委託契約書(案) 滋賀県知事 三日月大造(以下「甲」という。)と○○○○○○○(以下「乙」と いう。 )は、 「中小企業等経営力改善事業」に係る業務の委託について、次のとおり契 約を締結する。 (委託業務) 第1条 甲は、別添の業務委託仕様書に基づき、 「中小企業等経営力改善事業」に係る 業務(以下「委託業務」という。 )を乙に委託し、乙は、これを受託する。 (委託期間) 第2条 委託期間は、平成27年○月○日から平成27年3月31日までとする。 (再委託) 第3条 乙は、あらかじめ書面により甲の承諾を得た場合を除き、委託業務の処理を 他に委託し、または請け負わせてはならない。 (委託料) 第4条 委託業務に対する委託料は、金○○○○○○○円(消費税および地方消費税 相当額を含む)とする。 (権利義務の譲渡等の禁止) 第5条 乙は、この契約によって生ずる権利または義務を第三者に譲渡し、または継 承させてはならない。ただし、あらかじめ書面により甲の承諾を得たとき、または 債権のうち売掛金債権に限り本邦内に本店または支店を有する金融機関および信 用保証協会に対し譲渡する場合については、この限りでない。 (委託業務の調査・報告) 第6条 甲は、 必要と認めるときは、 乙に対して委託業務の処理状況につき調査をし、 または報告を求めることができる。 (業務内容の変更等) 第7条 甲は、必要がある場合には、委託業務の内容を変更し、または委託業務を一 時中止することができる。この場合において、委託料または履行期限を変更する必 要があるときは、甲乙協議して書面によりこれを定める。 2 前項の場合において、乙が損害を受けたときは、甲はその損害を賠償しなければ ならない。賠償金額は甲乙協議して定める。 (損害のために必要を生じた経費の負担) 第8条 委託業務の処理に関し発生した損害(第三者に及ぼした損害も含む。)のため に必要を生じた経費は、乙が負担するものとする。ただし、その損害が甲の責めに 帰する事由による場合には、その損害のために必要を生じた経費は、甲が負担する ものとし、その額は、甲乙協議して定める。 (履行遅滞の場合における延滞金) 第9条 乙の責めに帰する事由により、履行期限までに委託業務を完了することがで きない場合において、履行期限後に完了する見込みがあると認めたときは、甲は、 延滞金を付して履行期限を延期することができる。 2 前項の延滞金は、委託料に対し、年 2.9%の割合とする。 3 甲の責めに帰する事由により第4条の規定による委託料の支払いが遅れた場合に は、乙は、甲に対して年 2.9%の割合で計算した額の遅延利息の支払いを請求するこ とができる。 (検査および引渡) 第10条 乙は、委託業務を完了したときは、遅滞なく、甲に対して業務完了報告書 を提出しなければならない。 2 甲は、前項の業務完了報告書を受理したときは、その日から10日以内に成果品 について検査を行わなければならない。 3 前項の検査の結果不合格となり、成果品について補正を命じられたときは、乙は 遅滞なく当該補正を行い、甲に補正完了の届を提出して再検査を受けなければなら ない。この場合、再検査の期日については、前項を準用する。 4 乙は、検査合格の通知を受けたときは、遅滞なく、当該成果品を甲に引き渡すも のとする。 (委託料の支払) 第11条 乙は、前条の規定による検査に合格したときは、甲に対して、委託料の支 払を請求するものとする。 2 甲は、前項の支払請求があったときは、その日から30日以内に支払わなければ ならない。 (前金払等) 第12条 前条の規定にかかわらず、甲は、必要と認めるときは、第4条に定める委 託料の額の範囲内において、委託料の前金払または部分払を行うことができる。 2 乙は、前金払または部分払を受けようとするときは、甲に対して、支払を請求す るものとする。 3 甲は、前項の支払請求があったときは、その日から30日以内に支払わなければ ならない。 (精算) 第13条 委託料の精算にあたり、精算額が委託金額を下回った場合は、精算額を委 託料の額とし、変更契約書の締結は省略するものとする。 2 前項の場合、乙は甲に対し、前金払額と精算額との差額を甲の指定する日までに 返納するものとする。 (契約の解除) 第14条 甲は、次の各号のいずれかに該当するときは、契約を解除することができ るものとする。 (1) 乙の責めに帰する事由により契約が履行されなかったとき、または履行される 見込みがないと明らかに認められるとき。 (2) 前号に掲げる場合のほか、乙が契約に違反し、その違反により契約の目的を達 することができないとき。 (3) 乙、乙の役員等(乙の代表者もしくは役員またはこれらの者から県との取引上 の一切の権限を委任された代理人をいう。 )または乙の経営に実質的に関与して いる者が次のいずれかに該当するとき。 ア 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号。以 下「法」という。)第2条第2号に規定する暴力団(以下「暴力団」という。) であると認められるとき。 イ 法第2条第6号に規定する暴力団員(以下「暴力団員」という。 )であると認 められるとき。 ウ 自己、自社もしくは第三者の不正の利益を図る目的または第三者に損害を与え る目的をもって、暴力団または暴力団員を利用していると認められるとき。 エ 暴力団または暴力団員に対して資金等を供給し、または便宜を供与するなど、 直接的もしくは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、または関与していると認 められるとき。 オ 暴力団または暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると認めら れるとき。 カ 暴力団、 暴力団員または前記ウからオまでのいずれかに該当する者であること を知りながら、これを不当に利用するなどしていると認められるとき。 (4) 本条の規定により、甲が本契約を解除しても、乙は甲に対して損害および異議 の申し立てをすることはできない。 (誓約書の提出) 第15条 乙は、滋賀県暴力団排除条例(平成 23 年滋賀県条例第 13 号)の趣旨に のっとり、前条第3号アからカまでのいずれにも該当しないことを表明・確約する ため、別紙1の「誓約書」を契約締結時に甲に提出するものとする。 (不当介入があった場合の通報・報告義務) 第16条 乙は、この契約の履行に当たり第14条第3号アからカまでのいずれかに 該当すると認められる者による不当介入を受けた場合は、別紙2の「不当介入通 報・報告書」により、ただちに警察に通報するとともに、速やかに甲に報告しなけ ればならない。 (違約金) 第17条 乙の責めに帰すべき事由により、甲が契約を解除したときは、乙は契約金 額の10分の 1 を違約金として甲の指定する期限までに納付しなければならない。ま た、甲は、委託料を支払わない、もしくは既に支払っている委託料の一部または全 部を乙から返還させることができる。 (秘密の保持) 第18条 乙は、委託業務の処理上知り得た秘密を他人に漏らしてはならない。 2 乙は、成果品(委託業務の履行過程において得られた記録等を含む。 )を他人に閲 覧させ、複写させ、または譲渡してはならない。ただし、甲の承諾を得たときは、 この限りでない。 (個人情報の保護) 第19条 乙は、この契約による業務を行うために個人情報を取り扱う場合には、別 記「個人情報取扱特記事項」を守らなければならない。 (担保責任) 第20条 乙は、第10条第4項の引渡の後に発見された成果品の瑕疵を補修するも のとする。 2 前項の規定は、甲が乙に対して損害賠償の請求をすることを妨げない。 (信義則) 第21条 甲および乙は、信義則を重んじ、誠実にこの契約を履行しなければならな い。 (契約外の事項) 第22条 この契約に定めのない事項またはこの契約について疑義が生じた事項につ いては、必要に応じて甲乙協議して定めるものとする。 本契約の証として本書2通を作成し、当事者記名押印の上、各自1通を保有する。 平成27年○月○日 甲 大津市京町四丁目1番1号 滋賀県知事 三日月 大造 乙 ○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○ 別記 個人情報取扱特記事項 (個人情報の取扱い) 第1 乙は、この契約による個人情報の取扱いに当たっては、個人の権利利益を侵害することの ないよう適正に行わなければならない。 (秘密の保持) 第2 乙は、この委託業務の処理により知り得た個人情報の内容を第三者に漏らしてはならない。 2 前項に規定する義務は、契約終了後も有効に存続するものとする。 (再委託の禁止) 第3 乙は、個人情報を取り扱う業務は自ら行うものとし、第三者に委託し、または請け負わせ てはならない。ただし、甲の書面による承諾を得た場合は、この限りでない。 2 乙は、甲の承諾により第三者に個人情報を取り扱う業務を再委託し、または請け負わせる場 合は、甲が乙に求めた個人情報の適切な管理のために必要な措置と同様の措置を第三者に求め なければならない。 (安全確保の措置) 第4 乙は、この委託業務の処理を行うために甲から引き渡された個人情報を滅失、き損および 改ざんしてはならない。乙自らが当該業務を処理するために取得した個人情報についても、同 様とする。 (取得の制限) 第5 乙は、この委託業務の処理を行うために個人情報を取得するときは、受託業務の目的の範 囲内で適法かつ適正な方法により行わなければならない。 (目的外使用の禁止) 第6 乙は、この委託業務の処理を行うために個人情報を取り扱う場合には、個人情報を他の用 途に使用し、または第三者に提供してはならない。 (複写、複製の禁止) 第7 乙は、この委託業務の処理を行うために甲から引き渡された個人情報が記録された資料等 を甲の承諾なしに複写し、または複製してはならない。 (資料等の返還等) 第8 乙は、この委託業務の処理を行うために甲から引き渡され、または乙自らが取得し、もし くは作成した個人情報が記録された資料等は、甲の指示に従い、委託業務完了後、速やかに返 還または廃棄しなければならない。 (委託業務に従事する者への周知および監督) 第9 乙は、この委託業務に従事している者に対し、この委託業務に関して知り得た個人情報の 内容を第三者に漏らし、または不当な目的に使用してはならないことその他個人情報の保護に 関し必要な事項を周知しなければならない。 2 乙は、この委託業務の処理を行うために取り扱う個人情報の適切な管理が図られるよう必要 かつ適切な監督を行わなければならない。 (調査) 第10 甲は、乙がこの委託業務の処理に当たり行う個人情報の取扱いの状況について、随時に調 査をすることができる。 (指示) 第11 甲は、乙がこの委託業務の処理に当たり行う個人情報の取扱いについて、不適正と認める ときは、乙に対して必要な指示を行うことができる。 (事故発生の報告) 第12 乙は、この委託業務の処理を行うために取り扱う個人情報の漏えい、滅失またはき損等が あった場合には、遅滞なくその状況を甲に報告し、その指示に従わなければならない。 (契約解除および損害賠償) 第13 甲は、乙が「個人情報取扱特記事項」の内容に反していると認めたときは、契約の解除ま たは損害賠償の請求をすることができるものとする。 別紙1 誓 約 書 (あて先) 滋賀県知事 私は、滋賀県が滋賀県暴力団排除条例の趣旨にのっとり、県の事務または事業から暴力団員 または暴力団もしくは暴力団員と密接な関係を有する者を排除していることを承知したうえで、 下記の事項について誓約します。 なお、滋賀県が必要と認める場合は、本誓約書を滋賀県警察本部に提供することに同意します。 記 1 私または自社もしくは自社の役員等が、次のいずれにも該当する者ではありません。 (1) 暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号。以下 「法」という。) 第2条第2号に規定する暴力団をいう。以下同じ。 ) (2) 暴力団員(法第2条第6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。) (3) 自己、自社もしくは第三者の不正の利益を図る目的または第三者に損害を与える目的をも って、暴力団または暴力団員を利用している者 (4) 暴力団または暴力団員に対して資金等を供給し、または便宜を供与するなど、直接的もし くは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、または関与している者 (5) 暴力団または暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有している者 (6) 上記(1)から(5)までのいずれかに該当する者であることを知りながら、これを不当に 利用するなどしている者 2 1の(2)から(6)に掲げる者が、その経営に実質的に関与している法人その他の団体また は個人ではありません。 平成27年 ○月 ○日 〔法人、団体にあっては事務所所在地〕 住 所 〔法人、団体にあっては法人・団体名、代表者名〕 (ふりがな) 氏 名 印 〔代表者の生年月日・性別〕 生 年 月 日 (明治・大正・昭和・平成) 年 月 日 性別 (男・女) 別紙2(表面) 平成 年( 年) 月 日 不当介入通報・報告書 滋賀県 滋賀県 (○○警察署長) 様 (発注所属の長) 様 (受注者名) ※ 取扱警察 所在地 滋賀県 警察署 課 TEL( ) - FAX( ) - 名 称 受注者 代表者 所 属 : TEL( ) - 通報者 氏 名 : (対応者) 役 職 : TEL( ) - FAX( ) - 住 所 不当介入に係る 行為者 所 属 役 職 氏 名 発生日時 ・ 場所 平成 年 月 日 時 分頃 [場所] TEL( ) - FAX( ) - 契約案件名 発注所属名 不当介入の内容 被害の状況 警察への通報 有 ・ 無 警察への通報状況 通報先警察署名 ( 滋賀県 警察署 課 ) 通報日時 平成 年 月 日 時 分頃 注) 1 この様式に必要事項を記入の上、第一報を所轄警察署刑事課または刑事第二課へ電話で行うこと。次に、様 式最下段の「警察への通報状況」欄に必要事項を記入し、発注所属宛てに報告(メール、FAX可)するとともに、 所轄警察署にも提出すること。 2 上記表中の ※欄は、警察署で記入するものとする。 3 不当介入に係る行為者の名刺、提示物等の参考資料がある場合は、写しを添付すること。 4 この文書を受け取った発注所属の長は、写しを会計管理局管理課に提出すること。 (制度の概要および通報・問合せ先は裏面に記載しています) 別紙2(裏面) 不当介入に対する通報・連絡制度の概要 (物品の買入れ・賃借・請負・委託等) 【目的】 県が行う下記の「対象とする契約」において、受注者が暴力団員または暴力団もしくは暴 力団員と密接な関係を有する者(以下「暴力団員等」という。)から不当介入を受けた場 合、県と警察が協力し、早期に対応することによって県の契約の相手方を保護し、適切な契 約の履行を確保するとともに暴力団排除の推進を図ろうとするものです。 【対象とする契約】 物品の買入れ契約、物品の借入れ契約、物品の製造に係る請負契約、修繕の請負契約 役務の提供に係る契約、業務の委託に係る契約 (注)建設工事に係る契約については別に定める通報連絡制度によるため、本制度の対象外 となります。 【通報・連絡の体制および方法】 ①「通報・捜査協力」「報告」 受注者は、暴力団員等から不当介入を受けた時は所轄する警察署に電話で通報し、捜査に 協力するとともに、速やかにその内容を記載した「不当介入通報・報告書」(別紙様式)を 所轄する警察署および県の発注所属に提出します。 ②「連絡」 県の発注所属と警察は、相互に情報提供を行うなど連絡調整を行います。 ③「指導・保護」「取締」 警察は受注者を指導・保護するとともに、不当介入者の取締りを行います。 ④「報告」 県の発注所属は、①で受領した「不当介入通報・報告書」の写しを会計管理局管理課に提出 します。 会計管理局 ④報告 県 (発注所属) ①報告 ②連絡 ①通報・ 捜査協力 受 注 者 警 察 (所轄の警察署) ③指導・ 保護 不当介入 ③取締 暴力団員等 不当な要求 妨害行為 など 通報・問合せ先(代表電話番号) 大津警察署刑事第二課 077-522-1234 彦根警察署刑事第二課 0749-27-0110 草津警察署刑事第二課 077-563-0110 米原警察署刑事課 0749-52-0110 守山警察署刑事課 077-583-0110 長浜警察署刑事課 0749-62-0110 甲賀警察署刑事課 0748-62-4155 木之本警察署刑事課 0749-82-3021 近江八幡警察署刑事課 0748-32-0110 高島警察署刑事課 0740-22-0110 大津北警察署刑事課 077-573-1234 東近江警察署刑事第二課 0748-24-0110
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