「理学部の研究室を訪問する」(中学生対象)(PDF:280KB)

平成25年度
千葉市未来の科学者育成プログラム
特別プログラム(千葉市中学校理科教育センター)
「千葉大学
サイエンスプロムナード&理学部研究室ツアー」
日時:7月31日(水) 8:50~12:05
会場:千葉大学理学部
講師:千葉大学理学部
地球科学科
教授 小竹 信宏
数学・情報数理学科 教授 越谷 重夫
生物学科
教授 綿野 泰行
物理学科
准教授 大濱 哲夫
化学科
准教授 米澤 直人
先生
先生
先生
先生
先生
今回のプログラムは、昨年に引き続き千葉市理科教育センター主催の理科生徒学習会に相乗りして実施しま
した。育成プロ受講生の約半分32名の希望者がいましたが、中学校からの参加希望者が非常に多いというこ
とで抽選となり、受講できなかった生徒は非常に残念がっていました。
まずは、サイエンスプロムナードの見学です。プロムナードは平成13年に一般公開され、国立大学初のミ
ニ博物館であり、実際に触れて体験できる展示物がたくさんあると共に、展示物の説明もしていただけるので、
受講生は興味深く見学をしていました。
次は、いよいよ理学部の研究室ツアーです、これは、ただ研
究室を見学するだけではなく、講義を受けたり、実際に顕微鏡
を使って観察・実験をしたり、貴重な実物を触ったりなど、理
学部ならではの貴重な体験ができるといったツアーです。
数学の「楽しい楽しい割り算」の講座では、数学の決まりの
美しさや、法則を探す楽しさを味わうことができました。物理
の「極低温を体験する」では、酸素の液体化、そして、その液
体の淡い青さや磁石に付く性質をもつことに感動していました。
化学の「共用機器センターでの大型分析装置の見学」では、分
析装置の値段の高さと、電子顕微鏡での観察が印象に残ったよ
うです。生物学の「シダ植物の精子をみてみよう」では、実際に顕微鏡で観察して、植物にも動くものがある
ということに驚き、植物も生き物であることを実感していました。地球科学の「博物館や図鑑で見られない化
石」では、この研究室にしかないというヒトデの生痕化石、この貴重な化石を見て触って感じ取り、先生の力
の入った説明に感動していました。どのミニ講座にも受講生は、大満足のようでした。
「僕も地球科学の世界に足を踏み入れたい。」、
「普段見ること
のできないものが体験できて、理科がさらに好きになった。」
「数
学は決まりがわかると、とても面白くなる。」
、「サイエンスプロ
ムナードは、科学館・美術館・博物館に行った気分でした。」
「未
知のものを発見し、その謎を解き明かしてみたい。
」など、楽し
みながら、驚きながら、感動しながら、たくさんのことを学ぶこ
とのできた講座でした。
今回講師をしてくださった理学部の先生方、支えていただいた
理学部の職員の方々、本当にありがとうございました。