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スポーツを活用した地域活性化としての交流人口増加について
~高地トレーニングなど強みを使った地域連携を進めて~
平成27年1月
長野県政策研究グループ
上田市スポーツ推進課
田端 聖
上小地方事務所地域政策課 若林
正展
東御市企画財政課
中村
昌彦
上小地方事務所環境課
中村
竜生
上小地方事務所農政課
井出 慎一郎
上小地方事務所林務課
関川
憲生
上田建設事務所総務課
滝沢 郁実
スポーツ課
太田
ちひろ
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 ありたい姿・現状

ありたい姿
単位:人
サイクリング
認知行動者数
水泳
440,000
ラグビー
370,000
マレットゴルフ
10,000
6,000
※行動者数とは、年 1 回以上運動・スポーツを実施している者

現状
交流人口の増加を達成するためには、全国的に実施者数が多いことが有効とのもと、「社会生活
基本調査(総務省)
」を基本として「スポーツライフ・データ(笹川スポーツ財団)」を活用
全体(推定人数)
サイクリング
5,723,900
水泳
5,491,850
ラグビー
232,050
マレットゴルフ
154,700
※年 1 回以上運動・スポーツを実施している者としている

分析手法の活用による施策検討
・対象スポーツを絞り込む際に、研究生による官能的評価(一対比較評価法)を実施
・SWOT法による施策を検討
・クープマン目標値の市場存在シェア 6.8%を使ったありたい姿の数値化
 4スポーツの施策の方向性

サイクリング認知向上推進事業
認知度向上(2・3 年目) ツールド美ヶ原グレードアップ開催事業(超過酷ヒルクライム)・新
大会の開発(スポーツツーリズム(観光:塩田平など)・サイクリン
グコースの新設
競技人口増(4・5 年目) ビギナー向け講習、大会

水泳認知向上推進事業
認知度向上(2・3 年目) 高地トレーニングの整備、ジュニアアスリートの育成、各種著名な大
会誘致(マスターズなど)
競技人口増(4・5 年目) 既存施設を利用した水泳教室等(ジュニア育成から生涯スポーツとし
て幅広く)

ラグビー認知向上推進事業
認知度向上(2・3 年目) ラグビーW 杯誘致、各種大会(女子 7 人制など)の開催、受入施設
のランキング、食品管理体制の確立
競技人口増(4・5 年目) ラグビー観戦ツアー(解説者付)、ラグビールール講習会、ラグビー
初心者教室

マレットゴルフ認知向上推進事業
認知度向上(2・3 年目) 上小カップ(仮称)の大会の開催、マレットゴルフツアー旅行商品開
発、首都圏での大規模な PR、周知事業
競技人口増(4・5 年目) 婚活マレットなど新たな大会の開発、コース整備
 実現のための県の施策

県の施策検討の上での視点
○民間主導民間主体の事業実施であること。
○県は役割分担上のサポートを行うものとして、自立した民間運営がなされるようにすること。
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
具体的施策の提案
背景上小地域が「一度は訪れてスポーツを楽しみたい、スポーツが盛んな地域」と、県内外の
皆さまに認知していただく「聖地化(ブランディング)」を目指して各種の取り組みを実施す
る必要がある。

スポーツ認知状況調査事業
「認知」については具体的に数値化されておらず、まずは上小地域の認知度の現状を把握す
る必要がある。
実施内容
・調査検討:設問の内容の専門家からの意見聴取
・街頭調査:県内外の各 2 市町村(上小管内は全市町村)において、サンプル(年
齢 3 区分、男女別)程度のアンケート実施
・調査分析:アンケート結果(1,140 サンプル)を精査し、専門家の意見聴取
期待する効果
街頭調査の結果による各種取り組みの過大投資の抑制・県内各地の同様の取り
組みの基礎指標
予算
580 千円(県単)

スポーツ企画提案プロポーザル事業
長期的視野に立つ必要があり、企画の継続性が求められることから、民間主導が期待される
ところ
実施内容
この企画を民間に求めるためのプロポーザルを実施
・継続性と地域連携に優れた、意欲ある事業主体の企画を採択
・概ね 12 企画の維持が条件
期待する効果
より継続性や連携性のある企画が複数提案され、より具体性のある民間活力を
活用した事業の実施及びイベント実施による集客促進
・公的な部門での信用力という強みを活かしたアプローチが可能
予算

276 千円(県単)
スポーツによる活性化支援事業(平成 28 年度)
実施内容
・プロポーザルにより採択された企画1つにつき定額補助金の交付
・プロポーザル認定された企画の継続性の向上(イベント 3 年次目まで、前年
度の決算が収益を発生させた場合、前年度支出決算額の 1/4 以内の額を、当年度
事業の実行支援)として出来高(成功報酬)補助
・対象年度の実施企画について、広報及びPR活動を県として実施
期待する効果
補助金を成功報酬型とすることによる成功の可能性のある企画の向上
低調企画を支援しないことによる費用対効果の高い取組
前例のない成功報酬型補助金システムによるイベント及び事業の広報効果向上
予算
(平成 28 年度:参考) 6,064 千円(県単)(成功報酬補助金含まず。)
 阿部知事・北川チーフアドバイザーによる評価・指摘・質疑応答
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当方の研究テーマの結果:①,①-1以外(①部局において予算化等を行い施策に反映、①-1
部局において提案のアイディア・考え方・視点を活かす)
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意見(主なもの):この程度ならば、私でも提案できる。ライバルが明確にならなければ何をや
るべきか対応できない。民間丸投げではなく、どのようなことを我々がすべきかを構想すべき。
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