アジアの低炭素都市づくりに向けた日本の自治体の役割

都市間連携による
低炭素都市
の実現に向けて
Osaka City
Osaka City
-環境変化と都市の責任-
ホーチミン市の低炭素都市形成支援
大大阪市
阪 市
Osaka City
大阪市の戦略
アジアの一員として、アジアとともに成長する
大阪・関西の経済成長を実現
成長著しいアジアの旺盛な需要にアクセスし、
その力強いエネルギーを取り込む。
アジア全体の経済好循環を創出
大阪・関西がもつ最先端の技術やサービスで
アジアの成長に貢献する。
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大阪市の国際環境協力の背景
(大阪市基本計画2006-2015)
・世界の諸都市との人的交流の強化と国際協力の推進
・姉妹・友好都市(サンパウロ市等) 、姉妹・友好港、ビジネス
パートナー都市(ホーチミン市等)、友好協力都市とのネット
ワークの活用
(大阪の成長戦略[25年1月版])
・世界に冠たる先端技術・インフラ技術等の海外展開を
強力に推進
・国の取組と連動し、低炭素社会に向けた取組を進める
Osaka City
ホーチミン市の位置と概要
1997 年5月
ビジネスパートナー都市提携
面
積
人
口
1人あたりGDP
2,095k㎡
約10,000千人(2010年)
約3,600USD(2012年)
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都市まるごと低炭素化
多くは自治体がノウハウ
を有する分野
⇒人材派遣も効果的
検討領域を「まちづくり」へ拡大
「まちづくり」へ
拡大
出典:環境省
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大阪低炭素都市開発支援本部
本部長 副市長
メンバー
(大阪市)
危機管理監
経済戦略局長
都市計画局長
環境局長
都市整備局長
建設局長
交通局長
水道局長
(大阪府)
協力
※対象都市の低炭素化の実現を総合
的、計画的に支援するため、大阪
府からは環境保全・都市開発・企
業マッチング等の担当する部署が
必要に応じて参加
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ホーチミン市の気候変動運営委員会
ホーチミン市人民委員会
ホーチミン市気候変動運営委員会
運営理事会委員長(ホーチミン市人民委員会議長)
運営理事会常任副議長
(天然資源環境局長)
運営理事会副議長
(農業農村開発局長)
運営理事会副議長
(計画投資局長)
運営委員会メンバー
科学技術局
文化スポーツ観光局
情報通信局
ホーチミン市教育訓練局
建築企画局
ホーチミン市開発研究所
灌漑・風水害対策機関
サイゴン解放新聞社
ホーチミン市洪水対策センター
財務局
建設局
保健局
商工局
交通運輸局
ホーチミン市公安
ホーチミン市軍司令部
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ホーチミン市の継続的な支援体制
日本政府
(外務省、経産省、環境省、国交省、JICA等)
支援
協議
協議・協力
JCM・ODA
ベトナム政府
(外務省、天然資源環境省、建設省等)
資金・技術協力等で後押し
政策支援
人材育成
大阪市
(大阪低炭素都市開発支援本部)
協議・協力
ホーチミン市
(気候変動運営委員会)
制度・計画
協議・協力
事業化
対象分野
(公財)地球環境センター
(公財)地球環境戦略研究機関
(独)国立環境研究所、京都大学 他
在阪企業・関西企業
技術支援
土地利用
エネルギー
交通
農業
健康
工業
廃棄物管理
建設
水資源管理
観光
Osaka City
ホーチミン市との覚書の締結
2013.10.22 大阪市にて
1 ホーチミン市気候変動対策実行計画の策定への協力
2 市長級政策対話等の実施
3 官民連携によるプロジェクトの実施
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気候変動対策実行計画の策定への協力
◆気候変動対策実行計画策定支援
◆現地調査、意見交換によるニーズや課題の把握
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ごみ収集の現地調査
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河川の現地調査
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大気汚染の現地調査
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気候変動実行計画における対象10分野
Ⅰ 土地利用
Ⅵ 農業
Ⅱ エネルギー
Ⅶ 健康
Ⅲ 交通
Ⅷ 工業
Ⅳ 廃棄物管理
Ⅸ 建設
Ⅴ 水資源管理
Ⅹ 観光
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ホーチミン市の気候変動対策実行計画に対応する
プロジェクト案
ホーチミン市の関連計画等
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ホーチミン市からの要望
Osaka City
市長級政策対話の実施
2015年1月16日 (ホーチミン市)
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官民連携によるプロジェクトの実現
 デジタルタコグラフを用いたエコドライブプロジェクト(HCMC及びハノイ)
ベトナム側:ベトナム日本通運有限会社、日本側:日本通運株式会社
 ビン・ディエン卸売市場における有機廃棄物メタン発酵及びガス利用
ベトナム側:Saigon trading group、日本側:日立造船株式会社
 ホーチミン市における統合型廃棄物発電
ベトナム側:Vietstar、日本側:日立造船株式会社
 建築物への省エネ技術導入
ベトナム側:Sun Wah Tower、日本側:清水建設株式会社
 店舗活用型パークアンドライドとエコポイントによるバス転換促進(イオン1号店)
ベトナム側:DOT(想定)、日本側:株式会社日建設計総合研究所
Osaka City
学校への雨水利用・太陽光発電設備の設置
Dang Tran Con小学校(第4区)
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雨水利用・太陽光発電のパイロットプロジェクト
飲料水
太陽光発電
屋根に散水
雨水
補給水
トイレ
浄化ユニット
貯水タンク
清掃用、散水
(出典 事業者提案より抜粋)
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低炭素化に向けた継続的な支援
 低炭素都市形成に向けた方針に基づく政策支援
 JCM及びJCM以外のスキームを活用し、最先端の環境・エネル
ギー技術を導入したプロジェクト形成・実施
 COP等の場を通じた国際的な広報
都市間連携により期待される効果
 ホーチミン市での経済発展に伴う、生活レベルの向上と、
低炭素社会・循環型社会・自然共生社会を同時に達成するという
一足飛び型の発展の実現
 ホーチミン市がアジアにおいて同様の課題を抱える他のメガシティ
のモデルとして躍進
Osaka City
ご清聴、
ありがとうございました。