1 ※イギリス別紙 [資料 2 関連] 看護師免許の登録や管理、養成

※イギリス
別紙
[資料 2 関連]
看護師免許の登録や管理、養成カリキュラムの認定は、行政機関ではなく、法律に基づい
て設置された資格管理団体である看護・助産審議会(Nursing & Midwifery Council; NMC)
によって行われている。
※看護・助産審議会は、看護・助産令(Nursing & Midwifery Order2001)に基づいて、前身
組織の看護・助産・地域保健のための中央審議会(United Kingdom Central Council for
Nursing, Midwifery and Health Visiting; UKCC)を引き継ぐ形で、2002 年に設置された。
看護師が支払う登録・更新料で運営されている。
[資料 3 関連]
看護師・助産師の登録制度（2010 年改定）
1. 看護師部門 (Nurse part of the register)
1-1)1 部看護師/正看護師 (Sub-part 1)
成人看護師(Adult nurse)
精神看護師(Mental health nurse)
学習障害看護師(Learning disabilities nurse)
小児看護師(Children's nurse)
1-2)2 部看護師/准看護師 (Sub-part 2)
成人准看護師(Adult nurse)
精神准看護師(Mental health nurse)
学習障害准看護師(Learning disabilities nurse)
一般准看護師(General nurse)
熱傷准看護師(Fever nurse)
2. 助産師部門 (Midwife part of the register)
助産師(Midwife)
3. 専門公衆衛生看護師部門 (Specialist Community Public Health Nurse)
巡回看護師(Health visitor)
学校看護師(School nurse)
産業看護師(Occupational health nurse)
家族看護師(Family health nurse)
専門公衆衛生看護師(Specialist community public health nurse)
4. 看護師の資格取得後にそれぞれの専門教育を受けてから得ることができる資格
(Recordable qualifications)
処方看護師(Community Practitioner nurse prescriber)
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独立処方看護師(Nurse independent prescriber)
教育者(Lecture/Practice educator)
教員(Teacher)
専門プラクティショナー
専門成人看護プラクティショナー(Adult nursing)
専門精神看護プラクティショナー(Mental health nursing)
専門小児看護プラクティショナー(Children's nurs)
[資料 2,6,7 関連]
1. 看護・助産審議会は、イギリスを構成するイングランド、ウェールズ、スコットランド、
北アイルランドの４カ国で共通した看護・助産の基準を設けるため設置されている。
海外で教育を受けた看護師に対しては、書類審査の中で、自国の看護師資格証明や勤務先
の推薦状等の他、英語力の証明が必要である。（IELTS(各スコア 7.0 以上）その他、EU/EEA
連合と、それ以外の国で対応が異なる。
2．EU/EEA 連合
自国で受けた看護教育がイギリスでも認められるが、イギリスの看護教育に準じた基準を
満たしていることが条件となる。
基準とは、高校卒業修了を条件とした高等教育機関であり、フルタイムで最低３年のコー
ス、もしくは 4600 時間以上のカリキュラムであること。そのうち、少なくとも 2300 時間
は臨床研修があること。少なくとも３分の１（1533 時間）は理論の学習があること等。
3. その他の国
自国での看護教育とイギリスの看護教育のアカデミアクレジットとしての互換性がない。
そのため、看護・助産審議会の認可されている教育機関で実施されている海外で教育を受
けた看護師向けのプログラム（Overseas Nurses Programmes; ONP)を少なくとも 12 ヶ月す
る必要がある。過去 5 年間で臨床から離れているような候補者は、プログラムの必修は長
くなる。ONP の内容は、イギリスの看護制度、看護実践や倫理等、イギリスの医療現場に対
応できる知識と技術に焦点がおかれている。
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