Q. 注文業務の訂正を行う場合、確定注文および注文請けのメッセージの

Q. 注文業務の訂正を行う場合、確定注文および注文請けのメッセージの送信手順
はどのように行うべきでしょうか。
(回答)
注文業務の取消を行う場合は、実装規約 Ver.2.1 ad.6 の p.218 に記載のとおり、p.196
の「1.2 特殊処理のデータ交換手順」に従うこととなっており、以下のルールが適用さ
れます。
[1]データ処理 No.
は、確定注文の場合は、一連の確定注文メッセージ
の送信回数、注文請けの場合は、各確定注文メッセージに対して 1 から
始まる連番とする。
[9]訂正コード は 1:新規、または、3:取消 を使用する。(2:変更
は使用しない。)
注文請けの
[1179]帳票データチェック値
データ処理 No.
は、対応する確定注文の [1]
をセットする。1
確定注文の訂正の場合は、[9]訂正コード=1 を使用することになってい
る。[9]訂正コード=3 は注文書の撤回・取り消しの場合であり、[9]訂正
コード=3 の後に同一注文番号のメッセージを作成することはできない。
また、一般的な社内業務においては、注文の訂正を行う場合は訂正前の注文番号は変
更しないことが多いことから、以下では、注文番号を変更せずに訂正を行う方法につい
て解説します。
上記の前提の下で、確定注文の訂正を行う場合に推奨される送信手順を以下に示しま
す。
【確定注文の訂正を行う手順】
[1]データ処理 No.は、送信の都度、インクリメントされ、N 回目に確定注文を送信す
る場合、[1]データ処理 No.=N となります。N 回の確定注文に対して、複数の注文請け
を受信した場合、[1]データ処理 No.=N の確定注文および[1179]帳票データチェック値
=N の注文請けについてのみ、契約が成立したものと見做されます。(注:[1]データ
処理 No. =N の確定注文が送信された時点で、[1]データ処理 No.<N の確定注文は、契
約が成立していないと見做されます。)
なお、[1]データ処理 No.<N の確定注文および[1179]帳票データチェック値<N の注
文請けを取り消した履歴を残したい場合は、合意解除メッセージを取り交わします。合
意解除を行った以降は、同一注文番号のメッセージは作成できなくなります。
発注者
[1007]帳票 No.
(注文番号)=AAA
受注者
確定注文
[1]データ処理 No.=1
[9]訂正コード=1
[1179]帳票データチェック値=1
[1]データ処理 No.=1
[9]訂正コード=1
[1007]帳票 No.
(注文番号)=AAA
確定注文
注文請け
[1009]参照帳票 No
(注文番号)=AA
注文請け
[1009]参照帳票 No
(注文番号)=AA
注文請け
[1009]参照帳票 No
(注文番号)=AA
[1]データ処理 No.=2
[9]訂正コード=1
[1179]帳票データチェック値=2
[1]データ処理 No.=1
[9]訂正コード=1
[1007]帳票 No.
(注文番号)=AAA
確定注文
[1007]帳票 No.
(注文番号)=AAA
確定注文
[1]データ処理 No.=3
[9]訂正コード=1
[1]データ処理 No.=4
[9]訂正コード=1
[1179]帳票データチェック値=4
[1]データ処理 No.=1
[9]訂正コード=1
(注)[9]訂正コード
1:新規、2:変更、3:取消
:データ処理 No.=4 の確定注文が送信された時点で、無効になるデータの範囲