○埼玉県警察運転適性相談室設置運営要綱 昭 和 63年 12月 27日 埼 例 規 第 53号 ・ 試 警 察 本 部 長 埼玉県警察運転適性相談室設置運営要綱の制定について(例規通達) 自動車等の安全な運転に支障を及ぼすおそれのある者を発見し、交通安全上の適切な措置を 講じるため、みだしの要綱を別添のとおり制定し、昭和64年1月1日から実施することとした ので、事務処理上誤りのないようにされたい。 なお、運転適性検査所の設置並びに運営要綱について(昭和44年埼例規第37号・免許)は、 廃止する。 別添 埼玉県警察運転適性相談室設置運営要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は、道路交通法(昭和35年法律第105号。以下「法」という。)第90条第1 項第1号から第2号まで又は法第103条第1項第1号から第3号までのいずれかに該当する 自動車等の安全な運転に支障を及ぼすおそれがある者を発見し、交通安全上の適切な措置を 講じるための埼玉県警察運転適性相談室(以下「相談室」という。)の設置及び運営に関し、 必要な事項を定めるものとする。 全部改正〔平成14年第51号〕、一部改正〔平成21年第508号〕 (設置) 第2条 埼玉県警察本部交通部運転免許本部運転免許試験課に、相談室を置くものとする。 一部改正〔平成14年第51号、22年第770号〕 (職員等) 第3条 相談室に、所要の職員及び機器を置くものとする。 一部改正〔平成14年第51号〕 (業務内容) 第4条 相談室においては、次に掲げる業務を行うものとする。 (1) 運転者の適性検査に関すること。 (2) 運転者の適性相談に関すること。 一部改正〔平成14年第51号〕 (検査種目) 第5条 適性検査は、次に掲げる種目の全部又は一部について行うものとする。 (1) 身体的(運動能力等)適性検査 (2) 医学的適性検査 (3) 心理的適性検査 一部改正〔平成14年第51号〕 (検査対象) 第6条 適性検査は、次に掲げる者に対して行うものとする。 (1) 法第101条第5項、第101条の2第3項並びに第101条の2の2第2項及び第5項に規定 する適性検査を受けた者のうち、運転に必要な運動能力があるか否かについて判定が困難 で、再検査を必要とする者 (2) 法第101条の6第1項による医師の届出に基づく適性検査を必要とする者 (3) 法第102条第1項から第4項まで又は法第107条の4第1項による臨時適性検査の該当者 のうち行政処分の前提としての事実認定のため適性検査を必要とする者 (4) 道路交通法施行令(昭和35年政令第270号。以下「施行令」という。)第37条の7第2 項第1号に規定する臨時適性検査の申出をした者のうち、その申出に理由があると認めら れる者 (5) 施行令第37条の7第2項第2号に規定する自動車等の運転について必要な適性を備えて いないおそれがあると認められる者 (6) 法第104条の2の3第1項に規定する免許の効力停止のため適性検査を必要とする者 (7) 運転適性について相談のあつた運転者(運転免許試験を受けようとする者を含む。) (8) 雇用者又は安全運転管理者から運転適性について検査の申請があつた運転者 (9) 病気又は身体の障害についての相談により、自動車等の運転に必要な適性を備えていな いおそれがあると認められる者 一部改正〔平成6年第31号、14年第51号、21年第508号、26年第534号〕 (検査等の手続) 第7条 交通部交通機動隊長、同部高速道路交通警察隊長、同部運転免許本部運転免許課長、 同部運転免許本部運転管理課長及び同部運転免許本部運転免許試験課長並びに警察署長(以 下「署長等」という。)は、前条各号の一に該当する者を発見し、認知し、又は届出若しく は申出を受理したときは、次により措置するものとする。 (1) 前条第1号、第2号、第3号、第5号及び第6号の該当者を発見したときは、運転適性 検査該当者発見報告書(別記様式第1号)により、警察本部長に速やかに報告しなければ ならない。 (2) 前条第4号の該当者からの適性検査の申出があつたときは、臨時適性検査受検申請書 (埼玉県道路交通法施行細則(昭和41年埼玉県公安委員会規則第2号)別記様式第16の 2)を提出させた上、速やかに警察本部長に報告しなければならない。 (3) 前条第7号に掲げる者を認知したときは運転適性検査受検申請書(別記様式第2号)又 は性格的運転適性検査申請書(別記様式第3号)を、前条第8号に掲げる者を認知したと きは運転適性検査申請書(別記様式第4号)をそれぞれ提出させ、速やかに交通部運転免 許本部運転免許試験課長(以下「運転免許試験課長」という。)に送付しなければならな い。 (4) 前条第9号に掲げる相談を受理したときは、病気(認知症関係を除く。)及び身体の障 害の相談にあつては運転適性相談受理票(別記様式第5号)、認知症関係の相談にあつて は運転適性相談受理票(認知症関係)(別記様式第6号)を作成し、速やかに運転免許試 験課長に送付しなければならない。 2 署長等は、前項第1号の報告に当たつては、身体的適性検査を必要とする者にあつては、 四肢等の障害状況調査書(別記様式第7号)及び運転適性検査承諾書(別記様式第8号)を、 医学的適性検査を必要とする者にあつては、運転適性検査承諾書及び同検査の対象者と疑う に足りる疎明資料を当該報告書に添付するものとする。ただし、運転適性検査承諾書の提出 が得られない場合は、その理由を当該報告書に記載すること。 3 前条第1号及び第2号に掲げる者に関する手続は、交通部運転免許本部運転免許課長(以 下「運転免許課長」という。)及び運転免許試験課長を、前条第3号から第9号までに掲げ る者に関する手続は、運転免許試験課長をそれぞれ経由して行うものとする。 4 (1) 運転免許試験課長は、前条第2号の医師の届出について、医師の本人確認を行った上で 届出書(別記様式第9号)を受理すること。この場合において、医師が届出書の記載に応 じないときは、当該届出に基づき、届出受理書(別記様式第10号)を作成するものとする。 (2) 運転免許試験課長は、前号の届出に係る免許保有者の住所地が埼玉県以外である場合は、 居住地を管轄する都道府県公安委員会に届出移送通知書(別記様式第11号)により移送す ること。 5 (1) 運転免許課長は、前条第2号の届出に関し、医師から免許に係る保有状況の確認要求を 受けた場合は、医師の本人確認を行った上で確認要求書(別記様式第12号)を受理するこ と。この場合において、医師が確認要求書の記載に応じないときは、当該確認要求に基づ き、確認要求受理書(別記様式第13号)を作成するものとする。 (2) 運転免許課長は、前号の確認要求に係る免許の保有状況を調査し、回答書(別記様式第 14号)により医師に回答するものとする。 6 運転免許試験課長は、法第102条第4項に規定する適性検査該当者の居住地が埼玉県以外 である場合は、居住地を管轄する都道府県警察に臨適検討対象者通報書(別記様式第15号) により通報するものとする。 一部改正〔平成6年第31号、14年第51号、21年第508号、22年第770号、26年第534号〕 (検査者) 第8条 適性検査は、原則として次に掲げる者が行うものとする。 (1) 身体的(運動能力等)適性検査は、警察職員とする。 (2) 医学的適性検査は、道路交通法施行規則(昭和35年総理府令第60号。以下「施行規則」 という。)第29条の3第2項に掲げる専門的知識を有すると公安委員会が認めた医師とす る。 (3) 心理的適性検査は、警察職員又は心理学専攻者とする。 一部改正〔平成6年第31号、14年第51号、21年第508号〕 (検査の嘱託) 第9条 運転免許試験課長は、専門医学的な診断の必要があると認めるときは、前条の医師に 対し、運転適性検査診断嘱託書(別記様式第16号)により嘱託するものとする。 2 運転免許試験課長は、前項の嘱託をした場合は、医師から診断の結果について適性検査診 断結果書(別記様式第17号)の提出を求めるものとする。 3 施行規則第18条の4第2項及び施行規則第29条の5第2項の規定により、主治医が作成す る診断書については、診断書(別記様式第18号)によるものとする。 全部改正〔平成6年第31号〕、一部改正〔平成14年第51号、21年第508号、26年第534号〕 (適性相談の実施) 第10条 運転免許試験課長は、第6条第7号及び第8号に掲げる者に対する適性検査を実施す る場合は、心理学的適性検査及び各種科学的検査機器等を用いた検査を行い、必要な指導・ 助言を行うものとする。 2 運転免許試験課長は、法第90条第1項第1号から第2号まで又は法第103第1項第1号か ら第3号までに規定する病気等に関する相談を受理した場合は適性相談記録簿(別記様式第 19号)に掲載し、相談状況を明らかにしておくこと。この場合において、自動車等の安全な 運転に支障がないと認めた者に対しては運転適性相談終了書(別記様式第20号)を交付する こと。 一部改正〔平成6年第31号、14年第51号、21年第508号、26年第534号〕 (検査結果の処理) 第11条 運転免許試験課長は、第6条第1号から第6号まで及び第9号に掲げる者に対する適 性検査の結果、行政処分を必要とする者については行政処分上申書(運転免許関係事務処理 要領(平成元年埼例規第38号・免・教育・試)様式第32号)に関係書類を添付して交通部運 転免許本部運転管理課長に送付するとともに、運転免許課長に通報・回答を要するものにつ いては運転適性検査の実施結果通報・回答書(別記様式第21号)により、通報・回答するも のとする。 2 運転免許試験課長は、第6条第7号に掲げる者に対する適性検査結果は運転適性診断票 (別記様式第22号)により相談者に、また、第6条第8号に掲げる者に対する適性検査結果 は運転適性検査実施結果通知書(別記様式第23号)により申請者にそれぞれ通知するととも に、安全運転に関する指導を行うものとする。 3 運転免許試験課長は、第6条第7号及び第9号に掲げる者に対する適性相談結果について は運転適性相談票(別記様式第24号)により相談者に交付するものとする。 一部改正〔平成6年第31号、14年第51号、21年第508号、22年第770号、26年第534号〕 (秘密の保持) 第12条 適性検査の結果は、みだりに他人に漏らしてはならない。 一部改正〔平成6年第31号〕 実施日 この例規通達は、昭和64年1月1日から実施する。 実施日(平成6年5月10日埼例規第31号・交企) この例規通達は、平成6年5月10日から実施する。 実施日(平成8年8月23日埼例規第43号・交企) この例規通達は、平成8年9月1日から実施する。 実施日(平成12年9月29日埼例規第65号・総) この例規通達は、平成12年10月1日から実施する。 実施日(平成14年5月31日埼例規第51号・交企) この例規通達は、平成14年6月1日から実施する。 実施日(平成17年7月29日試第626号) この通達は、平成17年7月29日から実施する。 実施日(平成19年5月29日交企第433号) この通達は、平成19年6月2日から実施する。 実施日(平成21年5月29日試第508号) この通達は、平成21年6月1日から実施する。 実施日(平成22年3月30日務第770号) この通達は、平成22年4月1日から実施する。 実施日(平成26年5月30日試第534号) 1 この通達は、平成26年6月1日から実施する。 2 この通達の実施の際、この通達による改正前の埼玉県警察運転適性相談室設置運営要綱別 記様式第15号及び別記様式第17号による用紙で、現に残存するものは、なお使用することが できる。 【別記様式省略】
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