「でまんど相乗りタクシー」システム化実証実験の実施について

「でまんど相乗りタクシー」システム化実証実験の実施について
~ 総務省平成25年度補正予算ICT街づくり推進事業
「ICTしるくプロジェクト」 ~
情報政策課
交通政策課
1 趣旨
現在、総務省平成25年度補正予算ICT街づくり推進事業「ICTしるくプロジェクト」の一貫とし
て、マイナンバーカードの利活用の発展可能性と、
「でまんど相乗りタクシー」の利用者及び運行を担うタ
クシー事業者等の利便性を検証するため、運転日報に記載が必要な情報(乗降場所、時刻、メーター運賃、
割引運賃、現金収入金額情報等)を利用者がタクシー車内に搭載したタブレットPCにICカードをかざ
すことで一元管理できるシステムの構築を進めており、その実証実験を実施する。
なお、平成27年度中の「でまんど相乗りタクシー」の全市域への導入を見据え、マイナンバーカード
によるシステムが本格稼動するまでの間の代替策として、タクシー事業者と市の円滑な精算事務等を目的
としたバーコード付き利用券の運用に必要なシステム構築も進めており、合わせて実証実験を実施する。
2 実験概要
(1) 実施期間
平成27年3月上旬~中旬
(2) システム化実証実験に係るモニター協力者
○タクシー事業者
永井運輸株式会社(前橋市南町三丁目21番地8)
○利用者
上川淵・下川淵地区
「でまんど相乗りタクシー」
社会実験
(H27.3.1~H27.4.30)
に登録した20名程度
(3) システム運用の流れ
別紙のとおり (※「制度比較表」は裏面のとおり)
(4) 「ICカード」導入に伴う期待する効果
《目標》
・ICカードの提示のみで「でまんど相乗りタクシー」制度が利用できる。
〈利用者にとってのメリット〉
・利用登録証及び利用券が不要となり、ICカードのみで利用が可能となる。
〈タクシー運転手にとってのメリット〉
・各種割引額や「でまんど相乗りタクシー」の利用者に対する市の支援額を自動計算できるように
なり、円滑かつ正確な精算が可能となる。
〈タクシー事業者にとってのメリット〉
・市に対する請求事務の簡素化・適正化につながる。
3 今後のスケジュール
○平成27年3月上旬~中旬
・システム化実証実験
(ICカード、バーコード付き利用券を使用した「でまんど相乗りタクシー」の運行)
・利用者アンケート調査
(タクシー利用者、運転手、事業者等に対するアンケート調査)
○平成27年4月~
・システムの検証
・平成27年度中に「でまんど相乗りタクシー」が全市域へ導入された際には、バーコード付き利用券
の運用に必要なシステムを導入予定。
・マイナンバーカードが利用できる環境が整った段階で、
「でまんど相乗りタクシー」の運用に当該カー
ドが利用できるシステムの導入を目指す。
〈制度比較表〉
従前
タクシーに乗車
乗車・降車
〈利用者〉
・利用登録証及び利用券
を持って乗車する。
〈利用者〉
・運転手に利用登録証及
び利用券を提示する。
⇒ 現金精算
〈タクシー運転手〉
・利用券を回収
・現金収受金額を手計算
⇒ 現金収受
・日報の作成
帰庫後
システム化実証実験
ICカード利用
バーコード付き利用券
〈利用者〉
〈利用者〉
・ICカードを持って乗 ※従前と同じ
車する。
〈利用者〉
〈利用者〉
・運転手にICカードを ※従前と同じ
提示する。
⇒ 現金精算
〈タクシー運転手〉
・ICカードをタブレッ
トにかざす。
※現金収受金額が自動
計算される。
⇒ 現金収受
※日報への記載内容が
タブレットに記録さ
れる。
・日報の作成
〈タクシー運転手〉
〈タクシー運転手〉
〈タクシー運転手〉
・日報及び利用券を経理担 ・タブレットに記録され ※従前と同じ
当者に提出
た情報をサーバーに転
送
・日報を経理担当者に提出
〈タクシー事業者〉
〈タクシー事業者〉
・日報及び利用券の整理・ ・サーバー内に転送され
確認
たデータと日報の照
・利用実績報告書の作成
合・確認
(手書き)
市への報告
市からの支援
額の精算
〈タクシー運転手〉
※従前と同じ
〈タクシー事業者〉
・日報及び利用券の整理・
確認
・利用券をバーコードリ
ーダーで読み取った後、
日報の記載内容をデー
タ入力
※入力したデータは管理
サーバーへ転送される。
〈タクシー事業者〉
・回収済み利用券及び請
求書の提出
〈タクシー事業者〉
〈タクシー事業者〉
・利用実績報告書、回収済 ・請求書の提出
み利用券、及び請求書の
提出
注:平成27年3月1日(日)から平成27年4月30日(木)の2ヶ月間、上川淵・下川淵地区「でまん
ど相乗りタクシー」社会実験を実施するが、一般の登録者(システム化実証実験のモニター以外の登録者)
は従前の運用で社会実験に協力願い、利用できるタクシー事業者も前橋地区ハイヤー協議会に所属する市
内10社のいずれのタクシー事業者の車両でも利用できるものとする。