フィンランド地方政府保証機構保証付 フィンランド地方金融

フィンランド地方政府保証機構保証付 フィンランド地方金融公社 2020 年 3 月満期 ETF 償還条項付 円建債券
(デジタルクーポン型・早期償還条項付) 対象証券:日経 225 連動型上場投資信託(証券コード:1321)
期間:5 年
利率:デジタルクーポン型
初回利払日までの利率 : 年 1.00%~年 4.60% 【仮条件】
以降 4 年 9 ヶ月の利率 : 年 1.00%~年 4.60% 【仮条件】 もしくは 年 0.10%
売出期間 : 2015 年 3 月 19 日(木) ~ 2015 年 3 月 26 日(木)
● 条件決定日は、2015 年 3 月中旬の予定です。仮条件は市況により変更されることがあります。
売 出 し の 概 要
額面金額の 100.00%(円貨)
申 込 単 位 100 万円以上 100 万円単位
2015 年 3 月 26 日(木)
受 渡 期 日 2015 年 3 月 27 日(金)
初回 2015 年 6 月 10 日(Short First Coupon)、以降毎年 3 月、6 月、9 月、12 月の各 10 日
2020 年 3 月 10 日
参照期間中の各取引所営業日における ETF(日経 225 連動型上場投資信託(証券コード:1321)の受益
権)の最終取引価格が、
(1)一度もノックイン価格(基礎価格×60%(1円未満は切り捨て)※1)以下にならなかった場合・・・額面金額の 100%の現金
(2)一度でもノックイン価格以下になり、かつ償還方法決定日(2020 年 2 月 25 日※2)における ETF の
最終取引価格が基礎価格以上の場合・・・額面金額の 100%の現金
(3)一度でもノックイン価格以下になり、かつ償還方法決定日における ETF の最終取引価格が基礎価
格未満の場合・・・額面金額 100 万円あたり、100 万円÷基礎価格で計算される口数(1口未満の端
数は切り捨て)※1の ETF 及び端数相当分の現金(もしあれば)
で償還されます。※1
早 期 償 還 日 2015 年 9 月の利払日以降、満期償還日を除く各利払日
早 期 償 還 早期償還判定日(関連する早期償還日の 10 予定取引所営業日前の日※2)における ETF の最終取引
価格がトリガー価格(基礎価格×105%(1円未満は切り捨て)※1)以上である場合、かかる早期償還判定
日の直後の早期償還日に、その利息とともに額面金額の 100%の現金で自動的に償還されます。※1
利 率 の 決 定 方 法 クーポン判定日(関連する利払日の 10 予定取引所営業日前の日※2)における ETF の最終取引価格が、
(初回利払日までの利率を除く) (1)クーポン判定価格(基礎価格×85%(1円未満は切り捨て)※1)以上となった場合 ・・・ 年 1.00%~年 4.60% 【仮条件】
(2)クーポン判定価格未満となった場合 ・・・ 年 0.10%
格
付 (注) 発行体格付 : AA+(S&P) / Aaa(Moody’s )
売 出 価
発
行
利
払
満 期 償 還
満 期 償 還 方
格
日
日
日
法
(注) 格付は金融商品取引法に基づく信用格付業者以外の格付業者が付与した格付(無登録格付)です。
無登録格付については、「無登録格付に関する説明書」の内容をお読みください。
・基礎価格 : 2015 年 3 月 27 日※2における ETF の本取引所での最終取引価格※1
・参照期間 : 基礎価格が決定される日※2 の翌予定取引所営業日から 2020 年 2 月 25 日※2 まで
・本取引所 : 株式会社東京証券取引所またはその承継者
・取引所営業日 : 予定取引所営業日(本取引所において通常取引時間での取引が行われる予定の日)のうち、実際に本取引所が営業を行っている日
※1 計算代理人により決定されます。
※2 障害日(本取引所が通常の取引時間に取引を行うことができないか、または市場混乱事由が生じている予定取引所営業日)に当たる場合、日付が
調整されることがあります。また、予定取引所営業日に変更があった場合は日付が変更になる可能性があります。
ご購入にあたっての主なリスク・手数料等・ご留意事項について
●主なリスクについて 本債券は、金利水準の変動等による債券価格の下落、対象証券の受益権(ETF)の価格
変動等により損失が生じることがあります。また、発行者または保証者等の経営・財務状況および外部評価の
変化等により、損失が生じるおそれがあります。
●手数料等について お買付け時には、購入対価のみをお支払いいただきます。本債券を弊社でお預かりする
場合には、外国証券取引口座の開設が必要になります。なお、お預かりに係る料金はいただきません。
●ご留意事項について この表示は本債券の売出しに関する情報をお知らせするものです。本債券および発行
者に関する詳細な情報は目論見書に記載されています。本債券の購入をご検討される場合には、弊社から目
論見書をお渡し致しますので、必ずご覧ください。
* 売出期間前においても、商品内容に関するお問合せやご購入希望等がございましたらご連絡ください。
* 販売額に限りがございますので、売り切れの際はご容赦ください。
野村證券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第 142 号
加入協会/日本証券業協会、
一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
詳しくは、弊社各支店までお願いいたします。
(1/2)
無登録格付に関する説明書
野村證券株式会社
格付会社に対し、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づく信用格付業者の登録制が導入されております。こ
れに伴い、金融商品取引業者等は、無登録の格付業者が付与した格付を利用して勧誘を行う場合、金融商品取引法により、無登録の
格付業者が付与した格付(以下「無登録格付」といいます。)である旨及び登録の意義等を顧客に告げなければならないこととされており
ます。
○登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対
象の証券を保有している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を
受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録の格付業者は、これらの規
制・監督を受けておりません。
○格付業者について
スタンダード&プアーズ
○格付業者グループの呼称等について
・格付業者グループの呼称 : スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(以下「S&P」といいます。)
・グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号 : スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社(金融庁長官(格
付)第5号)
○信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページ(http://www.standardandpoors.co.jp)の「ライブラリ・規制
関連」の「無登録格付け情報」(http://www.standardandpoors.co.jp/unregistered)に掲載されております。
○信用格付の前提、意義及び限界について
S&P の信用格付は、発行体または特定の債務の将来の信用力に関する現時点における意見であり、発行体または特定の債務が
債務不履行に陥る確率を示した指標ではなく、信用力を保証するものでもありません。また、信用格付は、証券の購入、売却または
保有を推奨するものでなく、債務の市場流動性や流通市場での価格を示すものでもありません。信用格付は、業績や外部環境の
変化、裏付け資産のパフォーマンスやカウンターパーティの信用力変化など、さまざまな要因により変動する可能性があります。
S&P は、信頼しうると判断した情報源から提供された情報を利用して格付分析を行っており、格付意見に達することができるだけの
十分な品質および量の情報が備わっていると考えられる場合にのみ信用格付を付与します。しかしながら、S&P は、発行体やその
他の第三者から提供された情報について、監査、デューデリジェンスまたは独自の検証を行っておらず、また、格付付与に利用した
情報や、かかる情報の利用により得られた結果の正確性、完全性、適時性を保証するものではありません。さらに、信用格付によ
っては、利用可能なヒストリカルデータが限定的であることに起因する潜在的なリスクが存在する場合もあることに留意する必要が
あります。
この情報は、平成 26 年 1 月 31 日現在、当社が信頼できると考える情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が
保証するものではありません。詳しくは上記スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページをご覧くださ
い。
ムーディーズ
○格付業者グループの呼称等について
・格付業者グループの呼称 : ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(以下「ムーディーズ」といいます。)
・グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号 : ムーディーズ・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第2号)
○信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(ムーディーズ日本語ホームページ(http://www.moodys.co.jp)の「信用格付事業」
をクリックした後に表示されるページ)にある「無登録業者の格付の利用」欄の「無登録格付説明関連」に掲載されております。
○信用格付の前提、意義及び限界について
ムーディーズの信用格付は、事業体、与信契約、債務又は債務類似証券の将来の相対的信用リスクについての、現時点の意見で
す。ムーディーズは、信用リスクを、事業体が契約上・財務上の義務を期日に履行できないリスク及びデフォルト事由が発生した場
合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義しています。信用格付は、流動性リスク、市場リスク、価格変動性及びその他の
リスクについて言及するものではありません。また、信用格付は、投資又は財務に関する助言を構成するものではなく、特定の証券
の購入、売却、又は保有を推奨するものではありません。ムーディーズは、いかなる形式又は方法によっても、これらの格付若しく
はその他の意見又は情報の正確性、適時性、完全性、商品性及び特定の目的への適合性について、明示的、黙示的を問わず、い
かなる保証も行っていません。ムーディーズは、信用格付に関する信用評価を、発行体から取得した情報、公表情報を基礎として
行っております。ムーディーズは、これらの情報が十分な品質を有し、またその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えら
れるものであることを確保するため、全ての必要な措置を講じています。しかし、ムーディーズは監査を行う者ではなく、格付の過程
で受領した情報の正確性及び有効性について常に独自の検証を行うことはできません。
この情報は、平成 26 年 1 月 31 日現在、当社が信頼できると考える情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が
保証するものではありません。詳しくは上記ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。
以上
(2/2)
フィンランド地方政府保証機構保証付
フィンランド地方金融公社
2020 年3月満期 ETF償還条項付 円建債券
(デジタルクーポン型・早期償還条項付)
対象証券:日経 225 連動型上場投資信託(証券コード:1321)
のお取引の契約締結前交付書面
(この書面は、金融商品取引法第 37 条の 3 の規定によりお渡しするものです。)
この書面には、フィンランド地方政府保証機構保証付 フィンランド地方金融公社
2020 年3月満期 ETF償還条項付 円建債券 (デジタルクーポン型・早期償還条項
付) 対象証券:日経 225 連動型上場投資信託(証券コード:1321) (以下「本債券」と
いいます。)のお取引を行っていただく上でのリスクや留意点が記載されています。
あらかじめよくお読みいただき、ご不明な点はお取引開始前にお問い合わせください。
○本債券のお取引は、主に売出し等の当社が直接の相手方となる方法によって行われ
ます。
○本債券は、金利水準、金融商品市場における相場その他の指標の変化や発行者また
は保証者等の信用状況に対応して価格が変動すること等により、損失が生じるおそ
れがありますのでご注意ください。
手数料など諸費用について
・本債券を売出し等の当社との相対取引によって購入する場合は、購入対価のみをい
ただきます。
金利、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動により損失が生じるおそれ
があります
・債券の市場価格は、基本的に市場の金利水準の変化に対応して変動します。一般的
に、金利が上昇する過程では債券価格は下落し、逆に金利が低下する過程では債券
価格は上昇します。満期償還日より前に換金する場合には市場価格での売却となり
ますので、売却損が生じる場合があります。また、市場環境の変化により流動性(換
金性)が著しく低くなった場合、売却することができない可能性があります。
・金利水準は、各国の中央銀行が決定する政策金利、市場金利の水準(例えば、既に
発行されている債券の流通利回り)や金融機関の貸出金利等の変化に対応して変動
します。
i
・本債券の利率及び償還方法は、償還対象受益権(目論見書をご覧ください。)(以下
「ETF」といいます。)の価格に基づいて決定されますので(目論見書をご覧くださ
い。)、対象となる ETF の価格、ボラティリティ、予想分配金の変動により本債券
の価格が下落した場合に、本債券を中途売却すると、損失が生じることとなります。
・ 本債券は ETF の交付により償還されることがあります(目論見書をご覧ください。)。
また、受領した ETF を時価評価した場合、その評価額は ETF の価格の変動により変
動するため、投資元本に損失が生じることがあります。
・本債券に係る税制変更、ETF の上場廃止、償還対象投資信託に係る支払不能事由、
関連重要事由または本債券に係る法令の変更(目論見書をご覧ください。)が発生し
た場合、期限前償還金額(ヘッジ契約等の解約費用及び経費を考慮して調整された
期限前償還直前における本債券の公正な市場価格)(目論見書をご覧ください。)で
期限前に償還され損失が生じることがあります。
債券の発行者または保証者等の業務または財産の状況の変化などによって損失が生
じるおそれがあります
・本債券の発行者または保証者等の信用状況に変化が生じた場合、市場価格が変動す
ることによって売却損が生じる場合があります。
・本債券の発行者または保証者等の信用状況の悪化等により、元本や利息の支払が滞
ったり、支払不能が生じるリスクがあります。
・本債券の発行者または保証者等の信用状況に変化が生じると、本債券の価値が変動
することがあり、その際、本債券に係る税制変更、ETF の上場廃止、償還対象投資
信託に係る支払不能事由、関連重要事由または本債券に係る法令の変更(目論見書
をご覧ください。)が発生した場合、期限前償還金額(ヘッジ契約等の解約費用及
び経費を考慮して調整された期限前償還直前における本債券の公正な市場価格)
(目論見書をご覧ください。)で期限前に償還され損失が生じることがあります。
債券のお取引は、クーリング・オフの対象にはなりません
・本債券のお取引に関しては、金融商品取引法第 37 条の 6 の規定の適用はありませ
ん。
本債券に係る金融商品取引契約の概要
当社における本債券のお取引は、次のいずれかの方法によります。
・当社が自己で直接の相手方となる売買(当社が取扱う売出しに応じていただくものを含みます。)
・売買の媒介、取次ぎまたは代理
本債券の発行条件等については、目論見書をご覧ください。
ii
本債券に関する租税の概要
現段階では、本債券の税務上の取扱は明らかではありません。
以下は、現段階において想定される税務上の取扱について記載したものであります。平成 28 年1月
1日より金融所得課税の一体化の拡充(公社債(一部を除く。)・公募公社債投資信託の利子、収益分
配金、譲渡益及び償還益の課税方式が申告分離課税となり、公社債・公募公社債投資信託の利子、収
益分配金、譲渡損益及び償還損益について、上場株式等の配当等及び譲渡損益との損益通算が可能と
なる)等の実施が予定されています。また、将来、更に税制が変更される可能性があります。それに
伴い課税関係が下記記載事項から変更となる可能性があります。この場合遡及的に課税される可能性
もあります。本債券に投資することの適否について、各自の会計・税務顧問に事前に相談することを
お勧めいたします。
(1)
利子
本債券の利子については、日本国の租税に関する現行法令の定めるところにより一般的に課税対
象となります。日本の居住者または内国法人に支払われる場合には、利子所得として課税され、
所得税(税率 15.315%)と地方税(税率 5%)の源泉徴収がなされます。日本の居住者の場合は、利子
の交付が国内における支払の取扱者を通じて行われる場合は、源泉所得税の徴収により課税関係
は終了します。内国法人の場合は課税所得に含められ、法人税・地方税の課税対象となります。
ただし源泉徴収された税額を一定の制限のもとで、法人税及び地方税から控除することができま
す。
(2)
譲渡損益
日本の居住者が本債券を譲渡する場合、その譲渡損益は譲渡所得として総合課税の対象となると
考えられます。内国法人が本債券を譲渡する場合の譲渡損益については、一般的に課税所得の計
算の対象となります。
(3)
償還差損益
【償還の対価として現金が交付される場合】
 日本の居住者が有する本債券に関して、償還価額が取得価額を上回り差益が生じる場合は、雑所
得として総合課税の対象となります。償還価額が取得価額を下回り差損が生じる場合は、税務上
考慮されないものと考えられます。
 内国法人が有する本債券に関して、償還価額と取得価額の間に生じた償還差損益は一般的に課税
所得の計算の対象となります。
【償還の対価として ETF が交付される場合】
 日本の居住者が有する本債券に関して、交付される ETF(1 口未満の端数で現金が交付される部分
を含みます。)の交付時の評価額(以下「交付時評価額」といいます。)が取得価額を上回り差益
が生じる場合は、雑所得として総合課税の対象となります。交付時評価額が取得価額を下回り差
損が生じる場合は、税務上考慮されないものと考えられます。償還の対価として取得した ETF の
取得価額は、本債券の満期償還日の時価相当額とされます。
 内国法人が有する本債券に関して、償還価額と取得価額の間に生じた償還差損益は一般的に課税
所得の計算の対象となります。償還の対価として取得した ETF の取得価額は、本債券の満期償還
日の時価相当額とされます。
iii
当社が債券の取引について行う金融商品取引業の内容及び方法の概要
当社が行う金融商品取引業は、主に金融商品取引法第 28 条第 1 項の規定に基づく第一種金融商品取
引業であり、当社において本債券のお取引や保護預けをされる場合は、次の方法によります。
・本債券のお取引にあたっては、外国証券取引口座の開設が必要となります。
・お取引のご注文は、原則として、あらかじめ当該ご注文に係る代金または有価証券の全部または
一部(前受金等)をお預かりした上で、お受けいたします。
・前受金等を全額お預かりしていない場合、当社との間で合意した日までに、ご注文に係る代金ま
たは有価証券をお預かりいたします。
・ご注文にあたっては、銘柄、売り買いの別、数量、価格等注文の執行に必要な事項を明示してい
ただきます。これらの事項を明示されないときは、ご注文を執行できない場合があります。また、
注文書のご提出をいただく場合があります。
・ご注文されたお取引が成立した場合には、取引報告書をお客様にお渡しいたします(郵送または電
磁的方法による場合を含みます。)。
当社の概要
商号等
野村證券株式会社
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第 142 号
本店所在地
〒103-8011 東京都中央区日本橋 1-9-1
連絡先
03-3211-1811 またはお取引のある支店にご連絡ください。
加入協会
日本証券業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、
一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
指定紛争解決機関
特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
資本金
100 億円
主な事業
金融商品取引業
設立年月
平成 13 年 5 月
iv
以下の記載は、フィンランド地方政府保証機構保証付 フィンランド地方金融公社
2020 年 3 月満期 ETF償還条項付 円建債券 (デジタルクーポン型・早期償還条項
付) 対象証券:日経 225 連動型上場投資信託(証券コード:1321) (以下「本債券」
といいます。)の仕組みをご検討いただく際の補足資料として作成したものですの
で、お読みいただく際はあくまでも参考資料としてご利用ください。
■
商品概要
■
Q1
本債券の特徴を簡単に説明してください。
A1
本債券は、目論見書の「第一部 証券情報 第2 売出債券に関する基本事項」に
記載される「3 償還の方法」に従い、
① 償還対象投資信託の受益権(以下「ETF」といいます。) の価格水準が下落し
一定の条件に該当した場合、額面金額の代わりに ETF(及び 1 口未満の端数相
当分の現金(以下「残余現金額」といいます。)(もしあれば))で償還される
ETF 償還条項、及び
② ETF の価格水準が上昇し一定の条件に該当した場合、
早期償還日に早期償還額
で償還される早期償還条項
が付されております。また、本債券は、通常の固定利付債と異なり、
③ ETF の価格水準に応じて、当初決定された二通りの利率のいずれかで支払われ
ます(ただし、1 回目の利払日の利率は固定です。)。
従って、本債券は ETF の価格水準次第で、償還時及び中途売却時において投資元
本を下回るリスク、早期償還されるリスク、ならびに年 0.10%の利率が長期間継
続するリスクがあります。
「償還対象投資信託」とは、日経 225 連動型上場投資信託(証券コード:1321)で
す。
「早期償還日」とは、2015 年 9 月 10 日以降 2019 年 12 月 10 日(当日を含む。)ま
での各利払日です。
「早期償還額」とは、額面金額 100 万円につき、100 万円です。
詳細については、以下の本債券の仕組みの詳細な説明、及び「本債券のリスク要
因」をお読みください。
①
Q2
利率について詳しく説明してください。
A2
本債券の利率は、2 回目の利払日以降、ETF の価格がクーポン判定価格以上であ
るか、未満であるかに応じて、2 通りの利率のいずれかが適用されます(デジタ
ルクーポンといいます。)。利率決定に用いられる ETF の価格は、クーポン判定日
の最終取引価格を参照します。下図は、当初 4 回の利率のイメージです。
(ETFの価格)
初回利払
2回目の利払
(デジタル
クーポン)
3回目の利払
(デジタル
クーポン)
4回目の利払
(デジタル
クーポン)
(高↑)
基礎価格
クーポン判定日における
ETFの最終取引価格
クーポン
判定価格
ETFの価格
(低↓)
(利率)
初回利払は
固定利率
ETFの最終取引価
格がクーポン判定
価格未満
ETFの最終取引価
格がクーポン判定
価格未満
ETFの最終取引価
格がクーポン判定
価格以上
(高↑)
X%
(年率)
(低↓)
初回
X%
0.10%
0.10%
(年率)
(年率)
2回目
3回目
(年率)
・初回利払の利率
・クーポン判定日におけるETFの
最終取引価格がクーポン判定
価格以上の場合の利率( X%は、
2015年3月中旬(予定)に決定さ
れる利率です。)
クーポン判定日におけるETFの
最終取引価格がクーポン判定
価格未満の場合の利率
4回目
「基礎価格」とは、本取引所が発表する、2015 年 3 月 27 日※の ETF の最終取引
価格で、計算代理人により決定されます。
「クーポン判定価格」とは、基礎価格に 85%を乗じた価格(1 円未満は切り捨て)
です。
「クーポン判定日」とは、関連する利払日の 10 予定取引所営業日前の日※です。
「予定取引所営業日」とは、本取引所において通常取引時間での取引が行われる
予定の日です。
「本取引所」とは、株式会社東京証券取引所またはその承継者です。
Q3
早期償還条項について詳しく説明してください。
A3
本債券に関する早期償還条項においては、早期償還参照価格が早期償還判定日に
おいてトリガー価格以上である場合、本債券の全部(一部は不可)が、かかる早期
償還判定日の直後の早期償還日に、その利息とともに早期償還額で自動的に償還
される旨が規定されています。
②
「早期償還参照価格」とは、本取引所が発表する、早期償還判定日における ETF
の最終取引価格で、計算代理人により決定されます。
「早期償還判定日」とは、関連する早期償還日の 10 予定取引所営業日前の日※で
す。
「トリガー価格」とは、基礎価格に 105%を乗じた価格(1 円未満は切り捨て)で
す。
Q4
早期償還の方法について詳しく説明してください。
A4
早期償還参照価格が早期償還判定日においてトリガー価格以上の場合、その直後
の早期償還日に、本債券の全部(一部は不可)は、その利息とともに早期償還額で
自動的に償還されます。早期償還判定日までに ETF の最終取引価格が次項の満期
償還の方法で説明されるノックイン価格以下になった場合でも、上記早期償還事
由が発生した場合は、早期償還されます。下図は、3 回目の早期償還判定日に早
期償還が決定する場合を想定したイメージ図です。
(ETFの価格)
早期償還なし
(高↑)
早期償還なし
トリガー価格
早期償還確定
基礎価格*
ノックイン
価格
早期償還
参照価格
約半年間
(低↓)
ETFの価格
1回目の
2回目の
3回目の
早期償還判定日 早期償還判定日 早期償還判定日
*
2015年3月27日※におけるETFの最終取引価格
「ノックイン価格」とは、基礎価格に 60%を乗じた価格(1 円未満は切り捨て)
です。
③
Q5
満期償還の方法について詳しく説明してください。
A5
参照期間中の取引所営業日において、参照価格が一度もノックイン価格以下にな
らなかったと計算代理人が判断した場合、額面金額の 100%の現金によって償還
されます。また、参照期間中の取引所営業日において、参照価格が一度でもノッ
クイン価格以下となった場合でも、判定価格が基礎価格以上であると計算代理人
が判断した場合は、本債券は、額面金額の 100%の現金によって償還されます。
参照期間中の取引所営業日において、参照価格が一度でもノックイン価格以下と
なり、かつ判定価格が基礎価格を下回ったと計算代理人が判断した場合は、本債
券は、あらかじめ定められた計算式に基づき計算される口数の ETF の交付及び残
余現金額(もしあれば)の支払によって償還されます。
「参照期間」とは、発行日の翌予定取引所営業日(当日を含みません。)※から償
還方法決定日(当日を含みます。)※までの期間です。
「償還方法決定日」とは、満期償還日の 10 予定取引所営業日前の日※です。
「満期償還日」とは、2020 年 3 月 10 日です。
「取引所営業日」とは、予定取引所営業日のうち、実際に本取引所が営業を行っ
ている日をいいます。
「参照価格」とは、本取引所が発表する、参照期間中の各予定取引所営業日の ETF
の最終取引価格で、計算代理人により決定されます。
「判定価格」とは、本取引所が発表する、償還方法決定日の ETF の最終取引価格
で、計算代理人により決定されます。
ETF の価格(参照価格)推移によって、概ね以下のケースが想定されます。ただし、
これらは ETF の価格推移により本債券の償還方法がどのようになるかを示そうと
したものであり、ETF の実際の価格推移はこれらのケースと異なる場合があるこ
と、また各ケースに該当する確率はそれぞれ異なることにご留意ください。
④
想定ケース①
早期償還せず、参照期間中の取引所営業日において参照価格が一度もノックイン
価格以下とならなかった場合
(ETFの価格)
(高↑)
基礎価格*
額面金額の
100%の現金に
より償還確定
ノックイン価格
判定価格
ETFの価格
参照期間
(低↓)
償還方法決定日
* 2015年3月27日※におけるETFの最終取引価格
想定ケース②
早期償還せず、参照期間中の取引所営業日において参照価格が一度でもノックイ
ン価格以下となった場合で、判定価格が基礎価格以上の場合
(ETFの価格)
(高↑)
額面金額の
100%の現金に
より償還確定
基礎価格*
ノックイン価格
判定価格
ETFの価格
参照期間
(低↓)
償還方法決定日
* 2015年3月27日※におけるETFの最終取引価格
⑤
想定ケース③
早期償還せず、参照期間中の取引所営業日において参照価格が一度でもノックイ
ン価格以下となった場合で、判定価格が基礎価格未満の場合
(判定価格がノックイン価格以上となった場合)
(ETFの価格)
(高↑)
基礎価格*
ETF償還確定
(ETFと残余現金額
(もしあれば)により
償還されます)
ノックイン価格
判定価格
ETFの価格
参照期間
(低↓)
償還方法決定日
*
2015年3月27日※におけるETFの最終取引価格
想定ケース④
早期償還せず、参照期間中の取引所営業日において参照価格が一度でもノックイ
ン価格以下となった場合で、判定価格が基礎価格未満の場合
(判定価格がノックイン価格を下回った場合)
(ETFの価格)
(高↑)
基礎価格*
判定価格
ETFの価格
ノックイン価格
参照期間
(低↓)
ETF償還確定
(ETFと残余現金額
(もしあれば)により
償還されます)
償還方法決定日
* 2015年3月27日※におけるETFの最終取引価格
⑥
Q6
償還方法決定日における本債券の元本部分の価値と ETF の価格との関係のイメー
ジを教えてください。
A6
参照期間中の ETF の価格推移によって、以下の二通りの場合が想定されます。
Ⅰ 参照期間中の取引所営業日において参照価格が一度もノックイン価格以下にならなかった
場合
元本価値
100%
額面金額の100%の
現金により償還
0%
ノックイン価格
基礎価格
ETFの価格
*償還方法決定日から満期償還日までの金利は考慮しておりません。
Ⅱ 参照期間中の取引所営業日において参照価格が一度でもノックイン価格以下になった場合
元本価値
ETF償還
100%
額面金額の100%の
現金により償還
0%
基礎価格
ETFの価格
上図の赤色の実線は、償還される ETF の時価と残余現金額(もしあれば)の合計価値を示していま
す。本債券が ETF で償還され、当該 ETF を換価する場合、実際に受領できる金額は、売却する際
の ETF の売却価格及び必要諸経費により変わりますので、上図のイメージとは大きく異なること
があることにご注意ください。また、償還方法決定日から満期償還日までの金利は考慮しており
ません。
⑦
Q7
日経 225 連動型上場投資信託とはどのような ETF ですか?
A7
日経 225 連動型上場投資信託は、日経 225 に採用されているまたは採用が決定さ
れた銘柄の株式のみに投資を行い、日経 225 連動型上場投資信託の信託財産中に
占める個別銘柄の株数の比率を日経 225 における個別銘柄の株数の比率に維持す
ることを目的とした運用を行い、日経 225 に連動する投資成果を目指します。
次の場合には、上記に沿うよう、日経 225 連動型上場投資信託の信託財産の構成
を調整するための指図を行うことがあります。
ア 日経 225 の計算方法が変更された場合
イ 日経 225 の除数の修正が行われた場合
ウ 日経 225 採用銘柄の変更が行われた場合
エ 追加信託または交換等が行われた場合
オ その他連動性を維持するために必要な場合
投資することを指図する株式は、日経 225 に採用されているまたは採用が決定さ
れた銘柄の株式の発行会社の発行するものとします。ただし、株主割当により取
得する株式については、この限りではありません。上記にかかわらず、日経 225
に連動する投資成果を目指すため、補完的に当該指数を対象とした株価指数先物
取引の買建を行うことができます。資金動向、市況動向等によっては、上記のよ
うな運用ができない場合があります。
(日経 225 連動型上場投資信託、第 13 期有
価証券報告書(平成 26 年 9 月 25 日提出)【投資方針】より。)
【主要な資産の状況】(2014 年 7 月 31 日現在)
銘柄別投資比率(上位)
順位
銘柄
業種
投資比率(%)
1 ファーストリテイリング
小売業
8.5
2 ソフトバンク
情報・通信業
5.6
3 ファナック
電気機器
4.5
4 KDDI
情報・通信業
3.0
5 京セラ
電気機器
2.5
6 本田技研工業
輸送用機器
1.8
7 ダイキン工業
機械
1.8
8 アステラス製薬
医薬品
1.8
9 東京エレクトロン
電気機器
1.7
化学
1.6
10 信越化学工業
(日経 225 連動型上場投資信託、第 13 期有価証券報告書(平成 26 年 9 月 25 日
提出) 【設定及び解約の実績】<参考情報>運用実績より。)
ETF の運用実績、市場価格、構成比率、基準価額等の情報については、野村アセ
ットマネジメント株式会社のホームページ(http://www.nomura-am.co.jp)でご
参照いただけます。
⑧
Q8
ETF での償還となった場合、受取口数はいくらになりますか?
A8
各本債券につき、以下の計算式に基づき計算される口数(1 口未満の端数は切り捨
て)の ETF 及び残余現金額(もしあれば)によって償還されます。
額面1,000,000円
基礎価格
例えば、基礎価格が 19,220 円の場合には、
額面1,000,000円
=52.029136...
19,220円
ETF の受取口数は 52 口となります。
(注)上記の数値はあくまでも商品性を説明するために仮の数値で計算したものです。実際の数値はこ
れらと異なりますのでご留意ください。
上記の計算をした際に切り捨てられた端数部分については、小数第 5 位未満を切
り捨てた値に判定価格を乗じた額(1 円未満は切り捨て)の現金で支払われます。
Q9 本債券が ETF で償還された場合、交付される ETF の取得価額は税務上いくらにな
りますか?
A9 満期償還日の ETF の最終取引価格となります。
Q10 ETF の分配金の支払が行われた場合、どのような影響を受けますか?
A10 本債券の所有期間中に ETF の分配金の支払が行われる場合、その分配金を受け
取ることはできません。一方、ETF の理論的価値は分配金の支払額に応じて減少
することになりますので、ETF の取引価格も下落することが予想されます。
Q11 ETF の分配金はどのように決まるのですか?
A11 ETF の 1 口当たりの分配金は、ETF を構成する株式に対して支払われた、もしく
は支払われる見通しである配当金額をもとに、ETF の運用会社である野村アセッ
トマネジメントが決定致します。ただし、ETF の追加設定や交換の影響により、
ETF を構成する株式の配当利回りに比べて、その金額が大幅に上下することがあ
ります。そのため、本債券においては、追加設定・交換等により ETF の分配金と
⑨
ETF の各構成銘柄における配当金から算出された理論的な配当率に大幅な乖離
(年率 2%以上)が生じたと計算代理人が判断した場合、本債券の価値を同一に保
つための条件調整を行うことがあります(目論見書の「第一部 証券情報 第2 売
出債券に関する基本事項」に記載される「3 償還の方法 (5) 潜在的調整事由、
上場廃止、支払不能事由、関連重要事由および法令の変更」をご覧ください。)。
Q12
本債券のリスクは何ですか?
A12
後記「本債券のリスク要因」に記載されていますのでご参照ください。
上記において「※」が付されている日が障害日に当たる場合、日付が調整されることがあります。
詳細につきましては、目論見書の「第一部 証券情報 第2 売出債券に関する基本事項」に記載さ
れる「3 償還の方法(4)用語の定義」をご覧ください。
「障害日」とは、本取引所がその通常の取引時間に取引を行うことができないか、
または市場混乱事由が生じている予定取引所営業日をいいます。
⑩
■
本債券のリスク要因
■
本債券への投資は様々なリスクを伴いますが、以下は主要なリスクを簡潔に述べた
ものです。本債券はこれらのリスクの影響を同時に受ける可能性がありますので、特
定のリスクが本債券の価値にどの程度影響を及ぼすかを予測することができない場
合があります。
本債券への投資を検討している投資家は、本債券にかかるリスクを十分理解し、自
身の財務状況を踏まえて慎重に投資判断を下すか、必要に応じて専門家のアドバイス
を求めてください。なお、以下に使用される本債券の用語は目論見書の「第一部 証
券情報 第2 売出債券に関する基本事項」に記載される「3 償還の方法 (4) 用語
の定義」をご参照ください。
1.利率に関するリスク
本債券の利率はETFの価格水準に応じて、二通りの利率のいずれかが適用されます。
(あらかじめ受取額が決まっている1回目の利払日の固定利率を除きます。)クーポ
ン判定日におけるETFの価格がクーポン判定価格を下回った場合、当該クーポン判定
日を含む利息期間に適用される利率は年0.10%になるため、ETFの価格が所定の水準を
下回って推移した場合、早期償還されずに、年0.10%の利率が長期間継続する可能性
があります。発行条件決定時よりETFの価格が上昇しても、利率は2015年3月中旬(予
定)に決定される値を超えて上昇することはありません。
2.償還まで保有する場合に関するリスク
本債券を満期まで保有することを予定している場合、主に以下のリスクに留意する
ことが必要です。
(ⅰ) ETFの交付による償還
本債券が満期償還日に償還対象受益権償還額(償還対象受益権口数および残余現金
額(もしあれば))で償還される場合、本債権者には交付期日に償還対象受益権(ETF)
が交付されます。従って、本債券の価値は、ETFの価格水準が下落した場合、投資し
た元本を下回るおそれがあります。
(ⅱ) 受渡混乱事由または一時停止事由発生の可能性
交付期日において、受渡混乱事由または一時停止事由が発生した場合、当該交付期
日は受渡混乱事由または一時停止事由が発生していない日に延期され、場合によって
はETFの交付に代えて現金相当額が支払われることがあります(詳細については、目論
見書の「第一部 証券情報 第2 売出債券に関する基本事項」に記載される「3 償還
の方法 (2) 受渡しおよびその他の雑則」を参照のこと)。
⑪
(ⅲ) ETF償還となった場合の現金による償還
償還方法決定日において、ETFの流動性が十分でない場合等ETFの交付による償還が
不可能または不適切であると計算代理人が判断した場合、ETFの交付に代えて現金相
当額が支払われることがあります(詳細については、目論見書の「第一部 証券情報 第
2 売出債券に関する基本事項」に記載される「3 償還の方法 (2) 受渡しおよびその
他の雑則」を参照のこと)。
(ⅳ) 異常事態の発生に伴う処置
ETFに関し潜在的調整事由が発生した場合、本債券の条件が調整されることがあり
ます。また、ETFの上場廃止、償還対象投資信託に係る支払不能事由または関連重要
事由が発生した場合、もしくは、本債券に関し法令の変更が発生した場合、本債券の
条件が調整されるか、または、本債券の期限前償還金額(ヘッジ契約等の解約費用及
び経費を考慮して調整された期限前償還直前における本債券の公正な市場価格)で期
限前に償還されることがあります(詳細については、目論見書の「第一部 証券情報 第
2 売出債券に関する基本事項」に記載される「3 償還の方法 (5) 潜在的調整事由、
上場廃止、支払不能事由、関連重要事由および法令の変更」を参照のこと)。期限前
に償還された場合、投資した元本を下回るおそれがあります。
(v) 早期償還条項による早期償還(再投資リスク)
本債券は、早期償還条項に基づき、早期償還日に額面金額の100%の現金で償還さ
れることがあります(詳細については、目論見書の「第一部 証券情報 第2 売出債
券に関する基本事項」に記載される「3 償還の方法」を参照のこと)。この場合、投
資家は、もし早期償還がなされなければ受領するはずであった早期償還日後の利息を
受領することができません。また、早期償還された資金を再投資する場合、本債券の
利回りと同等の利回りを得られない可能性があります。
(ⅵ) 税制変更による期限前償還
本債券に係る税制が変更された場合、期限前償還金額で期限前に償還されることが
あります(詳細については、目論見書の「第一部 証券情報 第2 売出債券に関する
基本事項」に記載される「3 償還の方法(6) 税制変更による期限前償還」を参照のこ
と)。期限前に償還された場合、投資した元本を下回るおそれがあります。
(ⅶ) 本発行者または保証者等の経営・財務状況及び信用状況の変化
本発行者または保証者等の経営・財務状況及び信用状況の悪化が、本債券に関する
本発行者または保証者の支払能力に影響を及ぼすことがあります。
⑫
3.中途売却する場合に関するリスク
本債券を満期まで保有せず、中途売却する可能性のある場合、主に以下のリスクに
留意する必要があります。
(ⅰ) 流通市場の不存在
本債券の流通市場は現在形成されておらず、本発行者、売出人及びそれらの関係会
社は現在、本債券を流通市場に流通させることを企図していません。仮に将来、流通
市場が形成されたとしても、流通市場の流動性は市場環境の変化に影響されますので、
かかる流通市場に流動性があるという保証はありません。従って、投資家は本債券を
売却できない可能性があります。
仮に売却できたとしても、その取引価格は以下のようなリスクの影響を受けます。
また、かかるリスクの1つが及ぼす影響が、他のリスクの影響を一部または全部打ち
消す場合も、あるいは相乗効果をもたらす場合もあります。
(ⅱ) ETFの価格
本債券の価値は、本債券の対象証券の価格水準により変動します。ETFの価格水準
が上昇した場合には増加し、ETFの価格水準が下落した場合には減少することが予想
されますが、償還方法決定日においてETFの価格が一定水準以上となった場合には額
面金額の100%の現金で償還されるため、ETFの価格水準が上昇しても本債券の価値は
額面金額より増加しない可能性があります。
(ⅲ) ETFのボラティリティ及び予想分配金
ボラティリティとは、ある期間に予想される価格変動の幅と頻度を表わします。一
般的にETFの価格のボラティリティの上昇は本債券の価値を減少させる方向に作用し、
逆にボラティリティの下落は本債券の価値を増加させる方向に作用します。かかる影
響の度合いはETFの価格水準等によって変動します。また一般的に、ETFの各構成銘柄
の予想配当金もしくはETFの予想分配金の増加は、本債券の価値を減少させる方向に
作用し、逆にETFの各構成銘柄の予想配当金もしくはETFの予想分配金の減少は、本債
券の価値を増加させる方向に作用することが予想されます。
(ⅳ) 金利
本債券の取引価格は金利水準の変動の影響を受けますが、その影響の程度及び方向
性は状況によって異なります。
(ⅴ) 本発行者または保証者等に対する外部評価
本債券の取引価格は、本発行者または保証者等に対する外部評価の変化(例えば信
用格付業者による信用格付の変更)等により上下することがあります。一般的に、外
部評価が悪化すると債券の取引価格は下落し、外部評価が改善すると債券の取引価格
は上昇する傾向があります。
⑬
4.本債券に影響を与える市場活動
本発行者、売出人、計算代理人、支払代理人及び受渡代理人は、その業務遂行上あ
るいは本発行者の本債券に基づく支払債務をヘッジする目的で、自己勘定でETFの各
構成銘柄及びETFを売買することがあります。この売買が、ETFの価格水準に影響を及
ぼし、それが結果的に本債券の所持人に不利な影響を及ぼす可能性があります。
5.税務リスク
日本の税法上、本債券のように支払が不確定である債券に関しては、その取扱を明
確に規定したものはありません。将来において、日本の税務当局が日本の税法につい
て異なる解釈をし、その結果、本債券に対して投資した方の課税上の取扱が想定した
ものと著しく異なる可能性があります(詳細については、目論見書の「第一部 証券情
報 第2 売出債券に関する基本事項」に記載される「8 課税上の取扱い (2) 日本
国の租税」を参照のこと)。
⑭
■
最悪シナリオを想定した想定損失額
■
フィンランド地方政府保証機構保証付 フィンランド地方金融公社2020年3月満期 E
TF償還条項付 円建債券 (デジタルクーポン型・早期償還条項付) 対象証券:日経
225連動型上場投資信託(証券コード:1321)
本債券はETFで償還される場合があることから、ETFの価格(そのボラティリティを
含む)、円の金利水準の変動、及び発行者または保証者等の信用状況の変化等の影響
を受け、損失が生じることがあります。以下の試算は、対象となる金融指標等の水準
等に関するヒストリカルデータに基づく最悪シナリオを想定した想定損失額(試算
額)です。
※ 利率を、初回利払日までの利率が年 2.90%、以降 4 年 9 ヶ月の利率が年 2.90%もし
くは年 0.10%のデジタルクーポンと仮定して試算しておりますが、実際の取引条件
とは異なることがあります。
【ヒストリカルデータ】
金融指標等
最大値
最小値
変化率/変化幅
ETF の価格
19,220 [2015 年 2 月]
7,200 [2009 年 3 月]
変化率
-62.54%
ETF のボラティリティ
69.19% [2009 年 1 月]
10.17% [2005 年 4 月]
変化幅
+59.02%
円金利(5 年)
1.77% [2008 年 6 月]
0.16% [2015 年 1 月]
変化幅
+1.61%
※ 説明に用いるヒストリカルデータの数値等は、2003 年 1 月から 2015 年 3 月 2 日時
点までのデータに基づいています。
※ ETF の価格の変化率は、最大値から最小値への変化率です。
※ ボラティリティの変化幅は、90 日ヒストリカルボラティリティの最小値から最大
値への変化幅です。
(ボラティリティとは、価格の変動性を表す値のことをいいま
す。価格の変動が激しいと数値は大きくなり、緩やかだと数値は小さくなります。)
※ 円金利の変化幅は、最小値から最大値への変化幅です。
【償還時の想定損失額】
下記は、上記【ヒストリカルデータ】に基づき、ETFの価格が62.54%下落した、と
いう最悪シナリオを前提とした場合に、償還時にどの程度の損失が生じる可能性があ
るかを示したものです。
額面 100%あたりの想定損失額
金融指標等
指標の変化方向
変化率
-62.54%
ETF の価格
下落
-62.54%
金融指標等が最悪シナリオを超える水準となるなど、想定した前提と異なる状況にな
った場合、更に損失額が拡大する可能性があります。
⑮
【中途売却時の想定損失額】
本債券の中途売却額は、ETFの価格の下落、ETFのボラティリティの上昇、円金利の
上昇により減少すると考えられます。下記は、上記【ヒストリカルデータ】に基づき、
各金融指標等が、下の表に示す最悪シナリオになることを前提とした場合に、中途売
却によりどの程度の損失が生じる可能性があるかを示したものです。
額面 100%あたりの想定損失額
-67.56%
金融指標等
指標の変化方向
変化率/変化幅
ETF の価格
下落
変化率
-62.54%
ETF のボラティリティ
上昇
変化幅
+59.02%
円金利
上昇
変化幅
+1.61%
※ ボラティリティは、各期間のボラティリティが一律に同じ幅だけ上昇したと仮定
しています。
※ 円金利は、各期間の金利水準が一律に同じ幅だけ上昇したと仮定しています。
※ 発行者及び保証者等の信用状況は考慮していません。
金融指標等が最悪シナリオを超える水準となるなど、想定した前提と異なる状況にな
った場合、更に損失額が拡大する可能性があります。
中途売却額は、売却時の債券の流動性、残存期間、発行者または保証者等の信用状況
等も影響し、事前に算定できないため、発行直後における金融指標等の水準等に関す
る最悪シナリオを想定した理論値を試算しており、売値とは異なります。
実際に中途売却する際には、試算した想定損失額を上回る損失が生じる可能性があり
ます。
お買付いただいた本債券の価格情報については、必要に応じまして弊社担当者までお
尋ねください。
⑯
■
価格の推移
■
2003年1月から2015年3月2日までのETFの価格推移は以下の通りです。
日経225連動型上場投資信託の受益権
24,000円
20,000円
16,000円
12,000円
8,000円
4,000円
0円
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
データ出所:Bloomberg L.P.
⑰
■
格付について
■
以下に記載するものは、金融商品取引法第 66 条の 27 の規定に基づく信用格付業者
(以下「信用格付業者」といいます。)以外の信用格付業を行う格付業者(以下「無登
録の格付業者」といいます。)が本発行者に対して付与した格付(以下「無登録格付」
といいます。)であり、本債券には個別の格付は付与されません。また、本発行者は
信用格付業者より、いかなる格付も取得しておりません。無登録格付に関する説明事
項は、下記をお読みください。
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ
発行体格付:
AA+
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク
発行体格付:
Aaa
無登録格付に関する説明事項
格付会社に対し、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づ
く信用格付業者の登録制が導入されております。
これに伴い、金融商品取引業者等は、無登録の格付業者が付与した格付を利用して
勧誘を行う場合、金融商品取引法により、無登録格付である旨及び登録の意義等を顧
客に告げなければならないこととされております。
【登録の意義について】
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正
性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対象の証券を保有している場合の格付付
与の禁止、④格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の
規制を受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受け
ることとなりますが、無登録の格付業者は、これらの規制・監督を受けておりません。
⑱
【格付業者について】
スタンダード&プアーズ
○格付業者グループの呼称等について
格付業者グループの呼称:
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(以下「S&P」といい
ます。)
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:
スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社(金融庁長官(格
付)第5号)
○信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法に
ついて
スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページ
(http://www.standardandpoors.co.jp)の「ライブラリ・規制関連」の「無登録
格付け情報」
(http://www.standardandpoors.co.jp/unregistered)に掲載されて
おります。
○信用格付の前提、意義及び限界について
S&P の信用格付は、発行体または特定の債務の将来の信用力に関する現時点に
おける意見であり、発行体または特定の債務が債務不履行に陥る確率を示した指
標ではなく、信用力を保証するものでもありません。また、信用格付は、証券の
購入、売却または保有を推奨するものでなく、債務の市場流動性や流通市場での
価格を示すものでもありません。
信用格付は、業績や外部環境の変化、裏付け資産のパフォーマンスやカウンタ
ーパーティの信用力変化など、さまざまな要因により変動する可能性があります。
S&P は、信頼しうると判断した情報源から提供された情報を利用して格付分析
を行っており、格付意見に達することができるだけの十分な品質および量の情報
が備わっていると考えられる場合にのみ信用格付を付与します。しかしながら、
S&P は、発行体やその他の第三者から提供された情報について、監査、デューデ
リジェンスまたは独自の検証を行っておらず、また、格付付与に利用した情報や、
かかる情報の利用により得られた結果の正確性、完全性、適時性を保証するもの
ではありません。さらに、信用格付によっては、利用可能なヒストリカルデータ
が限定的であることに起因する潜在的なリスクが存在する場合もあることに留意
する必要があります。
この情報は、平成 26 年1月 31 日現在、当社が信頼できると考える情報源から
作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するものではありません。
詳しくは上記スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホー
ムページをご覧ください。
⑲
ムーディーズ
○格付業者グループの呼称等について
格付業者グループの呼称:
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(以下「ムーディーズ」と
いいます。)
グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:
ムーディーズ・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第2号)
○信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法に
ついて
ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(ムーディーズ日本語ホーム
ページ(http://www.moodys.co.jp)の「信用格付事業」をクリックした後に表示
されるページ)にある「無登録業者の格付の利用」欄の「無登録格付説明関連」
に掲載されております。
○信用格付の前提、意義及び限界について
ムーディーズの信用格付は、事業体、与信契約、債務又は債務類似証券の将来
の相対的信用リスクについての、現時点の意見です。ムーディーズは、信用リス
クを、事業体が契約上・財務上の義務を期日に履行できないリスク及びデフォル
ト事由が発生した場合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義していま
す。
信用格付は、流動性リスク、市場リスク、価格変動性及びその他のリスクにつ
いて言及するものではありません。また、信用格付は、投資又は財務に関する助
言を構成するものではなく、特定の証券の購入、売却、又は保有を推奨するもの
ではありません。ムーディーズは、いかなる形式又は方法によっても、これらの
格付もしくはその他の意見又は情報の正確性、適時性、完全性、商品性及び特定
の目的への適合性について、明示的、黙示的を問わず、いかなる保証も行ってい
ません。
ムーディーズは、信用格付に関する信用評価を、発行体から取得した情報、公
表情報を基礎として行っております。ムーディーズは、これらの情報が十分な品
質を有し、またその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えられるもの
であることを確保するため、全ての必要な措置を講じています。しかし、ムーデ
ィーズは監査を行う者ではなく、格付の過程で受領した情報の正確性及び有効性
について常に独自の検証を行うことはできません。
この情報は、平成 26 年1月 31 日現在、当社が信頼できると考える情報源から
作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するものではありません。
詳しくは上記ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。
⑳