統合失調症(テスト) テストは難しめに作成しています。テキストや講義、解答と照らし合わせて復習していただけれ ばと思います。なお、採点を目的としていないので点数は設定していません。 また、記述式の解答は答えが一つとは限りません。私の答案よりも良い解答があることは十分に 考えられますので、参考解答として認識していただければと思います。 第一章.統合失調症とは 第一問:統合失調症に関する基礎知識について正しいものには○を、間違っているものには×を ( )内に記入してください。 ①( )統合失調症は 1 万人に 1 人の割合で発症するめずらしい病気である ②( )統合失調症では脳の神経伝達物質に異常が起きている ③( ) 神経伝達物質は感情や思考、意欲、情報処理、コミュニケーション能力など多く の機能に関与している ④( )統合失調症を治療することはできない ⑤( )高齢者になるほど統合失調症を発症しやすくなる ⑥( )統合失調症の発症には日々の生活上でのストレスが関与している 第二問:統合失調症の症状は主に二つに分けることができます。この二つの症状を何と呼ぶか、 下枠に記入してください。 1 第三問:統合失調症によって表れる陽性症状としてはどのようなものがあるかを二つ下枠に記入 してください。 第四問:統合失調症によって表れる陰性症状としてはどのようなものがあるかを二つ下枠に記入 してください。 第五問:統合失調症によって表れる認知障害として、例えばどのような症状があるかを説明して ください。 第六問:統合失調症の発症によってたどる経過において、下の( )に入る言葉を記入して ください。 2 第七問:第六問で答えたそれぞれの経過に関して、陽性症状が表れやすい期間を下枠に記入して ください。 第八問:第六問で答えたそれぞれの経過に関して、陰性症状が表れやすい期間を下枠に記入して ください。 第九問:統合失調症の治療では薬によるものが主となります。しかし、それだけでは不十分であ り、薬以外の治療法も行う必要があります。このような治療法としてどのようなものがあるかを下 枠に記入してください。 3 第二章.脳の構造と統合失調症 第十問:統合失調症を考える上で特に重要となる神経伝達物質を下枠に記入してください。 第十一問:統合失調症において発症する陽性症状がどのようにして起こるか、下図を参考にして 説明してください。 第十二問:陽性症状に対して、陰性症状では脳内のドパミンがどのような状態になっているかを 説明してください。 4 第十三問:ドパミンの作用を阻害するだけでは統合失調症の陽性症状しか改善できません。そこ で、陰性症状まで改善させるにはどのようにすれば良いかを説明してください。 5 第三章.抗精神病薬(定型抗精神病薬) 第十四問:定型抗精神病薬によって改善できる統合失調症の症状を下枠に記入してください。 第十五問:定型抗精神病薬の作用機序に関して、下図を参考にして説明してください。 6 第十六問:定型抗精神病薬の副作用に関する文章について、次の( )に当てはまる言葉を 記入してください。なお、同じ言葉が何度も使われることもあります。 脳内のドパミン量が増えることによって統合失調症の症状が表れるが、この反対に脳内のドパミ ン量が少なくなることによって発症する有名な病気として( 定型抗精神病薬はドパミンの作用を( )がある。 )ことで陽性症状を改善するが、ドパミンの作 用を抑制するという事は「その作用が強すぎるとドパミン量が少なくなりすぎてしまう」という事 も意味している。 そのため、定型抗精神病薬によってドパミンの作用が弱まり過ぎると( 同じ症状が表れてしまう。これを( )と )と呼ぶ。 ただし、薬の服用によって起こる( )では、薬の服用を中止するとその 副作用の症状も治まる。そのため、完治が困難であるパーキンソン病とは区別される。 第十七問:定型抗精神病薬によって起こる副作用として高プロラクチン血症があります。高プロ ラクチン血症によって何が問題となるかを説明してください。 7 第四章.抗精神病薬(非定型抗精神病薬) 第十八問:非定型抗精神病薬として D2 受容体・5-HT 2 受容体遮断薬(SDA)があります。この薬 が統合失調症を改善するより詳しい作用機序を説明してください。 第十九問:多元受容体標的化抗精神薬(MARTA)はターゲットとする受容体に対してどのような 特徴を有する薬であるかを説明してください。 8 第二十問:D2 受容体パーシャルアゴニストは統合失調症の陽性症状と陰性症状のどちらであって も、脳内のドパミン量を適切に保つことができます。この理由について下図を参考にして説明して ください。 9 第二十一問:下にある表について、( )の中に入る言葉を記入して表を完成させてくださ い。 ○統合失調症の主な治療薬 主な作用機序 一般名 商品名 コントミン クロルプロマジン D2 受容体のみを阻害 ウインタミン (定型抗精神病薬) ウインタミン ( D2 受容体・5-HT 2 受容体遮断薬:SDA (非定型抗精神病薬) 多元受容体標的化抗精神薬:MARTA (非定型抗精神病薬) D2 受容体パーシャルアゴニスト (非定型抗精神病薬) セレネース ) リスパダール ペロスピロン ルーラン パリペリドン インヴェガ ( ) ジプレキサ クエチアピン ( ) アリピプラゾール ( ) 10
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