2013 年看護師資格試験シラバス

資料 3-1
2013 年看護師資格試験シラバス
一.試験方法
(一)問題の形式と量
看護師就業資格試験の問題はすべて選択形式を採用する。問題形式は臨床背景の問題を
含め、主に A2、A3/A4 形式の問題(問題形式は添付例題を参照)を用いて、ケース分析、
マルチメディア形式の問題を段々増やし、少し概念を考査する A1 形式の問題を補充する。
試験は専門知識と実務能力二つの科目に分け、一科目の問題量は 120~160 問である。
(二)採点及び点数報告はコンピューターで解答の読みと採点を行う。本試験を合格した
受験生に成績表と看護就業資格試験成績合格証明を提供する。
二.考査内容
(一)答案用紙の内容と構成
看護師就業資格試験の答案用紙の内容と構成は次の三つを含む。
1.主な看護業務
2.業務の履行に必要な看護知識の応用
3.各種のよくある疾病について、一つの問題に上記三つの内容、即ち良くある疾病の
背景に対して、学習した知識を用いて、一つ特定の看護業務を完成することが含まれる。
例:患者、男性、78 歳、本態性高結血圧歴 26 年、心不全合併で入院。医師の指示でジゴ
キシンを服用。看護師は患者にジゴキシンを渡す前に、先ず評価する内容は:
A.心拍数、心拍リズム B. 24 時間尿量 C.呼吸頻度
D.血圧 E.浮腫の程度
この問題は主に高血圧、心不全合併(疾病の背景)に対して、看護師は投薬指示を実行
する前に、学習した看護知識(薬理学知識)を用いて、患者を評価する(業務)ことを考
査する。
(二)試験に及ぶ主な看護業務
主な看護業務は臨床業務初期(0~3 年)の看護師、就業活動中によくある看護業務のこ
とを指す。試験に及ぶ看護業務は全部で 7 種類があり、それぞれは
1.患者をケアーし、患者の基本需要を満たすこと。
患者の日常看護活動及び看護特有な操作(例えば、日常生活のケアー、バイタルサイン
の測定、患者の移動、患者体位の保持。看護特定操作は、例えば傷口のケアー、導尿カテ
ーテルの留置、静脈点滴等)を行うこと。
2.治療協力を関連する業務
安全な投薬を行い、治療協力活動(薬配合禁忌のチェック、正しい投薬順序、方法/ルー
ト別による投薬、薬の効果/副作用の観察等を含む)を行うこと。
3.交流、協調活動:患者と交流し、患者の心理的な需要(患者/家庭の支援体制、応対と
維持の評価を含め)を満たすこと、及び同じ医療チームの中の有効な疎通、交流を行うこ
と。
4.評価活動:患者に対する評価(例えば身体状況の評価、各種の標本の採取、臨床検査
結果の評価、治療効果の観察、評価プロセスを繰り返しに行うこと等)を実施すること。
5.患者安全の保証:患者に安全かつ有効な治療と回復環境(例えば各種な傷害をうける
危険がなく、安全な看護環境を提供し、患者への看護工具の安全性、有効性を評価する等)
を提供すること。
6.健康指導:患者と家庭に教育支援(知識レベルの評価、現在患者の状況の説明、健康
知識と看護情報の提供など)を提供すること。
7.倫理/法律活動:看護業務の中に倫理法律方面関連活動(例えば、患者のプライバシー
の保護、規定により、特定の事件等の報告等)を実施すること。
(三)試験に及ぶ知識部分
知識部分について、看護師が上述の看護業務を履行する時、関連知識を求められること
を指す。主に看護業務と関係深い医学基礎知識、看護専門知識と技能、及び看護業務に関
連する社会医学、人文知識が含まれる。
試験に及ぶ知識は次を含む。
1.看護業務に必要な医学基礎知識:現代医学の基礎知識であり、人体生命過程、解剖、
生理、病理と病理生理、薬理、心理、免疫、医学微生物と寄生虫、栄養、予防医学等知識
を含む。
2.看護専門知識と技能:看護業務に必要な臨床知識と技能であり、試験の主な部分であ
る。基礎看護技能、疾病の臨床像、治療方針、健康評価、看護プロセス及び看護専門技術、
健康教育、及び適量な漢方看護基礎知識と技能を含める。
3.看護関連の社会人文知識は法律法規と看護管理、看護論理、人間関係疎通の知識を含
む。
上述知識部分の中に基礎看護、法律法規と看護管理、看護論理、人間関係疎通の4部分
の考査内容は(五)を参照し、他の臨床疾病高度関連知識部分は各種のよくある疾病を背
景として、考査を行う。例えば、
「不整脈」に関して、受験生は関連の医学基礎知識、疾病
の臨床像、治療方針、健康評価、看護プロセス及び看護専門技術、健康教育など知識、技
能を用いて、臨床業務を履行する能力を考査する。
(四)試験に及ぶ各種よくある疾病
臨床業務初期で看護師が看護する患者の疾病種類を指す。主な分類は「国際疾病分類第
10 版(IDC-10)
」によるものである。これらのタイプの疾病が試験に出る頻度は実際臨床
業務の中に各種の疾病の罹患率と関係する。医学知識、看護専門知識と技能を考査する時、
これらの疾病は試験問題の出題に重要な情報として出る。
次は試験に出る可能性のある疾病リストである。
1.循環器疾患 心不全、不整脈、先天性心臓病、高血圧、冠状動脈のアテローム性動脈
硬化性心臓病、心臓弁膜症、感染性心内膜炎、心筋疾患、心膜疾患、末梢血管疾患、下肢
静脈瘤、閉塞性血栓性血管炎、心突然死を含む。
2.消化器疾患 口内炎、慢性胃炎、消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎、小児下痢、イレウス(腸
重積症、腸軸捻転症、腸癒着症等)
、急性虫垂炎、腹壁ヘルニア、痔、痔瘻、肛門直腸周囲
膿瘍、肝硬変(門脈高圧症を含む)
、肝膿瘍、肝性脳症、胆道感染症、胆道回虫症、胆石症、
急性膵炎、消化管出血、慢性便秘、急性腹症を含む。
3.呼吸器疾病 急性上気道感染症(急性感染性咽頭炎を含む)、急性気管支炎、肺炎(成
人、小児、細気管支炎を含む)
、気管支拡張症、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、慢性肺性
心疾患、血気胸(自然気胸を含む)
、呼吸不全(急性、慢性)
、急性呼吸窮迫症を含む。
4.伝染性疾病 麻疹、水痘、流行性耳下腺炎、ウイルス性肝炎、エイズ、日本脳炎、し
ょう紅熱、細菌性赤痢、流行性髄膜炎、結核病(肺、骨、腎、腸結核、結核性脳膜炎を含
む)を含む
5.皮膚と皮下組織の疾患 疔、よう、急性蜂窩織炎、手の急性化膿性感染、急性リンパ
管炎とリンパ節炎を含む。
6.妊娠、出産と産褥期の疾患 正常分娩、正常産褥、自然流産、早産、過期妊娠、妊娠
高血圧症、子宮外妊娠、胎盤早期剥離、前置胎盤、羊水量異常、多胎と巨大胎児、呼吸窮
迫症候群、胎児切迫仮死、前期破水、妊娠合併症、娩出力異常、産道異常、胎位異常、産
後出血、羊水梗塞症、子宮破裂、産褥期感染症、後期産後出血を含む。
7.周産期由来の疾患と状態、新生児と新生児疾病
正常新生児、未熟児、新生児窒息、
新生児低酸素虚血性脳症、新生児脳内出血、新生児黄疸、新生児寒冷傷害症候群、新生児
臍炎、新生児低血糖、新生児低カルシウム血症を含む。
8.泌尿生殖器疾患
糸球体腎炎(急性、慢性を含む)、ネフローゼ症候群、腎不全(急
性、慢性を含む)、尿路結石(腎、輸尿管、膀胱結石)、泌尿系損傷(腎、膀胱、尿路損傷
を含む)
、尿路感染(腎盂腎炎、膀胱炎)、良性前立腺肥大、外陰炎、膣炎、子宮頚炎、骨
盤炎症疾患、機能性子宮出血、生理痛、更年期症候群、子宮内膜症、子宮脱、急性乳腺炎
を含む。
9.精神障害 統合失調症、うつ病、不安障害、強迫障害、ヒステリー、睡眠障害、アル
ツハイマーを含む。
10.損傷、中毒
創傷、火傷(化学火傷を含む)、熱中症、溺れ、小児誤嚥、肋骨骨折、
四肢骨折、骨盤骨折、頭蓋骨骨折、破傷風、咬傷(毒蛇、犬を含む)、腹部外傷、食物中毒、
一酸化炭素中毒、有機リン中毒、睡眠薬中毒、アルコール中毒を含む。
11.筋肉・骨格系と混合結合組織疾病
腰、大腿痛と頚肩痛、骨と関節化膿性感染、脊
柱と脊髄損傷、関節脱臼、リウマチ熱、リウマチ性関節炎、SLE、骨粗鬆症を含む。
12.腫瘍
気管支原性癌、食道癌、胃癌、原発性肝がん、膵臓癌、大腸がん、腎がん、
膀胱がん、乳腺癌、子宮筋腫、子宮頚癌、子宮内膜癌、卵巣癌、絨毛癌、胞状奇胎及び侵
入奇胎、白血病、骨肉腫、脳内腫瘍を含む。
13.血液、造血器官及び免疫疾病
鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、再生不良貧血、血
友病、突発性血小板減少症、アレルギー性紫斑病、播種性血管内凝固症候群(DIC)等を含
む。
14.内分泌、栄養及び代謝性疾病
単純性甲状腺腫、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低
下症、クッシング症候群、糖尿病(成人、児童を含む)
、痛風、栄養失調、タンパク質摂取
不足、ビタミン D 欠乏症手足痙攣症を含む。
15.神経系疾病 頭蓋内圧亢進、急性脳ヘルニア、頭皮損傷、脳損傷、脳栓塞、脳梗塞、
脳出血、クモ膜下出血、一過性脳虚血発作(TIA)、三叉神経痛、急性炎症性脱髄多発神経
炎、パーキンソン病、癲癇、化膿性脳膜炎、ウイルス性脳膜炎、熱性痙攣を含む。
16.健康状態に影響と保健機構関連の要素、成長発達保健
一人っ子政策(計画生育)、
妊婦保健、成長発達、小児保健、思春期保健、婦女保健、高齢者保健を含む。
(五)その他の知識部分
基礎看護、人間交流、法律、法規と看護管理及び倫理の考査内容は次の通り。
基本看護と技能
看護師の素質と行為規範
看護プロセス
病院と入院環境
院内感染の予防とコントロール
入院と退院患者の看護
臥位と安全な看護
患者に清潔な看護
バイタルサインの評価
患者飲食の看護
冷熱療法
排泄看護
薬療法とアレルギーテスト
点滴静脈注射と輸血
サンプル採取
病状観察と重篤患者の救急
末期患者の看護
医療と看護文書の記述と処理
法律法規と看護管理
看護師就業関連の法律法規:看護師条例、看護師
登録管理方法、伝染病予防法、権利侵害責任法、
医療事故処理条例、献血法等
病院看護管理の組織原則
臨床看護業務組織構造
病院常用的な看護質の基準
病院看護質の欠陥と管理
看護論理
看護師就業中の倫理と行為規準
看護師の権利と
義務
患者の権利:プライバシー権、知る権利、公平に
受ける権利
人間交流
人間交流の基本理論と技術
看護業務の人間関係の疎通
看護実践業務の交流方法
三.科目の区分
看護師就業資格試験は専門知識と実践能力の二つ科目を含む。
専門実務科目の考査内容:看護業務関連の知識と技能を用いて、有効かつ安全で看護業
務を履行する能力。試験内容は健康と疾病を関連する医学知識、基礎看護と技能、及び看
護関連の社会人問知識の臨床応用能力等を及ぶ。
実践能力科目の考査内容:看護専門知識と技能を用いて、看護業務を履行する能力。試
験内容は疾病の臨床像、治療原則、健康評価、看護プロセス及び看護専門技術、健康教育
等知識の臨床応用等を及ぶ。
四.出題方式と例題
看護師就業資格試験は全部選択肢式を採用する。一つの設問と五つの選択肢で構成され、
五つの選択肢に一つだけ正解である。残りの選択肢は一部正解、或いは完全不正解で、受
験生は解答する時、選択肢を比較して、ベスト解答を選択する。試験は A1、A2、A3/A4 型
の問題を採用し、各型の説明と例題は次の通りである。
(一)A1 型問題(単文でベスト選択問題)
A1 型の特徴は簡単で重点的に問題を出し、受験生に対し、一つの知識点の把握状況を考
査する。
A1 型問題の例題:
問 1.腰椎穿刺後、患者は枕なしで臥位の時間は
A.1~2 時間 B.3~4 時間 C.4~6 時間 D.10~12 時間 E.24 時間
(二)A2 型問題(カルテ要約でベスト選択問題)
A2 型の特徴は一段のカルテ要約を述べる。受験生の分析、判断能力を考査する。
A2 型試験問題例題:
問 2.患者、男性、30 歳。30 分前に車に頭部がひかれた為、前頭蓋窩骨折で入院、保守
療法を行う。この患者に対し、不適切な看護措置は
A.ベッドを 15~20 度頭上げ
B.抗生物質溶液で鼻腔洗浄
C.鼻腔の塞ぎは禁忌
D.腰
椎穿刺禁止 E.外耳道、口腔と鼻腔清潔を保持する
(三)A3 型問題(カルテ組型でベスト選択問題)
A3 型は一人患者を中心にして、臨床状況を述べ、関連状況に対し、違う考査の要点から
2~3 問独立の問題を出す。
A3 型試験問題例題:
患者、男性、40 歳、飽食後、上腹部激痛 3 時間、共に吐気、嘔吐で来診。最初の身体検
査:意識鮮明、腹部平ら、全腹部顕著な圧痛、板状硬、腹鳴消失。
問 3.受診科案内の看護師の最初判断で、最も可能性が高いのは
A.急性腹症、膵炎の疑い
B.ヒステリー
C.消化器感染、腸チフスの疑い
D.中枢神経
疾患、脳ヘルニアの疑い E.外傷、骨盤骨折の疑い
問 4.受診科案内の看護師は最も適切な処理は
A. 一般外科急患の優先受診
B.神経外科急患の優先受診
C.順番待ち受診の急患
D.
帰宅させて、様子を見る E.更に詳しく病歴を聞く
問 5.腹鳴消失の原因は最も可能性が高いのは
A.腸穿孔
B.腸血流障害
C.機械性腸閉塞
D.激痛で腹式呼吸を恐れる
E.炎症の刺激
で腸麻痺
(四)A4 型問題(カルテ串型でベスト選択問題)
A4 型は単一患者或いは家庭を中心とした臨床状況に、4~6 独立した問題を出し、病状の
進行により、一部新しい情報を追加されることもあり、臨床総合能力を考査する。
A4 型試験問題例題:
(6~9 問の問題の共通部分)
患者、男性、63 歳。慢性閉塞性肺疾患約 10 年、呼吸困難の為、普段の生活には家族の看
護と介護が必要で、今朝排便の時、突然息切れが激しくなり、共に胸痛で、急患として送
られてきた。
問 6.病歴聴取の時、特に注意して聞くことは
A.胸痛の部位、性質と伴う症状
B.冠状動脈硬化性心臓病、狭心症歴
近の胸部 X 線検査状況 E.最近服薬歴、例えば気管支拡張剤、抗生物質等
C.喫煙歴
D.最
問 7.身体検査の重点は
A.肺下界の位置及び肺下界の移動度
B.肺のラ音
C.病理性気管支呼吸音
D.胸部打診
音及び呼吸音の両側の比較 E.頚動脈怒張
問 8.最終診断に最も重要な補助検査は
A.B モード超音波画像 B.心電図 C.X 線透視或いは撮影 D.MRI E.RI 肺スキャン
問 9.
(仮定情報)検査の結果は肺気腫、併発左側自然気胸、治療として胸腔ドレナージ
術を行う。看護師は患者に説明する時、排気の主な目的は
A.重度喪失した肺機能の維持、呼吸不全の防ぎ
B.入院時間の短縮
C.慢性気胸になる
ことの防止 D.胸腔二次感染の防止 E.循環器への影響と合併症発生の防止