(別紙1) がん対策従事者功労表彰 1 表彰の概要 多年にわたりがん対策に従事し、その功績が特に顕著で他の模範となる者を知事が表彰する もの。今年度創設したもので、初めての表彰。 関係団体から推薦のあったかたを審査し、鳥取県知事が被表彰者を決定した。 2 推薦基準 ○がん対策に従事する医師、歯科医師、看護師、放射線技師、薬剤師、臨床検査技師、保健師 等。 (過去にがん対策功労により厚生労働大臣表彰及び知事表彰を受けた者は対象から除く。 ) ○がん対策に概ね20年以上従事し、がんの予防、検診、治療等に努め、その功績が顕著で他 の模範となる者。 3 平成26年度被表彰者の功績(表彰理由) 表彰者 推薦者 表彰理由(功績概要) ○昭和38年以来、医師として多年にわたりがんの いしとび 石 飛 せいいち 鳥取県医師会 誠 一 診療を行うとともに、がん検診にも従事している ほか、がん検診の重要性等に関する教育活動を行 っており、本県におけるがん対策に多大な貢献が あったもの。 ○昭和48年から現在まで胃がん検診の読影委員 として、胃がん検診の読影に尽力されるととも に、検診で発見されたがん患者の追跡調査を行 い、胃がんの予防と早期発見に尽力されている。 ○鳥取県健康対策協議会理事として、がん登録事業 をはじめ本県における各種がん対策事業に取り 組まれ、県民の健康確保に努められたことは他の 模範となるところである。 ○昭和45年以来、診療放射線技師として多年にわ やまもと 山 本 しげる 茂 鳥取県診療放射 たり臨床現場においてがん診療に従事するほか、 線技師会 国の診療放射線技師卒後教育講習会や全国統一 講習会における講師を務めるなど、後進の育成に も尽力され、本県のがん対策に多大な貢献があっ たもの。 (別紙2) 食のみやことっとりキラリと光る食育推進活動知事表彰 1 表彰の概要 小さくてもキラリと光る食育活動に光を当てることで、食育に携わる者に希望を与え、食育 活動のさらなる推進と県民の食育意識の高揚を図るために行うもの。 県内で積極的に実践されている食に関する活動を自薦・他薦を問わず公募(ただし、市町村 立施設等は市町村長の推薦による) 。平成26年度は6件の応募があった。 創意工夫、独自性、効果性、実現性について、食育の有識者と県関係部局長等で構成する選 考委員会の意見を聴いて、鳥取県知事が決定した。 2 平成26年度被表彰者の功績(表彰理由) 活動の名称 活動の概要 「子どもの食育・はやぶさ研究所」は、自然体験と収穫体験、 食材とそれを生産される方との出会い、更には、食材や生産に ついての専門的な知識を持っておられる方の指導を受けること で、幼児も教師も、食に関する知識を五感を使って体験的に学 ぶことができる。。 ホンモロコの育つ場所を見て、水槽で泳ぐホンモロコを幼児一 人一人が自分の手ですくい獲ったものを、その場で調理してもら 子どもの食育・はやぶ い、“じげの味”の昼食の配膳をみんなで行い、みんなで一緒に さ研究所 食べる楽しさを味わう体験と、食後、調理して下さった栄養士の 先生のお話を聞く「子どもの食育講座」の2つの活動を中心にし 鳥取ルーテル幼稚園, ている。 鳥取市 感受性と知性を一体化出来る幼児(年長児)が、生きたホンモ ロコやこの地域で採れた作物を、その地域で食することで、食 材の持つ命をいただくことを実感する貴重な体験となっている。 この体験を園での調理保育や給食につなげ、ホンモロコは、 給食の食材として、生きて泳いでいる状態で、納入してもらって いる。 じげの味のレシピを保護者に紹介したり、給食にそのメニュー を取り入れ、鳥取ならではの味覚をみんなで味わっている。 今から69年前、日本でも戦争があり、食べる物も少なく、苦し い生活でした。お金があっても買うことが出来ない頃、弓ヶ浜で はさつま芋が沢山作られていましたが、気温が10℃以下になる 伝統料理「ねぼし」を と腐ってしまうので、昔の人の知恵で「ねぼし」にすれば何年でも 作ろう 食べられる事に気付き、毎日毎日ねぼしを食べていました。 児童にもねぼし作りの体験を通して栽培の難しさと食べること 境港市渡地区食生活改 の大切さ、当時の食の大変さを知らせました。 善推進員会,境港市 畝作りで労働の大変さ、苗を植えて命を植えた事、収穫しては 大歓声、「ねぼし」を作っては、昔の人の知恵を知り、団子作り では味覚を味わい、自分達で作ったねぼしは今迄にない喜びの 体験となりました。 評価した理由等 <評価された点> ・ 年間を通じて、食に関わる一連のつながり、流れが体験でき るようになっている。 ・ 生きた生命の教材を使って、「命をいただく」実体験の学びが 貴重。 ・ 地域の資源・人材、多くの人のつながりで成り立っている(保 護者、地域、生産者、保育園職員などの連携・協力) ・ 保護者、家庭への働きかけを丁寧に行っている。 <その他> ・ ホンモロコを中心とした活動アピールだったが、ホンモロコだ けではない、年間を通じた保育園全体の食育活動こそ評価した い。 <評価された点> ・ 栽培~収穫~保存食づくり~食べるまでの一連の流れ・全工 程が体験できるようになっている。 ・ 年間を通じたつながりのある活動。 ・ 地域の独自性(文化や歴史)、伝統食“ねぼし”、昔の人の知 恵の伝承。 <その他> ・ ねぼしを使った料理が、今後も若い人に好まれるか、受け入 れ続けられるか心配もある。現代風の料理の展開があれば、さ らに広がりができるのでは。 (別紙3) 鳥取県栄養関係功労者知事表彰 1 表彰の概要 栄養改善事業の普及向上及び食生活改善の積極的な推進に永年にわたり寄与された方に贈る もの。昭和52年度に創設。 総合事務所、関係団体から推薦があったものについて審査のうえで、鳥取県知事が被表彰者を 決定した。 2 区分 平成26年度被表彰者の功績(表彰理由) 被表彰者 推薦基準 地区住民の健康を保持増進するため、食生活改善を積極的に推 進して、特に顕著な成果を上げており、かつ、他の模範とする 組織であって、次のア又はイのいずれかに該当するもの。 地 区 組 織 略歴及び業績 ・ 昭和45年4月に旧会見町で発足し(旧西伯 町では昭和48年発足)、町合併に伴う組織 の合併を経てもなお、両地区の特徴を取り入 れ活動を継続している。 ・ 平成17年の南部町協議会設立後は、 ・食育推進だより(年2回)発行 ・親子食育教室 ・男性の料理教室 ・ケーブルテレビによる地産地消PR活動 などを実施。 南部町食生活 改善推進協議 会 ア 表彰年度の4月1日において、県を単位とする場合10 ・ 活動の継続年数 44年0月 年、地区を単位とする場合15年以上継続して地区の食生 昭和45年4月 旧会見町の組織発足 活改善運動を実施しているもの。 昭和48年4月 旧西伯町の組織発足 イ その他アに準ずるものとして、知事が表彰することが適当 と認める業績又は行為があったもの。 調理師の免許を有する者であって、常に第一線にあって実際の 料理業務に従事し、かつ、指導的立場から調理技術の発展及び 調理師の資質向上に特に顕著な功績があったと認められる者 で、表彰年度の4月1日において、次のア又はイのいずれかに 該当するもの。 調 理 業 務 功 労 者 高橋 真美 (たかはし まさみ) ・ 平成57年11月 調理師免許(鳥取県第963 7号)取得。 ・ 株式会社江戸平勤務。店名:食留芽(ぐる め),米子市加茂町。 ・ 鳥取県調理師連合会役員として、会員の資 質向上、後継者の指導に尽力。 ・ 地域や学校における料理講習会の講師を務 めてきた。 ア 功績に係る従事年数が、県を単位とする場合10年、地区 ・ 一般社団法人鳥取県調理師連合会 を単位とする場合15年以上で、年齢が50歳以上である (旧:社団法人鳥取県調理師連合会) こと。 役員歴13年(理事12年、監事1年) ・ 年齢 満50歳 イ その他アに準ずるものとして、知事が表彰することが適当 と認める業績、又は行為があったもの。
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