3-第5章 障害児支援事業の見込量 [PDFファイル/275KB]

第3部
第5章
第4期津南町障害福祉計画
障害児支援事業の見込量
第1節 障害児支援事業の見込量と確保のための方策
平成 24 年4月から、身近な場所で適切な支援が受けられるようにするとともに、
年齢や障害特性に応じた専門的な支援が提供されるよう質の確保を図るため、児童
福祉法の一部が改正にされ、障害児支援に関する制度が再編されました。
また、平成 23 年度まで障害種別で分かれていた障害児施設のうち、通所による支
援を「障害児通所支援(児童発達支援等)」(実施主体:市町村)とし、入所による
支援を「障害児入所支援(障害児入所施設)」(実施主体:都道府県)としました。
また、新たに障害児が保育所等における集団生活へ適応するための支援として保
育所等訪問支援が、さらに相談機能を強化し適切な支援を受けることができるよう
障害児相談支援がそれぞれ創設されました。
障害児通所支援については、身近な場所における適切な支援を推進するため、過
去の実績を踏まえた平成 29 年度の目標値とその方策を定めます。
1 障害児支援事業
【サービス利用の現状】
平成 26 年 10 月現在、障害児のサービス利用状況は、障害児相談支援が2人、
障害児入所施設(福祉型)が1人の計3人です。平成 26 年度のサービス利用は前
年に比べて少ない傾向にありますが、家族が病気になった時など緊急時の利用や
地域ニーズを考慮すると、平成 27 年度以降の利用率は伸びる可能性があります。
【サービス内容及び利用見込量】
注 児童福祉法に基づく障害児支援)
(1)児童発達支援(○
障害を持つ 18 歳未満の人に、事業所内で日常生活動作の訓練や集団生活へ
の適応訓練などを行う事業です。
事 業
名
児童発達支援
児童発達支援センター
単 位
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
時間
40
40
40
人
2
2
2
箇所
1
1
1
<算出根拠>
○H26.10 月現在、本サービス利用児童はいないが、H27 年度以降は2人の児童が
2人利用すると見込んだ。
○過去の利用実績により、1日2時間、月3回を推計した。
○(H27~H29)2人×2時間×36 回=40 時間
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(2)医療型児童発達支援事業
地域の障害のある児童を通所させて、日常生活における基本的動作の指導、自
活に必要な知識や技能の付与または集団生活への適応のための訓練を行う施設
で、上肢、下肢または体幹の機能の障害のある児童に対する児童発達支援及び
治療を福祉サービスに併せて行う事業です。
事 業
名
医療型児童発達支援事業
児童発達支援センター
単 位
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
時間
-
-
-
人
-
-
-
箇所
0
0
0
<算出根拠>
○H26.10 月現在、本サービス利用児童はいない。
○専門性のある医療機関でないとサービス事業所の指定を受けられず、近隣市町
村においてもサービスを実施していないことにより、利用される児童は現段階
において見込めないと判断した。
(3)放課後等デイサービス事業
学校通学中の障害児が、放課後や夏休み等の長期休暇中において、生活能力向
上のための訓練等を継続的に提供することにより、学校教育と障害児の自立を
促進するとともに、放課後等の居場所づくりを行うもので、学校授業終了後や
休業日に生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進などのサー
ビスを行う事業です。
事 業
名
放課後等デイサービス事業
単 位
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
270
270
360
3
3
4
時間
人
<算出根拠>
○H26.10 月現在、本サービス利用児童はいないが、H26 年中は夏休みに2人の利
用があった。
○長期休暇等の地域ニーズを考慮して、H27~H28 年度は3人、H29 年度は4人
の利用を見込んだ。
○過去の利用実績により、1日6時間、年 15 回を推計した。
○(H27~H28)3人×6時間×15 回=270 時間、(H29)4人×6時間×15 回=360
時間
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(4)保育所等訪問支援事業
障害児施設で指導経験のある児童指導員や保育士が、
保育所などを2週間に1
回程度訪問し、障害児や保育所などのスタッフに対し、障害児が集団生活に適
応するための専門的な支援を行う事業です。
事 業
名
保育所等訪問支援事業
単 位
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
時間
-
-
2
人
-
-
1
<算出根拠>
○H26.10 月現在、本サービス利用児童はいない。
○近隣市町村において、この事業を実施している事業所がないため、当町では、
この事業とは別に専門家による保育園等への巡回相談を実施し、保育や教育内
容の向上を図っている。
○障害児施設で指導経験のある児童指導員等の支援体制が整った場合を想定して、
利用児童1人、1か月あたり1日を推計した。
○(H29)1人×2日/月=2人日
(5)障害児相談支援事業
障害児が障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイサービスなど)を利用
する前に障害児支援利用計画を作成し(障害児支援利用援助)
、通所支援開始後、
一定期間ごとにモニタリングを行う(継続障害児支援利用援助)等の支援を行
う事業です。
事 業
名
障害児相談支援事業
単 位
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
5
5
7
人
<算出根拠>
○H26.10 月現在、本サービス利用児童は2人。この児童のほかに H27 年度以降、
障害児サービスを利用する児童は、H27 年度~H28 年度は3人増、H29 年度は5
人増と推計されるため、この数値を含めて計上した。
(6)障害児入所施設(福祉型)事業
障害のある児童を入所させて、保護、日常生活の指導及び自活に必要な知識や
技能の付与を行う施設です。福祉サービスを行う「福祉型」と、福祉サービス
に併せて治療を行う「医療型」がありますが、「福祉型」は食事、排せつ、入浴
等の介護、日常生活能力の維持・向上のための訓練などを行う事業です。
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事 業
名
障害児入所施設(福祉型)
事業
第4期津南町障害福祉計画
単位
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
1
1
1
人
<算出根拠>
○H26.10 月現在、本サービス利用児童は1人。今後も継続利用が見込まれるこ
とから、現状の数値を計上した。
(7)障害児入所施設(医療型)事業
障害のある児童を入所させて、保護、日常生活の指導及び自活に必要な知識
や技能の付与を行う施設です。福祉サービスを行う「福祉型」と、福祉サービ
スに併せて治療を行う「医療型」がありますが、
「医療型」は疾病の治療、看護、
医学的管理の下における食事、排せつ、入浴等の介護などを行う事業です。
事 業
名
障害児入所施設(医療型)
事業
単位
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
-
-
-
人
<算出根拠>
○H26.10 月現在、本サービス利用児童はいない。
○近隣市町村において、この事業を実施している事業所がないことにより、利用
される児童は現段階において見込めないと判断した。
(8)障害児支援(児童福祉法)事業の見込量の確保のための方策
□サービス提供体制の充実と利便性の向上について、関係機関と連携しながら
進めます。
□近隣市町村のサービス提供事業者の把握に努め、障害のある児童やその家族
が利用できるような体制づくりを進めます。
□各種社会資源の活用のほか、近隣自治体との連携など広域的な実施も含め、
効率的・効果的な事業の実施を進めます。
□事業内容やサービス提供事業者について、障害のある児童やその家族などに
分かりやすく情報提供します。
□サービスニーズにより、当町では未実施の事業について事業の実施を検討し
ます。あわせて、事業者と連携しながらサービス提供事業者の確保に努めま
す。
□事業の実施に必要な予算措置を行います。
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