ありそうでなかったデカール貼りの救世主! デカールのり 〈濃縮タイプ〉 その名も このたびモデルカステンより『デカールのり 濃縮タイプ』が発売。 使用用途はその名のとおり、 デカールを模型に貼るためののり。 古くなって台紙から浮いてしまったようなデカールも、こののりが あれば大丈夫というもの。ここではデカールのりの使い方の紹介 と合わせて、戦車模型ならではの使用法を探っていきますぞ。 ●まずはスタンダードなのりの使用方法について解 説します。古いデカールはもちろん、水に付け過ぎ てのりが流れた場合にもオススメですよ! デカールのり〈濃縮タイプ〉 モデルカステン 発売中 税別1100円 問モデルカステン http://www.modelkasten.com/ デカールのりの使い方 ぺとっ ヌリヌリ…… 水に溶きます ピッタリ! ▲水を含ませた綿棒を使い、デカールと模型の 間に残った水分をしっかりと外に追い出して密 ▲いよいよデカールを貼ります。水に入れたら すぐに台紙から剥がれてしまうような古いデカ ▲水(もちろんお湯でも可)で希釈したのりを ▲まずはのりを水で溶きます。濃縮タイプとい 筆に取り、デカールを貼付ける部分に塗ります。 うくらいですから、原液はドロッとしてのりそ 着させます。使った感じですが貼る面が多少ツ ヤ消しでも、のりのおかげでニス部分が白くな る「シルバリング」が起きにくくなりますね。 ールの場合は、 デカールそのものが割れ(切れ) デカール軟化材ではないので、貼る面に凹凸が やすくなっているので気をつけましょう。また ある場合や湾曲している場合は軟化材も平行し そのような場合はのりを多めに付けておきます。 て使用するとよいでしょう。 ちょっとしたものの 仮ち止めに ▼のりと言われて戦車模型で想像するのは「ヘアースプレ ー技法」ですよね? ということで、デカールのりでも実験 ▼デカール以外の使い方を探ってみました。まだまだ実験中 のものもありますが紹介していきましょう。まずは対空機銃 してみました。が、剥がれはするものの、剥がしにくく、 剥がれてもごそっと剥けてしまいいまいちな結果に……。 など、接着しないでおきたい細かい部分に仮留めに使ってみ ました。方法はピンに原液を塗り差し込むだけ。アンテナに 改良の余地はありそうなので要再検証ということで。 これは失敗? もいいですね! これだけでぐらつかず、しっかりと付けること ができ、また取り外しもできるようになります。 ピグメントの定着用に ▲戦車模型と言えばウェザリング(キッパリ)。そこでデカー ルのりにピグメントを混ぜ、足周りに塗ってみました。 その ままでは若干弾くのですが、アクリル溶剤を加えると塗りや すくなり、泥が詰まったような立体かあるピグメントワークを 施すことができます。また、のり原液を塗った面に粉状のピ グメントをまぶすと粒子感が残りよい感じになりました。 55 AFVモデル的に 他の使い道を探る 塗装の剥がし表現に のもの。なので水で稀釈して使用しますが、薄 め具合はだいたい5倍ぐらいでしょう。なので 一本持っていればかなり使い出があります!
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