平成27年度 姫路市一時生活支援業務 企画提案仕様書 平成27年3月

平成27年度
姫路市一時生活支援業務
企画提案仕様書
平成27年3月
姫路市健康福祉局生活援護室
姫路市が実施する一時生活支援業務委託について、次のとおり仕様を定める。
Ⅰ 業務の概要
一定の住居を持たないホームレス等の生活困窮者に対して、一定の期間宿泊場所と食事
等日常生活の維持に必要な便宜を提供することにより安全な居場所を確保するとともに、
複合的な問題を抱えた生活困窮者に寄り添い自立に向けた相談を実施することにより就
労等による自立や地域社会での安定した生活への移行を支援することを目的とする。
この目的を達成するため、一時宿泊場所等を提供する姫路市一時生活支援事業と一時宿
泊を利用する生活困窮者(以下「一時宿泊利用者」という。
)を対象とする姫路市自立相
談支援事業を業務委託により実施する。
Ⅱ 姫路市一時生活支援事業
1 目的
一定の住居を持たないホームレス等の生活困窮者に対して、一定の期間宿泊場所と食
事等日常生活の維持に必要な便宜を提供することにより安全な居場所を確保し、就労等
による自立や地域社会での安定した生活に移行できるよう支援を行うことを目的とす
る。
2 予定価格
15,300,000円(消費税及び地方消費税を含む。)
3 委託期間
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
4 事業の内容
(1)事業実施根拠
この事業は、生活困窮者自立支援法(平成25年法律第105号)第2条第5項及
び第6条第1項第2号に基づき実施する。企画提案書の作成に当たっては、姫路市一
時生活支援事業実施要綱(平成27年2月27日制定)の規定に従うこと。
(2)支援対象者
支援を行う対象者は、姫路市一時生活支援事業実施要綱第5条の規定による相談
申込・受付票を提出した者で、姫路市(以下「甲」という。)が一時宿泊等の提供を要
すると認めた者とする。
(3)事業実施場所
事業実施に要する一時宿泊場所は、受託者(以下「乙」という。
)において確保す
るものとする。ただし、乙は次の基準に基づき一時宿泊場所を提供しなければならな
い。
一時宿泊場所の基準
ア
所有物件の活用又は借り上げにより特定の宿泊施設として提供する場合
①
一時宿泊場所は、乙が一時宿泊利用者の状況を適時把握可能な場所に設置する
こと。
② 一時宿泊場所の居室は、利用者が健康を十分保持できるように配慮したスペー
ス(おおむね1人当たりの専用面積として 4.95 ㎡以上)を確保すること。
③ 一時宿泊場所に事務室、浴室、洗面所及びトイレを備えていること。
④ 居室は利用者のプライバシーに配慮したものであること。
⑤ 利用者の安全確保のため消防法に基づく消火器、避難器具を備えていること。
⑥ 一時宿泊場所は、1日につき最大 14 名の受入れが可能な施設を確保すること。
⑦ 乙が提供可能な一時宿泊場所の定員を超えて一時宿泊を必要とする者が生じた
場合は、1 人につき 3.3 ㎡以上のスペースが確保できる場合に限り、一時宿泊利用
者の同意を得た上で定員を超えた利用を認めるものとする。
イ
旅館業法による宿泊施設を借り上げて提供する場合
①
一時宿泊場所は、乙が一時宿泊利用者の状況を適時把握可能な宿泊施設を借り
上げること。
②
一時宿泊場所の居室は、利用者が健康を十分保持できるように配慮したスペー
スを確保すること。
③ 一時宿泊場所の居室に浴室、洗面所、トイレを備えていること。
④ 居室は利用者のプライバシーに配慮したものであること。
⑤ 利用者の安全確保のため消防法に基づく消火器、避難器具を備えていること。
(4)事業の実施方法
ア
一時宿泊場所の提供
甲からの依頼に基づき、ホームレス等の生活困窮者に一定の期間、宿泊と食事等
を提供するため日常生活の維持が十分可能なスペース及び衛生的な環境設備を備
えた一時宿泊場所を提供すること。
イ
食事の提供
食事は、一時宿泊利用者に対して適切な時間に1日3食を現物提供することを基
本とする。ただし、入退所時及び外出時等においては、一時宿泊利用者の実際の需
要に応じて提供するものとする。
ウ
被服の提供
一時宿泊利用者が、衛生的な生活が維持できる被服を保持していない場合は、必
要最小限度の範囲で現物提供するものとする。
エ
入退所に伴う送迎
一時宿泊等の提供が必要な者が、自力で一時宿泊場所まで行くことができないと
き及び退所するときは、甲からの依頼により乙が送迎等を行うものとする。
オ
利用期間
一時宿泊の利用は、1人につき原則として 90 日以内の期間とする。
カ
保安管理者の配置
一時宿泊場所の夜間の安全を確保するため毎日午後5時から翌日午前8時まで
の間、一時宿泊場所に保安管理者を配置すること。ただし、旅館業法に基づく宿泊
施設を借り上げて提供する場合は、一時宿泊場所への保安管理者の配置に替えて、
上記の時間内に適時対応できるよう宿直員を定めて対応すること。
キ
一時宿泊利用中に医療が必要となった場合の対応
一時宿泊利用者が傷病その他により医療機関への受診を要する場合は、甲に事前
連絡の上甲の指示のもとに受診すること。ただし、医療費を本人が負担する場合及
び緊急を要する場合は速やかに受診した後に甲へ報告するものとする。
ク
業務管理責任者の配置
①
乙は、委託業務を円滑に実施するため業務管理責任者を定め、一時宿泊利用者
の状況を適時把握し、必要に応じて適切な助言指示を行うものとする。
②
業務管理責任者は、行政、社会福祉法人又はNPO法人等で相談等業務に3年
以上の従事経験を有する者とする。
③
社会福祉法人又はNPO法人等に所属する職員が他の業務と兼務する場合は、
兼務する業務について書面で甲に届出を行い、承認を得るものとする。その場合
において、乙は兼務により本業務に支障が生じないよう最大限努めるものとする。
④
業務管理責任者は、一時宿泊利用者の安全確保のため一時宿泊場所の秩序維持
に努め、一時宿泊利用者に何らかのトラブルが生じた場合は、安全確保に必要な
処置を講じるものとする。
⑤
業務管理責任者は、一時宿泊利用者の人格及び人権に十分配慮して接するもの
とする。
⑥
業務管理責任者は、一時宿泊利用者が支援の途中で所在不明とならないよう外
出の際は、行き先、目的、帰来時刻をあらかじめ把握するよう努めるものとする。
ただし、一時宿泊利用者の人権に十分配慮し、合理的な理由なく外出を制限する
ものであってはならない。また、門限を定めた場合において、一時宿泊利用者が
外出した当日に門限を過ぎても帰来しない場合等管理上の問題を生じたときは、
速やかに甲に報告するものとする。
⑦
旅館業法に基づく宿泊施設を借り上げて一時宿泊場所を提供する場合は、一時
宿泊利用者に対してあらかじめ時間と場所を指定し、毎日、所在確認のための面
接を行うものとする。一時宿泊利用者が指定された日時に面談に来所せず所在不
明となった場合は、速やかに甲に報告するものとする。
ケ
業務実施の確認方法
業務の実施状況を確認するため、乙は、甲の定めた様式で次の届出及び報告を行
うものとする。様式については別途指示する。
① 一時宿泊場所届出書
a
所有物件の活用又は借り上げにより特定の宿泊施設として提供する場合
所在地、所有者、利用関係、建物構造・設備、定員、平面図等
b
旅館業法による宿泊施設を借り上げて提供する場合
利用を予定している宿泊施設の名称、施設の概要が分かるパンフレット等
② 業務管理責任者選任届(所属、身分、氏名、連絡先)
③ 保安管理者の配置届(所属、身分、氏名、連絡先)
④ 業務実施報告書
一時宿泊の利用実績について、利用者の氏名、性別、宿泊開始日、退所日、利
用期間中の月ごとの利用した日等をまとめた「業務実施報告書」を作成し、翌月
10 日までに甲に提出し、確認を受けること。
Ⅲ 姫路市自立相談支援事業
1 目的
一時生活支援事業により提供された一時宿泊場所を利用しているホームレス等の生
活困窮者に寄り添い自立を支援するため、生活困窮者からの相談に応じ、必要な情報の
提供、助言等により自立に向けた支援を行うことを目的とする。
2 予定価格
予定価格 3,658,600円(消費税及び地方消費税を含む。)
3 委託期間
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
4 事業の内容
(1)事業実施根拠
この事業は、生活困窮者自立支援法(平成25年法律第105号)第2条第2項及
び第4条第1項に基づき実施する。企画提案書の作成に当たっては、姫路市生活困窮
者自立相談支援事業実施要綱(平成27年2月27日制定)の規定に従うこと。
(2)支援対象者
支援を行う対象者は、姫路市(以下「甲」という。
)が姫路市一時生活支援事業に
よる一時宿泊場所の利用が必要であると認めた生活困窮者とする。
(3)事業実施場所
受託者(以下「乙」という。)において確保するものとする。
(4)事業の実施方法
ア
生活困窮者の抱える複合的な課題に寄り添い自立を支援するため、乙は、一時宿
泊利用者からの相談に応じ、必要により健康保持、就労、社会参加、居宅生活移行
等自立助長に向けた助言、援助を行うものとする。
イ
乙は、アの自立相談支援を行うため相談支援員を 1 名以上配置するものとする。
ウ
相談支援員は、行政、社会福祉法人又はNPO法人等で相談支援業務に 1 年以上
の従事経験を有する者とする。
エ
社会福祉法人又はNPO法人等に所属する職員が他の業務と兼務する場合は、兼
務する業務について書面で甲に届出を行い、承認を得るものとする。その場合にお
いて、乙は、兼務により本業務に支障が生じないよう最大限努めるものとする。
オ
乙は、一時宿泊利用者が居宅生活に移行可能か否かについて甲から意見を求めら
れたときは、居宅生活を営む上で必要となる基礎的な生活能力(金銭管理、服薬等
管理、身辺管理、コミュニケーション等)について意見を述べるものとする。
カ
乙は、一時宿泊場所を利用する生活困窮者が居宅生活可能であると判断された場
合は、甲と協議の上住宅確保に向けた支援を行うものとする。
キ
一時宿泊利用者が求職活動、住宅確保等のため一時宿泊場所からハローワークそ
の他の窓口所在地まで自力で行くことができない場合は、乙が送迎等の支援を行う
ものとする。
ク
相談支援員は、一時宿泊利用者からの相談に対して継続的な支援を行うため、支
援に関する記録を整備するものとする。乙は、当該月の支援状況等について月間報
告書を作成し、翌月10日までに甲に提出すること。月間報告書の内容については、
別途指示する。
Ⅳ 共通事項
1 個人情報の取扱い
乙は、業務を実施するに当たり個人情報の保護の重要性を認識し、個人情報を適正に
取り扱わなければならない。
なお、乙は甲の求めに応じ、個人情報管理状況調査に関する報告を行なわなければな
らない。
2 委託期間終了に伴う引き継ぎ
乙は、この業務の委託期間が終了するとき又は委託契約が取り消されたときは、次の
受託事業者が円滑かつ支障なくこの業務を遂行できるよう引き継ぎを行うこと。ただし、
継続して受託者となった場合は、この限りではない。
3 その他
この仕様書に定めのない事項及び疑義が生じた事項については、甲と乙がその都度協
議して決定する。
4 特記事項
本事業に関する予算は、姫路市議会平成27年3月議会において平成27年度予算に
計上され提案される予定であるが、予算案が可決・成立しない場合は、本業務の執行は
行わない。
なお、その場合の応募者における損害については、市は一切負担しない。