ただし、当初の会社予想において見込まれていたほどまでには、売上高も売上総利益も
拡大しなかったとのことである。
BS関連事業は、売上高 2,985 百万円(8.7%増)、セグメント利益 83 百万円(101.3%増)での着地となった。
MFP(multifunctional printer、複合機)の売切り販売の拡大が進捗した同時に、顧客に提供したMFPによ
るハードコピーの排出枚数に応じた課金収入が大きく拡大し、同事業セグメントの増益に大きく寄与した。ただ
し、一方では、おとくラインの減収・減益が当初の想定以上に拡大したことなどから、当初の想定値までには、
売上高及び売上総利益が拡大しなかった模様である。
5
損益計算書(四半期累計、四半期)
損益計算書
( 百万円)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等 / 税前利益
損益計算書
( 百万円)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等 / 税前利益
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2014
1,728
連結実績
2 Q累計
03/2014
3,684
連結実績
3 Q累計
03/2014
5,585
連結実績
4 Q累計
03/2014
8,167
連結実績
1Q
03/2015
1,911
連結実績
2 Q累計
03/2015
4,045
連結実績
3 Q累計
03/2015
6,066
連結実績
4 Q累計
03/2015
-
前年比
純増減
+480
918
810
826
(15)
(4)
(20)
8
(11)
2
(14)
+14.9%
46.9%
47.8%
(0.9%)
(1.2%)
(0.8%)
-
1,838
1,845
1,608
237
3
241
8
249
105
144
+19.2%
(13.9%)
(14.6%)
(13.4%)
50.1%
43.7%
6.5%
6.6%
3.9%
42.1%
2,799
2,786
2,422
364
24
388
6
394
163
231
+19.3%
+10.2%
+14.5%
+18.1%
49.9%
43.4%
6.5%
7.0%
4.2%
41.3%
3,922
4,245
3,415
829
26
856
(71)
784
352
432
+23.0%
+26.5%
+30.6%
+10.5%
52.0%
41.8%
10.2%
10.5%
5.3%
44.9%
1,006
904
898
6
12
18
54
72
34
38
+10.6%
47.3%
47.0%
0.3%
1.0%
2.0%
47.3%
2,028
2,016
1,762
253
66
320
55
376
138
237
+9.8%
+6.8%
+32.7%
+64.4%
49.8%
43.6%
6.3%
7.9%
5.9%
36.8%
3,095
2,970
2,674
295
111
407
57
464
179
284
+8.6%
(18.8%)
+4.7%
+22.9%
49.0%
44.1%
4.9%
6.7%
4.7%
38.7%
-
+295
+184
+252
(68)
+86
+18
+51
+69
+16
+53
(0.9%)
+0.7%
(1.6%)
(0.2%)
+0.5%
(2.6%)
連結実績
1Q
03/2014
1,728
918
810
826
(15)
(4)
(20)
8
(11)
2
(14)
+14.9%
46.9%
47.8%
(0.9%)
(1.2%)
(0.8%)
-
連結実績
2Q
03/2014
1,955
919
1,035
781
253
8
261
261
102
159
+23.2%
+39.1%
+32.8%
+29.4%
53.0%
40.0%
13.0%
13.4%
8.1%
39.2%
連結実績
3Q
03/2014
1,901
961
940
813
126
20
147
(2)
145
57
87
+19.5%
+132.1%
+160.5%
+197.4%
49.5%
42.8%
6.7%
7.7%
4.6%
39.9%
連結実績
4Q
03/2014
2,581
1,123
1,458
993
465
1
467
(77)
389
189
200
+31.9%
+43.1%
+47.9%
+2.8%
56.5%
38.5%
18.0%
18.1%
7.8%
48.6%
連結実績
1Q
03/2015
1,911
1,006
904
898
6
12
18
54
72
34
38
+10.6%
47.3%
47.0%
0.3%
1.0%
2.0%
47.3%
連結実績
2Q
03/2015
2,134
1,022
1,112
864
247
54
302
1
303
103
199
+9.2%
(2.3%)
+15.4%
+25.4%
52.1%
40.5%
11.6%
14.2%
9.3%
34.2%
連結実績
3Q
03/2015
2,020
1,066
953
911
41
44
86
2
88
41
46
+6.2%
(66.8%)
(41.4%)
(46.1%)
47.2%
45.1%
2.1%
4.3%
2.3%
46.7%
連結実績
4Q
03/2015
-
前年比
純増減
+118
+105
+13
+97
(84)
+23
(60)
+4
(56)
(16)
(40)
(2.2%)
+2.3%
(4.6%)
(3.5%)
(2.3%)
+6.9%
6
報告セグメント(四半期累計、四半期)
報告セグメント
( 百万円)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高( 前年比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高( 構成比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益
調整額
営業利益
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益( 前年比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益( 構成比)
報告セグメント
( 百万円)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高( 前年比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高( 構成比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益
調整額
営業利益
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益( 前年比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益( 構成比)
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2014
371
459
898
1,728
+24.7%
+9.6%
+14.1%
連結実績
2 Q累計
03/2014
861
980
1,842
3,684
+28.4%
+14.7%
+17.7%
連結実績
3 Q累計
03/2014
1,321
1,519
2,745
5,585
+32.4%
+16.2%
+15.5%
連結実績
4 Q累計
03/2014
1,943
2,160
4,063
8,167
+31.2%
+17.2%
+22.6%
連結実績
1Q
03/2015
401
558
952
1,911
+8.0%
+21.5%
+6.0%
連結実績
2 Q累計
03/2015
910
1,135
1,999
4,045
+5.8%
+15.8%
+8.5%
連結実績
3 Q累計
03/2015
1,381
1,698
2,985
6,066
+4.6%
+11.8%
+8.7%
連結実績
4 Q累計
03/2015
-
前年比
純増減
+60
+179
+240
+480
-
+14.9%
21.5%
26.6%
52.0%
100.0%
(29)
69
(42)
(3)
(12)
(15)
(17.8%)
-
+19.2%
23.4%
26.6%
50.0%
100.0%
79
157
26
262
(25)
237
+31.9%
(6.2%)
(60.9%)
(13.9%)
30.1%
59.9%
10.0%
100.0%
+19.3%
23.6%
27.2%
49.2%
100.0%
146
212
41
401
(36)
364
+164.7%
(14.9%)
(25.2%)
+10.2%
36.6%
53.0%
10.4%
100.0%
+23.0%
23.8%
26.4%
49.7%
100.0%
323
301
254
879
(49)
829
+95.2%
(16.8%)
+50.2%
+26.5%
36.7%
34.3%
29.0%
100.0%
+10.6%
21.0%
29.2%
49.8%
100.0%
0
60
(44)
15
(9)
6
(13.0%)
1.6%
384.3%
(285.9%)
100.0%
+9.8%
22.5%
28.1%
49.4%
100.0%
97
121
56
276
(22)
253
+23.6%
(22.9%)
+115.6%
+6.8%
35.5%
44.0%
20.5%
100.0%
+8.6%
22.8%
28.0%
49.2%
100.0%
141
105
83
330
(34)
295
(3.7%)
(50.4%)
+101.3%
(18.8%)
42.8%
31.9%
25.3%
100.0%
-
(5)
(107)
+42
(70)
+2
(68)
-
連結実績
1Q
03/2014
371
459
898
1,728
+24.7%
+9.6%
+14.1%
+14.9%
21.5%
26.6%
52.0%
100.0%
(29)
69
(42)
(3)
(12)
(15)
(17.8%)
-
連結実績
2Q
03/2014
489
521
944
1,955
+31.3%
+19.5%
+21.4%
+23.2%
25.0%
26.7%
48.3%
100.0%
108
88
68
266
(12)
253
+104.0%
+5.4%
+25.6%
連結実績
3Q
03/2014
460
538
903
1,901
+40.6%
+19.2%
+11.1%
+19.5%
24.2%
28.3%
47.5%
100.0%
67
55
15
138
(11)
126
(32.6%)
-
連結実績
4Q
03/2014
622
640
1,317
2,581
+28.6%
+19.5%
+40.7%
+31.9%
24.1%
24.8%
51.0%
100.0%
176
88
213
478
(12)
465
+60.1%
(21.3%)
+87.0%
連結実績
1Q
03/2015
401
558
952
1,911
+8.0%
+21.5%
+6.0%
+10.6%
21.0%
29.2%
49.8%
100.0%
0
60
(44)
15
(9)
6
(13.0%)
-
連結実績
2Q
03/2015
509
577
1,046
2,134
+4.1%
+10.8%
+10.9%
+9.2%
23.9%
27.1%
49.1%
100.0%
97
61
101
260
(12)
247
(10.4%)
(30.6%)
+47.5%
連結実績
3Q
03/2015
470
562
986
2,020
+2.3%
+4.5%
+9.2%
+6.2%
23.3%
27.9%
48.8%
100.0%
43
(16)
27
54
(12)
41
(35.8%)
+76.7%
連結実績
4Q
03/2015
-
前年比
純増減
+10
+24
+83
+118
(24)
(71)
+11
(83)
(1)
(84)
-
-
+39.1%
40.9%
33.2%
25.8%
100.0%
+132.1%
49.0%
39.9%
11.1%
100.0%
+43.1%
36.8%
18.6%
44.5%
100.0%
1.6%
384.3%
(285.9%)
100.0%
(2.3%)
37.5%
23.6%
38.9%
100.0%
(66.8%)
79.7%
(29.3%)
49.6%
100.0%
-
-
7
貸借対照表(四半期)
貸借対照表
(百万円)
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
流動資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産合計
固定資産
繰越資産
資産合計
支払手形及び買掛金
短期借入金
その他
流動負債
長期借入金
その他
固定負債
負債合計
株主資本
その他合計
純資産
負債純資産合計
自己資本
有利子負債
ネットデット
自己資本比率
ネットデットエクイティ比率
ROE(12ヶ月)
ROA(12ヶ月)
当座比率
流動比率
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2014
1,857
832
51
220
2,962
97
360
486
944
3
3,910
410
502
912
913
2,997
2,996
3,910
2,996
(1,857)
76.6%
(62.0%)
11.8%
14.9%
295%
325%
連結実績
2Q
03/2014
1,978
921
55
254
3,209
106
408
504
1,018
2
4,230
428
638
1,067
1,067
3,158
4
3,162
4,230
3,161
(1,978)
74.7%
(62.6%)
12.4%
15.3%
272%
301%
連結実績
3Q
03/2014
2,018
917
41
141
3,119
100
482
501
1,085
4,205
387
547
934
7
7
941
3,245
18
3,263
4,205
3,262
(2,018)
77.6%
(62.2%)
14.0%
17.8%
314%
334%
連結実績
4Q
03/2014
2,247
1,438
31
333
4,051
105
502
507
1,115
5,167
618
1,043
1,661
12
12
1,673
3,450
43
3,493
5,167
3,492
(2,247)
67.6%
(65.1%)
13.2%
18.1%
222%
244%
連結実績
1Q
03/2015
2,126
1,000
56
153
3,336
112
545
462
1,120
4,457
454
521
976
976
3,469
11
3,480
4,457
3,479
(2,126)
78.1%
(61.3%)
15.0%
21.4%
320%
342%
連結実績
2Q
03/2015
2,227
997
75
362
3,663
117
567
512
1,197
4,860
471
740
1,211
1,212
3,636
11
3,648
4,860
3,646
(2,227)
75.0%
(61.2%)
15.4%
20.6%
266%
302%
連結実績
3Q
03/2015
2,082
954
92
206
3,336
118
676
646
1,442
4,778
480
631
1,112
1,112
3,652
14
3,666
4,778
3,664
(2,082)
76.7%
(57.0%)
14.0%
19.5%
273%
300%
連結実績
4Q
03/2015
-
前年比
純増減
+64
+36
+50
+65
+217
+18
+193
+144
+356
+573
+93
+84
+178
(7)
(7)
+170
+406
(3)
+402
+573
+402
(64)
(0.9%)
+5.2%
(0.0%)
+1.7%
-
キャッシュフロー計算書(四半期累計、四半期)
キャッ シュ フロー計算書
(百万円)
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
営業活動C F+投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
キャッ シュ フロー計算書
(百万円)
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
営業活動C F+投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
03/2014
(24)
52
28
(32)
連結実績
2 Q累計
03/2014
126
21
148
(29)
連結実績
3 Q累計
03/2014
243
(64)
178
(29)
連結実績
4 Q累計
03/2014
638
(286)
352
(24)
連結実績
1Q
03/2015
4
(107)
(102)
(19)
連結実績
2 Q累計
03/2015
213
(146)
67
(51)
連結実績
3 Q累計
03/2015
370
(449)
(79)
(82)
連結実績
4 Q累計
03/2015
-
前年比
純増減
+127
(385)
(258)
(52)
連結実績
1Q
03/2014
(24)
52
連結実績
2Q
03/2014
151
(30)
連結実績
3Q
03/2014
116
(86)
連結実績
4Q
03/2014
395
(221)
連結実績
1Q
03/2015
4
(107)
連結実績
2Q
03/2015
208
(38)
連結実績
3Q
03/2015
156
(303)
連結実績
4Q
03/2015
-
前年比
純増減
+40
(217)
28
(32)
120
2
30
0
173
4
(102)
(19)
170
(31)
(146)
(30)
-
(176)
(30)
8
2015 年 3 月期会社予想及び実績値(四半期)
連結四半期
( 百万円)
1Q FY03/2015会予
1Q FY03/2015実績
連結四半期
( 百万円)
2Q FY03/2015会予
2Q FY03/2015実績
連結四半期
( 百万円)
3Q FY03/2015会予
3Q FY03/2015実績
連結四半期
( 百万円)
4Q FY03/2015会予
4Q FY03/2015会予
発表日
2014年 5月 21日
2014年 7月 31日
発表日
2014年 5月 21日
2014年 10月 31日
発表日
2014年 5月 21日
2015年 1月 30日
発表日
2014年 5月 21日
2015年 1月 30日
イベント
4Q決算説明会
1Q決算発表
増減額
増減率
イベント
4Q決算説明会
2Q決算発表
増減額
増減率
イベント
4Q決算説明会
3Q決算発表
増減額
増減率
イベント
4Q決算説明会
3Q決算発表
増減額
増減率
売上高
1,884
1,911
27
1.4%
売上高
2,261
2,134
(127)
(5.6%)
売上高
2,455
2,020
(435)
(17.7%)
売上高
2,648
3,181
533
20.1%
営業利益
(99)
6
105
営業利益
237
247
10
4.2%
営業利益
213
41
(172)
(80.8%)
営業利益
489
544
55
11.2%
経常利益
純利益
19
経常利益
38
純利益
302
経常利益
86
経常利益
-
199
純利益
46
純利益
-
出所:会社データ、弊社計算
9
2015 年 3 月期会社予想
2015 年 3 月期に対する当初の会社予想は据え置かれている。売上高 9,248 百万円(前年比 13.2%増)、営業利益
840 百万円(1.3%増)、経常利益 866 百万円(1.2%増)、純利益 433 百万円(0.2%増)の見込みである。1 株当
たり配当金に関しては、2014 年 3 月期の 15.00 円(配当性向 17.6%)に対して 5.00 円増配となる 20.00 円(配
当性向 23.4%)が見込まれている。
四半期売上高・営業利益率
売上高(百万円)
3,000
2,000
6.2%
16.6%
11.5%
3.4%
13.0%
6.7%
営業利益率(%)
18.0%
11.6%
30.0%
20.0%
10.0%
2.1%
0.3%
0.0%
18.5%
2,648 2,020 2,134 1,911 2,581 1,901 1,955 1,728 1,957 1,592 1,586 1,000
1,504 0.0%
0
(10.0%)
(20.0%)
4Q FY03/2015
3Q FY03/2015
2Q FY03/2015
1Q FY03/2015
4Q FY03/2014
3Q FY03/2014
2Q FY03/2014
1Q FY03/2014
4Q FY03/2013
3Q FY03/2013
2Q FY03/2013
1Q FY03/2013
(30.0%)
出所:会社データ、弊社計算
当初の会社予想においては、2015 年 3 月期に対して、1 株当たり配当金 8.55 円(配当性向 10.0%)が見込まれ
ていた。ただし、現状までに複数の段階を経て、上述の通り、1 株当たり配当金 20.00 円(配当性向 23.4%)が
予定されるに至っている。当初の会社予想においは、従来通り配当性向 10.0%を目途とした期末配当のみが予定
されていたものの、第 2 四半期末に通期配当予定の 3 分の 1 を目途とする配当を行う方針が打ち出されたのに引
き続いて、配当性向の目途が 10.0%から 15.0%にまで引き上げられた。更には、2015 年 2 月 20 日開催の取締
役会においては、同社が 2015 年 2 月 21 日をもって創業 20 周年目を迎えることを受けて、2015 年 3 月期末に
向けて記念配当 15.00 円を加算することが決定された。また、同時に、これが公表されている。同社は、以上の
配当政策の実施を通して、従来以上に株主への利益還元を充実させると同時に株主層の拡大などを積極的に図っ
ていきたいとしている。
1 株当たり配当金
第2四半期末 第4四半期末
(円)
2014年3月期実績
2015年3月期会社予想
2015年3月期会社予想
2015年3月期会社予想
2015年3月期会社予想
2015年3月期会社予想
(公表日)
2014年5月9日
2014年7月25日
2014年8月22日
2014年10月23日
2015年2月20日
出所:会社データ、弊社計算
0.00
0.00
2.85
4.28
5.00
5.00
15.00
8.55
5.70
8.55
7.83
15.00
通期
普通配当 記念配当 合計
8.55
6.45
15.00
8.55
0.00
8.55
8.55
0.00
8.55
12.83
0.00
12.83
12.83
0.00
12.83
12.83
7.17
20.00
通期EPS
85.50
85.51
85.51
85.51
85.51
85.51
配当性向
(普通配当)
10.0%
10.0%
10.0%
15.0%
15.0%
15.0%
配当性向
17.5%
10.0%
10.0%
15.0%
15.0%
23.4%
10
2014 年 3 月期末の同社の人員数 472 名に対して 2014 年 4 月の新卒採用者数 84 名と、新卒採用者数は、同社の
期末人員数の 17.8%にも及んだ。また、新卒採用者の研修に向けての注力を進めている同社は、研修を経て各部
署に新卒採用者を正式に配属するまでの期間を従来の 3 カ月間から 12 ヵ月間に延長する方針を打ち出し、これ
を実行してきた。ただし、先述のおとくラインから光コラボに向けての端境期の発生が各種の商材の販売のフッ
クとなるおとくラインの販売環境を大きく悪化させたことが影響してか、新卒社員の離職率が例年以上に大きく
なっているとのことである。同社によれば、これをひとつの要因として、2015 年 3 月期に対する会社予想で見
込まれているほどの売上高の達成はやや困難になりつつあるとのことである。しかしながら、新卒社員の人件費
が下振れた推移となっていることなどから、会社予想で見込まれている経常利益の達成の可能性は高いとのこと
である。
一方、上海及び台湾での海外売上高の拡大に向けての初期投資負担が発生している。上海では、現地の日系企業
の拠点に対して中国と日本国内を結ぶ『グローバルゲートウェイ』の構築に向けたネットワーク機器や通信イン
フラの提供を進めているとのことである。現状、これが同社における最大の海外事業となっているのだが、事業
セグメントとしては、ネットワークソリューション(NS)関連事業に含まれている。また、初期投資負担が大
きく、営業損失の計上が続いている模様である。一方、台湾では、電子ブック作成ソフト(ActiBook)の販売を
進めるため、2015 年 1 月に現地法人を設立したとのことである。
また、同社のビジネスモデルにおいては、第 4 四半期においてインセンティブ収入の発生が集中するなど、季節
要因が多く発生する。このため、四半期ベースでの売上高は、第 4 四半期に最も大きくなる一方、第 1 四半期に
最も小さくなる。一方、四半期ベースでの販売管理費の振れは限定的であるため、営業損益の振れは、売上高以
上に大きくなる。
11
2015 年 3 月期会社予想及び実績値(通期、半期)
連結通期
( 百万円)
FY03/2015会予
FY03/2015会予
FY03/2015会予
FY03/2015会予
FY03/2015会予
発表日
2014年 5月 9日
2014年 7月 31日
2014年 10月 23日
2014年 10月 31日
2015年 1月 30日
FY03/2015会予
FY03/2015会予
2014年 5月 9日
2015年 1月 30日
連結半期
( 百万円)
1Q-2Q FY03/2015会予
1Q-2Q FY03/2015会予
1Q-2Q FY03/2015会予
発表日
2014年 5月 9日
2014年 7月 31日
2014年 10月 23日
1Q-2Q FY03/2015実績
2014年 10月 31日
1Q-2Q FY03/2015会予
1Q-2Q FY03/2015実績
2014年 5月 9日
2014年 10月 31日
連結半期
( 百万円)
3Q-4Q FY03/2015会予
3Q-4Q FY03/2015会予
3Q-4Q FY03/2015会予
2014年 5月 9日
2014年 7月 31日
2014年 10月 23日
3Q-4Q FY03/2015会予
2014年 10月 31日
3Q-4Q FY03/2015会予
2015年 1月 30日
3Q-4Q FY03/2015会予
3Q-4Q FY03/2015会予
2014年 5月 9日
2015年 1月 30日
出所:会社データ、弊社計算
発表日
イベント
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
2Q決算発表
3Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
3Q決算発表
増減額
増減率
イベント
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
増減額
増減率
2Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
2Q決算発表
増減額
増減率
イベント
4Q決算発表
1Q決算発表
業績予想修正
増減額
増減率
2Q決算発表
増減額
増減率
3Q決算発表
増減額
増減率
4Q決算発表
3Q決算発表
増減額
増減率
売上高
9,248
9,248
9,248
9,248
9,248
0
0.0%
9,248
9,248
0
0.0%
売上高
4,145
4,145
4,045
(100)
(2.4%)
4,045
0
0.0%
4,145
4,045
(100)
(2.4%)
売上高
5,103
5,103
5,203
100
2.0%
5,203
0
0.0%
5,203
0
0.0%
5,103
5,203
100
2.0%
営業利益 経常利益
840
840
840
840
840
0
0.0%
840
840
0
0.0%
866
866
866
866
866
0
0.0%
866
866
0
0.0%
営業利益 経常利益
138
138
253
115
83.3%
253
0
0.0%
138
253
115
83.3%
138
138
320
182
131.9%
320
0
0.0%
138
320
182
131.9%
営業利益 経常利益
702
702
587
(115)
(16.4%)
587
0
0.0%
587
0
0.0%
702
587
(115)
(16.4%)
728
728
546
(182)
(25.0%)
546
0
0.0%
546
0
0.0%
728
546
(182)
(25.0%)
純利益
433
433
433
433
433
0
0.0%
433
433
0
0.0%
純利益
69
69
237
168
243.5%
237
0
0.0%
69
237
168
243.5%
純利益
364
364
196
(168)
(46.2%)
196
0
0.0%
196
0
0.0%
364
196
(168)
(46.2%)
12
中長期業績見通し
同社は、2015 年 3 月期から 2017 年 3 月期への 3 年間に向けて、CAGRにして 17.8%に及ぶ経常利益の成長
を計画している。2014 年 5 月 9 日に公表された同社の『2014 年度~2015 年度 2 ヵ年経常利益計画』によれば、
2015 年 3 月期及び 2016 年 3 月期の累計経常利益として 2,000 百万円を達成することが計画されている。2015
年 3 月期に対して経常利益 866 百万円(前年比 1.2%増)、2016 年 3 月期に対して経常利益 1,134 百万円(30.9%
増)である。更には、同社の『新・中期 3 ヵ年利益計画(2014 年 8 月 20 日発表)』においては、2017 年 3 月期
に対して経常利益 1,400 百万円(23.5%増)を計画していることが明らかにされた。
中長期業績見通し
売上高(百万円)
15,000
9.4%
7.0%
10,000
12.0%
9.4%
10.0%
8.0%
6,640 6.0%
5,084 4,000 3,354 経常利益率(%)
9,248 8,168 4.9%
5,000
経常利益(百万円)
10.5%
9.9%
4.0%
165 278 476 656 856 866 FY03/2010
FY03/2011
FY03/2012
FY03/2013
FY03/2014
FY03/2015
1,134 1,400 0
2.0%
0.0%
FY03/2016
FY03/2017
出所:会社データ、弊社計算
2014 年 3 月期から 2015 年 3 月期に向けての推移においては、経常利益率が 10.5%から 9.4%へと 1.1%ポイン
ト低下する。ここでは、ホスティングサービスにおけるセキュリティ強化に係る費用拠出の増加が大きく影響を
及ぼすと考えられる。当該費用拠出は、2014 年 3 月期において 50 百万円発生したのに引き続いて、2015 年 3
月期に向けて 170 百万円、2016 年 3 月期に向けて 100 百万円発生する見通しである。
同社の売上高に対する比率としては、2014 年 3 月期から 2015 年 3 月期に向けて 0.6%から 1.8%へと 1.2%ポイ
ント上昇することになる。即ち、2015 年 3 月期における経常利益率の 1.1%ポイント低下に対してホスティング
サービスにおけるセキュリティ強化に係る費用拠出の増加が 1.2%ポイントの低下要因となる。これに鑑みれば、
2015 年 3 月期における同社の経常利益率の低下は、ホスティングサービスにおけるセキュリティ強化に係る費
用拠出の増加によって説明されるともいえよう。また、2016 年 3 月期に向けては、ここでの費用拠出の減少が
同社の経常利益率をその分だけ引き上げると考えられる。
一方、2017 年 3 月期に向けては、2016 年 3 月期末に完了するホスティングサービスにおけるセキュリティ強化
に係る費用拠出の一巡、そして、セキュリティ強化の成果によって、ホスティングサービスでの増収・増益が促
される可能性が指摘できよう。
また、2010 年 3 月期に行われた事業の再編を経ている現在の同社の事業ポートフォリオは、中長期的な成長力
が高い事業によって構成されている度合いが大きい。例えば、自社開発(100%連結子会社であるスターティア
ラボ株式会社が開発)の電子ブック作成ソフト(ActiBook)に関しては、出版業界や新聞業界をはじめとする多
様な業界の大手法人に採用されてきた一方、従来からの主要顧客層である中小・中堅企業では、自社の Web サ
イトにおけるアプリケーションのサポートなども含めたかたちで導入されるケースが拡大してきた。
13
また、今後に向けては、自社開発(100%連結子会社であるスターティアラボ株式会社が開発)のAR(Augmented
Reality、拡張現実)コンテンツ作成ソフトが中長期的な同社の成長に最も大きく寄与する商材となることが期待
されている。同社としては、早急に当該市場におけるデファクトスタンダードを打ち立てたいとのことである。
ARコンテンツに基づくスキームは、その高い機能性などから、現状においてスマートフォンやタブレット端末
で利用されているQRコードに基づくスキームなどを代替していける可能性があるとされている。例えば、当該
商材である『COCOAR』を採用したバイク雑誌を発行する同社の顧客においては、その効用が高く評価されて
いる。即ち、広告宣伝効果を高めることに役立っているのだが、具体的には、同顧客が発行するバイク雑誌に掲
載されている広告主の商材であるバイクの拡販に寄与しているとのことである。
従来のQRコードに基づくスキームでは、雑誌の紙面上にあるマーカーに埋め込まれたデータを用いて特定のU
RLへのアクセスを促すに過ぎなかったのだが、ARコンテンツに基づくスキームでは、特定のアプリがスマー
トフォンなどにインストール済みであることを条件として、スマートフォンなどのカメラから得られる現実の画
像・動画と同社の顧客が希望・要望する特定の画像・動画などとを融合したかたちでの閲覧が可能になる。これ
が、「拡張現実」と呼ばれる所以である。上述の事例では、広告主の商材であるバイクの画像・動画と(スマー
トフォンなどのカメラから得られる)現実の画像・動画を、実際のエンジン音などの再生なども含めて全般的に
融合したかたちでスマートフォンなどの画面上で閲覧することが可能となる。これが、消費者に向けた今迄なか
った新たらしいアピール手法を生み出している。
4.0 ビジネスモデル
拡大するスターティアグループ
スターティア株式会社を中核とするスターティアグループは、中長期的な成長に向けてその業容を持続的に拡大
させ続けている。1996 年 2 月 21 日に設立された同社は、新宿に所在する東京本社に加えて、大阪支社、東東京
支店、横浜支店、名古屋支店、福岡支店、神戸営業所(2014 年 6 月営業開始)、そして、滝沢R&Dセンター
(2014 年 5 月設立)を運営している。
また、連結子会社としては、2009 年 4 月 1 日に設立されたスターティアラボ株式会社(出資比率 100%)、上
海思達典雅信息系統有限公司(中国、出資比率 100%、2013 年 3 月出資)、株式会社クロスチェック(出資比率
100%、2014 年 11 月出資)が挙げられる。関連会社としては、株式会社MACオフィス(出資比率 38.6%、2009
年 5 月出資)、株式会社アーバンプラン(出資比率 34.2%、2012 年 1 月出資)、西安思达典雅软件有限公司(中
国、出資比率 30.0%、2012 年 1 月登記完了)が挙げられる。また、同社は、馬數位科技股份有限公司(台湾、
持分法適用外)にも出資している。
更には、株式会社エーティーワークスとの業務・資本提携(2014 年 8 月 22 日公表)、日本PCサービス株式会
社との業務提携(2014 年 8 月 28 日公表)、株式会社カケハシプロモーションとの業務・資本提携(2014 年 9 月
30 日公表)、ネクスト・イット株式会社からの事業の譲受け(2014 年 10 月 23 日公表)と、同社は、国内及び
アジア地域での業容拡大に向けての営業拠点や研究開発拠点の新設などに加えて、人材やノウハウの獲得に向け
ての業務提携や出資を加速させる傾向にある。
14
従業員 300 人未満の企業へトータルなIT環境を提案
「社会のニーズとマーケットを見極め、人と企業の未来を創造し、優れた事業と人材を輩出するリーディングカ
ンパニーを目指す」。これを企業理念とする同社は、「従業員 300 人未満の企業へトータルなIT環境を提案」
することを事業内容としている。また、2015 年 2 月 21 日、同社は、創業 20 周年目を迎えるに当たって、新た
なスローガン「最先端を、人間らしく。」を掲げるに至っている。
従業員 300 人未満の企業においては、大手企業と同様に高度なIT環境を整備することが必須となりつつあるも
のの、社内に専門の管理部門を置く余裕がない場合が多い一方、大手システムインテグレーターやネットワーク
機器ディーラーは、従業員 300 人未満の企業に対して、その規模の小ささに鑑みて積極的な営業活動をしない方
向性にあるとのことである。これを逆手にとって、当該顧客層を中心として事業を展開するのが同社の事業の骨
子である。換言すれば、従業員 300 人未満の企業の情報システム部門の役割を同社が外注先として請け負ってい
るとも考えられよう。
従業員 300 人未満の事業所数(543 万社)及び地域別内訳
(千社)
1,346 関東地域
関西地域
2,520 九州地域
東海地域
743 その他
325 496 出所:総務省、平成 24 年経済センサス・活動調査
従業員 300 人未満の事業所数は全国で 543 万社とされている一方、同社はその半分弱を東京本社、大阪支社及び
福岡支社によってターゲット顧客層としてきた。それぞれ、関東地域(東京、神奈川、埼玉、千葉)、関西地域
(大阪、兵庫、京都)、九州地域(福岡、熊本、佐賀)が対象である。これらの既存地域においても未だ大きな
開拓余地がある一方、2011 年 10 月の名古屋支店の開設は、東海地域(愛知、岐阜、三重)での新規開拓を可能
とならしめたと同時に、同社のターゲット顧客層を市場規模である 543 万社の過半(291 万社)を占めるまでに
引き上げた。
また、2012 年 10 月の横浜支店開設は、関東地域内での営業エリア拡大に大きく寄与している。更には、これに
引き続いて、2013 年 4 月、東東京支店が開設された。東東京支店は、新卒者の研修を行うキャリアプロデュー
ス拠点としても活用されているとのことである。そして、2014 年 6 月、同社は、神戸営業所を開設するに至っ
ている。
15
同社の営業活動の特徴は、クロスセル及びアップセル(重ね売り)を基本として展開されているところである。
即ち、同社は、特定の商材やサービスを多数の顧客へ販売することを目指しているのではなく、複数の商材やサ
ービスを個々の顧客に対して販売し、また当該顧客との関係を中長期的にも継続・拡大させ、当該個別顧客に係
る売上高の絶対額を最大化することを目指している。全くの新規開拓においては、ソフトバンクテレコム株式会
社が提供する電話サービスであるおとくラインの回線接続受付接続などの特定の商材やサービスをフックとし
た口座開設から始めざるを得ない場合がほとんどであるが、ここでの新規口座開設を起点として、クロスセル及
びアップセル(重ね売り)を展開することに同社は注力している。
また、中長期的な顧客との安定したビジネス関係の構築に向けて同社が取り組んでいるのがストック売上高への
注力である。これは、商材やサービスの対価を実際の利用の度合いなどに応じて継続的に顧客から徴収する際に
発生する売上高に言及したものである。一方、これに対するのがフロー売上高であるが、これは、商材やサービ
スの売切り販売に言及したものである。直近の動向においては、ストック売上高の中核のひとつとされるホステ
ィングサービスの売上高が、セキュリティ強化の渦中にあるため、やや低迷しているものの、基本的には、フロ
ー売上高及びストック売上高の両方が堅調に推移している模様である。
フロー売上高、ストック売上高
フロー売上高(百万円)
10,000
71.3%
ストック売上高(百万円)
67.3%
66.3%
フロー比率(%)
68.2%
ストック比率(%)
67.4%
80.0%
60.0%
8,000
28.7%
32.7%
33.7%
31.8%
32.6%
40.0%
6,000
20.0%
4,000
0.0%
2,000
0
3,421 2,851 1,149 FY03/2011
1,664 6,233 5,572 4,399 2,240 2,595 (20.0%)
3,016 (40.0%)
(60.0%)
FY03/2012
FY03/2013
FY03/2014
FY03/2015
出所:会社データ、弊社計算
同社では、各領域の技術者を社内で豊富に取り揃えている一方、それらの技術者が各顧客に対して直接フェース
トゥフェースで対応しているため、顧客との物理的及び心理的な距離が狭められ、最適な商材やサービスを提供
することが可能とならしめられている。2015 年 3 月期第 3 四半期末の人員数 552 名は、営業 279 名(構成比
50.5%)、技術 171 名(40.0%)、管理 102 名(18.5%)から構成された。以上の数値に鑑みれば、技術人員数は
営業人員数に対して十分な水準を維持していると考えられる。一方、問い合わせ窓口や請求を一本化する戦略も
採用されているのだが、これは、顧客の囲い込みを促す役割を果たしているとのことである。また、以上のよう
な細やかなソリューションの提供をすることを目的として、同社は、各拠点から 60 分~90 分以内で移動できる
地域に所在する事業所を主要顧客層とするドミナントエリア戦略を採用している。
16
ウェブソリューション関連事業
ウェブソリューション関連事業を構成するのは、電子ブック関連事業及び Web 関連事業である。前者は、電子
ブック作成ソフトの開発、販売のことであり、後者は、電子ブック作成ソフトの Web サイトにおけるアプリケ
ーションのサポートのことである。2014 年 3 月期においては、前者が同セグメントの売上高の 4 分の 3 を占め
た一方、残る 4 分の 1 は後者によって占められた。また、2015 年 3 月期第 3 四半期累計期間においては、AR
コンテンツ作成ソフトが同事業セグメントの売上高の 40%近くを占めるに至った模様である。
ウェブソリューション関連事業:2014 年 3 月期
売上高構成比
売上総利益構成比
電子ブック関連
電子ブック関連
Web関連
Web関連
出所:会社データ、弊社計算
ネットワークソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業を構成するのは、主にネットワーク機器、ホスティングサービス、マネー
ジドゲートである。2014 年 3 月期においては、これらが同事業セグメントの売上高の 3 大構成要素となった。
また、ここでの同社は、ISPにも関与している。同事業セグメントの特徴は、ストック売上高が大きいことで
あり、同事業セグメントにおけるストック売上高構成は、50%前後に及んでいる模様である。
ネットワークソリューション関連事業:2014 年 3 月期
売上高構成比
出所:会社データ、弊社計算
売上総利益構成比
ISP
ISP
ネットワーク機器
ネットワーク機器
ホスティング
ホスティング
マネージドゲート
マネージドゲート
17
同事業セグメントの 3 大構成要素のひとつであるネットワーク機器とは、大手メーカーのルータなどのリース契
約を含む売切り販売のことである。これに対してマネージドゲートとは、同じルータなどを保守付きレンタルで
顧客に提供することを指している。ここでの同社は、単にルータのレンタルを行っているのではなく、24 時間
体制での保守付き(マネージド)でサービスを提供しているところが特徴である。また、ファイヤーウォールな
どの関連ソフトウェアも同様に同社はレンタルで顧客に提供しており、これに係る売上高もマネージドゲートの
売上高の構成要素となっている。
ホスティングサービスとは、同社が運用するサーバによるホスティングサービスのことである。ここには、自社
開発の「セキュア SAMBA」と呼ばれる独自のサービスの販売も含まれているが、その高い利便性が顧客に評価
され、採用件数が着実に拡大するに至っているとのことである。
「セキュア SAMBA」とは、社内にファイルサーバがあるのと同じ感覚で拠点間のファイル共有ができる同社独
自の SaaS 型オンラインストレージサービスである。例えば、MFP(multifunctional printer、複合機)で受
信したファックスをそのままハードコピーとして排出するのではなく、ここでのファイルサーバにデジタルデー
タとして保存しておき、都合のよいタイミングで都合のよい形式で閲覧することが可能とのことである。また、
ISPとは、インターネット回線サービスの販売のことである。
ビジネスソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業を構成するのは、主に、MFP(multifunctional printer、複合機)、おとく
ライン、カウンター及びビジネスフォンである。2014 年 3 月期においては、以上の 4 分野の売上高合計は、同
事業セグメントの売上高とほぼ合致している。また、ここでの同社は、マネージドテレフォニー、レンタルコピ
ー及び携帯インセンティブにも関与しているが、いずれもエクスポージャーは限定的である。
ビジネスソリューション関連事業:2014 年 3 月期
売上高構成比
売上総利益構成比
MFP
MFP
おとくライン
おとくライン
カウンター
カウンター
ビジネスフォン
ビジネスフォン
マネテレ
マネテレ
レンタルコピー
レンタルコピー
携帯インセンティブ
携帯インセンティブ
出所:会社データ、弊社計算
MFPとは、マルチベンダとして各種のMFPを売切り販売することである(リース契約を含む)。また、カウ
ンターとは、MFPなど顧客に提供した機器のレンタル、保守・メンテナンス料金のことだが、ハードコピーの
排出枚数に応じた課金収入がその主要構成要素となっている。
18
おとくラインとは、ソフトバンクテレコム株式会社が提供する電話サービスであるおとくラインの回線接続受付
接続に起因する売上高のことである。基本的には、相手側に顧客を紹介してサービスの採用を実行させることに
よって発生する口銭を獲得するのがここでのビジネスモデルであるが、将来的に同社の商材を購入する可能性が
高いと判断される顧客に関しては、スリムビリングと呼ばれる同社の課金システムを通して同社の顧客として当
該サービスにかかわる請求書が送付される仕組みが導入されている。
ビジネスフォンとは、ビジネスフォンの販売、備え付け工事、保守、メンテナンスのことである。また、マネー
ジドテレフォニーとは、保守付きのIPビジネスフォンのレンタル、レンタルコピーとは、MFPのレンタルの
ことであり、携帯インセンティブとは、携帯電話の販売に係るインセンティブのことである。
5.0 財務諸表
損益計算書
損益計算書
( 百万円)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
税金等調整前純利益
法人税等合計
純利益
売上高伸び率
営業利益伸び率
経常利益伸び率
純利益伸び率
売上総利益率
販管費売上高比率
営業利益率
経常利益率
純利益率
法人税等 / 税前利益
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
03/2010
3,353
連結実績
通期
03/2011
4,000
連結実績
通期
03/2012
5,084
連結実績
通期
03/2013
6,640
連結実績
通期
03/2014
8,167
連結会予
通期
03/2015
9,248
前年比
純増減
+1,080
1,386
1,966
1,806
160
4
164
(3)
160
45
115
(29.7%)
(33.8%)
(34.8%)
+22.5%
58.6%
53.9%
4.8%
4.9%
3.4%
28.4%
1,742
2,257
1,984
273
4
278
(20)
257
128
129
+19.3%
+70.8%
+68.7%
+12.3%
56.4%
49.6%
6.8%
7.0%
3.2%
49.8%
2,305
2,779
2,319
459
16
475
4
480
201
278
+27.1%
+68.0%
+71.1%
+115.2%
54.7%
45.6%
9.0%
9.4%
5.5%
42.0%
3,152
3,487
2,831
656
655
655
264
391
+30.6%
+42.9%
+37.8%
+40.4%
52.5%
42.6%
9.9%
9.9%
5.9%
40.3%
3,922
4,245
3,415
829
26
856
(71)
784
352
432
+23.0%
+26.5%
+30.6%
+10.5%
52.0%
41.8%
10.2%
10.5%
5.3%
44.9%
840
25
866
433
+13.2%
+1.3%
+1.2%
+0.2%
9.1%
9.4%
4.7%
-
+10
+9
+1
(1.1%)
(1.1%)
(0.6%)
-
19
報告セグメント
報告セグメント
( 百万円)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高( 前年比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
売上高( 構成比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益
調整額
営業利益
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益( 前年比)
ウェブソリューション関連事業
ネットワークソリューション関連事業
ビジネスソリューション関連事業
セグメント利益( 構成比)
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
03/2010
444
1,048
1,860
3,353
-
連結実績
通期
03/2011
701
1,225
2,073
4,000
+57.9%
+16.9%
+11.4%
連結実績
通期
03/2012
1,073
1,424
2,585
5,084
+53.1%
+16.3%
+24.7%
連結実績
通期
03/2013
1,482
1,843
3,314
6,640
+38.0%
+29.4%
+28.2%
連結実績
通期
03/2014
1,943
2,160
4,063
8,167
+31.2%
+17.2%
+22.6%
連結会予
通期
03/2015
2,202
2,567
4,479
9,248
+13.3%
+18.8%
+10.2%
前年比
純増減
+258
+406
+415
+1,080
-
(29.7%)
13.2%
31.3%
55.5%
100.0%
136
4
66
207
(47)
160
(33.8%)
65.9%
2.1%
32.0%
100.0%
+19.3%
17.5%
30.6%
51.8%
100.0%
113
109
69
292
(19)
273
(16.7%)
+5.2%
+70.8%
38.8%
37.3%
23.8%
100.0%
+27.1%
21.1%
28.0%
50.9%
100.0%
220
179
91
492
(33)
459
+94.3%
+64.5%
+31.7%
+68.0%
44.8%
36.5%
18.7%
100.0%
+30.6%
22.3%
27.8%
49.9%
100.0%
165
362
169
697
(41)
656
(25.1%)
+101.6%
+84.4%
+42.9%
23.7%
52.0%
24.3%
100.0%
+23.0%
23.8%
26.4%
49.7%
100.0%
323
301
254
879
(49)
829
+95.2%
(16.8%)
+50.2%
+26.5%
36.7%
34.3%
29.0%
100.0%
+13.2%
23.8%
27.8%
48.4%
100.0%
840
+1.3%
100.0%
+10
-
連結実績
通期
03/2013
566
(591)
(24)
(146)
連結実績
通期
03/2014
638
(286)
352
(24)
連結会予
通期
03/2015
-
前年比
純増減
-
キャッシュフロー計算書
キャッ シ ュ フロー計算書
(百万円)
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
営業活動C F+投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
03/2010
116
(140)
(24)
158
連結実績
通期
03/2011
410
(214)
196
597
連結実績
通期
03/2012
461
(240)
221
(186)
20
1 株当たりデータ
1株当たり データ
( 株式分割調整前)
( 円)
期末発行済株式数 (千株)
純利益 / EPS (千株)
期末自己株式数 (千株)
1株当たり純利益
(潜在株式調整後)
1株当たり純資産
1株当たり配当金
配当性向
1株当たり データ
( 株式分割調整後)
( 円)
株式分割ファクター
1株当たり純利益
1株当たり純資産
1株当たり配当金
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結会予
通期
03/2010
22
21
1
5,375.8
35,266.0
63,709.5
350.0
6.5%
通期
03/2011
4,953
4,401
0
29.4
28.6
484.4
5.0
17.0%
通期
03/2012
4,956
4,954
0
56.2
55.4
534.9
5.6
10.0%
通期
03/2013
5,012
4,975
0
78.6
77.2
605.7
7.9
10.0%
通期
03/2014
5,064
5,053
0
85.5
83.5
689.7
15.0
17.5%
通期
03/2015
85.5
20.0
23.4%
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結会予
通期
03/2010
200
26.9
318.5
1.8
通期
03/2011
1
29.4
484.4
5.0
通期
03/2012
1
56.2
534.9
5.6
通期
03/2013
1
78.6
605.7
7.9
通期
03/2014
1
85.5
689.7
15.0
通期
03/2015
-
前年比
純増減
-
連結実績
通期
03/2013
2,068
1,033
35
259
3,396
100
327
450
878
4
4,279
453
789
1,242
1,243
3,044
(8)
3,035
4,279
3,035
(2,068)
70.9%
(68.0%)
13.8%
16.3%
250%
273%
連結実績
通期
03/2014
2,247
1,438
31
333
4,051
105
502
507
1,115
5,167
618
1,043
1,661
12
12
1,673
3,450
43
3,493
5,167
3,492
(2,247)
67.6%
(65.1%)
13.2%
18.1%
222%
244%
連結会予
通期
03/2015
-
前年比
純増減
-
前年比
純増減
-
貸借対照表
貸借対照表
(百万円)
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
流動資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産合計
固定資産
繰越資産
資産合計
支払手形及び買掛金
短期借入金
その他
流動負債
長期借入金
その他
固定負債
負債合計
株主資本
その他合計
純資産
負債純資産合計
自己資本
有利子負債
ネットデット
自己資本比率
ネットデットエクイティ比率
ROE(12ヶ月)
ROA(12ヶ月)
当座比率
流動比率
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
通期
03/2010
1,216
604
15
168
2,004
64
199
274
538
2,543
247
299
340
886
293
293
1,179
1,362
1,363
2,543
1,363
592
(624)
53.6%
(45.8%)
8.8%
6.8%
205%
226%
連結実績
通期
03/2011
2,010
631
21
145
2,808
97
240
277
615
14
3,439
291
151
454
898
141
141
1,039
2,404
(4)
2,399
3,439
2,399
293
(1,716)
69.8%
(71.4%)
6.9%
9.3%
294%
313%
連結実績
通期
03/2012
2,055
837
25
173
3,092
108
258
309
676
9
3,777
354
141
631
1,126
1,126
2,658
(7)
2,650
3,777
2,650
141
(1,913)
70.1%
(72.0%)
11.0%
13.2%
257%
275%
21
6.0 その他の情報
東証 1 部に市場変更
2014 年 2 月 28 日、東証マザーズから東証 1 部への市場変更を遂げた同社は、1996 年 2 月 21 日、有限会社テ
レコムネットとして埼玉県所沢市で設立されている。往時の事業内容は、現在のビジネスソリューション関連事
業の内容に相当するものであった。2004 年 4 月には、スターティア株式会社への称号変更が行われ、2005 年 12
月には、東京証券取引所マザーズに上場となった。また、現在までに、ネットワークソリューション関連事業及
びウェブソリューション関連事業にも関与するに至っている。
同社のトップマネジメントは、創業者でありまた現代表取締役社長兼最高経営責任者の本郷秀之氏(1966 年生
まれ)である。本郷氏は、2015 年 3 月期第 2 四半期末時点で同社の発行済み株式数の 43.5%を保有する筆頭株
主である。同氏は、中長期的な成長に向けては、新卒者採用において優秀な人材をできるだけ多く確保すること
が重要であると考えている。また、これの実現に向けて、同氏は、自らのリソースをできるだけ多く配分してい
きたいとしている。
現状に至る経緯において、東証 1 部に市場変更されるに至った同社においては、より優秀な新卒者をより多く採
用できるようになる見通しである。また、同氏は、自らが同社のアジア戦略の陣頭指揮をすることも表明してお
り、これも同社の成長に大きく寄与する見通しである。
22
沿革
年月
事項
1996 年 2 月
資本金 300 万円にて有限会社テレコムネットとして埼玉県所沢市山口 3 丁目 2 番に設立
1996 年 10 月
商号を株式会社エヌディーテレコムに変更
1997 年 9 月
一般第二種電気通信事業届出を郵政省へ提出、受理を受ける[A-09-2462]
2000 年 1 月
ホスティングサービス「Digit@Link(デジタリンク)レンタルサーバー」を運営開始立
2002 年 5 月
新宿支店を出店
2002 年 11 月
大阪支店を出店
2004 年 4 月
商号をスターティア株式会社に変更
2005 年 12 月
東京証券取引所マザーズ上場
2006 年 7 月
福岡支店を出店
2007 年 4 月
大阪支店を大阪支社に改組
2007 年 7 月
ネットワーク機器レンタルサービス「マネージドゲート」を提供開始
2007 年 10 月
株式会社アレストより MFP 顧客及びカウンター事業譲受
2009 年 4 月
Web 制作、電子ブック作成ソフト、スターティアラボ株式会社を子会社として設立
2009 年 6 月
株式会社MACオフィスの第三者割当増資を引受け当社持分法適用関連会社となる
2009 年 7 月
2011 年 10 月
2011 年 10 月
2011 年 12 月
ファシリティ事業部門を簡易吸収分割の方法により分割し、
株式会社MACオフィスに承継
名古屋支店を出店
西安世维软件有限公司(中国)と合併契約を締結し、当社持分法適用関連会社となる
西安思达典雅软件有限公司(中国)を設立
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証をスターティアおよびスターテ
ィアラボにて取得
2012 年 1 月
株式会社アーバンプランの第三者割当増資を引き受け当社持分法適用関連会社となる
2012 年 10 月
横浜支店を出店
2013 年 1 月
連結子会社となる上海思達典雅信息系統有限公司(中国)を設立
2013 年 4 月
東東京支店を出店
2013 年 6 月
宏馬數位科技股份有限公司(台湾)と業務・資本提携契約を締結し、関連会社とする
2014 年 2 月
東京証券取引所市場第 1 部に市場変更
Disclaimer
ここでの情報は、ウォールデンリサーチジャパンが当該事業会社の発信する「IR情報」を中立的かつ専門的
な立場から要約して、レポート形式にまとめたものである。
「IR情報」とは、すなわち当該事業会社に係る①
弊社との個別取材の内容、②機関投資家向け説明会の内容、③適時開示情報、④ホームページの内容等である。
商号: 株式会社ウォールデンリサーチジャパン
本店所在地: 〒104-0032 東京都中央区八丁堀 4-12-4-1110 クイーンズパレス東京中央
URL: www.walden.co.jp
E-mail: [email protected]
電話番号:03 (3553) 3769
Copyright 2015 Walden Research Japan Incorporated
23