別紙 6 環境規制課 平成18年度自動車騒音の調査結果について 騒音規制法第18条に基づく自動車騒音の常時監視は、 「騒音に係る環境基準」 (平成11 年4月施行)の達成状況等を把握するもので、騒音規制法の改正(平成11年)によって平 成12年度から都道府県及び騒音規制法政令市の事務とされた。 環境基準の達成状況は、道路に面する地域について、一定地域内の住居等のうち騒音レベ ルが環境基準を超過する戸数及び超過する割合により評価(以下「面的評価」という。)す ることとされており、平成14年度から道路沿道環境マップ(評価システム)を使用して、 本市の調査した評価区間の道路端から背後地 50m までの面的評価を行っており、平成16年 度からは5ヵ年で市内幹線道路32路線229評価区間全てを対象に自動車騒音調査を実 施している。平成18年度はこのうち19路線65評価区間(定点14路線14評価区間(図 −1)及び準定点5路線51評価区間(図−2))において面的評価を行った。このうち、 東関東自動車道を含む5路線(図−2に示した路線)は全区間の評価を行い、道路別の評価 結果も示した。 その結果は以下のとおりである。 1.面的評価結果の概要 65評価区間全体(12,791 戸)をみると昼間(6時∼22時)及び夜間(22時∼6時) とも環境基準値以下であったのは 11,132 戸(87.0%) 、昼間のみ基準値以下であったのは 346 戸(2.7%)、夜間のみ基準値以下は 81 戸(0.6%) 、昼夜間とも基準値を超過したのは 1,232 戸(9.6%)である。 このうち幹線交通を担う道路に近接する空間(近接空間:3,725 戸)では、昼夜間とも環 境基準値以下であったのは 2,777 戸(74.6%) 、昼間のみ基準値以下であったのは 214 戸 (5.7%)、夜間のみ基準値以下は 0 戸(0.0%) 、昼夜間とも基準値を超過したのは 734 戸(19.7%) である。 一方、近接空間以外(非近接空間:9,066 戸)では、昼夜間とも環境基準値以下であった のは 8,355 戸(92.2%) 、昼間のみ基準値以下であったのは 132 戸(1.5%)、夜間のみ基準値以 下は 81 戸(0.9%) 、昼夜間とも基準値を超過したのは 498 戸(5.5%)である。 2.道路種別面的評価結果 道路の種類別に見ると、昼夜間とも環境基準値以下であったのは、4 車線以上の市町村道 に面する地域が 3,638 戸中 3,556 戸(97.7%)で割合が最も高く、次いで高速自動車国道に 面する地域が 605 戸中 522 戸 (86.3%)都道府県道に面する地域が 2,813 戸中 2,351 戸 (83.6%) となっている。 3.道路別面的評価結果 全区間評価した路線は図−2に示すとおりであり、結果は以下の道路別面的評価結果に示 すとおりである。 なお、これらの結果については、千葉市サウンドマップに掲載し HP で公表する。 環 境 基 準 の 達 成 状 況 全体面的評価結果 評 価 区 間 数 13 戸数 面的評価結果(全体) 住 居 昼夜 昼の 夜の 等 戸 とも み基 み基 数 基準 準値 準値 値 以 以下 以下 下 12,791 % 昼夜 とも 基準 値超 過 11,132 346 81 1,232 87.0 2.7 0.6 9.6 面的評価結果(近接空間) 面的評価結果(非近接空間) 住 居 昼 夜 昼 の 夜 の 昼 夜 住居 昼 夜 昼の 夜 の 昼 夜 等 戸 と も み 基 み 基 と も 等戸 と も み基 み 基 と も 数 基準 準値 準 値 基準 数 基 準 準値 準 値 基 準 値 以 以下 以下 値 超 値 以 以下 以下 値 超 下 過 下 過 3,725 2,777 214 0 734 74.6 5.7 0.0 19.7 9,066 8,355 132 81 498 92.2 1.5 0.9 5.5 道路種別面的評価結果 道 路 種 別 イ 戸 % ロ 戸 % ハ 戸 ニ ホ 全 体 面的評価結果(全体) 住 居 昼夜 昼の 夜の 等 戸 とも み基 み基 数 基準 準値 準値 値 以 以下 以下 下 605 4,142 2,813 面的評価結果(近接空間) 昼夜 住居 昼夜 昼の 夜の 昼夜 とも 等戸 とも み基 み基 とも 基準 数 基準 準値 準値 基準 値超 値 以 以下 以下 値 超 過 下 過 522 1 80 2 86.3 0.2 13.2 0.3 3,398 177 0 567 82.0 4.3 0.0 13.7 2,351 170 0 292 140 1,406 1,042 137 1 0 2 97.9 0.7 0.0 1.4 883 79 0 444 62.8 5.6 0.0 31.6 631 136 0 275 面的評価結果(非近接空間) 住居 昼夜 昼の 夜の 昼夜 等戸 とも み基 み基 とも 数 基準 準値 準値 基準 値 以 以下 以下 値 超 下 過 465 2,736 1,771 385 0 80 0 82.8 0.0 17.2 0.0 2,515 98 0 123 91.9 3.6 0.0 4.5 1,720 34 0 17 % 83.6 6.0 0.0 10.4 60.6 13.1 0.0 26.4 97.1 1.9 0.0 1.0 戸 3,638 3,556 0 1 81 1,200 1,170 0 0 30 2,438 2,386 0 1 51 % 97.7 0.0 0.0 2.2 97.5 0.0 0.0 2.5 97.9 0.0 0.0 2.1 戸 1,679 1,367 2 0 310 0 0 0 0 0 1,679 1,367 2 0 310 % 81.4 0.1 0.0 18.5 0.0 0.0 0.0 0.0 81.4 0.1 0.0 18.5 12,877 11,194 350 81 1,252 3,788 2,821 216 0 751 9,089 8,373 134 81 501 戸 % 86.9 2.7 0.6 9.7 74.5 5.7 0.0 19.8 92.1 1.5 0.9 5.5 イ:高速自動車道国道 ロ:一般国道 ハ:都道府県道 ニ:4車線以上の市町村道 ホ:その他の道路 ※全体面的評価結果と道路種別面的評価で評価戸数が異なるのは、 道路種別の評価において複数の道路の評価を 受ける住居を重複集計しているためである。 道路別面的評価結果 道 路 種 別 ア 戸 % イ 戸 % ウ 戸 % エ 戸 % オ 戸 % カ 戸 % 面的評価結果(全体) 住 居 昼夜 昼の 夜の 等 戸 とも み基 み基 数 基準 準値 準値 値 以 以下 以下 下 605 1,639 1,894 面的評価結果(近接空間) 昼夜 住居 昼夜 昼の 夜の 昼夜 とも 等戸 とも み基 み基 とも 基準 数 基準 準値 準値 基準 値超 値 以 以下 以下 値 超 過 下 過 522 1 80 2 86.3 0.2 13.2 0.3 1,348 43 0 248 82.2 2.6 0.0 15.1 1,545 76 0 273 81.6 4.0 0.0 14.4 401 368 33 0 0 91.8 8.2 0.0 0.0 1,144 1,036 0 0 108 90.6 0.0 0.0 9,4 3,987 3,724 2 1 260 93.4 0.1 0.0 6.5 140 454 725 139 252 909 137 1 0 2 97.9 0.7 0.0 1.4 270 27 0 157 59.5 5.9 0.0 34.6 413 54 0 258 57.0 7.4 0.0 35.6 106 33 0 0 0.0 0.0 0.0 0.0 223 0 0 29 88.5 0.0 0.0 11.5 908 0 0 1 99.9 0.0 0.0 0.1 面的評価結果(非近接空間) 住居 昼夜 昼の 夜の 昼夜 等戸 とも み基 み基 とも 数 基準 準値 準値 基準 値 以 以下 以下 値 超 下 過 465 1,185 1,169 262 385 0 80 0 82.8 0.0 17.2 0.0 1,078 16 0 91 91.0 1.4 0.0 7.7 1,132 22 0 15 96.8 1.9 0.0 1.3 262 0 0 0 100.0 0.0 0.0 0.0 892 813 0 0 79 91.1 0.0 0.0 8.9 3,078 2,816 2 1 259 91.5 0.1 0.0 8.4 番 号 道 路 名 番 号 道 路 名 ア 東関東自動車道 イ 一般国道 357 号 ウ 千葉大網線 エ 千葉鴨川線 オ 中央赤井町線 カ 磯辺茂呂町線 (参考資料 1) 1)道路に面する地域の環境基準 地域の区分 基準値 A地域のうち 2 車線以上の車線を有する道路 に面する地域 B地域のうち 2 車線以上の車線を有する道路 に面する地域及びC地域のうち車線を有する 道路に面する地域 昼間 夜間 60デシベル以下 55デシベル以下 65デシベル以下 60デシベル以下 備考1.時間の区分は、昼間を午前 6 時から午後 10 時までの間とし、夜間を午後 10 時から翌日の午前 6 時までの間とする。 2.Aを当てはめる地域は、専ら住居の用に供される地域とする。 3.Bを当てはめる地域は、主として住居の用に供される地域とする。 4.Cを当てはめる地域は、相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域とする。 5.車線とは、1縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状の車道部分をいう。 2)幹線交通を担う道路に近接する空間の環境基準 基準値 昼間 70デシベル以下 夜間 65デシベル以下 備考: 個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれている と認められるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては 45 デシベル以下、夜間 にあっては 40 デシベル以下)によることができる。 (参考資料 2) 幹線交通を担う道路に近接する空間 50 m 非近接空間 15m もしくは 20m 近接空間 2 車線以下 15m の範囲 2 車線超える 20m 歩 道 車 道 【幹線交通を担う道路】 ① 道路法第 3 条に規定する高速自動車国道、一般国道、都道府県及び市町村道(市町村道にあっては 4 車線以上の区間に限る。) ② 前項に掲げる道路を除くほか、一般自動車道であって都市計画法施行規則第 7 条第 1 項第 1 号に定 める自動車専用道路 【近接空間】 幹線交通を担う道路に近接する空間(告示)。幹線交通を担う道路の車線数の区分に応じ、道路端か ら以下に示す距離の範囲をいう。 ①2 車線以下の車線を有する幹線交通を担う道路 :15 メートル ②2 車線を超える車線を有する幹線交通を担う道路:20 メートル 【非近接空間】 50 メートルの評価範囲のうち近接空間以外の区域 図−1 自動車騒音常時監視定点調査路線及び評価区間 5 図−2 自動車騒音常時監視準定点路線及び評価区間 6 番 号 道 路 名 1∼9 東関東自動車道 10∼14 一般国道357 号 15∼24 一般国道357 号 + 東関東自動車道 25 主要地方道千葉大網線 26∼27 主要地方道千葉鴨川線 28,29 市道中央赤井町線 30∼31, 39∼51 32∼38 市道磯辺茂呂町線 市道磯辺茂呂町線 + 東関東自動車道
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