資料1(PDF:230KB)

資
千葉市地球温暖化対策実行計画策定に係る基本的な考え方の変更について
温暖化対策の推進に係る環境の変化
東日本大震災前
1)我が国は、京都議定書に基づき 1990 年比で 6%削減
する義務を負っている。
2)国は、1990 年比で 2020 年の排出量を 25%削減、
2050 年 80%削減という中長期目標を表明
(すべての主要な国が、国際的な枠組みの構築や温室効果ガス
排出量に関し、意欲的な目標に合意した場合)
東日本大震災前
1計画期間
1)1990 年比で
2009 年 4.1% 減少
2008 年 1.6% 増加
東日本大震災後
(案)平成24年度から平成26年度まで
平成24年度から平成32年度まで
(必要により見直す。
)
2)当初の中長期目標の達成が、原子力発電
所の事故を受け、困難な状況となる。
2目標
3)変更なし
1)市全域に係る温室効果ガス排出削減目標
地球温暖化対策基本法に基づく「基本計画」が
策定されるまでの暫定計画と位置付ける。
(短期目標)
3)温暖化対策推進法では、政令指定都市等に地球温暖化
対策に関する実行計画の策定を義務付け。
4)省エネ法では、事業者に対し単位あたりエネルギー 4)変更なし
使用量を毎年平均1%相当の削減を求めている。
(H22 年度から市の事業活動全てが対象)
2地球温暖化対策基本法
ア.1990 年比で 2020 年の排出量を 25%削減
イ.温暖化対策税の導入
ウ.国内排出量取引制度の創設
エ.再生可能エネルギー全量買取制度の創設
・基本法の成立時期が不明。
・ア~ウについては、
当初案に盛り込まれていたが明記されない
恐れあり。また、詳細は基本法成立後、基
本計画で定めるとされている。
・エについては、
8月26日「電気事業者による再生可能エ
ネルギー電気の調達に関する特別措置法」
が成立。今後、全量買取が実施される。
(ただし、買取価格は後日決定)
3エネルギー政策基本法
1)
「エネルギー基本計画」の制定(2010 年 6 月) 1)「エネルギー基本計画」の(2010 年
ア.2020 年までに9基の原子力発電所の新増設
イ.設備利用率約 85%を目指す。
(現状:54 基稼働、
設備利用率:
(2008 年度)
約 60%)
ウ.2030 年までに、少なくとも 14 基以上の原子力発
電所の新増設。
(設備利用率約 90%を目指す。
)
エ.これらの実現により水力等に加え、原子力を含む
ゼロ・エミッション電源比率を 2020 年 50%以上
2030 年までに約 70%とすることを目指す。
6 月)の見直し
・ア~エについては、
「原発への依存度を引き下げる」
「再生可能エネルギー比率を上げる
(太陽光発電など)」を盛り込む長期計画
を策定するとの報道。
1
次期計画の内容見直し
東日本大震災後
1国の掲げる削減目標等
料
1990 年度に比べ、
(短期目標)2012 年度までに
2012 年は、計画運用初年度のため、目標は削除する。
(中期目標)
1.6% 削減
削除
削除
(案)国が示す 25%削減目標自体が不明確であること
に加え、具体的な削減内訳・施策体系などが示され
(中期目標)2020 年度までに 25% 削減
ていなため削除し、基本計画が策定された後、設定
今後の国の対策の動向を注視。
する。
事業者の広域的な取組みや排出権取引などを勘
案できる評価方法を検討。
(暫定目標) 設定
1)目標年度
平成26年度
2)目標
民生部門を対象に設定
国の目標や施策等が不透明な中、節電への取組や今
後期待される再生可能エネルギーの導入促進を念頭と
し、その効果が期待される民生部門に目標を設定する。
2)市の事業活動に係る温室効果ガス排出削減目標 中期目標等 削除
市の事業活動に係る平成 32 年度削減目標を削除
2008 年度に比べ、
2020 年度(平成32年度)までに 36% 削減
2014(H26)年度までに 13%削減
(中間目標
2014(H26)年度までに 14%削減)
事務系施設
廃棄物処理施設
下水道施設
病院、水道、消防局等
公用車
10% 削減
56.6% 削減
8.3% 削減
10% 削減
5% 削減
3庁内の推進体制
○「地球温暖化対策推進会議」を設置
地球温暖化対策を全庁的に推進し、着実な進
を図るため、副市長をトップとする「地球温暖
化対策推進会議」を設置する。
○「地球温暖化対策推進会議」の充実
「地球温暖化対策推進会議」に「再生可能エネルギー導
入検討プロジェクトチーム」等を設置し、太陽光発電等
の再生可能エネルギーの利用拡大を図る。